桜野マリ

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桜野マリ(Mari Sakurano)

東山大三郎の養女で、ひびき洸のガールフレンド。
洸が所属する臨海学園サッカー部のマネージャーで、学園のアイドル的存在。

明るく活発で基本的には優しい性格の持ち主だが、相当な癇癪持ちにして我が儘な面も併せ持つ。特に洸に接してくる女性に関しては、同年代だろうと幼女だろうと警戒心を露にする。

意外とメカに対する勘は良く、第1話ではスパーカーを駆る洸と同様、中学生という設定にも拘らずバギーカーを運転するシーンがある上に、コープランダー入隊以前のエピソードでもスパーカーやスピットファイターを操縦した事がある。
第31話では負傷した神宮寺の代理でブルーガーを操縦しライディーンを援護。以降、正式にコープランダー隊に入隊し、念願だった洸の支援に尽力する。

所謂「パンチラヒロイン」の草分け的存在であり、本編では健全なお色気要員としてのポジションも担っている。

登場作品と役柄

SRWにて声を担当するのは、ブルーガーに乗る以前の原作第30話までに彼女を演じていた高坂真琴氏である。

第3次スーパーロボット大戦
初期レベルが1であり育てるのは難しいものの、育てられれば貴重な補給持ちパイロットになるので重宝する。
第4次スーパーロボット大戦S
神宮寺との三択でブルーガーのパイロットに。初期レベルは低いが、必中・幸運を覚えるのが早いので戦闘機乗りでは最もレベルが上げやすく、育てれば二回行動の早さも相まって優秀なサポート要員になるので、大抵は彼女が選ばれる。同じ戦闘機と言う事で、ダイモスガルバーFXIIに乗り換えさせる事も可能。
スーパーロボット大戦α
後半、熟練度次第でブルーガーに乗って参入するが、ブルーガーは補給装置しか搭載しておらず、サポート系の機体やパイロットには対抗馬も多い為、一軍で使うかどうかはプレイヤー次第。マリの精神コマンドは悪くは無い為に残念。
スーパーロボット大戦α外伝
前作と違い、無条件で参入する。ブルーガーが修理・補給の両方をこなし、補助系の精神コマンドも豊富なのでαよりも有用性が増した。
第3次スーパーロボット大戦α
ブルーガーが一つのみなので、神宮寺がメインパイロットで彼女がサブパイロットとなる為、戦闘面の心配はない。有用なサポート系の精神コマンドをマリが一手に引き受けており、メインパイロットの神宮寺の必要性が問われるほど、優秀な精神コマンドの品揃えを誇る。
スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
第3次αと同じくサブパイロット。は中盤宇宙へ行ってしまうがマリと神宮寺は地上に残ってくれる。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
スーパーロボット大戦IMPACT
麗か彼女がブルーガーのサブパイロットとなる。今作ではブルーガーを戦闘に特化させた方が唯一無二の存在として役立つため、他者へのサポートばかりのマリでは物足りないだろう。そのくせ祝福まで麗に取られているのが痛い。心情的には美少女2人乗りにしたいというのもわかるが、今回は神宮寺が役立っているという現実を見よう。
スーパーロボット大戦MX
神宮寺と麗が登場しない為、ただ一人ブルーガーに乗って参戦する。ブルーガーが一人乗りになったからか、マリのSPが多く、精神コマンドの品揃えも良好。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

第3次
根性幸運ド根性補給必中
第4次S
信頼必中幸運ひらめき補給
α
ひらめき必中信頼激励補給
α外伝
ひらめき集中信頼祝福期待補給
第3次α
加速信頼応援ひらめき激励脱力
COMPACT2
偵察信頼加速祝福再動努力集中ひらめき献身幸運鼓舞激励
IMPACT
偵察信頼幸運献身再動
MX
祝福信頼応援集中期待激励

特殊技能(特殊スキル)

底力がんばり屋負けん気援護防御

パイロットBGM

人間関係

ひびき洸
彼氏。彼に対するノロケっぷりが尋常ではない故、独占欲も半端ではなく、多少なりとも「浮気」の気配を感じ取った時には過激な行動に出る事もしばしば。
東山大三郎
養父。気に喰わない事があると彼に「言いつける」悪癖がある模様。普段は「パパ」と呼んでいるが、コープランダー入隊後は「博士」と呼称しTPOを弁えた接し方をする。
神宮寺力
第31話で彼からのレクチャーを受け、ブルーガーの操縦法を短期間でマスターする。
明日香麗
ライバルその1。彼女が洸に気があるのではないかと必要以上に警戒する。
猿丸太郎
第14話では彼から洸との関係を巡って偏執的な質問責めに遭い、ブチ切れる。
荒磯ダン
臨海学園サッカー部副キャプテン。彼から熱烈なアプローチを受け続けているものの、気付く素振りすら無い。一方で、自身のパンチラシーンを彼に目撃される事が「非常に」多い。
アッちゃん
ライバルその2。「幼女」という立場を巧みに利用して合法的に洸を狙う彼女は、マリにとって麗以上に手強い存在。時には年齢差を忘れ、同レベルで喧嘩する事も。
ひびき玲子
第49話で彼女の為に手編みのショールを制作する。マリ的には、未来の義母になるやも知れぬ人への心証を好くしておくという打算的な狙いもあったようだが、妖魔帝国が存在する限り「母親」として洸に接する事が出来ない彼女の苦悩を知り、言葉を失う。
アギャール将軍
第18話で彼から抱きつかれた事にムカつき、その股間へ怒りの膝蹴りを喰らわせる。
グレートゴング
第19話に登場した15mもの巨体を誇るゴリラだが、マリは「悲しそうな目をしている」と評し、怪我の手当てをしてやった。後に人間から追い回され傷つけられた恨みを妖魔帝国に付け込まれ巨獣ゴンガーに改造されるが、化石獣化してもマリへの恩義は忘れていなかった。SRW未登場。

