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| ファクターにも関わらず外見年齢が中年であるのは彼がファクターになったのがおよそ50歳の時であり、その時点から老化が止まっているため。なお、ファクターになったことで持病の腰痛が治っており、マキナにとっては病気も死の要因と見なされていることがわかる。 | | ファクターにも関わらず外見年齢が中年であるのは彼がファクターになったのがおよそ50歳の時であり、その時点から老化が止まっているため。なお、ファクターになったことで持病の腰痛が治っており、マキナにとっては病気も死の要因と見なされていることがわかる。 |
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− | 西暦1941年当時海軍中尉だった若き日の彼は長崎で久嵩と出会う。久嵩は石神が自ら中尉の立場に止まっていることを見抜いており、彼の今後の時代情勢を確かに読む想像力を認めた久嵩によって石神は世界の真実を知らされ加藤機関へと誘われる。その後は加藤機関で専用アルマ・スサノオに乗り、[[ツクヨミ]]を駆る久嵩とともにマキナ狩りを行っていた。
| + | 「やり直された」世界における「新」西暦1941年当時海軍中尉だった若き日の彼は長崎で久嵩と出会う。久嵩は石神が自ら中尉の立場に止まっていることを見抜いており、彼の今後の時代情勢を確かに読む想像力を認めた久嵩によって石神は世界の真実を知らされ加藤機関へと誘われる。その後は加藤機関で専用アルマ・スサノオに乗り、[[ツクヨミ]]を駆る久嵩とともにマキナ狩りを行っていた。 |
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− | 1956年12月、北海道でのマキナ狩りの最中に[[ネイキッド]]に乗っていた[[菅原マサキ|マサキ]]を保護。以後息子同然に可愛がる。1968年2月、久嵩より発見された出自不明のハグレマキナ・ジュダがヒトマキナの中枢に存在した機体である可能性が高くジュダの持つ情報を手に入れるためにファクターが必要であり、信頼できる石神にしかジュダのファクターになることを頼めないと告げられる。この時の石神は既に妻子ある身であり、時の流れから外れてしまうファクターとなることは家族を捨てることに等しかったが、人類を救う「正義の味方」となるため、妻子を信頼できる人物に託してジュダのファクターとなる。
| + | 新西暦1956年12月、北海道でのマキナ狩りの最中に[[ネイキッド]]に乗っていた[[菅原マサキ|マサキ]]を保護。以後息子同然に可愛がる。同1968年2月、久嵩より発見された出自不明のハグレマキナ・ジュダがヒトマキナの中枢に存在した機体である可能性が高くジュダの持つ情報を手に入れるためにファクターが必要であり、信頼できる石神にしかジュダのファクターになることを頼めないと告げられる。この時の石神は既に妻子ある身であり、時の流れから外れてしまうファクターとなることは家族を捨てることに等しかったが、人類を救う「正義の味方」となるため、妻子を信頼できる人物に託してジュダのファクターとなる。 |
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− | 1968年4月、ファクターとなった石神はジュダから膨大な情報を与えられ、ある事実とそのための計画を突きつけられる。だが、計画の成功の為には久嵩に計画の内容を打ち明けず、なおかつ久嵩の『敵』となることで彼の目を向けさせる必要があったため、石神は加藤機関より[[ジュダ]]を始めとした数機のマキナを強奪して[[JUDA]]を設立。加藤機関を裏切り敵対する道を選ぶ。
| + | 同年4月、ファクターとなった石神はジュダから膨大な情報を与えられ、ある事実とそのための計画を突きつけられる。だが、計画の成功の為には久嵩に計画の内容を打ち明けず、なおかつ久嵩の『敵』となることで彼の目を向けさせる必要があったため、石神は加藤機関より[[ジュダ]]を始めとした数機のマキナを強奪して[[JUDA]]を設立。加藤機関を裏切り敵対する道を選ぶ。 |
