デボネア

2019年7月19日 (金) 11:27時点におけるカーズ (トーク | 投稿記録)による版 (→‎対決・名場面: 追記)

デボネアは『魔法騎士レイアース』の登場人物

デボネア
外国語表記 Debonair
登場作品 魔法騎士レイアース
声優 高畑淳子
デザイン CLAMP(原案)
石田敦子
山根理宏
初登場SRW スーパーロボット大戦T
SRWでの分類 機体
パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 不明
性別
テンプレートを表示

概要

第二章から登場。ノヴァを操り、裏側からセフィーロを混乱させる謎の女。

その正体は柱が消えたことでセフィーロの人々が抱いた恐怖や絶望といった負の感情が具現化した存在。セフィーロは心が全てを決める世界であるためにこのような現象が発生した。

負の感情が元になっているため、その望みもセフィーロを負に染め、闇の世界に落とすことである。

最終決戦ではノヴァがに吸収されたことで操縦者のいなくなった魔神レガリアに封じられていた本体と融合し、魔法騎士たちの前に立ちはだかるが、セフィーロの人々の願いにより発現した閃光の剣を突き立てられ、消滅した。

登場作品と役柄

VXT三部作

スーパーロボット大戦T
初登場作品。担当声優の高畑淳子氏は本作でスパロボ初参加。なお公式ラジオで事前に収録を行ったことを寺田プロデューサーが明言していた。
本作ではショット・ウェポンが協力するなど、『ダンバイン』勢からも仇敵扱いとなっており特殊戦闘台詞も存在する。
また、セフィーロの民のみならず地球の人々の恐怖心からも影響を与えるなどズール皇帝を思わせる程に強大化しており、デビルガンダム事件ゾンダー襲来の遠因ともなっているなど、扱いは非常に大きい。
なお戦闘前会話では「年増」だの「オバサン」だのと言ってくるメンバーがやたらと多い。また、魔法騎士への特殊台詞が何故かランティス相手にも発生する。
敵ユニットとしては第49話で交戦することになる。HPを60%以下まで削るとイベントが発生して弱体化する。ある程度削った後一気に十数万ダメージを与えれば撃墜可能で、イベント後は復活するので[1]二回分の資金やTacPを獲得できる。

装備・機能

イベント前のHP基本値は24万で、難易度ノーマルの激闘ルートという条件下ではラスボスであるダイガイアン1号2号よりHPが多い。イベントが発生すると半分以下になる他装甲値も大幅に低下するので、早々に条件を満たそう。イベント後には武器の射程が強化されている点に注意。[2]

武装・必殺武器

暗黒の力
体中から暗黒のエネルギーを放つ。MAP兵器版もあり。デボネアは射撃より格闘の方が28も高いのだが、どう言うわけか射撃武器である為、折角の高い格闘値があまり生かされていない。
通常版には行動不能の特殊効果があるが、イベント後にはなくなる。

特殊能力

オールキャンセラー
指揮系統中枢
どちらもイベント後にはなくなる。

サイズ

2L

カスタムボーナス

自軍フェイズ開始時、周囲10マス以内の敵対軍勢の気力を-10する。
エースボーナスと違い、自身の気力に関係無く広範囲に効果を及ぼすので、速攻を心掛けたい。

パイロットステータス

精神コマンド

T
てかげん集中鉄壁気合かく乱期待

特殊スキル

T
3回行動底力L6、気力限界突破L3、気力+ボーナス再攻撃プレッシャーL4

エースボーナス

気力130以上で毎自軍フェイズ時に、周囲10マス以内の敵対軍勢のSPと気力を-10する
T』で採用。広範囲に影響を及ぼす恐ろしい効果であり、長期戦になれば手も足も出せなくなる。更にハードだと、機体のカスタムボーナスと合わさって何と気力を20も下げてしまう。精神コマンドと最強武器を惜しみなく投入して短期決戦を挑もう。

人間関係

ノヴァ
一人でいた彼女を拾い、光や彼女の大切な人を殺すように吹き込む。お母さまと呼ばれ慕われているが、デボネアの方は内心道具としか思っていない。
アルシオーネ
セフィーロから姿を消していた彼女を配下に加えていた。セフィーロ側に敗北して捕虜になっていた彼女がデボネアの居場所を漏らそうとした時、黒い霧に飲み込ませて消し去るという、容赦のない粛清を行う。
獅堂光龍咲海鳳凰寺風
人々の希望の象徴である宿敵。

他作品との人間関係

ショット・ウェポン
『T』での協力者。最終的に自らを取り込ませる形で融合する。
ラバーン・ザラマンド
『T』において利用し、彼の憎しみを増大させた。

スパロボ シリーズの名台詞

「ガンダム…。破壊と殺戮の代名詞…!」
ガンダムタイプとの特殊戦闘台詞。確かにガンダムにも色々種類がいるが…。
「滅びよ、鉄の魔神!」
マジンガーZグレートマジンガーとの特殊戦闘台詞。

対決・名場面

勝利への道!信じる心が開く明日!
セフィーロを闇に包まんとデボネアは魔神レガリアと融合し、魔法騎士との最終決戦が幕を開けた。人間抱くの恐怖の感情を糧としているデボネアの力は圧倒的であり、合体魔神レイアースをも圧倒した。だが、これまでにセフィーロのために戦ってきた魔法騎士がセフィーロの民達の勇気となり、オートザム、チゼータ、ファーレンの他国の者も魔法騎士の勝利を信じた時、レイアースにみんなの想いが溢れセフィーロの柱の証が形を変え、光の下に剣の形となって現れる。
それはデボネアの源である恐怖や不安をも貫き、みんなの信じる心が明日を開いた瞬間でもあった。

関連機体

魔神レガリア
ノヴァに与えた魔神。その鎧の下に本体を隠していた。

余談

  • 名前の由来は三菱自動車工業が製造していた「デボネア」から。
  • 原作には登場しないアニメオリジナルキャラクターであるが、後にCLAMPが手掛けた漫画『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』にて、デボネアをモデルとしたキャラ・秘妖(キイシム)が登場するなど、変わった形で逆輸入された。なお、同作のアニメ版ではデボネア名義となっているが、『レイアース』の時のような残虐性は影を潜め、冷徹さと慈悲深さが合わさった性格となっている。
  • 演者の高畑氏は『冒険! イクサー3』にてネオスゴールド役を演じている。同作でのネオスゴールドとアトロスの関係は、デボネアとノヴァの関係に近い。

脚注

  1. 内部的には弱体化した別ユニットに差し替わる形となるので、かく乱分析は解除される。
  2. 攻略本では射程が同じと誤記されている。