岩や機械などを模した、敵機攪乱用の巨大風船。ダミーバルーン、或いは縮めてダミーと呼ばれることもある。
スパロボ参戦作品の中では、特にガンダムシリーズにおいてよく用いられており、モビルスーツの補助兵装として搭載されている。射出されると瞬時に膨らんで予め設定された形状を取り、ミノフスキー粒子下で敵を攪乱する効果が得られる。 また、0087以降の機体は、カメラやセンサー情報からCG合成した物をモニターに映し出す関係上、センサーが誤作動を起こし、外部から見るとバルーンでもコックピットのモニター上では本物そっくりに見えるようになっている。
他、『新世紀エヴァンゲリオン』では、第5使徒ラミエルの能力を確かめるために初号機型のバルーンダミーが使用されている。
バルーンダミー(特殊能力)
『スーパーロボット大戦64』において、特定の敵に装備されている特殊能力として登場。
主にMS系の大ボスクラスの搭乗機に装備されており、後の不屈と同様の効果(規定回数の「命中」攻撃を無効。威力、属性関係なし)を発揮。装填数は3~7の間。
なお、バルーンダミー所持の有無や装填数についてはゲーム内で一切確認できない(特殊能力欄にも表示されない)。このため、バルーンダミーの詳細については実際に攻撃してみて確認するか、攻略本などで調べる必要がある。双葉社版、電撃版の攻略本であれば概ね記載されているが、掲載し漏れも結構あるので注意が必要。
主な所持機
バルーンダミー(ユニット)
『スーパーロボット大戦F完結編』ではシナリオ「血塗られし御手」におけるソロモン攻略作戦でロンド・ベルが爆弾を取り付けたバルーンダミーを使用する。
アーガマタイプ、ネモタイプ、ジムIIIタイプ、ボールタイプの4種類が登場するが、いずれもHP100、装甲10という能力値で、被弾すれば即撃破は免れない。出撃させた15機をうまく守り通し、3機をソロモンに辿りつかせることが出来ればミッション成功となる。
失敗した場合、突如出現したヤンロンがメギドフレイムでソロモンを攻撃することになる。またバルーンダミー到達前に敵を全滅した場合はミッションが不要となる。いずれの場合もその後の展開に特段の影響はないが、フレキとゲリはミッション失敗時しか登場機会がなく、キャラクター事典に登録されなくなるため、事典100%を狙っている人は注意が必要。
νガンダムの戦闘演出
アムロ・レイは『逆襲のシャア』でのνガンダム搭乗時、戦闘においてバルーンダミー(形状や色調はリ・ガズィに似ている)を割と頻繁に利用している。近年ではこの点を反映し、戦闘アニメ中でバルーンダミーを使用する演出が多く取り入れられるようになっている。
- 『スーパーロボット大戦MX』では武装「格闘」で、バルーンダミーを敵に射出して視覚を奪い、ビームサーベルで切り付け、腕と脚で打撃、止めにハイパーバズーカ。
- 『第3次スーパーロボット大戦α』では武装「フィン・ファンネル」で、ビームライフル乱射、敵の目前でバルーンダミー射出して敵の視覚を奪い、フィン・ファンネルで敵小隊を攻撃。
- 『スーパーロボット大戦A PORTABLE』では武装「ビーム・サーベル」で、バルーンダミーを敵に射出して敵の視覚を奪い、ビーム・ライフルの乱射、腕で打撃、ビーム・サーベルで切り付ける。
- 『スーパーロボット大戦Z』では武装「ビーム・サーベル」で、ビーム・サーベルで切り付け、腕と脚で打撃、止めの演出としてダミーバルーンを射出して敵の視覚を奪い、ビーム・サーベルで止めを差す。