ここではゲッターロボシリーズのOVAに登場する早乙女博士について説明する。TV版については「早乙女博士」を参照。
概要
真ゲッターロボ 世界最後の日
ゲッター線研究の第一人者である科学者。
隼人に殺されるが、表向きは竜馬によって殺害されたとされた。この死は擬態であったらしく、ゲッターロボG軍団を率いて人類に反旗を翻し、號と真ドラゴンを誕生させたが、ゴールとブライによって武蔵と共に死亡するも、その後インベーダーの一員として復活し、再び人類の敵となった。しかし、その真意は……
外見は漫画版と同じく白髪だが、口ヒゲも生やしている。何よりの違いはその目つきであり、Dr.ヘルばりの悪人面となっている。
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
外見・設定共にほぼ漫画版の丸くなってきた頃の早乙女博士そのまま。あまり設定に違いもないせいか、キャストはテレビ版の博士と同じ。また、OVAゲッターシリーズの早乙女博士では唯一死亡しない。
新ゲッターロボ
OVA版の早乙女博士の中でも最も冷徹にして過激な性格(『世界最後の日』は一応最初はまとも)である。
やる事なす事がすべて人権を無視した無茶な方法でゲッターのパイロットをスカウトする。第3話で弁慶と交代するまでは体が耐えきれず血を吐いたりしながらもベアー号のパイロットをしていた。
必要なら息子ですら犠牲にするなど狂人ともとれる言動が目立つが、人知れず息子の墓の前で彼の犠牲に心の傷と深い悲しみを負ったことを漏らすなど、家族を大切に思っているのは事実である。
本作では次回予告も担当。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 『世界最後の日』設定。兜十蔵と並ぶ世界的な博士だったが、ゲッター線の研究に没頭して世間から離れていく。インベーダーを発見しその危険性を世界に訴えるもどの国も利益を優先して話を聞かなかったため、竜馬達に世界を破壊しろと命令、ソレスタルビーイング、ドラゴンズハイヴと同盟を結び世界に喧嘩を売る。今作では何かとマッドな面ばかりが強調されているが、我が子への愛情はたびたび描写されている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- プロローグから登場、その後は中盤からZEXISの前に立ちはだかる。本作ではメタルビースト・ドラゴン搭乗時の戦闘ではコーウェンやスティンガーと共にゲッターチームのパイロットスーツ姿のカットインが挿入されている。このカットインはPVの第2弾でも流れており、多くのファンを驚かせた。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 前々作で亡くなったが、原作を思わせるゲッター線の使者として武蔵とミチル共々登場。竜馬や他の面々に重大な事実を教える。
- インベーダーが寄生していた時と違って、素の性格なのでかなり穏和な表情と言動を見せており、特に弁慶に対し、渓を育ててくれたことを「男勝りなのはちょっと困る」と冗談を交えつつ、深く感謝している。
- なお、彼の言う「虚無」や「太虚」というワードから、彼ならずゲッター艦隊のいる世界は……。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- SRWシリーズ初のOVA版設定での登場で、『ネオゲッターロボ』設定。
- スーパーロボット大戦D
- 『世界最後の日』設定。活躍は概ね原作通り。ルイーナやペルフェクティオの強大さや恐ろしさに気付いており、死の間際にはそれを警告した。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 『ネオゲッターロボ』設定。
- スーパーロボット大戦NEO
