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== 概要 ==
 
== 概要 ==
CGSの参番組隊長。仲間や部下からの信頼は厚く、特に幼馴染の[[三日月・オーガス]]との絆は強い。多くの少年兵から尊敬されるなど高いカリスマ性を持つが、一方で年相応の精神的な脆さも持つ危うい一面もある。
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[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]』のもう一人の主人公。
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CGSの大人達に虐げられてきたが、CGSに対する[[ギャラルホルン]]襲撃後のクーデターによって大人達を一掃し、参番組を元とした「[[鉄華団]]」を立ち上げ、団長に就任する。そして[[火星]]のクリュセ独立自治区の首相の娘である[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]の依頼を受け、鉄華団の仲間達やクーデリアと共に地球を目指す。
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火星の民間警備会社「CGS(クリュセ・ガード・セキュリティ)」の参番組隊長を務め、組織の大人達に虐げられてきたが、[[ギャラルホルン]]襲撃後のクーデターによって大人達を一掃。参番組を元とした「[[鉄華団]]」を立ち上げ、団長に就任する。
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だが、それは鉄華団の過酷な運命の始まりでもあった…。
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=== 人物 ===
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褐色の肌と紫がかった銀髪に加え、がっしりした体格と長身が特徴。第1期では首に巻いたアフガンストールが特徴。第2期では団長という立場からスーツ姿となっており、その上に鉄華団の証であるコートを羽織っており、さながらマフィアのボスの様な風格を見せる。
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不良っぽい荒々しい口調をしているが、本質的には真面目で義理堅い人物で、仲間や部下からの信頼も厚く、多くの少年兵から尊敬されるカリスマ性も秘めた偉丈夫。特に幼馴染の[[三日月・オーガス]]との絆は強く、幼少期より実の兄弟以上の繋がりで育った彼の事を誰よりも深く理解し、その性格や行動原理に信頼を置いている。左腕には三日月との信頼関係が絶対的な物となった「証」とも言える傷がある。
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一方、三日月が自分の為にいかなる汚れ役等も担う事に内心重圧を感じていたり、冷徹な判断を下せても非常に徹しきれない等、年相応の精神的な脆さも持つ。また、「自分達の本当の居場所」を手に入れる事を夢見るというロマンチストさを持つ反面、[[火星]]の下層階級の中で貧困の中を苦しみ続ける日々を送っていた経験から、常人離れとも言える上昇志向も持ち合わせており、更に鉄華団結成後は徐々に「団員達の犠牲」というリスクをも度外視する形で目先の利益を求める方針に先鋭化していく等、非常に危うい面も持ち合わせるようになり、参謀格である[[ビスケット・グリフォン]]と衝突してしまう要因にもなっている。CGS時代に団員達共々大人達から虐げられ続けていた事実から、大人に対する反感や不信感も強く、[[名瀬・タービン]]の様に恩義のある人間を除いて、[[メリビット・ステープルトン]]を始めとする大人達からの自分達を想っての言葉には素直に聞き入れようとしない未熟さも見せている。これは他の団員達にも強い影響を与えてしまっており、特にブルワーズでヒューマンデブリとして散々酷使されていた過去を持つ団員達にその傾向があり、後々厄介な問題を招く事にも繋がっている。
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少年兵達の中でも頭の回転の速さと高い洞察力を持っており、相手の言葉の節々からその真偽を読み取る事にも長けている。更には各団員の性格や調書に関しても適切に把握しており、それを踏まえた作戦の立案もこなす等、[[指揮官]]としての優れた才能を持っている。しかし、上昇志向の強さや目先の利益重視の方針、そして団員達の感情を優先させてしまう考えが仇になってしまう事で大局的な判断がし辛くなっており、戦略家としての能力には欠けている。
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なお、ガンダムシリーズの主人公格でありながらもガンダムに搭乗しなかった珍しい人物で、その立ち位置は宇宙世紀シリーズの[[ブライト・ノア]]に近い。
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=== 劇中での様相 ===
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火星の下級下層の中で生まれ育ったオルガは、三日月と共に幼少期を過ごし、後に民間警備会社である「CGS」へと入隊。そこで[[阿頼耶識|阿頼耶識システム]]を組み込まれ、大人達から不当な扱いを受けながらも、三番組隊長として活躍し、自分と同格の少年兵達からの信頼を得ていく事になる。そんな中、[[ギャラルホルン]]の襲撃を受け、大人達が逃げ出したのに乗じる形で、CGS本部施設地下に電源設備として流用されていた[[ガンダム・バルバトス]]を三日月に起動させ、ギャラルホルンの撃退に成功。その後、大人達にクーデターを起こし、少年兵達で構成された三番組を「鉄華団」という組織に改め、クリュセ独立自治区首相ノーマン・バーンスタインの娘である[[クーデリア・藍那・バーンスタイン]]の依頼を受け、鉄華団の仲間達やクーデリアと共に「[[イサリビ]]」と命名した戦艦で[[地球]]を目指す事になる。
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だが、地球へと目指す道は非常に過酷で、ギャラルホルンの追撃を受けながら資金難と地球への案内人探しに苦しめられ、木星圏の複合企業である「テイワズ」に頼る事になるも、その下部組織である「タービンズ」と激突。その末に自らの実力を見込んだ[[名瀬・タービン]]の紹介によって鉄華団はテイワズの傘下となり、またオルガ自身も名瀬と義兄弟の盃を交わす事になった。
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その後、タービンズのメンバーが同行する形で地球へと向かう旅を続ける中、宇宙海賊である「ブルワーズ」からも狙われ、団員の[[昭弘・アルトランド]]がブルワーズの元で戦わされていた弟の[[昌弘・アルトランド]]と死別する事態となりながらも、ブルワーズの元で戦わされていたヒューマンデブリの子供達を仲間に加え、ブルワーズの戦力であった[[ガンダム・グシオン]]も回収する。その後、ビスケットの故郷であるコロニー「ドルト2」に立ち寄るも、ギャラルホルンに内通していたビスケットの兄であるサヴァランによってクーデリアに間違われる形で[[アトラ・ミクスタ]]が誘拐され、更にはクーデリアの存在が間接的な原因となる形でコロニー内に起きていた経営者側と労働者側の対立が激化。ギャラルホルンの直接介入にまで発展し、更には狙撃されたクーデリアを庇って[[フミタン・アドモス]]が落命してしまう事態にまで至るが、それを機に決意を固めたクーデリアの放送によって、ギャラルホルンを撤退させる事に成功し難を逃れる。だが、この事件が原因で、自責の念に駆られたサヴァランは首つり自殺してしまい、彼の遺した遺言を見たビスケットから、自らのリスクを度外視し続ける方針に反発され、遂には鉄華団からの脱退まで宣言されてしまう。苛立つ中、メリビットからサヴァランの件について聞かされた事でビスケットの態度の真意に気付き、ビスケットとの蟠りを解いた後、目的を達成させるまで今後の団の方針については棚上げする事になるのだが、その直後に起きたミレニアム島での戦いで、自身を庇ったビスケットは戦死してしまう。
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ビスケットの死後、三日月に発破をかけられる形で何とか立ち直るのだが、団内で唯一対等な立場と言えたビスケットの死による損失は大きく、彼の死を「仇討ち」として団を纏め上げる為に利用するという短絡的な行動に出てしまう等、その様子は半ば自暴自棄に近い状態になっていたとも言える。しかし、それでも最後まで諦める事無く目的を完遂させ、前線で戦い続ける仲間達に「生きろ」と命令。三日月の駆るバルバトスの戦いを見届けた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
:初登場作品。序章ワールド4より登場。ゲームシステムの都合上[[イサリビ]]がユニットアイコンのみの登場なので、NPC扱い。
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:初登場作品。序章ワールド4より登場。ゲームシステムの都合上イサリビがユニットアイコンのみの登場なので、NPC扱い。原作では大人に対する反抗心が強かったが、本作では鉄華団だけではどうにもならない事実を理解しているのか、無暗に大人達に反発せず、柔軟さを見せている。
 
