EVA零号機改
EVA零号機・改(EVA-00' Proto Type)
- 登場作品:
- 分類:汎用人型決戦兵器(エヴァンゲリオン)
- 形式番号:EVA-00'
- 全長:40~200 m
- 重量:不定
- 動力:電力供給(アンビリカルケーブル)
- 装甲:12000枚の特殊装甲
- 開発:人工進化研究所⇒NERV
- 開発責任者:赤木リツコ博士
- 所属:特務機関NERV
- 主なパイロット:綾波レイ
機体概要
『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する、汎用人型決戦兵器人造人間・エヴァンゲリオンのプロトタイプモデルEVA零号機に戦闘用兵装を装着した機体。綾波レイの専用機で、機体色ブルー、認識コードはEVA-00'(ダッシュ)。設定上「改」とされてはいるが、原作では「零号機」としか呼ばれておらず、SRWでも「改」を付けて呼ぶ者は稀。
原作中では、第5使徒ラミエルとの戦闘中に加粒子砲を受けて多大なダメージを負った零号機に、EVA弐号機と同じウェポンラックと装甲板が取り付けられ、さらに機体色もオレンジからブルーに変更された機体。第9使徒マトリエル戦から登場している。それなりの戦果を挙げるが、第13使徒バルディエル(EVA3号機)戦では瞬時に撃破され、第14使徒ゼルエル戦ではN2地雷による自爆攻撃を仕掛けるも防御されて機体を中破。ほぼ完璧に修理したが、第16使徒アルミサエル戦で使徒の侵食を防ぐために、A.T.フィールドを反転させてコアの崩壊を起こし、使徒もろとも自爆し消失した。
新劇場版
正式名称「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試験零号機(改)」。
新劇場版ではTV版の様に青を基調としたカラーリングへの変更は行われなかったが、ウェポンラックは取り付けられている。
スパロボシリーズにおいて
やはりA.T.フィールドの存在抜きには語れない。他のEVAと同じく、装甲をフル改造しておくだけで一軍に入れるだけの価値がある。ただ、レイはシンジやアスカと違って支援系の精神コマンドを覚えるため、エースとして使っていくには力不足であるといえる。『スーパーロボット大戦MX』で登場したMAP兵器「N2爆雷」は異常に広い範囲と高い攻撃力をもつ上、P兵器なのでマップ兵器としては破格の使いやすさを誇るが、レイ自身が熱血などを覚えないため、専ら削り用の武器である。しかも、PS版αやMXでは必ず離脱するので改造し過ぎると損する。
『第3次スーパーロボット大戦α』では、A.T.フィールドが広域バリアとされているため、小隊員としての価値が高い。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 綾波レイの専用ユニット。最初からブルーの機体で登場する為、機体名は「EVA零号機」となっている。機体性能、武装どれもEVA3機中最も劣る。ちなみに、この頃のEVAはHPが低く設定されており(零号機は3900)、A.T.フィールド貫通がそのまま撃墜に直結する。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 綾波レイの専用ユニット。中盤に射程の長いポジトロンライフルが追加される。弐号機のそれとは若干性能が異なるが、主力武器は相変わらずプログレッシブナイフ。レイのシンクロ率はチルドレンの中で一番低く、扱い辛さは否めない。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 綾波レイの専用ユニット。終盤、アスカの復帰と同時に離脱してしまう。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- DC版の新規ルートでは自軍に復帰する為、改造は無駄にはならない。他のEVAより射撃武器が強力である。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 綾波レイの専用ユニット。一度だけ渚カヲルがレイから借りて乗り込む。今回ついに合体攻撃が追加された。A.T.フィールドは広域バリアで、過去のシリーズより使い勝手がいい。期間限定だがロンギヌスの槍も追加されて武器攻撃力ならスーパー系主役機と並ぶ。レイが感応など貴重な精神コマンドを覚える為、かなり有用なユニットになった。また、マップ兵器「N2地雷」(微妙にMXと名称が違う)は直線上に射程1~3と一見微妙そうな性能だが、移動後に使用出来る上に射程の短さから味方を巻き込み辛い。