ユーリア・ハインケル | |
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外国語表記 | Julia Heinkel |
登場作品 | |
声優 | 手塚ちはる |
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 25歳 |
所属組織 | コロニー統合軍 |
所属部隊 | トロイエ隊 |
役職 | 隊長 |
軍階級 | 少佐 |
概要
「OGシリーズ」が初出のバンプレストオリジナルキャラクター。
マイヤー・V・ブランシュタイン率いる、コロニー統合軍の中でも異彩を放つ、女性だけで編成された部隊である『トロイエ隊』の隊長。25歳という若さで少佐にまで上り詰めた事からも分かるように、非常に高い実力を持ち、その腕前は元教導隊のギリアム・イェーガーが一目置き、『もう少し前に生まれていれば、教導隊に選抜されていただろう』と評するほど。
レフィーナ・エンフィールド率いるヒリュウ改の部隊とコロニー統合軍の最後の戦いで戦死するが、この時、事実上の副官だったレオナ・ガーシュタインを戦いの直前に脱出させ、戦場から遠ざける事で生き延びさせた。
この事からも分かるように、『DC戦争において、敵役となって討たれる事で、人類に異星人に対抗しうるだけの力を与える』というマイヤーの真意を理解していた可能性がある。レオナを離脱させた理由としては、『血縁的にも志の上でも、マイヤー総司令の遺志を継ぐ者』と判断していた事や、レオナが念動力の持ち主として、優れたパイロットである事を認めていたからであろう。いずれにしても、彼女に未来を託していたのは間違いない。
全てを理解した上で討たれて死ぬ事を受け入れた悲哀は、プレイヤーにも印象に残るだろう。そして、そんな彼女の想いは、死を選ぼうとしたレオナをライディース・F・ブランシュタインやタスク・シングウジが引き止めた事により、報われる事になる。
なお、『DW』では、「オペレーション・ブレイクアウト」の最終局面近くで、イングラムが乗るビルトシュバインのサークル・ザンバーで乗機を切り裂かれ、レオナの目の前で戦死するという、ゲームとは異なる展開が待っている。また、『Record of ATX』では、ヒリュウ改に取り付こうと奮戦中だった所を、背後から現れたイングラムのビルトシュバインの攻撃を受けて戦死した。
名前の由来は、ドイツに存在した航空機メーカー『ハインケル』から。
登場作品と役柄
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- コロニー統合軍のエリート部隊『トロイエ隊』の隊長として登場する。レオナから敬意を払われているだけはあり、能力は念動力による補正を除けば彼女より上。乗機の差もあるが彼女よりはるかに手ごわい。このせいで「レオナがやけに弱く感じるが、自軍パイロットになった時に使い物になるのか?」と不安だったプレイヤーも多かったらしい。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- CVが付いた。扱いはGBA版に準拠。担当声優の手塚ちはる氏は『真・魔装機神 PANZER WARFARE』のヘレーナ・ザンツ・シュガー役を経て今作が初の正規スパロボ参加となった。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
全体的にレオナを上回り、回避が若干負けている程度。成長タイプは「格闘系・防御重視」なので、ガーリオンに乗ると真価を発揮してくる。
精神コマンド
特殊技能
人間関係
- マイヤー・V・ブランシュタイン
- コロニー統合軍の総司令。絶大なカリスマ性を持ち、ユーリアもそれに同調・心酔している。最期は彼と運命を共にした。
- レオナ・ガーシュタイン
- 事実上の副官を任せるほど信頼し、目をかけていた。ヒリュウ改の部隊との決戦時には彼女を単身脱出させ、未来を託した。
- エルザム・V・ブランシュタイン
- 階級は同じだが、マイヤーの子息である事や、軍人としての高い能力に対して敬意を払い、極めて丁寧な物腰で接している。
- ライディース・F・ブランシュタイン
- たとえ敵軍であっても、ブランシュタインの血統である事に対しての畏敬の念は欠かしておらず、敬意を持って接している。
- ギリアム・イェーガー
- 彼女の実力に対して、『もう少し前に生まれていれば、教導隊に選抜されていただろう』と評した。
- ヴィレッタ・バディム
- 戦場で互いを認め合うも、信念の違いを突きつけ、真正面から戦った。
- イングラム・プリスケン
- ゲーム以外の各種媒体では、彼によって殺される事がしばしば。中には、不意打ちも含まれている。
- タスク・シングウジ
- 彼と戦闘させた場合、運だけではなく実力を伴って戦場を駆けている事を見抜いていた。
名台詞
- 「いえ、我がトロイエ隊は総司令のためならば、命を賭けることもいといません」
- マイヤーに対しての台詞。如何に彼の理想に心酔しているかが窺える。
- 「総司令…やさしいお言葉は自分に…いえ、我々に、わずかなほころびを作ってしまいます」
「ですから、どうかお気遣いなきよう…」 - 上記の台詞の後、マイヤーに『頼もしいな。だが、命を粗末にしてはならん』と気遣われて。彼女の強い意思を感じさせる。
- 「フッ…お前はまだ若い。それに、名門ガーシュタイン家の一員でもある」
「この戦いを生き延び、エルザム様やライディース様のお力となるのだ」
「…ここで生き残ることは死を選ぶより辛いかも知れん。だからこそ…その役目…お前に託す」
「いいな? 栄光あるトロイエ隊として…その任務、見事果たしてみせろ」 - ヒリュウ改との決戦の前にレオナを単身脱出させた際の台詞。生き恥を晒す事を嫌うレオナに、生き残る事を命じた。なお、ここでは、ユーリアのものだけを抜粋している。
- 「私はマイヤー様の親衛隊だ! 死に場所はここ以外にない!」
- ヴィレッタとの戦闘前の台詞。既に死を覚悟している事が窺える。
- 「…我がトロイエ隊はいつまでも総司令のおそばに……」
「レオナ…お前は新しいトロイエ隊の隊長となって…」
「エルザム様…そして、ライディース様をお助けするのだ…」 - 死の間際まで、ブランシュタイン家とレオナの事を想い続け、マイヤーの理想の為に果てた。マイヤーの名前が含まれておらず、エルザムとライの名前が挙げられた事から、DCとコロニー統合軍が負けるという前提で事後を託している事が窺える。