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− | その後はマキナを研究し表向きはマキナ研究の副産物である医療器具を販売する医療系大手企業JUDAコーポレーションとして各方面にコネクションを築き、水面下では加藤機関と対等に立ち向かえるだけに戦力を整える。それと並行して2009年7月[[森次玲二|森次]]と[[桐山英治|桐山]]の間に起きた事件をテストケースとし、そして2019年、[[早瀬浩一|「正義の味方」]]という計画遂行のための重要な因子を得た石神は全てのマキナにファクターを生むため本格的な行動を開始する。
| + | その後はマキナを研究し、表向きはマキナ研究の副産物である医療器具を販売する医療系大手企業「JUDAコーポレーション」として各方面にコネクションを築き、水面下では加藤機関と対等に立ち向かえるだけの戦力を整える。それと並行して2009年7月[[森次玲二|森次]]と[[桐山英治|桐山]]の間に起きた事件をテストケースとし、そして2019年、[[早瀬浩一|「正義の味方」]]という計画遂行のための重要な因子を得た石神は、全てのマキナにファクターを生むため本格的な行動を開始する。 |
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| 加藤機関の『世界制服』を阻止しつつ、キリヤマ重工を吸収するなどして戦力を高め、久嵩の意表を突く作戦と[[ラインバレル]]の力により情勢を徐々にJUDA優勢に傾けていき、最後の詰めとして力を欲する[[沢渡拓郎|沢渡]]を唆し最後のマキナであるロストバレルのファクターとさせてヒトマキナ達の襲来(オーバーライド)を引き起こしたことでついに彼の計画は重大な局面を迎える。 | | 加藤機関の『世界制服』を阻止しつつ、キリヤマ重工を吸収するなどして戦力を高め、久嵩の意表を突く作戦と[[ラインバレル]]の力により情勢を徐々にJUDA優勢に傾けていき、最後の詰めとして力を欲する[[沢渡拓郎|沢渡]]を唆し最後のマキナであるロストバレルのファクターとさせてヒトマキナ達の襲来(オーバーライド)を引き起こしたことでついに彼の計画は重大な局面を迎える。 |
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| ジュダによれば、石神が人類を救うことは不可能であったが、彼にもできることがあった。 | | ジュダによれば、石神が人類を救うことは不可能であったが、彼にもできることがあった。 |
− | それは久嵩を絶望から救い、真に人類の存続のため立ち上がらせること。浩一と石神の説得によりついに久嵩は世界征服を止め、JUDAと協力してヒトマキナと戦う道を選ぶ。そして、石神は[[デウスエクスマキナ|ヒトマキナの主]]によって開かれた転送フィールドを閉じるため、自らの体ごとジュダのフィールドをぶつけて相殺しパラドックスを引き起こす。それは人類を救うために必要な事象であり、最後の最後まで久嵩の思惑を裏切ったまま石神は虚空へと消えていった…。
| + | それは「人類を救える存在」たる久嵩を絶望から救い、真に人類の存続のため立ち上がらせること。浩一と石神の説得によりついに久嵩は世界征服を止め、JUDAと協力してヒトマキナと戦う道を選ぶ。そして、石神は[[デウスエクスマキナ|ヒトマキナの主]]によって開かれた転送フィールドを閉じるため、自らの体ごとジュダのフィールドをぶつけて相殺しパラドックスを引き起こす。だが、それもまた人類を救うために必要な事象のひとつであり、最後の最後まで久嵩の思惑を裏切ったまま、石神は虚空へと消えていった…。 |
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| ==登場作品と役柄== | | ==登場作品と役柄== |
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| ;[[加藤久嵩]]:かつての同志にして「敵」。最終的には彼のために(アニメ版では彼とともに)血路を開き、散った。 | | ;[[加藤久嵩]]:かつての同志にして「敵」。最終的には彼のために(アニメ版では彼とともに)血路を開き、散った。 |
| ;[[菅原マサキ]]:原作漫画版では幼少の頃の彼を保護し、実の息子の様に育てた。 | | ;[[菅原マサキ]]:原作漫画版では幼少の頃の彼を保護し、実の息子の様に育てた。 |
