ライラ・峰里 | |
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読み | ライラ・みねり |
外国語表記 | Layla Mineri |
登場作品 | |
声優 | 麻上洋子(現:一龍斎春水) |
デザイン | 小松原一男 |
異名 | 不死蝶のライラ |
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 19歳 |
所属 | 銀河烈風隊 |
概要
「不死蝶のライラ」の通称(ロードネーム)を持つ銀河烈風隊の特別隊員。バクシンガーの右脚となる黒いサイドカー「モンスーン」に乗り込む。
銀河野党に襲われるジャッキーとファンファンを救った際に、愛車を壊されてしまい、それが縁で銀河烈風隊に加わった。
電磁ムチやナイフの扱いに長け、情報収集から秘密工作まで卒なくこなす彼女の実力は、シュテッケンでさえ高く評価しているほど。烈風隊内では姉御として慕われており、その美貌ゆえビリーと佐馬ですら最初は何かにつけて粉をかけていた。
若くして両親と死別しており、出生の秘密を持つため時折寂しげな表情を見せる事もあったが、それがまたミステリアスな彼女の魅力を引き出していた。出生の秘密に近付くに従って、バクーフ総将軍ユーリ・カズン・アーウィンと互いに惹かれ合っていくが、真実は二人に別れをもたらす事になる。
最終決戦には四番隊隊長として戦いに臨み、サンダビーダ要塞にて戦死した。
名前の由来はアメリカの女優「ライザ・ミネリ」に因んだものだが、ライラに特定のモデルはいない。[1]
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 原作と違い、エドン星系の人間になっていることもあってアーウィン家やゴーショ家が登場しないためか、影が薄い。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
人間関係
- ディーゴ・近藤
- 銀河烈風総局長。通称「ドン・コンドール」。
- シュテッケン・ラドクリフ
- 銀河烈風副長。通称「諸刃のシュテッケン」。
- 真幌羽士郎
- 銀河烈風一番隊隊長。通称「ビリー・ザ・ショット」。
- 佐馬之介・ドーディ
- 銀河烈風特別隊員。通称「かっ飛びの佐馬」。
SRW未登場の人物
- アルバ・峰里
- 亡き養父。しかしライラが養女である事は隠し、実の娘として育ててきた。野盗に襲われての忌わの際にその事を打ち明けるも、全てを話しきれず「ノエル・ノーチェに聞け」と言い残して事切れた。
- ノエル・ノーチェ
- 第10話に登場したキョウラーク星の隣にあるラーナ星の領事にして、その実はアルバの実夫。ライラの生まれがゴーショ家の令嬢であるとまで話すも、彼もケイ・マローンの手の者の凶刃に倒れ[2]、全てを聞きだすまでには至らなかった。
- ユーリ・カズン・アーウィン
- 先代のバクーフ総将軍・アーウィン14世亡き後の跡目を継ぐこととなった、ゴーショ家とアーウィン家双方の血筋を引く青年。互いに惹かれあうが…。
- エリカ・テーナ
- プリンス・ゴーショの急死後新プリンスを擁立した、ゴーショ家内部でも黒幕と称される女傑。捕えられた彼女に自らの出生の謎、その全てをついぞ明かされる。
名台詞
- 「まっこと、まっこと♪」
- 口癖。劇中では第2話において、シュテッケンの鬼の副長ぶりを目の当たりにした後が最初。
- 「それじゃ今あなた方が死んだりしたら、母さんはどうなると思うの? …いいわ。仇討ちは私たちが引き受けてあげる。だから母さんのところへ、早く帰ってあげることね」
- 第2話にて、不知火党に父を殺された幼いシュルツ兄弟が返り討ちにされそうになったところを助けるも反発され、母親も父が死んでから寝たきりと聞かされた後兄弟を説得した台詞。彼女も親思いらしい所を見せたと考えると、後々重要な伏線であったといえるか。
- 「地獄へ送ってあげるわ」
- 同上。不知火党を殲滅する際に一人逃げ出した幹部を追い、立ちはだかる。そして口にくわえたナイフを取り始末。兄弟に代わって仇を討つのだった。
- 「この寄せ集め部隊、ゴキブリちゃんたちの臭~い動きがチラッチラと見えるのよね」
- 第4話。バクーフの護衛艦隊として銀河烈風隊だけでなくカルモ・ダクスの部隊とエルン・パイストの部隊が集う中、不知火党の残党が潜入している事に気付く。
- 「りりしい人ね」
- 第9話。スリーJからケイ・マローンについて紹介を受けた時の感想。これを聞いたビリー達は思わず驚く。
- 「やだ、あたしが知ってる訳ないじゃないの。あっ、わかった。察するところ、それ人の名前でしょ」
- 第10話。ケイ・マローンと交戦し敗北した諜報員の口からノエル・ノーチェの名前が言い残され、過去の記憶がフラッシュバックする。その様子にビリーから何か知ってるのではと聞かれるが、あくまでとぼけてみせた。ちなみに、この後ジャッキーから「昔の恋人でしょ」と言われてズッコケる。
- 「じゃあ、あたしの本当の父は誰なの…!?」
