ラ・ウェンター | |
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外国語表記 | La Wenter |
登場作品 | |
デザイン | 福地仁 |
分類 | Bクラス魔装機 |
守護精霊 |
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動力 | フルカネルリ式永久機関 |
エネルギー |
プラーナ 魔力 |
装甲材質 | オリハルコニウム |
開発 | 神聖ラングラン王国 |
所属 | 神聖ラングラン王国 → アンティラス隊 |
パイロット | レベッカ・ターナー |
概要
近距離から遠距離まで戦える汎用性の高い機体だが、強い武装はおおむね射撃兵装のため、主に遠距離戦用魔装機として扱われる。近距離用の武装である「エレクトリックハンマー」と「バッファローホーン」のふたつは、ラ・ウェンターが中近距離戦用魔装機として開発されていたころの名残であるらしい。火器管制の精度が高いため、移動中の不安定な状態でも容易に敵機をロックオンすることが出来る(『OGクルセイド』で明かされた設定より)。
同じ正魔装機のフェンターとの連携を念頭に置いて開発された機体だが、フェンターが設計者の想定した性能を発揮出来なかったため、二機連携運用計画は完全な失敗に終わる。両肩に搭載した「バスターキャノン」との相性が良好なため、独立した砲撃機としてフェンターの援護を必要としなくなったということもある。
登場作品と操縦者
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第一章、二章共に早い段階から顔を見せる上登場するルートが多いため、当作品以外に出演していないBクラス魔装機の中では最も見慣れた機体になるだろう。方向補正が強く働く今作では射撃主体の機体は使い勝手がどうしても劣るのだが、「バスターキャノン」は他の機体の射撃系ランクアップ武器に匹敵する威力と長射程を持ち、無改造のままでも砲撃による援護は地味ながら役に立つ。また格闘武器の「バッファローホーン」はBクラス魔装機の格闘武器としては最高の威力を誇り、その気になって鍛えれば遠近共に隙のない機体になるが、搭乗者ベッキーの能力値は命中と射撃に特化しているため、無理に近距離戦を仕掛けない方がいい。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 詳細不明だった武器の使い方が明らかになった。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 前作同様に序盤から参入する。運用法も前作と変わらない。ゲームシステム上、与ダメージのために側面や背面を取るメリットが多少落ちたため、遠慮なく正面からバシバシと撃ち込んでいい。問題は性能も運用法もほとんど変わらない新魔装機デルギランが登場した上に、ベッキーがメフィルに比べて使いどころの難しい精神コマンドを多く持つ点。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 今作でも運用法の傾向はデルギランと変わらないが、こちらのほうが攻防ともに戦闘向けになっている。本作では「鉄壁」の有用性が高く、本機の耐久性の高さとも噛み合うことから「耐える壁役」として重要な存在となり得る。「補給装置」もあるためザムジードと違って弾切れの心配もない。また操者のベッキーは射撃系スキルに恵まれており、攻撃力の伸びが非常に良い。通常武器の「バスターキャノン」や「フレイムバスター」でさえかなりのダメージを出せる他、必殺技の「アイ・オブ・プロビデンス」は攻撃力の高さもさることながら、最大8という自軍最長の射程を誇る。接近戦の死角も「イーグルレイド」の投入で埋まってしまった。
- ベッキーの隠し専用スキル「自由奔放」は、本来移動後に撃てない武器の射程がマイナス2となる代わりに移動後に撃てるようになるという有用なスキルだが、売りとも言える最大射程が短くなるので反撃をもらいやすくなる上に、ベッキー当人はデフォルトで「突撃」を覚えるので、運用方針はよく考えたい(良く言えば柔軟性の高い運用が出来るとも言える)。
- 難点は運用できるルートであり、序盤はラングランルート、中盤はシュテドニアスルートに入るため、どのルートを通っても離脱期間が出てしまうこと(一番問題なのはバゴニアルートである)。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 中盤からの加入で、運用に関しては前作から変わりない。ただ、前作から大幅に難易度が低下した本作では、「鉄壁」による壁役を要する場面がかなり少なくなってしまったこともあって、相対的に起用する必要性が落ちてしまっている。前作と違ってルート次第で使えない期間が長い等の問題もないので、その点では安心していい。
装備・機能
武装・必殺技
武装
- ミサイル
