オブライト・ローレイン(Obright Lorain)
アセム編から登場するMSパイロット。アセム編ではウルフ隊に所属し、キオ編ではアビス隊に編入されている。寡黙で真面目な性格で、仲間をフォローする事が多い。
アセム編終盤で婚約者を喪い、キオ編以降も婚約者との思い出が詰まったディーヴァに乗り続けている。その婚約者の言葉からディーヴァを「家」と称し、艦内清掃をする事を日課としているため変人と見られることもある。 ラ・クラミズにおける最終決戦の際、フラム・ナラのフォーンファルシアと相討ちになって致命傷を負い、アセムとキオに「自分達だけで行くんだ」と通信を送った後、守るべき家であるディーヴァと共に、ディグマゼノン砲の光茫に飲まれて戦死した
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場作品で、キオ編での設定で登場。担当声優の遊佐氏は、OGシリーズのクエルボ・セロと魔装機神シリーズのデメクサ・シーエを経て、初の版権作品の参戦となる。
- 原作と異なり、ガンダムを除くディーヴァ所属のMS隊パイロットとしては唯一無条件で生存する。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
連邦軍
- ウルフ・エニアクル
- アセム編での隊長。
- アリーサ・ガンヘイル、マックス・ハートウェイ
- アセム編での同僚パイロットたち。
- レミ・ルース
- アセム編に登場するディーヴァの整備士。ジェノアスIIの整備を担当し、整備記録を見せてもらいに行った際に一目惚れ。様々なアプローチの末に婚約するが、死に別れてしまった。後年も、彼女の残した言葉からディーヴァを守り続けている。
- キャプテン・アッシュ(アセム・アスノ)
- 元同僚。生存していた事を知った時には安堵していた。
- キオ・アスノ
- 戦友の息子。
- フリット・アスノ
- 上官。
- セリック・アビス
- キオ編以降の隊長。オブライトの方が年上のため、「さん」付けで呼ばれる。
- シャナルア・マレン、デレク・ジャックロウ、ジョナサン・ギスターブ
- アビス隊の仲間。
ヴェイガン
名台詞
アセム編
- 「その時は、僕と…結婚してくれないか!?」
- ディーヴァのクルーであるレミ・ルースとの交流が深まり、気持ちが仲間意識から恋心に変わった際のプロポーズ。あまりに突拍子な意見にレミは慌てふためいてしまい、その時は返事は曖昧になり、ほかのクルーからは白い眼で見られることに。だが両想いだったので思いは成熟した。しかしこれは典型的な死亡フラグであり、多くの視聴者は「これはオブライト死んだな」と彼の生存を諦めたが…
- 「レミ! レミィイイイイイイッ!!」
- その後の戦闘でレミが戦死した際の絶叫。死亡フラグは彼ではなくレミの方に行ってしまう。悲痛な叫びは彼女に届くことはなく、戦後に結婚する願いは叶わなくなってしまった。これ以降小説版だとオブライトは病んでしまう。
キオ編・三世代編
- 「俺の事はいい、お前達だけで行くんだ」
「お前達は、生きろ!」 - 通信を入れてきたアセムとキオに対して
- 「レミ、やっとお前に会いに行ける…待たせた、な…」
- 最期の台詞。この直後に守るべき家であるディーヴァと共に、愛する人の許へ逝った。
スパロボシリーズの名台詞
- 「一緒さ…俺が乗り始めた頃からずっと…お前の言う『中身』とは、意味が違うかもしれんがな…!」
- 『BX』第9話オリバーノーツルート「守れ!子供達の戦い」にてゴドムの言葉に対して。
- 乗機が変わらず前世代機であっても磨き続けて進化した己の腕でカバーしようとする、ベテランパイロットの彼ならではの台詞。
- 「…確かに、俺はいつ死んでも後悔しないように、やり残したことがないようにと考えていた」
「だが、お前のしようとしていることはただの逃げだ! 生命をかける…そんな言葉に酔うな!」
「お前は約束したはずだ…。家族に、必ず帰ると…」
「ならば、必ず帰れ。少なくとも、俺達の家の玄関だけはいつも綺麗にしてある…」 - 『BX』第41話、ゼハートとの決着のために死をも覚悟するアセムに対し一喝。家族の待つ家に必ず帰れと促した。
搭乗機体・関連機体
- ジェノアスII(ディーヴァカラー)
- アセム編での乗機。SRW未登場。
- ジェノアスOカスタム
- ジェノアスIIをカスタムした愛機。新型機のクランシェやアデルマークIIが配備されても乗り続けている。
- ディーヴァ
- アセム編から乗艦し、守り続けている「家」。
余談
- のちに放送された「ガンダムビルドファイターズトライ」にて彼を意識したと思われるミヤガ・ダイキが登場する。彼とは「声が遊佐浩二」「キノコ頭」「量産型モビルスーツ(ガンプラ)が乗機」「卓越した技術を持っており操縦テクニックも高い」等の共通点が多く、最終的な恋人であるシノダ・エリも茶髪眼鏡でおさげ等レミ・ルースに酷似している。
- ただし面倒見のよかったオブライトと違いミヤガは嫌味ったらしいコメディリリーフとして描かれている。