- 『新ゲッターロボ』設定。今回、色々と秘密を抱えており、見た目的に悪役に見えてしまう。その最期は敵が四天王ではなく晴明である事以外は原作とほぼ同じ流れだが、この時の早乙女博士の行動が、晴明も危惧する、ゲッターとは異なった強大な存在の復活の一助となってしまう。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 『世界最後の日』設定。
人間関係
真ゲッターロボ 世界最後の日
- 流竜馬
- 神隼人
- 車弁慶
- 巴武蔵
- 早乙女ミチル
- 娘。事故死する。
- 早乙女元気(渓)
- 息子と言われていたが……。
- 號
- 娘の細胞を使ったクローン。
- コーウェン、スティンガー
- インベーダーへの支配下時は事実上のリーダー格となっていた。
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
- 流竜馬
- 神隼人
- 巴武蔵
- 敷島博士
- 岩鬼将造
- SRW未登場。アニメ本編でも名前のみの登場。日本政府内閣官房長官。新早乙女研究所に対して封鎖命令を下す。名前のみの登場人物だが、キャラクター原典は石川賢の漫画作品『極道兵器』の主人公。
新ゲッターロボ
他作品との人間関係
リアル系
スーパー系
バンプレストオリジナル
名台詞
真ゲッターロボ 世界最後の日
- 「私は…この地で一度死に、再びこの地へ還る命を得た…。そう、世界の最後を見るために…!」
- 第1話冒頭にて。その様は、特にTV版のゲッターロボしか知らない視聴者には強烈な印象を残す。
- 「ふふふ…ふはははは…!」
「はーっはっはっはっは…来るなら来てみろ! 貴様らなどに指一本たりとも触れさせはせんぞ! この愛しの、號にはな…はははははは…!!」 - 量産型ゲッターG軍団を起動させ、新早乙女研究所の守備を固める早乙女。三つのカプセルを収めながら高らかに哄笑をあげる。
- 「ふふふふふ…いかがかな、我がゲッター軍団の威力は? 見れば、随分懐かしい顔ぶれではないか。そう、かつて私と共にゲッター線の開発に取り組んだ仲間が、今では国機連大使とは…」
- ゲッターG軍団に駆逐されるBT-23部隊。国機連(国際機密連合)の面々はその声の主に愕然とする。
- 「ふふ、怯えることはなかろう。ま、貴様らの出世はわしが死んでこそのもの」
「左様、我が名は早乙女。地獄の底から還った男よ! そう、この世の最後の夜明けを見るためにな!」 - 愕然とするかつての同胞である国機連大使に対して、モニター越しにはっきりとその顔を曝す。
- 「何を今更…そう、研究は発表されなければ価値がない。でなければ浮かばれん。不幸が許してはくれまい…」
- この台詞の後、左目から血の涙が…。
- 「だがな、犯してしまった過ちはあまりにも大きすぎた。せめて、わしがゲッター線の研究などに手を染めなければ…なあ、許せよ…! 許せよ、號よ!! おお、おおおおお…!!」
- カプセルの中で眠る號に向けて号泣する早乙女。『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』のフォーグラー博士(SRW未登場)と重ねて見えてしまうのは前半3話を手がけた今川泰宏監督ならではか。
- 「だが、報いは受けなければならん。 そう、その本質が何であるか知ろうともせず、無限のエネルギーよとゲッター線を弄ぼうとした愚かな者ども…! さあ、世界最後の夜明けに懺悔せよ! ぬわぁははははははぁ…!!」
- 第1話にて。上の台詞と同様に今川節が炸裂する。この後、竜馬に「うるせえっ!! それはてめぇのやるこったぁっ!」と乱入されてしまう。
- 「やめんかぁ! それ以上はお前の為にはならん! だがな、ここはよく来たと褒めておこうか…。この、裏切り者めがぁ!!」
- 第1話にて突如として登場しその力で次々とゲッター軍団を屠っていく竜馬を制止して叫び。強烈な再会だが、裏切りはある意味そっちだと言いたい。
- 「ミチルの時にもそう言ったのか…?」
