怒りのドクトリン

2015年5月23日 (土) 13:46時点におけるSilva (トーク | 投稿記録)による版

怒りのドクトリン(Doctrine of Anger)

御使いの一人にして、怒りを司るモノ。モノクルをつけた老人の姿をしている。

全ての行為を責務と捉え、「怒り」を以ってそれを行う。歪んだ進化を進む種に怒りを持っている。自らを並行宇宙の管理者であるとし、理を乱すものには厳然たる態度で臨む。本人はこれを苦行と考えているため、喜びを以って罰を下すアドヴェントとは相容れず、彼を追放した経緯がある。

1億2000万の崩壊から逃れるために至高神ソルを再臨させようと企み、シュロウガに無限輪廻を組み込み、アサキムとシュロウガにスフィアの収集を命じた。

惑星エス・テランにおける決戦で楽しみのテンプティと共にプロディキウムに搭乗し、Z-BLUEの前に立ちふさがる。 かつてインベーダーバアルと位置づけたのと同様に自分達に刃向かう地球人をバアルとして抹殺しようとするが、真化融合を果たした彼らの前に敗北。 逆に自分達こそが「真のバアル」だと断じられ、その事に激昂するも数多の銀河を自分達の身勝手な理屈で破壊してきた行為こそが消滅しようとする力を自覚なく強めてしまった事を指摘され動揺。それでも認められずに悪足掻きをするが、ゼロのギアス攻撃に更に追い詰められていた所を、本性をあらわしたアドヴェントの生贄になる事をテンプティ共々強要されてしまい、最期はそのまま至高神Zを生み出す為の生贄として吸収され消滅。

御使いは嘘や争いを超えた絶対の存在だと信じ切っていた彼だったが、その姿勢が仇となり見下していた地球人に力や言葉で敗北した挙句、それを証明するも同然の形で同じ御使いであるアドヴェントに騙されて消滅に追いやられると言う、自分達の今までの全てを根底から覆された末の最期を遂げる事となってしまった。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
51話にて楽しみのテンプティと共にDVE付きで登場。61話でプロディキウムに乗り込んで直接対決となる。
そもそもがロクでもない御使いの中でも、特にわかりやすく頑迷な人物として描写されている。パイロットとしてはさすがに強力だが、底力がないのでいくら殴っても気力の分以上には硬くならず、さらに「消滅しようとする力」サイドなのでバサラの歌が効く。ヘリオース撃墜時に動ける味方を残しておき、出現したターンで袋叩きにして落としてしまうのがベター。

パイロットステータス

全能力が高い強敵。技量に至っては初期値200と他を大幅に引き離している。

精神コマンド

特殊技能(特殊スキル)

第3次Z天獄篇
[[超能力]L9、ガードプレッシャーL4、戦意高揚精神耐性気力+ボーナス気力限界突破3回行動
さすがのラインナップだが「底力」がないので、ガードの分以上には硬くならない。

固有エースボーナス

気力130以上で、1度だけ「熱血」と「かく乱」がかかる
天獄篇で採用。ハードだとこれを持って現れる。ただ、「熱血」は「ひらめき」で対処可能、「かく乱」はプロディキウムが鈍重なのであまり意味がない。

パイロットBGM

「天より遣われし者」

人間関係

喜びのアドヴェント
1万2000年前に追放したが、至高神再誕に必要なヘリオースを持つアドヴェントの帰還を認めた。
しかし、彼は自分を追放したドクトリン達に怨みを抱いており、至高神Zを生み出す生贄として吸収された。
また、御使いには同胞を手にかけるという概念がなければそれ以前に嘘をつくというのもあり得ないとされている為、サクリファイやアサキムを取り込んだ彼のついた嘘を鵜呑みにしてしまい、掌で踊らされた挙句に無理矢理吸収されてしまった。
哀しみのサクリファイ
同胞。御使いの意見に反したため次元牢に閉じ込めている。
楽しみのテンプティ
同胞。
アサキム・ドーウィン
彼にすべてのスフィアの収集を命じた。アサキムにとっては自分を無限獄に堕とした張本人。
次元将ヴィルダーク
彼にサイデリアルの統率者として、スフィアの収集を命じていた。その裏で御使いに対する反抗を企てていたことも、彼が「立ち上がる射手」のリアクターであったことから察していた。

他作品との人間関係

ハーデス神トワノ・ミカゲ宇宙魔王ズール皇帝
至高神ソルを唯一の神としている御使いにとって彼らは、神気取りの愚か者であるが、傍から見れば両者とも精神構造は身勝手かつ自己中心的な為、お互いの事は言えない。なお、ハーデスに至っては御使いの行動を引き合いに出して『神とは他者を省みず己の力を自分の望みをかなえるために行使する存在』と断じており、シンカを果たした先達として後続の規範となり導くという自分達に課した御使いの義務を果たせていない事を証明してしまっている。

名台詞

戦闘中

インターミッション

ドクトリン「いずれ彼らは進化からシンカに至る……だが、太陽の輝きは許されない」
テンプティ「じゃあ、どうすんの?」
ドクトリン「決まっている。あの星の地球人は抹消だ」
「それが我々の務めなのだ」
天獄篇第50話「星の向こうに」のエンドデモでのテンプティとの会話。天獄篇予告では最後の〆に使われていたが、ネタバレを防ぐため背景は黒い太陽ではなく蒼の地球になっていた。
ドクトリン「我らは至高神に仕え、全ての並行世界の父にして、兄である存在……」
テンプティ「要するに全ての生物の……ううん、全ての存在の頂点に立つ者だよ」
第51話で現れた際の宣言。テンプティ共々DVE。
この短い台詞が御使いの独善と傲慢を端的に表しているといえる。とはいえ、ゲッター艦隊に手出しをしていないところを見るに、全能というわけではないのか。
「なぜだ、アドヴェント! 我らは嘘も争いも超えた永遠の存在ではなかったのか!?」
「い、嫌だああああああっ!!」
断末魔。

搭乗機体

プロディキウム
至高神ソルを再誕させる為に必要な神器の一つ。