ニュートロンジャマーキャンセラー(Neutron Jammer Canceller)
『機動戦士ガンダムSEED』に登場する、ニュートロンジャマーを無効化する装置。ニコル・アマルフィの父であるユーリ・アマルフィが開発した。Nジャマーと違い、効果範囲はだいたいモビルスーツ1機分程度である。製造にはベースマテリアル(原材料)となる特殊物質が必要で、その地下資源は地球上では大西洋連邦が独占しているが、その後、火星でもベースマテリアルの大鉱脈が発見されている。
初めて搭載されたドレッドノートガンダムは頭部に搭載されていたが、それ以後に開発された機体は核エンジンと併設する形で搭載されているようである。
初出はフリーダムガンダムとジャスティスガンダム。核分裂炉を搭載することで、膨大な火力と長い稼働時間を得られるようになった(それに伴い、「GUNDAM」のOSも独自の物に変更されている)。
ニュートロンジャマーキャンセラーの情報がラウ・ル・クルーゼからフレイ・アルスターの手を経て連合に伝えられてからは、核ミサイルに装備されるようになり、プラントは核攻撃の危機に陥った。ちなみに46話で情報を入手して47話で実装されたため、まるで量産が容易であるかのように見えるかもしれないが、実際には実装されるまでに2ヶ月を要している。
その後、ユニウス条約でミラージュコロイドと共に軍事目的での利用が禁止されたが、C.E.73時には殆ど無視され、ハイパーデュートリオンエンジンの開発に使用されるなどしていた。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、この装置によって再び核兵器が使用可能になってしまったため、新しく核兵器を封印する装置として「ニュートロンスタンピーダー」が登場している。
登場作品
- 第3次スーパーロボット大戦α
- ほぼ無意味な存在。何故意味がないかというと第3次αのニュートロンジャマーは他のガンダムシリーズとの兼ね合いにより、地上には打ち込まれておらず、対核兵器用としてプラント周辺とザフト製戦艦にしか付けられていないからである。にも関わらず、フリーダムガンダムにはしっかり搭載されている事が語られている。結果的にザフトはわざわざ開発する必要のないこれを開発したばっかりに戦争の泥沼化を招いた事に……。
- スーパーロボット大戦W
- フリーダム、ジャスティス、ローエングリン装備のブルーフレームセカンド(他の形態では未搭載)、ドレッドノート(Xアストレイ)、ハイペリオン(カナード機・強化後)に装備。自身のENを15%回復するという特殊能力。フリーダムやBF、Xアストレイの燃費の悪さを見事にフォローしている。なお、フレイはアークエンジェルに回収されるので連合軍にNジャマーキャンセラーのデータが渡らず、新国連側の元で平和利用される事に。
- スーパーロボット大戦K
- フリーダムに搭載されている。効果はWの時と同じ。