差分

編集の要約なし
1行目: 1行目:  +
{{Otheruseslist|『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』版の'''剣鉄也'''|『[[グレートマジンガー (TV)]]』版|剣鉄也|『[[マジンカイザー (OVA)]]』版|剣鉄也 (OVA)}}
 +
 
{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = 剣鉄也
 
| タイトル = 剣鉄也
6行目: 8行目:  
*{{登場作品 (人物)|真マジンガー 衝撃! Z編}}
 
*{{登場作品 (人物)|真マジンガー 衝撃! Z編}}
 
*{{登場作品 (人物)|真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍}}
 
*{{登場作品 (人物)|真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍}}
| 声優 = {{声優|粟野史浩}}
+
| 声優 = {{声優|粟野史浩|SRW=Y}}
 +
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|永井豪}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|竹内進二| 真マジンガー 衝撃! Z編}}(アニメ版)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|余湖裕輝|真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍}}(ZERO版)
 +
| 初登場SRW =
 +
;衝撃! Z編
 +
:{{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 +
;ZERO vs 暗黒大将軍
 +
:{{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 +
}}
 +
 
 +
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 
| 種族 = [[種族::地球人]]([[種族::日本人]])
 
| 種族 = [[種族::地球人]]([[種族::日本人]])
 
| 性別 = [[性別::男]]
 
| 性別 = [[性別::男]]
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|竹内進二}}<br />{{キャラクターデザイン|永井豪}}(原案)
   
}}
 
}}
   −
ここでは『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』版の剣鉄也について説明する。『[[グレートマジンガー (TV)]]』版については「[[剣鉄也]]」を、『[[マジンカイザー (OVA)]]』版については「[[剣鉄也 (OVA)]]」を参照。
+
'''剣鉄也'''は『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』の登場人物。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
26行目: 38行目:  
『真マジンガーZERO』の主要舞台の世界には存在しておらず、甲児のフラッシュバックビジョンに登場したのみ。[[グレートマジンガー]](らしき新型ロボット)のテストパイロットであった模様。
 
『真マジンガーZERO』の主要舞台の世界には存在しておらず、甲児のフラッシュバックビジョンに登場したのみ。[[グレートマジンガー]](らしき新型ロボット)のテストパイロットであった模様。
   −
『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』においてはグレートマジンガーのパイロットとして活躍。[[平行世界|差異次元]]を隔てても「プロ勇者」を高らかに名乗る信条と傲岸なほどの自信は一貫しており、他作品の鉄也と比べれば「荒ぶる勇者」と言うべきだろう。文字通り[[クローン|戦いのために作り育てられ]]、一切を惜しむ事無く戦いへ命を注ぎ込み続ける覇気と磨かれた技量の持ち主である一方で、第二の舞台となった差異次元世界ではTVのCM出演やインタビューなどもこなしており、世間向けにも「プロ」であった様子。
+
『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』においてはグレートマジンガーのパイロットとして活躍。[[平行世界|差異次元]]を隔てても「プロ勇者」を高らかに名乗る信条と傲岸なほどの自信は一貫しており、他作品の鉄也と比べれば「荒ぶる勇者」と言うべきだろう。文字通り[[クローン|戦いのために作り育てられ]](途中で[[グレートマジンガー (TV)|東映版]]同様に設定年齢を22歳から19歳に変更したため'''もみあげ部分が変化している''')、一切を惜しむ事無く戦いへ命を注ぎ込み続ける覇気と磨かれた技量の持ち主である一方で、第二の舞台となった差異次元世界ではTVのCM出演やインタビューなどもこなしており、世間向けにも「プロ」であった様子。また他の作品と異なり、甲児の事はどの世界でも名字である「兜」で呼んでいる。
 +
 