「教えて! 教えてちょうだい! 教えて…」 - 同上。ラーナ星の宮殿内に潜入しノエル・ノーチェと対面。逃げ出すノーチェを追いかけるも、ケイの手の者により投げナイフで始末されてしまう。瀕死のノーチェはライラがゴーショ家の人間である事を告げた直後に息を引き取り、ライラは涙を流しつつ尚もノーチェに問いを投げかけ続ける…。
- 「イェーイ…」
ビリー「ん?それは?」
「いつか教えてくれた、願い事がかなうおまじない」
ビリー「願い事?」
「そ。あなたが早く元気になれるようにね」 - 第13話より。射撃訓練中、ビリーが異様な汗をかいていたのを目撃し、リー兄妹に様子を見るよう頼んでいたライラ。その悪い予感は案の定的中し、その後ビリーは高熱を出して倒れてしまう。ディーゴがロイ・マローンの企みを防いだ功績で地球に招かれたのに一緒に行けず悔しがる彼を介抱しつつ、最初に出会った時に見せてくれたフィンガークロスで無事な回復を祈る。
- 「不死蝶のライラさんはお耳が早いのよ」
- 第15話にて、久々に対面したスポンサーのアンリィ・セゾンJr.が外宇宙製の兵器を買い付けに行くと聞くや、おそらく行き先はオフス星と推察してみせ、セゾンJr.やジャッキーを感心させての一言。こうも情報に聡いのは、自身の出自の謎を探っていたからこそかと思うとまたなかなか意味深なところ。
- 「人生不可解、なりゆきの面白いところね」
- 第19話より。ビリーのお誘いでバイクの展覧会に赴いたところ、佐馬がキャシーといるところを目撃。するとビリーから彼女が粛清されたジューロ・南の妹だと聞かされ、兄の仇のはずの佐馬と一緒にいることに困り果てるビリーをよそに、ライラはこう言ってその奇縁を興味深く見つめる。
- 「リリィさんの探している、シンザークと戦わなくちゃいけないなんて皮肉ね…」
ビリー「仕方のないことです…」
「これも、銀河烈風の宿命ね」 - 第21話より。バクーフ艦隊と共にシンザーク・ハイムの本拠地であるシモーヌ星へと向かう中、オフス星で手術を受け治療中であったのを抜け出してきたシンザークを探しに来たDr.ディネッセンの娘リリィがショックを受けるであろうことをビリーと共に気に病み、戦乱の世の因果を思い悩む。
- ディーゴ「奇妙な嵐だな、シュテッケン」
シュテッケン「まるで、今の太陽系の時分そのままだ」
佐馬「……天変地異でも起こりそうだぜ」
「天変地異だけで済めばいいけど…」 - 第22話冒頭、嵐の中をバイクで駆け抜けキョウラーク星のバクシン基地へと帰還するさなか。この直感通り、程なくしてアーウィン14世の訃報が届くこととなる。
- ユーリ「女だてらにこの動乱で命を張るのは何故だ?」
「なりゆき…と申し上げておきます」
ユーリ「フフ、なりゆき、か… 私もなりゆきに賭けてみた…」 - そのアーウィン14世の急逝を受けゴーショ家がユーリをバクーフ総将軍に擁立する運びになるに至り、様子を内偵しに来たところをユーリに見つけられ、烈風隊に身を置く理由を尋ねられて。常日頃言う「なりゆき」で返答するや、ユーリも交わらざるべき血縁であった自分が事ここに入り総将軍に推挙される「なりゆき」に自分も根は同じと感じ入り、この後立ち去るライラに再会を誓う。
- (ゴーショ家の
縁 、知らなかった…)
「父が幼い頃から、不死蝶の物語をする意味が初めて分かりました…」 - 第25話より。ラーナ星に退避したゴーショ家に忍び込み自身の出生の手がかりを調べるうちに、エリカ・テーナに発見され捕えられたライラ。肌身離さず身につけていた不死蝶のペンダントを見て確信したエリカは、不死蝶はゴーショ家の名流カズン家の印であり、ライラは私の姪(妹の娘)だと打ち明ける。そして、ユーリとライラが実の兄妹であるという事も。第二のスキャンダルを回避すべく、ノエルはアルバにライラを託し辺境で暮らさせていたと知ると、養父が語って聞かせてくれた物語、ペンダントに描かれた不死蝶の意味を思い知った。
- 「私は私の世界に戻ります…」
エリカ「ライラ!」
「…ここで私を討ちますか?」
エリカ「……!」
「知ってはいけない出生の謎でした…。私は後悔しています」 - その後、エリカはライラを保護しようとするが、同じく血縁であるはずのユーリはゴーショ家を倒さんとする敵だと認識しバクーフ諸共討つという彼女の姿勢を知り。心惹かれた相手との残酷な事実を告げられた上に、その彼と手を取り合おうとはしない伯母に対し、ライラは決別と共に傷心を吐露したのだった。
- エリカも全てを知ってなおユーリを守るべく帰還しようとするライラを止めだてられはせず、せめて「ゴーショ家に従うなら命は見逃す」とユーリへと伝言を託した。
- 「…通してあげたら?前代未聞のお客様だわ」
隊士「会わせるのは危険だ!」「新惑星の奴なんて信用できん!」「そうだ!今すぐ始末すべきだ!」
「待ちなさい! あんた達男でしょう?命を張って来た二人をここで始末したら、銀河烈風の、恥よ?」 - 第27話より。オズマ・ドラーゴとナーカ・シンタルが烈風隊の元へ乗り込んで来たことで、隊士達がざわめく。思うところあって来たらしいことを察してディーゴ達の下へ案内するよう促すが、隊士達は反発。今にも襲い掛からんとしたところに立ち塞がり、たった二人の上非武装で危険を冒して来た彼らを無礼討ちにしては男が廃ると戒めた。