差分

628 バイト追加 、 2024年7月13日 (土)
30行目: 30行目:  
ジェットスクランダーも変貌しており、アルファベットの「Z」や、数字の「0」の形状に変形する。その上に乗ることで空中での浮遊も可能。元々は後付け装備であるはずのスクランダーだが、この姿では魔神パワーの一つを使い、体の一部のように作り出していた。その戦闘力は世界を文字通り滅ぼすものであり、あらゆる存在を超越する。
 
ジェットスクランダーも変貌しており、アルファベットの「Z」や、数字の「0」の形状に変形する。その上に乗ることで空中での浮遊も可能。元々は後付け装備であるはずのスクランダーだが、この姿では魔神パワーの一つを使い、体の一部のように作り出していた。その戦闘力は世界を文字通り滅ぼすものであり、あらゆる存在を超越する。
   −
誕生の経緯としては、開発者である[[兜十蔵]]博士が、『[[真マジンガー 衝撃! Z編|Z編]]』の孫想いのファンキーな老人ではなく、'''世界最強の人造神を完成させ、世界制覇を成し遂げる野望'''の為なら自分の息子や孫すら抹殺しようとする極悪非道のマッドサイエンティストだったことによる。
+
誕生の経緯としては、開発者である[[兜十蔵]]博士が、『ZERO』のほとんどの世界において『[[真マジンガー 衝撃! Z編|Z編]]』の孫想いのファンキーな老人ではなく、'''世界最強の人造神を完成させ、世界制覇を成し遂げる野望'''の為なら自分の息子や孫すら抹殺しようとする極悪非道のマッドサイエンティストだったことによる。
    
天才的な頭脳を持っていた十蔵博士だったが老いた自分が生きている内に野望達成は不可能と悟った。しかしとある世界の博士が光子力による重力制御によって時空を歪ませ、過去の自分に自身の研究結果を送る事を可能とする光子加速器[[ミネルバX (真マジンガーZERO)|ミネルバX]]を開発。これによって自身の研究を濃縮し続けていった結果<ref>なおこの研究の濃縮の結果、ミネルバXも最初は格納庫一帯を占める程の大型マシンだったが、後に十蔵博士の手によって等身大のロボットを経て喜怒哀楽を有する美女型アンドロイドへと変貌していった。</ref><ref>この時点での装甲は「超合金Z」ではなく、「合金Z」とされている。</ref>、完成したマジンガーZは人工知能を有した唯一無二のスーパーロボットとして各国の軍隊を蹂躙。世界各国の首脳陣を14日と10時間34分で平伏させるまでに至った。
 