 +
しかし其の世界で再び[[ミネルバX (真マジンガーZERO)|ミネルバ]]の光子力ルストハリケーンで、[[兜甲児 (真マジンガーZERO)|甲児]]が過去に飛ばされた後の世界では存在しておらず、更に[[マジンガーZERO|有る者]]の策略によって彼がある世界に囚われた際には、世界のバグ扱いで発見されると有無を言わずに消去される事に…。しかし、甲児が彼の存在を認識したことで一時的に存在が確立されており、彼が構成した[[劇場版マジンガーシリーズ|マジンガーZ VS 暗黒大将軍]]のストーリーを元に動画を作成している。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
原作での扱いが端役という事もあり、多くの作品で[[NPC]]として登場。『[[スーパーロボット大戦V]]』『[[スーパーロボット大戦X|X]]』において、原作とは全く異なる扱いで活躍する事となる。
+
アニメ版『真マジンガー』では故人であり、「勇者ブレード」も正体が明かされていないままであるため、多くの作品で[[NPC]]として登場。『[[スーパーロボット大戦V]]』以降はパイロットとして参戦している。
 +
 
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
:『真マジンガー』設定としては初登場作品。出番は一言の台詞も無い幻影のみで、NPC扱い。[[UCW]]における[[剣鉄也|別の彼]]を知る[[ZEUTH]]の面々は、[[ADW]]世界の彼が既に死亡していた事実に少なからずショックを受けていた。
 
:『真マジンガー』設定としては初登場作品。出番は一言の台詞も無い幻影のみで、NPC扱い。[[UCW]]における[[剣鉄也|別の彼]]を知る[[ZEUTH]]の面々は、[[ADW]]世界の彼が既に死亡していた事実に少なからずショックを受けていた。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦BX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}}
:ボストンルートを選んだ場合のみ、[[ピグマン子爵]]の呪術による亡霊として登場。[[ゼウス神|ゼウス]]の腕を手に入れるためにつばさに取り憑き衰弱させる。相変わらずNPCだが今回は消滅直前に一言だけ「ふ…」と笑う。
+
:ボストンルート第31話「devil cross kaiser」で[[ピグマン子爵]]の呪術による亡霊として登場。[[ゼウス神|ゼウス]]の腕を手に入れるためにつばさに取り憑き衰弱させる。相変わらずNPCだが今回は消滅直前に一言だけ「ふ…」と笑う。
   −
=== 単独作品 ===
+
=== VXT三部作 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
:イベント「激戦!魔神達への挑戦状!」にて、[[ケドラ]]の記憶の世界で幻影として出現。今作は[[剣鉄也 (OVA)|別世界の剣鉄也]]と共演を果たす。
  −
;[[スーパーロボット大戦V]]
   
:パイロットとして初の本格参戦。PV1では真っ先に愛機グレートマジンガーと共に登場し、まさかの『真マジンガー』版鉄也の参戦は多くのファンの度肝を抜いた。
 
:パイロットとして初の本格参戦。PV1では真っ先に愛機グレートマジンガーと共に登場し、まさかの『真マジンガー』版鉄也の参戦は多くのファンの度肝を抜いた。
:原作では故人であり、「勇者ブレード」も正体が明かされていないままであるため、これまでのSRWシリーズでは幻影や霊としての登場しかなかったが、本作でははっきりと生きている状態で登場。完全オリジナル展開でストーリーにも密接に関わる活躍をすることになり、さらに[[マジンカイザー]]以来のオリジナル機体となる[[マジンエンペラーG]]にも搭乗する等、破格の扱いとなっている。担当声優の粟野氏も本作でスパロボ初参加。戦闘台詞では原作には無い完全オリジナルの台詞が実装されており、その中には[[グレートマジンガー (TV)|旧TV版]]での[[剣鉄也|彼]]を意識した台詞も含まれている。
+
:原作では故人であるためこれまでのSRWシリーズでは幻影や霊としての登場しかなかったが、本作でははっきりと生きている状態で登場。完全オリジナル展開でストーリーにも密接に関わる活躍をすることになり、さらに[[マジンカイザー]]以来のオリジナル機体となる[[マジンエンペラーG]]にも搭乗する等、破格の扱いとなっている。担当声優の粟野氏も本作でスパロボ初参加。戦闘台詞では原作には無い完全オリジナルの台詞が実装されており、その中には[[グレートマジンガー (TV)|旧TV版]]での[[剣鉄也|彼]]を意識した台詞も含まれている。
 
:第5話でエンケラドゥスにて自身と[[グレートマジンガー|乗っている機体]]の名前以外の[[記憶喪失|記憶を失った(ふりをした)状態]]で登場し、そのまま同じく転移してきた竜馬と共に[[ヤマト]]に乗船する。
 
