オペレーション・プランタジネット
オペレーション・プランタジネット(Operation Plantagenet)
『OGシリーズ』(OG2 or OGS)における地球連邦軍の一大反抗作戦。
『第3次スーパーロボット大戦』における「オデッサ・デイ」を再現したシナリオである。
作戦前
北米地区を占拠したインスペクターを叩く作戦として、地球連邦政府大統領ブライアン・ミッドクリッドに承認された。ブライアンはレイカー・ランドルフを作戦の総司令官に抜擢したが、軍中枢部を握るグライエン・グラスマンによって元北米方面軍指令ケネス・ギャレットが指名された。さらにグライエンによるクーデター「ミッション・ハルパー」により、ブライアンやレイカーらが拘禁。ブライアンとレイカーはこのクーデターに反抗する姿勢はなく、予定通り作戦は実行に移され、ノイエDCのバン・バ・チュンと共同戦線で行われた。しかし、作戦の概要は連邦寄りのミツコ・イスルギのイスルギ重工から、スポンサーであるノイエDC、シャドウミラー、インスペクターの組織に知れ渡っていた。
作戦後
作戦は順調であり、連邦側のハガネ隊とヒリュウの主力が北米西海岸からテスラ・ライヒ研究所を奪還。ノイエDCは北米東海岸から最終目標であるラングレー基地を叩くこと。そして連邦、ノイエDCと共にラングレー基地のインスペクターらを追い詰めるまでに至ったのだが、ノイエDC側に離反者(アーチボルド・グリムズ)と協力者であったシャドウミラーがインスペクターが通じて合っていた。一方連邦側はインスペクターとシャドウミラーの協調戦線により主力旗艦ハガネを連携して大打撃を与えて戦局はインスペクターに傾いた。しかし、突如アインストの介入により戦局は混乱。結局、この戦いにより全ての戦局はアインスト側に一気に傾き、益々混迷の色合いをみせる。
関連人物
- ブライアン・ミッドクリッド
- 作戦こそ承認したが、一方でインスペクターとの交渉を行っていた。グライエンには軟弱路線と看做されて「オペレーション・パルパー」により大統領の座から引きずり落とされた。
- グライエン・グラスマン
- ブライアンに代わり、大統領の椅子に座ることとなる。だが、作戦自体は彼も予想もしない事態となった。
- ミツコ・イスルギ
- イスルギ重工の社長。表向き連邦寄りであるが、実はノイエDC、シャドウミラー、インスペクターの4者を手玉に取る腹黒さを見せ付けた。作戦が成功しようが、失敗しようが彼女の思惑通りになったといえる。
- バン・バ・チュン
- ノイエDCの代表。異星人(インスペクター)との戦いを優先し、一時連邦と共闘体勢を築く。しかし、彼らに協力していたシャドウミラーはミツコの手引きでインスペクター側へと鞍替えしており、多くの不安要素を抱えたまま戦線を展開したあまり、ノイエDC自体の組織力の弱さを露呈してしまった。作戦の最終段階で特攻により戦死。
- ヴィンデル・マウザー
- シャドウミラー代表。ノイエDCに協力していたのだが、バンの思想は彼にとっては都合の悪いものであり、己の目的のためミツコを通じてインスペクターへと渡る。そして、シャドウミラーとインスペクターの共通の強敵たるハガネ隊とヒリュウに大打撃を与えることに成功する。
- ウェンドロ
- インスペクター代表。彼自身は戦局を見守るだけに止まったが、共通の強敵を排除するのには成功している。
- ダイテツ・ミナセ
- ハガネの艦長兼部隊長。インスペクターとシャドウミラーの連携攻撃により戦死。ハガネ自体も大破した。
- シュウ・シラカワ
- 概ね傍観者であり、彼が忠告した「影」とはシャドウミラーやイスルギ重工のことを指している。