ジェノバM9

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ジェノバM9(Genova M9)

概要

第66話「姿なき殺し屋 ジェノバM9」に登場した、スナイパー型の機械獣

自律型機械獣でプライドが高く、自らのポリシーに反することは、たとえあしゅら男爵ブロッケン伯爵の命令であっても服従しなかった。その性格はヘルも「気位が高い」と警告している。葉巻を嗜む狙撃の名手で、遠距離からの精密射撃の有効射程範囲は数百キロに及ぶ。最後はマジンガーZに破れ、自ら拳銃で頭部を撃ち抜いて自決した。

登場作品と操縦者

スパロボにおいては、スーパー系の敵ユニットの中でも屈指の長射程を持つ上、ライフルの命中補正が高く、雑魚の中では中々強力な部類。反面、装甲はそれほどでもない為、接近して力押しするのが定石。 なお『スーパーロボット大戦 スクランブルギャザー』においては、カチーナ・タラスクの乗機という設定もある。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
DCの戦力として登場。間接攻撃ができ、攻撃力もそこそこ高い難敵。早めに倒したい。自慢のライフルはサイコミュ兵器よりも射程が長い。
第2次スーパーロボット大戦G
DCの戦力として登場。リメイク前と比べ、相対的に弱体化している。とはいえ、遠距離攻撃は厄介。
第3次スーパーロボット大戦
DCの戦力として登場。ライフルによる被害を抑えるため、早めに倒したい。幸い耐久力は高くない。
スーパーロボット大戦EX
やはりライフルが厄介。今回は耐久力も上がっている。
第4次スーパーロボット大戦S
「機械獣ジェノバM9」表記。DCの戦力として登場。前回に比べ耐久力が下がった。
スーパーロボット大戦F
「機械獣ジェノバM9」表記。DCの戦力として登場。ライフルは今回も射程が長い。
スーパーロボット大戦F完結編
「機械獣ジェノバM9」表記。DCの戦力として登場。HPは高くなっているが、苦戦する相手ではない。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
序盤から何度か戦う。自慢のライフルも、充実した味方戦力の前では霞んでしまっている。
スーパーロボット大戦α外伝
未来世界で残っていた機械獣製造プラントから出てくる。苦戦するほどの能力ではない。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン1から最終ステージまで、何度も戦う。耐久力も攻撃力もそこそこ。半端なユニットやパイロットは近寄らない方がいい。
スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
前作よりもHPは下がっている。やはりライフルのダメージを抑えるため、早めに撃破したい。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
登場回数は少ないが、戦う場合は味方戦力が少ない事が多い。あまり油断しないよう。
スーパーロボット大戦IMPACT
やはりライフルは射程が長い。接近して無効化してしまおう。何気にピストルがP兵器になっている。
スーパーロボット大戦COMPACT3
最早ただの雑魚となっている。存分に蹴散らそう。

単独作品

新スーパーロボット大戦
地上と宇宙の両ルートで戦う。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。またカラオケモードにも出演。

装備・機能

武装・必殺武器

ピストル
ライフルの組み換えで銃身は共通。手持ちの弾丸以外にもマジンガーZのドリルミサイルを転用可能。
ライフル
数百キロの射程を誇るライフル。レーダーにも映らない距離からの狙撃を連射する。

移動タイプ

原作では足首のブースターで飛行可能だが、スパロボシリーズでは一貫して飛行不可となっている。

サイズ

M

対決・名場面

「人間は狙撃しない」
さやか達への狙撃命令が出るものの構えていたライフルを下ろしてしまうジェノバM9。あしゅら男爵は解析装置にてジェノバM9の「人間は狙撃しない」という意志を確認する。更には「お前が狙うのはロボットだけというのか」という言葉にもジェノバM9は当然だと言わんばかりに無言で頷く。その後「Dr.ヘルに申し上げ軍規違反で処分する」との通達にとうとうジェノバM9の堪忍袋の尾が切れ、上司であるはずのあしゅらとブロッケンに向けて発砲する。
マジンガーZ
初戦では見えない距離から攻撃し、本体を傷つけるまでには至らないものの、レーダーを損傷させ、撤退に追い込むも「相手が完全な状態ではない」という理由でトドメは刺さなかった。再戦では目の前に姿を現し、武器の応酬の末にアイアンカッターで脚部のブースターを切り落とされ、ジェノバも弾切れになる。撃ち込まれたドリルミサイルを自分の弾丸に逆利用してなおも反撃する執念も見せるも、既に己の体さえ満足に動かせる状態ではなくなっていた。誇り高きスナイパーは己の敗北を悟り自分で頭を撃ち、自決する。正々堂々とした戦いを望んだことが敗因であり、もし撤退する敵を仕留める容赦の無さやDr.ヘルらの言うことを聞く従順さを持っていれば、間違いなく勝っていただろう。兜甲児も戦いぶりを称賛し、手向けとして主を亡くした愛銃をその亡骸へと握らせた。