差分
編集の要約なし
*[[声優]]:神谷浩史、田中晶子(女装時)
*[[声優]]:神谷浩史、田中晶子(女装時)
*種族:地球人([[イノベイド]])
*種族:地球人([[イノベイド]])
*性別:中性(後述する、男性とする媒体はサンライズ見解において全て間違い・誤記にあたると言及されている)
*性別:中性(表向きは男性)
*[[年齢]]:(外見年齢は16歳で固定)
*[[年齢]]:(外見年齢は16歳で固定)
*実年齢:ファーストシーズン時で稼動年齢は推定2才以上~5才以下
*実年齢:ファーストシーズン時で稼動年齢は推定2才以上~5才以下
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
*キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
[[ソレスタルビーイング]]に所属する[[ガンダムヴァーチェ]]の[[ガンダムマイスター]]。<br />一見は類い希な美貌を持つ中性的な少年であったが、実際の年齢、性別、出身、国籍、経歴など全てが不明とされていた。やがて敵の正体および本編の全容と共にティエリアの出自は明らかとなってゆく。
[[ソレスタルビーイング]]に所属する[[ガンダムヴァーチェ]]の[[ガンダムマイスター]]。<br />
一見は類い希な美貌を持つ中性的な少年であったが、実際の年齢、性別、出身、国籍、経歴など全てが不明とされていた。やがて敵の正体および本編の全容と共にティエリアの出自は明らかとなってゆく。
その正体はソレスタルビーイングの行動の垣根を成す量子演算型コンピュータ「[[ヴェーダ]]」の作り出した「戦闘型[[イノベイド]]」であり、ヴェーダの示すプランを忠実に実行する存在であると共に、ヴェーダへの特殊なアクセス権も所有していた。一人称は当初は「俺」だったが、心中の動揺によって人格の根幹がぶれる事により「僕」→「私」と弱く変化していく(「俺」は強いマイスターになるためにティエリアが自らに架していた偽りの一人称であり「私」は初期案の女性設定の名残でもある)。2ndシーズンでは完全に「僕」で統一された。
その正体はソレスタルビーイングの行動の垣根を成す量子演算型コンピュータ「[[ヴェーダ]]」の作り出した「戦闘型[[イノベイド]]」であり、ヴェーダの示すプランを忠実に実行する存在であると共に、ヴェーダへの特殊なアクセス権も所有していた。
ノベライズではトライアルシステムを持つ審判機体[[ガンダムナドレ]]が「人間には任せられないために、敢えて人間ではない専用パイロットの自分が造られた」という事実認識としてティエリアのアイデンティティを支えるものでもあったと明かされている。ナドレはヴェーダとのリンクが断たれるまで肉体を使わずに運用している。
一人称は当初は「俺」だったが、心中の動揺によって人格の根幹がぶれる事により「僕」→「私」と弱く変化していく。「俺」は強いマイスターになるためにティエリアが自らに架していた偽りの一人称である<ref>「私」は初期案の女性設定の名残でもある</ref>。2ndシーズンでは完全に「僕」で統一された。
ノベライズではトライアルシステムを持つ審判機体[[ガンダムナドレ]]が「人間には任せられないために、敢えて人間ではない専用パイロットの自分が造られた」という事実認識としてティエリアのアイデンティティを支えるものでもあったと明かされている。ナドレはヴェーダとのリンクが断たれるまで肉体を使わずに運用している。<br />
2期の序盤まで自身が敵と同じイノベイドである事を知らなかったために、ごく一部の書籍で「人間だと思っていた」と書かれる事があるが、ティエリアは「自身が人間に任せられない計画のために造られたヒトならざるモノである事を自認」しており、小説では自らで語っている。
2期の序盤まで自身が敵と同じイノベイドである事を知らなかったために、ごく一部の書籍で「人間だと思っていた」と書かれる事があるが、ティエリアは「自身が人間に任せられない計画のために造られたヒトならざるモノである事を自認」しており、小説では自らで語っている。