天才的な頭脳を持っていた十蔵博士だったが老いた自分が生きている内に野望達成は不可能と悟った。しかしとある世界の博士が光子力による重力制御によって時空を歪ませ、過去の自分に自身の研究結果を送る事を可能とする光子加速器[[ミネルバX (真マジンガーZERO)|ミネルバX]]を開発。これによって自身の研究を濃縮し続けていった結果<ref>なおこの研究の濃縮の結果、ミネルバXも最初は格納庫一帯を占める程の大型マシンだったが、後に十蔵博士の手によって等身大のロボットを経て喜怒哀楽を有する美女型アンドロイドへと変貌していった。</ref><ref>この時点での装甲は「超合金Z」ではなく、「合金Z」とされている。</ref>、完成したマジンガーZは人工知能を有した唯一無二のスーパーロボットとして各国の軍隊を蹂躙。世界各国の首脳陣を14日と10時間34分で平伏させるまでに至った。
   −
だがこの結果に博士は満足せず<ref>その際、「つまらんわい」と平伏させた各国の首脳陣をブレストファイヤーで焼き払っている。</ref>、より高みを目指すため「過去の自分に伝えることなく研究成果を各国にばら撒く」ことで世界にハンデを与え、自分の想像を超えた出来事を起こすことで更なるインスピレーションを得て研究を飛躍させることを目論んだ。そして次の世界で十蔵博士の研究結果を理解できた一握りの科学者の中に居た者こそがもう一人の世界征服を目論むマッドサイエンティスト、[[Dr.ヘル]]だった。Dr.ヘルは研究結果を利用し古代ミケーネの遺産を復活させ、[[機械獣]]による世界征服を目指した結果、十蔵博士と対立。やがて二人はマジンガーと機械獣によるデスマッチを展開する事となった<ref>この戦いは週1での指定された場所におけるマジンガーと機械獣の決闘という形で行われ、TVアニメの改良を繰り返しながら毎回異なる機械獣と戦うマジンガーZという構図を再現している。</ref>。激化した対決の中、遠隔操縦方式だったマジンガーの弱点を突いたDr.ヘルの操る[[バルガスV5]]との戦闘で十蔵博士は重症を負い、対抗するため人工知能を外したマジンガーに乗り込んだ甲児が直接操縦しこれを迎撃。
+
だがこの結果に博士は満足せず<ref>その際、「つまらんわい」と平伏させた各国の首脳陣をブレストファイヤーで焼き払っている。</ref>、より高みを目指すため「過去の自分に伝えることなく研究成果を各国にばら撒く」ことで世界にハンデを与え、自分の想像を超えた出来事を起こすことで更なるインスピレーションを得て研究を飛躍させることを目論んだ。そして次の世界でばら撒かれた十蔵博士の研究結果を理解できた一握りの科学者の中に居た者こそが、もう一人の世界征服を目論むマッドサイエンティスト、[[Dr.ヘル]]だった。Dr.ヘルは研究結果を利用し古代ミケーネの遺産を復活させ、[[機械獣]]による世界征服を目指した結果、十蔵博士と対立。やがて二人はマジンガーと機械獣によるデスマッチを展開する事となった<ref>この戦いは週1での富士山裾野の指定された場所におけるマジンガーと機械獣の決闘という形で行われ、『TV版』の改良を繰り返しながら毎回異なる機械獣と戦うマジンガーZという構図を再現している。</ref>。激化した対決の中、遠隔操縦方式だったマジンガーの弱点を突いたDr.ヘルの操る[[バルガスV5]]との戦闘で十蔵博士は重症を負ってしまうが、対抗するため人工知能を外したマジンガーに乗り込んだ甲児が直接操縦しこれを迎撃。
   −
その後搭乗型に改良したマジンガーと甲児の活躍を病院のベッドで観戦していくうちに十蔵博士は孫への愛情を得て改心し、Dr.ヘルとの戦いに終止符を打つべく真のマジンガーを完成させる研究を病床の身体をおして進めていった。死の間際、マジンガーが破れる姿を見た十蔵博士は「自分より優れた知を持ち、自己進化し永遠の命を持つ新たな生命」の設計図を最後の研究成果として「世界を救い、甲児を守ってくれ」と願ってミネルバXに託した。
+
その後搭乗型に改良したマジンガーと甲児の活躍を病院のベッドで観戦していくうちに十蔵博士は孫への愛情を得て改心し、Dr.ヘルとの戦いに終止符を打つべく真のマジンガーを完成させる研究を病床の身体をおして進めていった。死の間際、戦いの中で強化されていった機械獣によってついにマジンガーが破れる姿を見た十蔵博士は「自分より優れた知を持ち、自己進化し永遠の命を持つ新たな生命」の設計図を最後の研究成果として「世界を救い、甲児を守ってくれ」と願ってミネルバXに託した。
   −
しかし次の世界の十蔵博士は改心する前のマッドサイエンティストだったため、ミネルバXが当初隠していた設計図を独自に解析しその悪魔的発想を組み込んで建造。結果出来上がってしまったのが7つのブラックボックスたる魔神パワーを有するようになった、愛を知らない究極の魔神となったマジンガーであり、それが進化していった存在こそがZEROである。ミネルバXはこの結果<ref>起動すると同時に十蔵博士を踏み潰し、そのまま破壊の化身となり光子力研究所を焼き尽くしている。</ref>に当然納得せずに再度世界をリセットしたが、次の世界はマジンガーZが既に起動済みの世界に変貌してしまっていた。これはマジンガーが起動後に十蔵を殺害し、その後にDr.ヘルがミネルバXを盗み出した十蔵博士のデータと超小型光子力エンジン<ref>これは本来の大型光子加速器とリンクする小型光子加速器でもあるが、盗んだ際にリンクを切断している。</ref>から造ったという経緯をたどったことで光子加速器とのリンクが外されてしまったためである。その結果ミネルバXはマジンガーの開発中に魔神パワーが搭載され起動する前の時間に世界をリセットすることが不可能になり、ZEROが生まれることを阻止できなくなった。
+
しかし次の世界の十蔵博士は改心する前のマッドサイエンティストだったため、ミネルバXが当初隠していた設計図を独自に解析しその悪魔的発想を組み込んで建造。結果出来上がってしまったのが7つのブラックボックスたる魔神パワーを有するようになった、愛を知らない究極の魔神となったマジンガーであり、それが進化していった存在こそがZEROである。ミネルバXはこの結果<ref>魔神パワーを有するようになったZは起動すると同時に十蔵博士を踏み潰し、そのまま破壊の化身となり光子力研究所を焼き尽くしている。</ref>に当然納得せずに再度世界をリセットしたが、次の世界はマジンガーZが既に起動済みの世界に変貌してしまっていた。これはマジンガーが起動後に十蔵を殺害し、その後にDr.ヘルがミネルバXを盗み出した十蔵博士のデータと超小型光子力エンジン<ref>これは別世界から研究結果を受信する大型光子加速器にリンクする小型光子加速器でもあるが、大型光子加速器から得られた研究成果を元に十蔵博士が小型光子加速器を作るはずが、大型を作成→マジンガーZを作成→マジンガーに殺害される→盗んだデータからRr.ヘルが小型(ミネルバX)を作成という異なるプロセスをたどるようになってしまい、それまでの世界線のリンクから外れることになった。</ref>から造ったという経緯をたどったことで光子加速器とのリンクが外されてしまったためである。その結果ミネルバXはマジンガーの開発中に魔神パワーが搭載され起動する前の時間に世界をリセットすることが不可能になり、ZEROが生まれることを阻止できなくなってしまった。
    