- 竜馬に「どの道てめぇは死ななきゃならねぇんだ!」と言われて。その言葉を返された竜馬は激昂、博士の下へ突撃する。
- 「むぅっ…さすがに、元ゲッターリーダー…伊達じゃない!」
- 量産型ゲッターロボGの群れにも臆せずゲッター1で飛び込み圧倒する竜馬に対し、早乙女は変形レバーを引き量産型をドラゴンからライガーへとチェンジさせる。この変形レバーがライガーの顔に変形するのにも注目してほしい。
- 「ふはははは…何もわからぬ愚か者めが! いいか、よく聞け…これこそがわしらゲッター線に関わった者全員が夢にまで見たもの、背負わねばならぬ宿命そのもの! そしてもし、もしわしがここをどいてみろ! その時こそ、世界は最後を迎えるのだぞ…!!」
- 第1話。ゲッター1のゲッタートマホークから生身で三つのカプセルをかばう時に。
- 「ならば、どうする…?」
「ははは…相変わらず危ない男よのぉ…。 その分、何をしでかすか、手に取るようにわかる!!」 - 第2話、ゲッターを自爆させて真ドラゴン合体を阻止しようとするものの、カプセルの中の號に疑問を感じていた竜馬に気づき、ゲッタードラゴンで出撃する早乙女。
- 「これこそが……そう、これこそが…最後のゲッター…真ゲッターロボよ…!!」
- 第2話。姿を現す真ゲッターと共に。
- 「すまんなぁ、どうやらわしが受けるべき天罰にお前まで巻き込んでしまったようだ」
- 第3話。インベーダーの侵攻により窮地に陥る武蔵に早乙女博士は謝罪する。そして、この直後に計画を明かす。
- スティンガー「今一歩の所を!」
コーウェン「何故だ、一体何がこの空間に干渉したというのだ?」
「フハハハ…どうやら人間の業の深さを、少し甘く見ていたようじゃ。
だが、簡単に抜け出せると思うな! 真ドラゴンは!」
三人「我々と共にあるのだ!」 - 第10話。幻影を駆使し、竜馬達を追い詰めた筈だったが、ミチルや武蔵の手助けにより形勢を逆転されて、一人達観したように笑って。
- 「おのれ…! 初代ゲッターチームの力を思い知らせてくれる…!」
- 第10話にて。コーウェンやスティンガーと共にメタルビースト・ドラゴンを駆り、竜馬達の操縦する真ゲッターロボとの戦闘の際に発した台詞。直後にドラゴン形態に変形、ゲッタービームとダブルトマホークを駆使し、真ゲッター1と互角の死闘を演じる。
- 「ここが真ドラゴンの体内だと云うことを忘れたのか!」
- 同じく第10話にて。合体のタイムラグの差を突かれ、自身の乗ったドラゴン号を破壊されるも、即座に脱出し新たなドラゴン号を作りだし、再合体して。生身で投げ出されたのに…(まぁ、隼人はこの少し前にもっとあり得ない状況で生身で投げ出されて無傷だったのだが)。
- 「ぐぅぅ…逃すかぁ!!」
- 第10話のクライマックス。真ゲッターのストナーサンシャインを受け損壊していくメタルビースト・ドラゴン。コーウェンとスティンガーはインベーダー化して脱出する。早乙女に寄生していたインベーダーも同じく宿主の身体を突き破り逃げようとするも、上記の台詞と共に早乙女に取り押さえられてしまう。ここに来て、早乙女博士が完全にインベーダーに支配されていたわけではなかった事が発覚する。そして…
- 「竜馬! 隼人! 弁慶! わしの引いたレールも、最後だ!」
「あとはおまえたちの手で切り開け、人類の、未来を…! さらば!!」 - 自身を操っていたインベーダーを道連れに、竜馬達に人類の未来を託し、早乙女博士はストナーサンシャインの閃光の中に消えた…。
- また、この「レール」「切り開け」などの台詞から、インベーダーに完全には支配されていなかった博士は、インベーダーの「真ドラゴンを利用し太陽系に集い更なる進化を果たす」ことをさらに利用し、「真ドラゴンの進化の過程で発せられるゲッター線でインベーダーをおびき寄せ、最終形態に進化した真ドラゴンと真ゲッターで殲滅する」ことを考えていたとも推測できる。
- 早乙女「ぬわぁーはっはっはっはっっ!!何時も、ゲッターを見てくれる人間どもよ!!」
視聴者たち「あーっ!!裏切り者!!」
