光子力研究所
光子力研究所(Photon Power Laboratory)とは、マジンガーシリーズに登場する研究施設。 光子力エネルギーの研究、並びにそれを動力とするスーパーロボットの開発を行っている。
概要
兜甲児の祖父・兜十蔵博士が国の援助を受けて設立した研究所であり、ジャパニウムを保有している。兜十蔵博士の引退後は弟子の弓弦之助教授が研究を引き継ぎ、所長を務める。
富士山の裾野に位置しているが、これはジャパニウムがここにしか存在しない為である。敷地内に巨大な汚水処理場があり、ここがマジンガーZの発進口になっている[1]。
研究所にはバリアも配備されており、ある程度の防御力はあるのだが、機械獣の攻撃を受けるとガラスの様に割れる。通称「パリ〜ン」と割れるバリアである。この設定はスパロボでも再現されている。『F完結編』や『MX』に至っては「光子力バリアせんべい」として土産物まで出ている描写がある。
『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』では新光子力研究所が建てられており、これまでの旧光子力研究所は取り壊しが決定している。また、弓教授が政界に進出したためさやかが所長を務めている。光子力が次世代エネルギーとして普及した結果として、周辺地域の開発と都市化が進んでいる。
『真マジンガー 衝撃! Z編』では最終的に破壊されるが、その地下には十蔵によって密かに科学要塞研究所が建造されていた。
『真マジンガーZERO』では他作品より広大な光子力バリアで周辺の都市ごと守れる事により、Dr.ヘル一派の世界征服に抵抗する人類側の最後の拠点になっている。その続編である『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』ではミケーネ帝国の猛攻により破壊されてさやか以外の全所員が死亡している。また、ミネルバが世界を渡った先でもミケーネの襲撃によって廃墟となっていた[2]。
『マジンカイザーSKL』では明確に光子力研究所だとは語られていないものの、OP映像で「廃墟となった光子力研究所らしき建物の中にマジンカイザーSKLが封印されている」という描写がある。
『ロボットガールズZ』では東京都練馬区大泉学園光子力町に存在している。未来の新エネルギーとして光子力エネルギーの普及活動に努めており、ロボットガールズチームZはその為のキャンペーンガールである。しかし主にチームZのせいで頻繁に練馬区が壊滅的被害を被るため区民からの風評はとても悪く、練馬区長選挙では光子力研究所およびロボットガールズの練馬追放を公約に掲げるギルギルガン子が当選している。
登場作品
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- スーパー系主人公の勤め先として登場。
- マップ「空飛ぶマジンガーZ」の舞台でもあり、クリア後に資金2万と高性能レーダー、バイオセンサー、メガブースターを1つずつ貰える。
- また終盤、主人公専用ロボットに新たな武器を取り付けてくれる。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 主人公をスーパー系にした場合、マジンガーZ絡み(マジンガーZ、ジェットスクランダー)で2回シナリオに登場することになる。後者は熟練度が上がる選択を行うと超合金Z、ブースター、資金10000が貰える。
- また、終盤ではマジンカイザーで複数の量産型グレートマジンガーと戦うシナリオもある。このシナリオを通らないと強化型マジンガーZを図鑑に載せることが出来ない。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- TV版設定。中盤、百鬼帝国に占領された研究所を奪還するべく大規模な作戦が展開される。バリアが強化されており、簡単にパリ~ンと割れなくなったのだが、百鬼帝国に占領されていたため裏目に出た。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 『真マジンガー』設定。原作同様、Dr.ヘルとの最終決戦で破壊され科学要塞研究所に取って代わられた。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- マップ「2体の魔神」の舞台。弓教授がラスト・ガーディアンの場所を知っていたため、耐爬に襲撃され、さらに暴走したマジンカイザーの攻撃を受ける。
- スーパーロボット大戦BX
- 近隣にミケーネ帝国に造られたオリジナルの重力炉が存在するなど『SKL』との繋がりがある。やはりDr.ヘルとの最終決戦で科学要塞研究所に置き換わる。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- 占領した敵拠点はアイコンが光子力研究所のものに変わる。
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場は第3面であるマップ「光子力研究所」。その後も地上編の舞台として再登場する。
- スーパーロボット大戦V
- 『真マジンガー』設定。やはりDr.ヘルとの決戦に際して科学要塞研究所に入れ替わる。
- スーパーロボット大戦T
- 『INFINITY』設定なので新旧二つの研究所が存在する。地上ルートの第35話では旧光子力研究所においてマジンガーZの修復を行い、発進の際には原作ムービーも使用される。