「ヒトならざる存在」であるため「ヒトが判らない」が故に、当初は人間性の希薄な冷徹な人形のような存在であり、それが故に他のガンダムマイスター達といざこざを起こす事が多かった(特に[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と)。しかし彼らと共に戦っていくうちに徐々に絆を深めていくことになり、クールでありながらも仲間の心情を理解して行動できる、ソレスタルビーイングにとって欠かせない存在へと成長していった。
「ヒトならざる存在」であるため「ヒトが判らない」が故に、当初は人間性の希薄な冷徹な人形のような存在であり、それが故に他のガンダムマイスター達といざこざを起こす事が多かった(特に[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と)。しかし彼らと共に戦っていくうちに徐々に絆を深めていくことになり、クールでありながらも仲間の心情を理解して行動できる、ソレスタルビーイングにとって欠かせない存在へと成長していった。
2ndシーズンでは、壊滅したCBにおいて仲間の生存を信じており、最も早く組織建て直しに動いた人物である。各ガンダム及び艦船の開発に従事したとされる。2ndで散見する仲間への労りの行動について「人間は弱さを助け合って生きていける種族」「[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]の示した人間の良さを自分が正しいと証明したい」との認識による行動だと解説されている。また、イベント映像では過去の自分を受け止めており「一緒に戦う人を仲間と呼んでいる」と語るシーンが登場している。[[計画]]と自身の立場に悩む事もあったが、[[メメントモリ]]によるスイール消滅において非道な[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]達のやりかたに生理的に付いていけない事を確信。自分の信じた道を歩み人間側に立つことを宣言した。後にヴェーダを奪還してそのホスト権限を掌握、リボンズも見られなかった全ての秘匿領域を見る事となり劇場版に繋がる。
なお、番組当初より「表向きを少年と装い活動する性別不明」と公開されていた戦闘型イノベイドであり、強いマイスターであろうと男装している。また語られている範囲では任務で2度ほど明確な[[女装]]をした事がある。<br />
これについて公式監修である小説版では、[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]の提案に「わずかばかり芽生えた困惑と羞恥心の念を使命感で押し殺した」とあるため、まれに[[女装]]に抵抗があると誤解される事があるが、精神にも偏った性別はない。公式により「人間に肌を見せるのが大嫌い」「ドレスの方向性は自分で選んだ」等が明かされており(前出の小説でも女装の肌に触れられる事を嫌悪している)ティエリアが男女装という概念それ自体に抵抗を持つ制作意図は存在しない。なお、特徴的なカーディガンについては「形が気に入っている」ピンク色については「ティエリアなりの好みです」と監督。
もし性別を男性とする媒体があれば、それは誤記でありサンライズのチェックミスである製作見解が前置かれている。実際の肉体・精神についてあらかじめ「男か女かと言うなら、どちらとも言えない」との言及がされていた。「今後も公式でティエリアの性別が男性になる事は絶対にない」と水島精二監督により解説されている。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
=== [[Zシリーズ]] ===
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
:
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== パイロットステータス設定の傾向 ==
== パイロットステータス設定の傾向 ==
=== [[能力|能力値]] ===
=== [[能力|能力値]] ===
砲戦主体の[[ガンダムヴァーチェ]]のパイロットらしく[[射撃]]が高い。ただし、防御面は[[防御]]が低く、ヴァーチェの性能とチグハグになっている。これは成長タイプが防御の上がらない「射撃系・回避型」であるため。再世篇では防御と[[格闘]]が微妙に上がった以外変化はない。
