概要
COMPACT3などにおける、修羅の戦闘の根幹を成す概念。またはその設定を汲んだ精神コマンドの一種。羅国と波国で性質が全く違うため、以下に分けて表記する。
羅国において
この国における覇気は命の力であり、ラ・ギアスにおけるプラーナとほぼ同質のもの。修羅神はこれを吸収して稼働するが、同項にあるように修羅神で戦闘を行うという事は命を削ることに等しい。
また、この国の修羅達は戦闘力は高いが生身で覇気を利用することが出来ず、修羅神を通じてエネルギーに変換し、攻撃に使用している。
前述の通り命の力であるため、吸収され過ぎると落命の危険もある。また、強靭な修羅であっても大量の覇気を必要とする「神化」には耐えきれないことが多く、修羅将軍やフォルカなどの一部を除いてはほとんど死亡したか、中途半端な神化に終わっている。
波国において
この国における覇気がどのようなものかは語られていない。しかし、劇中の描写や修羅であるアレディの様子を見るに、「心の力」即ち「精神力」というべきものであろうことがわかる。
羅刹機はこれを吸収して稼働し、また思考する。羅国のそれとは性質が全く違うため、基本的に覇気を「消耗」することがない。波国において「覇気が果てる」とは精神力が尽きること、即ち戦いに敗れ、死を迎えたこととほぼ同義となる。この点は羅国と同じ。
また波国の修羅達は生身で戦うため、自力で覇気をエネルギー化して攻撃することが出来る。そのため、アレディは身一つでヤルダバオトの技をほぼ完璧に再現している。
心の力であるためか、羅国の覇気と違い個々人で千差万別らしい。それどころか、個々人でも精神に大きな変化があると覇気にも変化が出るようである(アクセルの記憶が回復した際にアレディがアクセルの覇気の変化を言及している)。
ちなみにEXCEEDのキャラクター達の覇気を、アレディは以下のように述べている。
- ネージュ→「やや高飛車」
- ハーケン→「ごく普通」
- 神夜→「可憐」
- 錫華→「コクとキレがある」
- アクセル→「まあまあ」
- アルフィミィ→「可愛らしい」
零児に関しては描写されていないが、アレディが零児の闘志に驚くリアクションがあり、それを見るに相当なレベルだろうと思われる。小牟に関しては覇気に言及する台詞がなく、不明。 アシェンのようなアンドロイドには存在しないが、KOS-MOSからは内包する「意識」が顕在化した際に感知されており、身体の大半が生体のT-elosからも発せられているため、波国の覇気はその根源を「魂」に依存するものだと考えられる。
また全身にアーマーを纏ったマークハンターの場合は「鎧を外してお願いします」と言われており、身体が露出していないと覇気を感じ取れないようだ。
なお、構造上羅刹機からも発せられている。
覇気(精神コマンド)
無限のフロンティアEXCEEDが初出。フロンティアゲージを100%にする。これにより、ゲージが殆どない状態からいきなり必殺技や特殊技を出すことが可能。フロンティアゲージはパーティー全員で共有するため、他のキャラにゲージを使わせることもでき応用の幅は広い。
登場作品
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 効果は上記の通り。主人公のアレディ・ナアシュが習得。消費SPは90と高め。
主な使用者
同じ効果を含む要素
精神コマンド