ビッグ・ファイア
ビッグ・ファイア(Big Fire)
『ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日~』に登場する人物。
BF団に君臨する首領であり、一見すると少年の外見にしか見えないが、その内には十傑集すら足元にも及ばない程の絶大な力を持つ、人類最強の汎超能力者である。
当初は諸葛亮孔明がサニー・ザ・マジシャン(SRW未登場)を変装させた身代わりが登場していただけだが、原作最終話のラストにおいて本人がコールドスリープから目覚め、その姿を現した。
名前は『ジャイアントロボ』のビッグファイア団からで、キャラクターの原案は『バビル2世』の主人公であるバビル2世と、『マーズ』の主人公であるマーズ(容姿は髪の白いバビル2世そのもの)。
なお、原典において彼の宿敵であった悪役のヨミは、設定で国際警察機構の最高責任者「黄帝・ライセ」(SRW・本編共に未登場)として存在している事が明らかになっており、漫画版のラストで姿を見せている。
設定上存在する彼のロボットはガイアーと呼ばれる機体で、これは『マーズ』に登場したのと同名のものでデザインもよく似ている。
また、ガイアーも含む「六神」(『マーズ』を原作としたアニメ『六神合体ゴッドマーズ』に登場した主役ロボット)とも呼ばれる機体との合神で、更なる力を発揮する設定であったらしい。
SRWにおける扱い
SRWシリーズでは存在が語られるのみで本人が直接登場した事は無いが、αシリーズにおいてはキール・ローレンツ曰く「新生を司る者達の一人」「神であって神でなく、人であって人でない存在」であり、50万年前の終結をゼ・バルマリィ帝国の創世神ズフィールドと共に生き延び、現在の世界を創り上げた人物であることが明かされている。『スーパーロボット大戦α for Dreamcast』で判明した設定では、最古のサイコドライバーの一人で、アウグストゥス、ガンエデン、ズフィルードと共にその名が語られていた。
権利関係の諸事情からα以外のαシリーズには『ジャイアントロボ THE ANIMATION ~地球が静止する日~』は参戦できなかったが、当初の構想ではビッグ・ファイアは第2次α以降も非常に重要な役目を担う存在だったと推測されており、参戦できなくなってしまった彼の代役をイルイとルアフが担ったとも推測されている。
同人誌
非公式ではあるが、富士原昌幸による同人誌の数作品にはビッグ・ファイアは非常に重要な役割を担って登場している。
『スーパーロボット大戦64』の後日談設定である『スーパーロボット大戦雷 完結編』ではガイアーを六神体と合神、更にデビルガンダムの力を取り込み強化した真ゴッドマーズを駆り、バベルの塔にてマーチウィンドと一大決戦を繰り広げた。
『鋼の救世主-前伝-』ではプリベンターの面々が未来へと跳躍し、衝撃波の直撃を受けて荒廃した地球を舞台に、彼とイルイの戦い、そして両者の関係が描かれた。同じく富士原氏による同人誌『孫光龍スーパーロボット大戦嵐-龍王逆襲-』においては、未来世界の面々やバイストン・ウェルの面々を現代へと導き、ラストでは命尽きようとしている孫光龍に話しかけていた。孫の発言やイルイの反応を見るに過去に応龍王を叩きのめして竜玉の力を取り上げたのは彼のようだ。