早乙女「許せ。発売が延びたのじゃ」
視聴者たち「えーっ!!何で?」
早乙女「だが、行くぞ」
早乙女、視聴者たち「チェンジ!!ゲッター!!」 - ビデオ&LDの最終巻である第7巻用CMにて。劇中では、シリアスで通した早乙女博士の最初で最後のコミカル描写。
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
- 「馬鹿もん! 甘ったれるんじゃあない! お前達には、もっと残酷な未来が待っているんだ!」
- 第1話冒頭にて。原作漫画版とほぼ同じ台詞である。
- 「いや…我々はゲッター線に生かされているだけなのかもしれん…!」
- 最終話にて。ゴールが倒された後に隼人の「今回もゲッター線は我々を選んだようですね」という台詞を受けて発した台詞。
新ゲッターロボ
- 「並のパイロットではゲッターに食い潰される。逆に喰らい付いてくる奴でなければ…」
- 第1話冒頭。イーグル号のテスト飛行で吐血した達人を見ながら呟いた台詞。新ゲッターの設計思想が「パイロットに機体を合わせる」というパイロットありきではなく「機体性能を完全に引き出せるパイロットを選ぶ」という機体ありきのものであることを如実に表している。その結果選ばれたのが、あの3人である…。
- 「鬼は実在する! 我々の敵として!!」
- 第1話にて。鬼の標本が無数にあるエリアを指して「化け物屋敷」と竜馬に言われた後に。鬼の首の標本を投げつけ、これから戦う存在について分かりやすく教えている。
- 「わしと…わしと、竜馬さえ生き残っていればいいんじゃ…」
- 第1話ラストより。達人の死後、涙雨に濡れながら。後姿なので表情こそ見えなかったものの、台詞に反してその声音は沈んでいた…。
- 漫画版でも早乙女は達人の死後、これと似たような台詞をミチルに吐き捨てるかのように叫ぶが、この後「ああ、ゲッターが…ゲッターが完成していたらなあ」と竜馬とミチルに涙を見せぬように顔を背け呟いていた。
- 「…ならば突っ込め」
「四の五の言うならヤツラが消えた後になぜ突っ込まん? わしに尋ねるよりよっぽど手っ取り早い。そんな覇気も性根もないのだろうが!」 - 第5話より。神出鬼没、かつ出所も不明な鬼に対し、「敵が来るのを待つだけってぇのは、イライラしてしょうがねぇんだよ!」と苛立つ竜馬に対して。
- 「これこそ待ち望んでいた世界、ゲッターが創り上げた世界だ!」
「機械と同化し、より優れた体を奪い合うことで人は無限に進化を続ける。 ゲッターとひとつになることで、人は人を超えた存在となる…!」 - 第9話、ゲッター線に侵食され、地獄絵図と化した新宿に迷い込む竜馬。そこで彼はゲッターと融合した早乙女と出会う。ゲッタードラゴンに酷似した機械の肉体を得て、早乙女はこの台詞と共に恍惚とした表情で弱肉強食の世界に悦ぶのだった。
- 「心配いらん、奴は必ず戻ってくる。あれはゲッターから逃れられんようにできておるのだ」
- 第10話、竜馬が研究所を出た事に対して。それに対して、隼人は「何もかもお見通しって口ぶりだな」は言う。
- 「ここにいるとそれまで見えてこなかったことが見えてくる。ゲッター線がやたら満ちているせいか…昨日も達人が現れ、わしに言うのだ」
「達人は言うのだ…ゲッターを強くしろ…もっと強化しろとな…!!」 - 第10話より。
- 「本能的にこういうことをやってのける男だからこそ、わしはこいつを選んだ。 すべてがゲッターに取り込まれぬための歯止めとして…」
- 第11話、すべてのけじめをつけるためにゲッターロボを破壊しようとした弁慶。早乙女はこの台詞と共にゲッターチームに選んだ理由を告げる。
この言葉を聞いた竜馬は「都合のいいこと言うんじゃねえ!!」と激昂する。 - 「…そのつもりだった。わしもな…だが、ここまでに至るすべては、ゲッターが導き出した必然だったのかも知れん」
- 隼人に「すべてあんたの目論見通り配され、動いていたということなのか」と言われた後で。