最終的にマジンガーZのみで完結する因果律を紡ぎ出し、自らを神とする「Zの世界」という形で世界を閉ざしてしまう。しかし、それゆえに深刻化した、因果律兵器の抜け穴である「'''マジンガーのいない世界を観測できない'''」という弱点を突かれ、甲児と鉄也に閉ざされた世界の脱出を許してしまう<ref>余談だがこの時の世界は、前作の「真マジンガーZERO」第0話「兜甲児! 終焉の淵に立つ」でZEROによって甲児以外の人類が殺され甲児もミネルバの光子ルストハリケーンで灰になった世界になっている。</ref>。その後ZEROの体内から脱出する際に放ったZとグレートのダブルバーニングファイヤー<ref>SRW以外の媒体で初めて名称を甲児と鉄也が叫んでいる。</ref>により決定的に瓦解する。
 
最終的にマジンガーZのみで完結する因果律を紡ぎ出し、自らを神とする「Zの世界」という形で世界を閉ざしてしまう。しかし、それゆえに深刻化した、因果律兵器の抜け穴である「'''マジンガーのいない世界を観測できない'''」という弱点を突かれ、甲児と鉄也に閉ざされた世界の脱出を許してしまう<ref>余談だがこの時の世界は、前作の「真マジンガーZERO」第0話「兜甲児! 終焉の淵に立つ」でZEROによって甲児以外の人類が殺され甲児もミネルバの光子ルストハリケーンで灰になった世界になっている。</ref>。その後ZEROの体内から脱出する際に放ったZとグレートのダブルバーニングファイヤー<ref>SRW以外の媒体で初めて名称を甲児と鉄也が叫んでいる。</ref>により決定的に瓦解する。
1,478

回編集