ウィンダムは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場メカ。
ウィンダム | |
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外国語表記 | Windam |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 汎用モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | GAT-04 |
全長 | 18.67m |
重量 | 58.20t |
動力 | バッテリー |
装甲材質 | 不明(VPS装甲とする資料あり) |
開発 | 地球連合軍 |
所属 | 地球連合軍 |
主なパイロット | ネオ・ロアノーク |
この項目では換装形態であるジェットストライカー装備型、ドッペルホルン連装無反動砲装備型、マルチランチャーパック装備型についても説明する。
概要
地球連合軍が開発した量産型モビルスーツ。主力モビルスーツ群、「ダガーシリーズ」の最新型で、ダガーLの後継機に当たり、C.E.73年では連合の次世代機となる。
「ウィンダム」の名前の由来は英語で「勝つ」と言う意味の「WIN」と、「状態」を意味する「DOM」を組み合わせ、「勝っている状態」と言う意味を込めて作られた造語である。
機体概要
カタログスペック上では名機ストライクと同等の性能を持つとされている。
ダガーLと比べると細身の体型で、肩部と脚部に高性能スラスターを内蔵し、従来のダガーシリーズと比べても機動性が向上している。
ストライカーパックの運用も引き続き可能で、エール・ソード・ランチャーストライカーも換装可能だが、原作では殆ど見られない。地上ではジェットストライカーを装着し、高度な空戦能力を確保している。他にも、核ミサイル搭載マルチストライカーパックやドッペルホルン連装無反動砲を装備可能。
装甲はVPS装甲とする資料もあるが、劇中では実弾兵器で破壊されるシーンも多々ある他、非戦闘時の待機中や破壊された残骸も装甲はディアクティブモードの鉄灰色ではなく色が付いた状態であったため、実際にPS装甲であった可能性は限りなく低い。 おそらく途中での設定変更か、何某かとの混同があったと思われる。
ネオ・ロアノーク機は地上でネオがエグザスの代わりに搭乗しており、エグザスと同じような赤紫のカラーリングが施されている。 それ以外は一般機と大差ないが、エンジンリミッターを解除した専用ジェットストライカーを装備する事により、高い機動性を誇る。
劇中での活躍
原作では、初登場時にマルチランチャーパックに核ミサイルを搭載した特殊部隊「クルセイダーズ」でプラントを攻撃するが、ザフトのニュートロンスタンピーダーにより失敗に終わっている。
ネオ・ロアノーク機は最新鋭機であるインパルスなどと互角に渡り合ったが、ベルリンでの戦闘でキラ・ヤマトのフリーダムと交戦し、両腕とジェットストライカーを潰されて墜落。機能を停止した。
プラントへの核攻撃後に量産体制が確立したが、ザフトの新型モビルスーツ群の前では、あまり実績を残せなかったというか面白いくらいにバカスカ落とされてしまって[1]おり、むしろ旧型機のダガーLの方が奮戦している場面が目立つほどで散々な扱いを受けている。第16話などでは数十機の大部隊でミネルバに攻撃を仕掛けておきながらあえなく全滅[2]の憂き目に遭うなど、ネオ専用機以外は活躍らしい活躍がほとんどない。
各種媒体では「高性能量産機」と設定されており、放送時に福田監督はザクとウィンダムのキルレシオは互角と発言しており、設定上性能面で劣っている訳ではない。だが演出ではその設定があまり反映されていない機体。量産機とは思えぬシャープでカッコいいデザインだが、「見た目では戦争に勝てない」という真実を改めて視聴者に突きつけた悲劇の機体でもある。なおそうなってしまった原因として、連合側にはネオのようにそのスペックを引き出せるだけの実力を持ったパイロットが少なかったために、機体性能を発揮しきれなかったとされている。
ストライカーパックシステム
- ジェットストライカー
- 大気圏内用空戦パック。主翼にハードポイントがあり、ミサイル等を装備可能。開発にはI.W.S.P.のデータが反映されている。
- ドッペルホルン連装無反動砲
- 対艦攻撃用パック。大型の砲2門で構成されており、強力だが機動性が下がる。バランスや重量の問題か主に宇宙で使用される。開発にはI.W.S.P.のデータが反映されている。
- マルチランチャーパック
- 多目的ランチャーを装備したパック。主に核ミサイルを搭載していた。
- エールストライカー
- 高機動戦闘用パック。宇宙での機動性の向上や大気圏内での高々度ジャンプを可能とし、汎用性が高い。
- ……が、原作中ではほとんど使用されていない。地上はともかく宇宙戦であればかなり有用なストライカーパックのはずなのだが……。