<!-- == パイロットステータス == -->
 
<!-- == パイロットステータス == -->
 
<!-- === [[能力]]値 === -->
 
<!-- === [[能力]]値 === -->
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=== 鉄華団 ===
 
=== 鉄華団 ===
 
;[[三日月・オーガス]]
 
;[[三日月・オーガス]]
:幼馴染の少年兵。互いに強く信頼し合う間柄。
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:幼馴染の少年兵。互いに強く信頼し合う間柄。しかしその反面、自身の為にいかなる行いも実行する彼の存在が、大きな重圧になってしまっていた。また、ビスケットの様にオルガのリスクを度外視する行動に「ノー」を言う事は無く、むしろ何の疑問も抱かず従っていた為、信頼関係こそ強いが団内において「対等」な立場では無かった。
 
;[[ビスケット・グリフォン]]
 
;[[ビスケット・グリフォン]]
:オルガの参謀。
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:オルガの参謀。団内では唯一「対等」な立場にある存在で、多くの団員がオルガに対してイエスマンであったのに対し、ビスケットだけは「ノー」を言って目先の利益に走ってしまいなオルガを制止する事が出来ていた。
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:ブレーキ役であった彼の死が、その後の鉄華団の運命を決定付ける事になってしまったと言っても過言では無かったと言える。
 
;[[ユージン・セブンスターク]]
 
;[[ユージン・セブンスターク]]
 
:鉄華団のサブリーダー。[[ライバル]]視されながらも認められている。
 
:鉄華団のサブリーダー。[[ライバル]]視されながらも認められている。
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