| + | ;[[沢渡拓郎]]:原作漫画版では彼にロストバレルの在り処を教え、久嵩の計画を潰すための決め手に仕立てた。 |
| ;[[五十嵐忍]]:特殊自衛隊の隊長だが、[[JUDA]]に協力的であるため面識がある。 | | ;[[五十嵐忍]]:特殊自衛隊の隊長だが、[[JUDA]]に協力的であるため面識がある。 |
| ;児玉:日本の内閣総理大臣。理解者でもあり、友人の様な関係。<br/>その実は石神がファクターになったことで外見年齢を追い越された息子。SRW未登場。 | | ;児玉:日本の内閣総理大臣。理解者でもあり、友人の様な関係。<br/>その実は石神がファクターになったことで外見年齢を追い越された息子。SRW未登場。 |
| + | ;大二郎:原作漫画版番外編に登場したペットのネズミ。Dソイルの研究の中で、劣化コピーのソイルを投与されて変貌した実験ネズミで、名前は石神がつけた。情が移って大事にしていたが暴走して逃げ出し、騒ぎを起こしたため特務室が追撃に出る。結局最後はラインバレルに両断されたが、後に再生していたところを捕獲、牧の処置で元に戻った。石神が死亡した現在どうしているかは不明。 |
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| ==他作品との人間関係== | | ==他作品との人間関係== |
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| ;「君たちがこれを見ている時、私は既に死んでいるだろう」:システムのホログラムとなった際のセリフ。最初はもちろん、石神が死んでホログラムが初めて起動された時の第一声なのだが、その後も都合が悪くなると、この台詞を連呼しつつエラーを起こす。 | | ;「君たちがこれを見ている時、私は既に死んでいるだろう」:システムのホログラムとなった際のセリフ。最初はもちろん、石神が死んでホログラムが初めて起動された時の第一声なのだが、その後も都合が悪くなると、この台詞を連呼しつつエラーを起こす。 |
| === 原作漫画版 === | | === 原作漫画版 === |
| + | ;「ああ 知っているさ」<br/>「お前が欲しいのは [[マキナ|力]]だろう?」 |
| + | : |
| ;久嵩「信じているぞ」<br/>石神「安心して待ってて下さいよ」 | | ;久嵩「信じているぞ」<br/>石神「安心して待ってて下さいよ」 |
| :二人の加藤機関時代の最後の会話。ジュダに乗り込む石神への信頼は、裏切りという形で返されることになるが… | | :二人の加藤機関時代の最後の会話。ジュダに乗り込む石神への信頼は、裏切りという形で返されることになるが… |
− | ;「だからあの時ちゃんと言ったじゃないですか 安心して待ってて下さい――てね」 | + | ;「だからあの時ちゃんと言ったじゃないですか 安心して待ってて下さい――ってね」 |
| :50年の時を超えて明らかになった全てを欺き裏切り続けた『ユダ』の真実は、誰よりも主を想い忠義を貫いた士であった……。 | | :50年の時を超えて明らかになった全てを欺き裏切り続けた『ユダ』の真実は、誰よりも主を想い忠義を貫いた士であった……。 |
− | ;久嵩「……終わるのか …何もかもが……」<br/>石神「いいや 始めるんですよ加藤司令」<br/>「人類がもう一度 自らの力で歩いていく為に」:全てのマキナにファクターが生まれオーバーライドが発生した時の会話。UXではDVEで収録されているが、石神の顔が悪巧みの際の物なので…。 | + | ;久嵩「……終わるのか …何もかもが……」<br/>石神「いいや 始めるんですよ加藤司令」<br/>「人類がもう一度 自らの力で歩いていく為に」<br/>「始めるんです」:全てのマキナにファクターが生まれオーバーライドが発生した時の会話。UXではDVEで収録されているが、石神の顔が悪巧みの際の物なので…。 |
− | ;「――俺には人類を救うコトはできないが 人類を救うコトが出来る存在を救うコトは出来る と」<br/>「その存在こそ加藤総司令 アナタなんですよ」 | + | ;「――俺には人類を救うコトはできないが 人類を救うコトが出来る存在を救うコトは出来る と」<br/>「その存在こそ加藤総司令 アナタなんですよ」 |