この他にも、様々なストライカーパックが存在する。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 地上戦闘用のジェットストライカー装着型のみの登場となっている。なお、宇宙では使えないはずだが月面ステージで出現する。また、OPデモにおいてザブングルやゴッドシグマに撃破されるシーンも印象に強い。
- 一般機は原作同様に雑魚。ただし、さりげなく移動後使用可のALL武器を持っているので注意が必要。実はある人物も一般カラー機に搭乗している。
- ネオ・ロアノーク機は原作通りネオが登場。通常機の3倍のHPがあり、空適応Sで運動性能も高い。また、ALL武器も持っているので注意が必要。
- スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
- ネオ・ロアノーク機がアナザーサイドレコードで最初から使用可能。空適応Sの貴重な機体で、移動後仕様可能な全体攻撃「ミサイル斉射」が強力。ビームサーベルの演出がZとは別物になっており、ネオの専用カットインも用意されている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 今回はパックの無いノーマル機とジェットストライカー装備、核ミサイル搭載機が登場。ノーマル機の武装はビームライフルとビームサーベルのみのシンプルなものだが、ジェットストライカー装備機は「ミサイル斉射」、核装備機は高威力の「核ミサイル」が追加される。おもに連合兵が乗るが、擬態獣に乗っ取られたり、フェストゥムに同化されたりと様々な理由で他勢力に利用される。
- ネオ機は一般機より性能が高く、空の適応もSになっている。キラのフリーダムで相手をしてあげると安全か。ルートによっては見ずに終わることもある。
- スーパーロボット大戦L
- 今回もノーマル機、ジェットストライカー装備型、核装備機の3種類が登場。原作同様連合兵搭乗機のほか、今回も擬態獣に乗っ取られた機体も登場…というかむしろそっちのほうが出番が多い。とはいえ、乗っ取られても性能はそのままな上、前作と異なり核搭載機に乗っ取りは行わないので、本家擬態獣に比べると戦いやすい。ある意味乗っ取り損である。本作にはノーマル含めバリエーションが3つあるが、マルチストライカーは終盤でグロリアが差し向けてくるもののみ。
- ネオ機は今回もルート次第では戦わず仕舞いなことも。また、グラフィックに間違いがあり、本来ならば本機の顔にあたる部分は下半分が白色なはずなのに、本作では顔全体が紫色になっている。
Scramble Commanderシリーズ
装備・機能
武装・必殺武器
本体装備
- M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
- 頭部と胸部に各2門ずつ、計4門内蔵された近接防御機関砲。ダガーLの物と同じ。
- ES04B ビームサーベル
- ストライクダガーなどに装備された物の改良型。2本装備。こちらもダガーLの物と同じ。
- Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
- 両腰アーマーに収納されている投擲武器。クナイのような形をしている。通常装甲への攻撃力はかなりのもので、実際にネオ機がフリーダム相手に使用し、シールドを破壊している。こちらもダガーLの物と同じ。
- M9409L ビームライフル
- 中距離射撃用の武装。ダガーシリーズではライフルの形状が大きく、貫通力も上がっている。作中、多数のウィンダムがインパルスを狙撃するシーンが存在するが掠ることすらなかった。
- A52 攻盾タイプE
- 対ビームコーティング処理の施された、本機専用のシールド。
- Mk438/B 2連装多目的ミサイル ヴュルガーSA10
- シールドの裏側に内蔵されているミサイル。
ジェットストライカー
- Mk1323 無誘導ロケット弾ポッド
- 4連装の実弾兵器。その名の通り、無誘導。『Z』では移動後使用可能な全体攻撃。
- 空対地ミサイル「ドラッヘASM」
- 対艦攻撃などに使用されるミサイル。オーブ軍のムラサメにも同じ物が装備されている。
- Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド
- 3連装のミサイルポッド。主に航空機などへの迎撃に使用される。
- ライフルホルダー
- ビームライフル未使用時、ジェットストライカーにマウントしておくためのパーツ。
ドッペルホルン連装無反動砲
- ドッペルホルン連装無反動砲
- 対艦攻撃用の装備。砲弾の命中精度はかなり高い。
マルチランチャーパック
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
関連機体
他作品の関連機
- ゲルググ
- 「設定上高性能機とされながら、乗り手に恵まれず実力を発揮できなかった」という点では、ある意味ガンダムシリーズの敵メカとしての先輩。
余談
- ジェットストライカーを装着したときの外見が頭部の形状と相まって、過去に福田氏が製作に関わったドラグナーに似ていると評判。
脚注
商品情報