ビッグボルフォッグ(Big Volfogg)
- 登場作品:勇者シリーズ
- 型式番号:
- 声優:小西克幸
- 分類:AI搭載型ビークルロボット
- 全高:21.8m
- 乾燥重量18.0t
- 重量:12.3t
- 動力:GSライド
- 最大出力:1000000kw
- 最高速度:380km/h
- 開発者:GGG
- 所属:GGG諜報部
GGG諜報部に所属する合体ビークルロボ。ボルフォッグがサポートマシンであるガンドーベル、ガングルーと「三身一体」する事によって完成する戦闘形態であり、攻撃力・防御力が大幅にパワーアップしている。
合体してビッグと名はつくが、実際にはサイズもガオガイガーや超竜神と比較すると小型である(彼らの合体前とちょうど同じくらい)。
戦闘形態とは言っても役目は牽制やかく乱が主体であり、この形態になって一対一で戦いを挑むと必ず負けていたりする。その為、この形態になるのは敗北フラグでもあったりする。
だが、これはただ理由もなく敗北している訳では無い。その原因は、ボルフォッグ自身の設計思想にある。
そもそも、彼は調査や情報収集と言った隠密や諜報戦を目的として開発されている為、他の勇者ロボに比べ多機能で機動力に優れるが、パワーが足りないという根本的な問題を抱えているのである。つまり、本人的にもできれば避けたい戦いではあるが、マモルの護衛と言った任務を遂行する為に勇気を持って挑んだ結果であると言える。その結果が、敗北もしくは相討ちである。・・・しかし、機体の性能差が戦力の決定的な差になるというのは、他の仲間の事を考えるとリアル過ぎる気がしないでもない。
この関係から、戦域が海中や宇宙の時などは多次元諜報潜水艦や、百式司令部多次元間艦スサノウへ乗船、戦闘支援に専念し、合体しないで戦う事も多くなっている。
スパロボにおいてはガンドーベル、ガングルーがユニットではなく換装パーツ扱いなので、竜兄弟などと比べると合体するのに出撃枠を圧迫する事なく、最初からこの形態で出撃可能なのが特徴。更に機体性能や精神コマンドのかく乱も強力で十分活躍出来る。
登場作品と操縦者
- 第2次スーパーロボット大戦α
- マップ上で変形するのではなくインターミッションの換装でボルフォッグから切り替わる。換装パーツの名前がガンロボットになっている(原作ではガンマシーン)。なお最終面クリア時にビッグボルフォッグ状態であると、次周回にPPが引き継がれないというバグがある為、ボルフォッグ状態への換装を強く推奨する。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 今度は前作とは逆で、ビッグボルフォッグ状態で無いとPPが引き継がれない。
- スーパーロボット大戦W
- 何気にガオガイガーより装甲値が高い。ボルフォッグ同様、メルティングサイレンの「1ターンの間バリアを無効化」する特殊能力が大変強力な為、対ボス戦や支援要請などで重宝する。シナリオ「死闘!魔神vs大将軍」では甲児がガンドーベルに乗る関係から、この形態では出撃できない。
装備・機能
武装・必殺武器
- メルティングサイレン
- ギャレオンの咆哮(メルティングウェーブ)を転用したサイレン。バリア分解能力がある。
- 4000マグナム
- 右腕部のガンドーベルの排気筒を機関砲として転用。唯一の射撃武器。
- ムラサメソード
- 左腕部のガングルーのロータを回転剣として転用。改修時にムラサメブレードになったり、防御にも活用されたりするが、SRWでは再現されていない。
- 必殺!大回転魔弾
- 全身をミラーコーティングし回転することでミラー粒子を弾丸として発射する。360度全方位に飛ばしてしまうということはない。
- 超分身殺法
- ボルフォッグ、ガングルー、ガンドーベルに分離し、攻撃と離脱を高速度で繰り返し目標を撹乱させる。まさに忍者。
- 大回転大魔断
- 大回転魔弾から直接突撃する。改修直後の1度だけ使われた。「断」の字はあるファンサイトから広まったもの。どちらかといえば大回転魔弾の動きでムラサメソードで斬りつけている感じである。
特殊能力
特殊技能
パイロットBGM
- 「ディバイディングドライバー」
- なぜか第2次αでは勇者軍団中、彼だけパイロットBGMがこれであった。スタッフの中にこの曲のファンでもいたのだろうか…?確かに彼に似合ったかっこいいBGMではあるが関連性はあまり無い。
人間関係
他作品との人間関係
- 兜甲児
- Wより。パリにて、暗黒大将軍らに捕獲されたマジンカイザーを奪回すべく、ボルフォッグ専属のサポートロボの一体であるガンドーベルを借りて敵地に乗り込む作戦を行った。そのパワーはそんじょそこらのバイクの比ではなく、並の人間にはそうそう扱えない代物だが、彼の操縦センスの良さもあり、なんとか乗りこなした。
- ミヒロ・アーディガン
- Wより。これといって接点が無かったはずだが、第二部序盤にて、味方増援として現れた彼を見て「ビッグボルフォッグだーっ!」と何故か大喜びしていた。当人も「お久しぶりです、ミヒロさん」と礼儀正しく挨拶している。
対決
- 対ポルタン
- 遊星主戦では機動部隊のほぼ全員が一度は遊星主を倒しているがその後反撃を受けてしまう。しかしビッグボルフォッグは倒す事は出来ず、反撃を許してしまう。その後何とか倒す事に成功したが、大量再生の上に串刺しにされるハメになる。