他作品との人間関係

弓さやか南原ちずる惣流・アスカ・ラングレー
同年代の友人。

名台詞

「ねぇ洸、昨夜いいコト聞いちゃったわ。みんなに言っちゃおうかな?」
「寝言よ。『お母さん』なんてサ」
第3話で初めて「洸の母親」について言及した台詞だが、洸は笑って否定したのみで話題が広がらずに終わった。以降、母親の存在とは無縁のエピソードが暫く続く事となる。
「見たか荒磯!」
第3話で縄梯子を使って谷底から脱出する際、先行して上っていたマリのパンティをガン見して悦に入る荒磯へ蹴りを喰らわせた直後の一言。荒磯曰く「(パンツは)見ました…」。
「いいえ、エッチな事ぐらいど~ぞ」
第4話、化石獣マドン(SRW未登場)に操られマリを襲った男性が正気に戻り、恐る恐る「エッチな事をしたのでは…?」と訊ねてきた事に対するリアクション。無論ジョークではあるが、間に受けた男性は早速セクハラを行なおうとしていた。
「嘘おっしゃい!前から洸とも付き合っていたンでしょ!?」
洸とは初対面と語る麗の言葉を一切信じる事無く、ヒステリックに彼女を詰り続ける。この後、救助に来たライディーンにまで当り散らす始末…。
「隣が明日香麗…すご~くヤな女!」
第5話で荒磯達へコープランダー隊の面々を紹介する際、麗に対して露骨な嫌悪感を示す。初対面時の不愉快さを相当根に持っている様子。
「あたしの身体は、洸にしか見せないンだから!」
第16話で着替えを覗いたレッド団の面々を排除した後に口にした大胆発言。
「ゴング、あなたは私を助けてくれたわ…人間に発見されなかったら、ジャングルで一生幸せに暮らせたのに…」
「あなたから見れば、人間も悪魔と同じ敵だったのね…」
第19話でライディーンに倒されたゴンガーの亡骸に駆け寄り、人間の好奇の目に翻弄されて死んでいったゴングの運命を思い涙する。
(洸、さようなら…大好きだったわ!あたしの事、忘れないでね…)
第25話で失明状態の洸を救う為、灼熱獣モドロス(SRW未登場)の急所にスピットファイターでへばり付き、自分ごと攻撃するように促す。死を覚悟したマリだったが、神宮寺から脱出装置の存在を教えられ寸前で命拾いする。
「今度こそ勝って欲しいの、ライディーンはあたし達の英雄だもの。だから洸、無鉄砲な戦いはいけないわ」
第29話で七つ目獣レーザルへの打開策が見出せずに苛つく洸を窘める。マリにしては極めて珍しい冷静な台詞である。
「あたしね、麗さんの代わりに今日からコープランダーの隊員になる事に決めちゃったの。よろしくね、ミスター♪」
「そう、その調子その調子よミスター!これからあたしが付いてるんだから、大船に乗った気で戦いなさいよ!」
第31話で麗の後釜を自称して発した大言壮語の数々。この時点では半ば遊び気分のマリだったが、直後に犯したミスで自身の迂闊さを思い知らされる事に…。
「ねぇ洸、優勝したら貰った賞金でスゥエーデンのお城でも買ってさ、2人でのんびり暮らさない?」
第37話でオートレース出場を目前に控えた洸へ、乙女チックな優勝賞金の使い道を提案する。その前に、ちゃんと学校卒業しなさい。
(可哀想な洸…せっかく会えたお母さんとの幸せの時を、また邪魔されるなんて…)
第49話でバラゴーン迎撃に向かった洸を見送りながら、母子の安らぎの時間を悉く奪われていく彼の不憫さに憐憫の情を寄せる。

スパロボシリーズの名台詞

「目印だったらリボンとか付けるのもいいかもね」
MX終盤に起こった『元祖』グレートマジンガー騒動で、グレートへの目印について出した提案。直後、鉄也の怒気を察した洸から慌てて制される事に。
「あたし達…地球のため、みんなのために一所懸命戦ってきたのに…」
「こんな風に地球を追われるなんて…」
第3次α中盤、地球に思いを馳せながら悲しみの余り呟いた独白。
「洸、気をつけて!見た目は子供でも…」
第3次αにて、ルアフと対峙した際の台詞。ルアフは「見た目は子供」なのは確かだが、それ以上にこの台詞にはある含みがある。ルアフの声を担当する高山みなみ氏と、ひびき洸を演じる神谷明氏が、アニメ『名探偵コナン』で共演していた事に起因する声優ネタだと思われる。あるいは高坂真琴氏が雰囲気の近い役を演じていたことにも起因しているのかもしれない。

余談

マリのパンチラについて前半の監督だった富野由悠季氏は「ライディーンの時から『パンチラを入れてくれ』と言う要請がずっとあり憤ってた」と、ザンボットダイターンの資料集にてビューティの色気の演出の反省点を語った際に漏らしている。

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