砲戦主体の[[ガンダムヴァーチェ]]のパイロットらしく[[射撃]]が高い。ただし、防御面は[[防御]]が低く、ヴァーチェの性能とチグハグになっている。これは成長タイプが防御の上がらない「射撃系・回避型」であるため。再世篇では防御と[[格闘]]が微妙に上がった以外変化はない。
;「その行動、万死に値する!」
;「その行動、万死に値する!」
:反撃時の台詞の一つ。上述の名台詞のアレンジ。
:反撃時の台詞の一つ。上述の名台詞のアレンジ。
=== Zシリーズ ===
=== Zシリーズ ===
;「がさつな男だった……」<br />「そして、優秀な戦士であり、無二のリーダーだった……」
;「がさつな男だった……」<br />「そして、優秀な戦士であり、無二のリーダーだった……」
;「外宇宙は、我々にとっては未知の世界だ。 [[ELS]]の助けを借りることもあるだろう」<br/>ロックオン「なんだ? ELSと融合して、金属生命体にでもなるってか?」<br/>「場合によっては、そういうこともあり得る」
;「外宇宙は、我々にとっては未知の世界だ。 [[ELS]]の助けを借りることもあるだろう」<br/>ロックオン「なんだ? ELSと融合して、金属生命体にでもなるってか?」<br/>「場合によっては、そういうこともあり得る」
:UXのEDにて、外宇宙に向けて出発する際のやりとり。劇場版でのエピローグの事を考えると、何とも意味深な発言である。そのあと、[[ミレイナ・ヴァスティ|ミレイナ]]の告白につながる。
:UXのEDにて、外宇宙に向けて出発する際のやりとり。劇場版でのエピローグの事を考えると、何とも意味深な発言である。そのあと、[[ミレイナ・ヴァスティ|ミレイナ]]の告白につながる。
===単独作品===
===単独作品===
;「全く、手が焼けるな君は」<br/>「キラ・ヤマト! 君にプレゼントを持ってきた」
;「全く、手が焼けるな君は」<br/>「キラ・ヤマト! 君にプレゼントを持ってきた」
:[[CC]]にて、アラスカで[[デビルガンダム]]の攻撃を妨害した直後、キラに[[フリーダムガンダム]]を渡すときの台詞。
:[[CC]]にて、アラスカで[[デビルガンダム]]の攻撃を妨害した直後、キラに[[フリーダムガンダム]]を渡すときの台詞。
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
;(ヴェーダが承認したミッションとはいえ、我々にこんな事をしている余裕があるのか)
;(ヴェーダが承認したミッションとはいえ、我々にこんな事をしている余裕があるのか)
== 余談 ==
== 余談 ==
*初期案では「重装甲ガンダムに乗る男装の美少女」で企画が進められていた。
*[[セラヴィーガンダム]]の背中に背負わせたガンダムフェイスはCBの象徴であり、2ndのティエリアに背負わせた事が黒田氏のインタビューで語られている。
*漫画『さよなら絶望先生』がアニメ化された際に、ティエリア役の神谷氏が同作品の主人公「糸色望」を演じた事から、二次創作関連や神谷氏がパーソナリティーを務めるWebラジオ『さよなら絶望放送』などでネタにされていた事がある(同じメガネキャラ繋がりでもある)。なお、同番組では神谷氏の誕生日プレゼントとしてティエリアとお揃いの'''ピンクのカーディガン'''が贈られ、氏を絶望させた経緯がある。
*漫画『さよなら絶望先生』がアニメ化された際に、ティエリア役の神谷氏が同作品の主人公「糸色望」を演じた事から、二次創作関連や神谷氏がパーソナリティーを務めるWebラジオ『さよなら絶望放送』などでネタにされていた事がある(同じメガネキャラ繋がりでもある)。なお、同番組では神谷氏の誕生日プレゼントとしてティエリアとお揃いの'''ピンクのカーディガン'''が贈られ、氏を絶望させた経緯がある。
*演じた神谷氏は『SDガンダムフォース』(未参戦)でキャプテンガンダムを演じており、'''「[[刹那・F・セイエイ|刹那]]より先にガンダムになっていた」'''とネタにされることがある。
*演じた神谷氏は『SDガンダムフォース』(未参戦)でキャプテンガンダムを演じており、'''「[[刹那・F・セイエイ|刹那]]より先にガンダムになっていた」'''とネタにされることがある。
== 脚注 ==
<references />
== リンク ==
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{{DEFAULTSORT:ていえりあ ああて}}