バルギアス

2015年10月11日 (日) 12:59時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版 (→‎脚注)

バルギアス(Valgias)

デストルークの王とされる機械生命体。赤い建築物のような巨体や口元を覆う装甲が特徴で、鋭い眼光と圧倒的な力で周囲を威圧する。目的は世界の境界を破壊し、全ての世界を支配して闘争の世を作り出すこと。その出自などは全く以って不明。皇帝ワルーサなど他次元の存在とは顔見知りのようで、少なくとも3万年以上の時を生きている。戦闘力は圧倒的の一言で、炎の力と専用の大剣「ギバスソード」であらゆるものを焼き尽くし、破壊する。

当初はその強大すぎる力ゆえに別空間から出て来ることが出来ず、デストルークはバルギアスを地球圏に呼び込むことを当面の目的として行動していた。

最終的に、「記憶の至宝」を受け継いだ存在であるユキから境界の力を奪い取り、最終決戦においてバルギアス・ドラグーンと化す。

実はバルギアスが境界の力を求めていたのは、異世界同士の戦争を起こした黒幕にして「無界の存在」たる仕掛け人を倒す為であった。全異世界の支配も遙か太古に発生した戦争の仕掛け人であるジスペルを引きずり出す為であり、それも世界を救う為ではなく、単に仕掛け人に端を発する戦乱を収め、この宇宙に生きる生命体が創り出す世界を求めたからである。結果、再び世界が戦乱に包まれ、全異世界が荒廃したとしても構わないと考えている。

ジスペルが現れた際の決戦においてバルギアス・ドラグーンの姿で挑むが、境界の力をもってしてもまったく敵わず、あっさりと返り討ちに遭い死亡した。通常ルートの最終話では、ブライティクスとの死闘の末、ファルセイバーヨウタにトドメを刺され、自身の敗北を認め死亡した。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
第4話からちょくちょく顔を見せているが、実際の登場は中盤戦の第27話。それまでの版権ボスや直前まで戦っている合体原種とは一線を画するとんでもない強さを誇り、迂闊に接近するとバタバタ叩き落される。自動回復こそないもののHP250000に加え、残りが187500を切ると撤退するので撃墜は不可能。大人しく合体原種を叩いて帰ってもらった方がいい。
ちなみに顔グラフィックでは見上げるようなアングルで描画されているため首元の装甲で隠れて目元しか見えないが、ギバスソードのカットインで素顔が見られる。
なお、戦闘シーンでは常時滑らかな動きを見せる。機械生命体ゆえか。

装備・機能

武装・必殺武器

ヘルフレイム
方向指定型のMAP兵器。炎で眼前を焼き払う。マイクの「ディスクM」を拡大したような範囲で放ってくる上、一体どういう理屈なのか敵味方識別有効。手番を回したら間違いなく撃って来ると考えた方がいい。
ヘルビーム
目から炎の光線を発射して敵を貫く。
ギバスソード
虚空から専用の剣を取り出し、炎を纏わせて粉砕する。
ギバスブレイク
ギバスソードを振り下ろし、炎の衝撃波で真っ向両断する。

特殊能力

剣装備
ギバスソードで切り払う
EN・MP回復L2
オールキャンセラー

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

L
BXには無条件で参戦するLサイズが戦艦以外だとダイテツジンしかいない上、27話の時点ではまだいないのでまともにぶつかろうとすると返り討ちが関の山。
と言うより本作のサイズ設定ならばMサイズでもいいと思うのだが、やはり強敵を意識したサイズなのだろうか…。

機体BGM

「バルギアス そして、デストルーク」
デストルークの共通曲。このタイトルが本人と組織の関係性を端的に表している。弦楽器を主旋律に据えた曲調で危機感を煽り立てる。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

全能力が高く、特に防御に優れる。回避だけは低く、80と最低レベルの運動性もあって当てることだけは簡単。

特殊スキル

スーパーロボット大戦BX
2回行動底力L9、気力限界突破全体攻撃L3、指揮官L4
頑強さは折り紙つき。曲がりなりにも組織のトップだけあってか指揮能力も最高レベル。

人間関係

ディボーティー
副官。彼女からは絶対の忠誠を捧げられているが、やはりさしたる興味は持っておらず、自身について来られるのかどうかを試している。
デストルーク兵士
配下の配下たち。彼らにはディボーティー以上に無関心。
ファルセイバー
宿敵たる「次元の守人」。
ジスペル
彼が打倒しようとする「無界の存在」。「受け継がれた未来」では出現した彼を倒そうとするが、力及ばず返り討ちにされる。

版権作品との人間関係

皇帝ワルーサ
顔見知り。3万年前に一度会ったことがあるらしい。
闇の皇帝ジークジオン
超竜神
オービットベース宙域に現れた際、挨拶代わりにと彼を一蹴した。

名台詞

関連機体

バルギアス・ドラグーン
境界の力で変貌した姿。

余談

  • 闘争の世を創造する事が目的であること、それ故に強者と闘う事を望むその姿は、アルカイド・ナアシュガイオウを想起させる。とりわけ、ひたすらを倒さんとして力を求める姿勢は次元将のそれに近い。

脚注

  1. 本人は組織にはほとんど興味を持っておらず、ただ己の目的へとまい進している。