| :石神が加藤機関を裏切った真の理由。ジュダに最初に自分が人類を救えないと言われた後に知らされた人類救済の方法が『久嵩を正しい方向に導くことで救う』事で、それを行うために裏切ることになった。 | | :石神が加藤機関を裏切った真の理由。ジュダに最初に自分が人類を救えないと言われた後に知らされた人類救済の方法が『久嵩を正しい方向に導くことで救う』事で、それを行うために裏切ることになった。 |
− | ;「マサキ 理由はどうあれお前を一人にしてしまったコト 本当に申し訳ないと思っている」<br/>「でさ 謝ったついでで悪いんだケド お前に預けていたモノも返してもらうよ」 | + | ;「マサキ 理由はどうあれお前を一人にしてしまったコト 本当に申し訳ないと思っている」<br/>「でさ 謝ったついでで悪いんだケド お前に預けていたモノも返してもらうよ」 |
| :原作漫画版でのマサキとの最後の会話。そしてこの後…。UXでも再現されている。 | | :原作漫画版でのマサキとの最後の会話。そしてこの後…。UXでも再現されている。 |
− | ;「俺は加藤機関 私設部隊一番隊隊長 石神邦夫」<br/>「参る」 | + | ;「俺は加藤機関 私設部隊一番隊隊長 石神邦夫」<br/>「参る」 |
| :原作漫画版でジュダに乗って登場した時の名乗り。当時を思い出しているのか、一人称が俺になっている。上記の会話で預けていたモノはこの事である。 | | :原作漫画版でジュダに乗って登場した時の名乗り。当時を思い出しているのか、一人称が俺になっている。上記の会話で預けていたモノはこの事である。 |
| :中田譲治氏がTwitterでこの台詞を演じるのを熱望していた事もあり、UXでは下記のセリフともどもオリジナルのDVEで収録。 | | :中田譲治氏がTwitterでこの台詞を演じるのを熱望していた事もあり、UXでは下記のセリフともどもオリジナルのDVEで収録。 |
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| :原作漫画版の最期。ジュダと共にヒトマキナの転送フィールドに特攻をかけ、未来への布石となって石神は空に消えた……。 | | :原作漫画版の最期。ジュダと共にヒトマキナの転送フィールドに特攻をかけ、未来への布石となって石神は空に消えた……。 |
| :UXではこちらもDVE。生存フラグが立つとこのセリフまで行かなくなるので、そのデータでは以降'''二度と聞くことができない'''。ただし、その代わりに非常に熱いイベントが見られる(サコミズや呂布が参戦すれば尚更)ため、どちらがいいかは悩みどころ。 | | :UXではこちらもDVE。生存フラグが立つとこのセリフまで行かなくなるので、そのデータでは以降'''二度と聞くことができない'''。ただし、その代わりに非常に熱いイベントが見られる(サコミズや呂布が参戦すれば尚更)ため、どちらがいいかは悩みどころ。 |
− | ;「いや ね司令……」<br/>「どうやら俺がここで死ぬコトも 人類を救うために必要な事象らしいんですよ」 | + | ;「いや ね司令……」<br/>「どうやら俺がここで死ぬコトも 人類を救うために必要な事象らしいんですよ」 |
| :久嵩との最後の会話。 | | :久嵩との最後の会話。 |
| ;「あれ? これもう録ってるの?」<br/>「えーっと こういうちゃんとした形は久しぶりなんで まずは ご挨拶から」<br/>「ご無沙汰しております 加藤司令 そして これまでの無礼の数々はお許しください」<br/>「アレは故あってのコトでして……ってこれ観てるんだからもう全部知ってますよねぇ」<br/>「とりあえず……え? 違うって 今録ってるの! 大事な映像を録ってる最中なんだって!」 | | ;「あれ? これもう録ってるの?」<br/>「えーっと こういうちゃんとした形は久しぶりなんで まずは ご挨拶から」<br/>「ご無沙汰しております 加藤司令 そして これまでの無礼の数々はお許しください」<br/>「アレは故あってのコトでして……ってこれ観てるんだからもう全部知ってますよねぇ」<br/>「とりあえず……え? 違うって 今録ってるの! 大事な映像を録ってる最中なんだって!」 |