オルファン(Orphan)
『ブレンパワード』に登場するもの。当初は海底に沈んだ遺跡と思われていたが、物語が進むにつれ、太古の昔に地球にやってきた宇宙船のようなものだと判明した。全長は約150km。その名前は「孤児」を意味する。
生物的な特徴を持っており、意思のようなものが確認できるほか、新陳代謝のような活動も行われているらしい。オルファンの排泄物を餌にしている魚もいる。
また、ブレンパワードやグランチャーなどのアンチボディは、オルファンが生み出すプレートから生まれている。
ブレンパワード第1話以前からリクレイマーを名乗る集団が入り込み、宇宙へ飛び立つ準備を進めていた。が、飛び立つ際に地球のオーガニック・エナジーが吸われる事により、地球上の生物が滅亡するほどの深刻な影響を受けることが懸念されている。
オルファンが対になる存在として探し求めていることから、リクレイマーがオルファン制御のために探していた「ビー・プレート」は、その名称からプレートの一種と思われていたが、実際はかつてオルファンと争った「もう一人のオルファン」のことのようである(ブレンパワードとグランチャーの仲が悪いのは恐らくこれが原因)。オルファンが見つけてどうするつもりだったかは不明。
感受性の強い者でなければ「意志」への接触は難しいが、会話も可能。劇中で直接対話したのは比瑪のみ(勇などは一方的に語りかけることはあったが、「会話」をしたわけではない)で、10歳前後の少女の人格を持っている。その点からすれば、オルファン自体もまたアンチボディの近似種とも言える。
登場作品
- 第2次スーパーロボット大戦α
- ハマーンと協定を結んだ場合、終盤にシャアがアクシズの代わりにオルファンを地球に落として人類を滅ぼそうとするクロスオーバーがある。
また、オルファンに語りかける比瑪のDVEは必聴。
ルートによって、パスダーがゾンダーメタルプラントにするために取り付いて侵食されたり、オルファンが自分の意志によってアクシズ落としを阻止するために協力してくれる。
宇宙を航行するためのエネルギーとしてビムラーを用いるという『戦国魔神ゴーショーグン』との設定上のクロスオーバーも存在する。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 『ブレンパワード』が参戦していない為に直接名称は登場しないが、霊帝ルアフとの会話にて、『巨大な生体宇宙船』とオルファンらしき存在が語られており、アポカリュプシスの回避手段の一つでかつて地球脱出に失敗していた事が判明した。
(なお、オルファンはα世界においても原作通り、別のオルファンと戦いになり、そのせいで地球に落ちてきたという経緯を持つ外宇宙からの来訪者である。つまり一度は地球を脱出したが、同型艦に墜落させられたことになる。)
関連する用語
関連人物
- オルファンの少女
- 比瑪が接触したオルファンのアバターというべき存在。