また、レイがパレッス粒子の影響を受けないため、パレッス粒子の影響を受けるシナリオではバーチャロイドや鋼鉄ジーグと共に主力となる。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 射撃に特化した性能で、扱いやすい。物語中では1度、ソーディアンに操られて暴走してしまい、初号機・弐号機と共に自軍に襲いかかる。この時の性能は凄まじく、放っておくとフル改造したマジンガーでも簡単にやられてしまう。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 中盤で零号機がこれになる。折角改造されたのに武装面ではなんと、ウェポンラックが付いたのにプログレッシブナイフが追加されないという、とんでもない不遇っぷりを見せる。しかし逆に防御面では盾が実装されたのでますますATフィールドが貫かれなくなる。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 綾波レイの専用ユニット。ポジトロンスナイパーによる長距離攻撃と、後半追加されるMAP兵器のN2爆雷が強い。本作ではレイの精神コマンドが全て戦闘向きなのも強い。ただしストーリー上、ステージ60クリア後に離脱してしまう(全65ステージ)。
装備・機能
武装・必殺武器
射撃兵装
- EVA専用拳銃
- その名の通り拳銃。原作では未使用。
- パレットライフル
- 劣化ウラン弾を発射するリニアレールガン。設定上では使い切り。
- スナイパーライフル
- その名の通り狙撃銃。原作で使徒に対し2回使用しているが、いずれも効果が無かった。
- ポジトロンライフル
- 陽電子砲。下記のスナイパーとは別武器。F完結編ではBEAM兵器。
- ボジトロンスナイパーライフル
- 状況に応じてライフルの出力、取り回しを変更可能。マップ兵器版もある。ちなみに初号機のものは自衛隊製だが、こちらはネルフ製。
- ロンギヌスの槍
- 第15使徒アラエル(SRW未登場)に使用したもの。SRWでは『第3次α』で初装備。イベント用武器という意味合いが強く、途中で使用不能になる。槍ではあるが投擲して使用する為か属性は射撃。
- N2爆雷
- 第14使徒ゼルエル戦の再現。SRWにおいてはマップ兵器扱い。作品によっては『地雷』表記の場合もある。MXではMAP兵器の範囲は大きめ。第3次αでは範囲は小さいがP属性で使い勝手がいい。第3次αでは射撃属性だが、MXでは格闘属性だった。
格闘兵装
- 格闘
- 『α』、『L』に登場。ぶん殴る。原作での零号機は格闘戦を挑むことはなかった。『L』では零号機単独の最強武器である。
- ニードル発射機構
- 左肩部ウェポンラックに装備。ラックを開放し、ニードルを射出する。原作では未使用。
- ブログレッシブナイフ
- 右肩部ウェポンラックに旧型を装備。
合体攻撃
特殊能力
- 剣装備
- プログナイフでの切り払いが発動する。
- A.T.フィールド
- 他のEVAと同様の効果だが、F時の零号機は初期HP3900だったため、A.T.フィールド貫通=撃破であった。
- アンビリカルケーブル
- S2機関
- 原作では搭載されていない。SRWでは『第3次スーパーロボット大戦α』のみの機能。
移動タイプ
サイズ
- L
対決・名場面など
- 対第9使徒マトリエル
- 初のEVA3機による作戦。マトリエルの溶解液を弐号機が盾になり、その隙に零号機が落ちたパレットライフルを回収し、初号機がそれを使用しマトリエルを撃破する。
- 対第10使徒サハクィエル
- 大気圏外より自身を質量爆弾として落下、攻撃するサハクィエルに対し、EVA3機はATフィールドによりサハクィエルを受け止め、零号機がプログレッシブナイフでコアを破壊し殲滅に成功。
- 対第12使徒レリエル
- EVA3機が迎撃するが、初号機がレリエルの虚数空間(ディラックの海)に取り込まれる。
- 対第13使徒バルディエル
- EVA3号機に侵食したバルディエルにより、零号機は取り押さえられて侵食されそうになったが、ゲンドウの指示によって左腕を切断されて事なきを得る。その後、使徒には放置された。
- 対第14使徒ゼルエル
- N2爆弾を持って特攻。あと一歩のところで防御され、頭部を割られて戦闘不能に。
- 対第15使徒アラエル
- 零号機のロンギヌスの槍の投擲により、大気圏外のアラエルを撃破。
- 対第16使徒アルミサエル
- 初号機と共に出撃。零号機はアルミサエルに侵食されてしまい、自爆によってアルミサエルを殲滅する。
関連機体
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