- 「わしが理解できているものを伝えたとしても、お前の求める答えとはならん。 お前自ら掴めばよい。それができぬはずはなかろう」
- 「あんたにはどこまで見えている?」と隼人の質問を受けた時に早乙女はこう助言する。
- 「竜馬…ひとつだけ知っておくがいい。 お前が引きずり込まれたのが地獄だったとしても、なおその果てにそれを超える何かが見えてくる。 必ず…」
- 第11話、早乙女にゲッター線、そしてそれが導く弱肉強食の世界に抗うことを伝えた竜馬に対して。
- 「ふっ…人を狂ったように見るな。 死者も生者も、過去も現在も、すべては同じところに存在しているのだ」
- 地下に戻る際、「達人が呼んでいるんでな」と言われて驚愕するミチル、竜馬らに対して。
- 「最後くらいは言うことを聞け…今は言い争ってる暇はない」
- 第12話、ミチルに研究所から脱出を促す時の台詞。不器用ながらも最後の最後で父親としての愛情を見せた瞬間だった。
- (達人…もうわしは誰も失わせはせん。そのことがお前にとって慰めになるかどうかはわからぬが)
- 第12話にて、ひとり『地獄の釜』のバルブを開きながら。マッドな雰囲気を漂わせている博士だが、父親としての愛情が感じられるモノローグ。
- 「道は開いた…これ以上、もはやわしがやるべき事はない。竜馬…隼人…弁慶…後は、後はお前達が自らの力で掴め…!!」
- 第12話より。この台詞が竜馬達への遺言となる。やがて、『地獄の釜』から大量のゲッター線が迸り…。
スパロボシリーズでの名台詞
真ゲッターロボ 世界最後の日
- 「よいか…奴らに、奴らに気をつけろ。ぐぅぅ…さらばだっ!」
- Dで絶命寸前に遺した台詞。ルイーナとペルフェクティオの存在への警告。
- 「貴様があの時、ポセイドン号に乗っていれば…!」
- 第2次Zで、武蔵あるいは弁慶に向けての攻撃台詞。武蔵の不調により代役を買って出たミチルが新型ゲッターの合体事故に巻き込まれ死んだ事への恨み節。
- 「ミチルの代わりに武蔵か弁慶が死ぬべきだった」とも「武蔵か弁慶が乗っていれば、事故が回避できたかもしれない」とも捉える事も出来る。
- 「鍵を持つ者め!やはり、この星にいたか!」
「それこそ我等の進化の方向性を決めたもの!憎むべき宿敵!」 - 第2次Z再世篇第44話「降臨!!終末を呼ぶ邪神!」より、クロウとの戦闘前会話。「進化の方向性を決めた」というのは、天獄篇でのテンプティの台詞も併せて考えると「スフィアの元となった至高神ソルと御使いの手によって、インベーダーがバアルと呼ばれるようになった」ことを指していると思われる。
- 「だが、高次生命体の使命を忘れ、神の使いを名乗る奴らもいる。それこそが真の敵かも知れぬな…」
- 第3次Z天獄篇序盤のドラゴンズハイヴルートにて、ゲッター線の使者として竜馬らと再会した時のセリフ。他の分岐でも行われる「1億2000万年の大崩壊」に触れる話であるが、「かも知れぬ」とは言いつつも自称神の使いが敵となることをあっさりとバラしている。
- ちなみに、マクロスクォータールートで御使いに触れようとしたプロトカルチャーの意識は、ギャラクシー船団に操られたバジュラの横槍で破壊されてしまっている。
- (共に生きる……ただ、それだけのことだ)
(簡単なことなのだ。他者を理解し、受け入れ……そして、共に未来に歩む)
(それこそが、この暗く果て無き宇宙で、一つ一つでは小さくひ弱な命が続いていくための力……つまりは生命の真理)
(それを表現するために、ワシは三つの心を一つにするマシン……ゲッターロボを造ったのだ) - 天獄篇真ドラゴンルート第54話「閃光!次元の果て!」クリア時、コーウェンとスティンガーに語った「真理」。真化についてのもっともわかりやすい総括である。ちなみに、この辺りのセリフでは普段のいかつい顔だけではなく、優しい笑顔も入っている。
- この際の対話で、インベーダーと化していた二人は人間の記憶を取り戻して涙し、かくして3人は和解へと至った。