- 収納箇所は両肩中央内部。発射時には、肩のアーマーを上下にスライドさせて放つ。逆三角形の弾頭をした誘導弾だが、大地系魔法陣を構成する幾何学的文様(3個の正三角形で結成する等脚台形の紋章)に由来しているのかは不明。
- ROE:使用不可。
- POJ:武装欄に再登録。射程2~4のP兵器。武器攻撃力自体は低いが、ベッキーの能力やスキルの補正により、改造しておけば終盤でもそこそこダメージが出せる。
- バラージファイア
- 『ROE』からの新武装。曲折するビームを相手に叩き込む。発射口は両肩に3門ずつ(計6門)設置されてある。『POJ』では使用不可。
- プラズマソード
- 携帯する非実体剣。『ROE』では未使用。
- エレクトリックハンマー / バッファローホーン
- 左腕と一体化する形で用意された近距離用武装。拳の位置に取り付けられた棘付鉄球を叩きつけて電流を流し込む。『魔装機神I』(LOE)では数少ないランクアップ属性の格闘武器。しかし、砲戦仕様のラ・ウェンターにとっては重要性は低い。IIから「バッファローホーン」のみに限定。ムックの設定を読み解くに、ハンマーもホーンも初期搭載された近距離用の武器であるらしく、排他することなく併用が可能なようだ。
- バッファローホーン
- 「エレクトリックハンマー」のランクアップ。鉄球に用意されたみっつの穴から展開するプラズマの棘で刺し貫いた相手の機体を持ち上げた後、仕上げとして腕部のシリンダーを連続稼動。内部に高圧電流を流し込んで破壊する。IIから攻撃時演出を抑制。敵機を持ち上げることもなく電流を流すこともない。鉄球の穴からせり出す光(プラズマ)の棘を叩き込んだ後に右の拳(おそらくブーストナックル)で殴るだけという地味な演出の攻撃に変更された。
- バスターキャノン / フレイムバスター
- 両肩に内蔵された遠距離射撃武装。『ROE』でこの武器にランクアップシステムの適用が実装されたため、火力の不安もだいぶ和らいだ。
- フレイムバスター
- 「バスターキャノン」のランクアップ武器。足元に展開した大地系魔法陣の力で吸い上げた地熱を利用して熱線を放射する。
必殺技
- ラヴァージェット / トーテムコール
- ベッキーが編み出した必殺技。溶岩流で敵機を攻撃する。長射程を誇る移動後攻撃であったが、『ROE』では使用不可。DSリメイクにて胸部の砲口から放つことが判明。機体前面に大地系魔法陣を展開して溶岩流の威力を増幅させている。
- トーテムコール
- 「ラヴァージェット」のランクアップ。溶岩流をぶつけて脆くなった箇所に左腕(鉄球からせり出した電磁波の棘)を何度も叩き込んで風穴をあける。
- アイ・オブ・プロビデンス / ヴィジョンクエスト
- 『ROE』からの新必殺技。トーテムポールを模した大砲からビームを発射する。「プロビデンスの目」とは「神が全てを見通す目」(eye of providence)という意味を持つ言葉。『POJ』では高い攻撃力に加え自軍最長の射程8と、非常に使い勝手が良い。
- ヴィジョンクエスト
- 「アイ・オブ・プロビデンス」のランクアップ武器。由来は「ネイティブアメリカンに古くから伝わる、自身の人生の目的や指針に気付くための儀式」から。砲身に展開した大地系魔法陣の力で大砲を強化し、4門(魔法陣に含まれる紋章の数)に増加した砲口を回転させて、さながらガトリング銃のような砲撃を叩き込む。
- イーグルレイド
- IIIからのお披露目となる新技(武器名なのか技名なのかは不明)。接近戦を挑んできた敵機に対し、鉄球から猛牛の角のように伸びた電磁波の棘で刺し貫いた後、右手に持った短柄の戦斧を振り下ろして叩き潰す。射程2で威力は中程度。僚機が止めを刺し損ねた敵を仕留める用途に適している。
合体攻撃
- アトランティックライナー
- IIIからのお披露目となる三位一体の連携攻撃。パートナーはギドとシモーヌ。三機一斉射撃(バスターキャノンとヴェール・エトワールとショートレールガン)で敵機に集中砲火を浴びせた後、三機交互の実弾射撃(ディンフレイルの榴弾→ラ・ウェンターのミサイル→ザインの機雷)で目標を翻弄。その後、敵機に止めを刺すべく一列縦隊を組んだ三機が手にした得物で颯々と斬撃(斧→二刀の小太刀→脚部に仕込まれた真紅のディープリッパー)を叩き込んでいく。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- HP+2000、装甲+200、MG回復+30
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- HP+2000、MG回復+30、HP回復+30%
機体BGM
- 「終わりなき戦い」
- 汎用戦闘曲。
- 「ご先祖様の名にかけて」
- IIIで用意されたレベッカ専用曲。
関連機体
余談
- 『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 メモリアルブック』では、契約精霊が大地系低位の金剛石「ラ・ウェネル」となっている。