:第5話でエンケラドゥスにて自身と[[グレートマジンガー|乗っている機体]]の名前以外の[[記憶喪失|記憶を失った(ふりをした)状態]]で登場し、そのまま同じく転移してきた竜馬と共に[[ヤマト]]に乗船する。
 
:原作同様バードス島で一度死亡していたが、剣造によって蘇生手術を施されて復活し、その後は10年以上冷凍睡眠状態にあったため、現在でも若々しい姿を保っている。[[マジンガーZ]]が[[マジンガーZERO|破壊の化身]]となる事を防ぐのを目的に行動しており、そのために竜馬とゲッターロボの力も欲し、記憶喪失を装いながらも竜馬と共に自分の元いた世界に帰ることを目指していた。[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]帰還後、甲児と邂逅した直後に自軍部隊を離脱し、その後は時には敵、時には味方として自軍部隊の前に姿を現しながら自らの目的のために行動していたが、ミケーネの神々の復活を機に再び自軍部隊に復帰。危惧していたマジンガーZが破壊神と化した存在・[[マジンガーZERO]]との決戦の最中に[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|グレートマジンガーを自爆させた]]事で愛機を失うが直後に新たなる愛機となる[[マジンエンペラーG]]に乗り換え、以後は甲児や甲児の制御下に入ったZEROとも共に戦っていく。
 
:原作同様バードス島で一度死亡していたが、剣造によって蘇生手術を施されて復活し、その後は10年以上冷凍睡眠状態にあったため、現在でも若々しい姿を保っている。[[マジンガーZ]]が[[マジンガーZERO|破壊の化身]]となる事を防ぐのを目的に行動しており、そのために竜馬とゲッターロボの力も欲し、記憶喪失を装いながらも竜馬と共に自分の元いた世界に帰ることを目指していた。[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]帰還後、甲児と邂逅した直後に自軍部隊を離脱し、その後は時には敵、時には味方として自軍部隊の前に姿を現しながら自らの目的のために行動していたが、ミケーネの神々の復活を機に再び自軍部隊に復帰。危惧していたマジンガーZが破壊神と化した存在・[[マジンガーZERO]]との決戦の最中に[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|グレートマジンガーを自爆させた]]事で愛機を失うが直後に新たなる愛機となる[[マジンエンペラーG]]に乗り換え、以後は甲児や甲児の制御下に入ったZEROとも共に戦っていく。
 
:主に旧TV版で参戦した際に見られていた特訓マニア的な面は今回も存在し、特訓絡みの話題では良く顔を出す。また、上述の戦闘台詞に加えて、[[中断メッセージ]]においても[[戦闘のプロ]]など旧TV版絡みのネタを交えている。
 
:主に旧TV版で参戦した際に見られていた特訓マニア的な面は今回も存在し、特訓絡みの話題では良く顔を出す。また、上述の戦闘台詞に加えて、[[中断メッセージ]]においても[[戦闘のプロ]]など旧TV版絡みのネタを交えている。
 
:ちなみに戦闘服しか持っていないためか、普段着はヤマトからの支給で入手している。
 
:ちなみに戦闘服しか持っていないためか、普段着はヤマトからの支給で入手している。
;[[スーパーロボット大戦X]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X}}
:第24話より登場。今作での初登場は東映版の『[[劇場版マジンガーシリーズ|マジンガーZ対暗黒大将軍]]』を意識したものとなっている。マジンガーZもZEROに変容する事がない世界である為、甲児とは『V』のように敵対することなく、終始仲は良好である。また、音声が追加収録された。
+
:音声を更に新規収録。第24話より登場。今作での初登場は東映版の『[[劇場版マジンガーシリーズ|マジンガーZ対暗黒大将軍]]』を意識したものとなっている。『V』同様、剣造によって治療された後冷凍冬眠されていたという設定。今作でも勇者ブレードは彼となっており、あしゅらの行った血の儀式で生じた渦に甲児等が飲み込まれた際に自身も飛び込み、[[アル・ワース]]中を捜索していた。
 +
:マジンガーZもZEROに変容する事がない世界である為、甲児とは『V』のように敵対することなく、終始仲は良好である。
 +
 
 +
=== 単独作品 ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 +
:イベント「激戦!魔神達への挑戦状!」にて、[[ケドラ]]の記憶の世界で幻影として出現。今作は[[剣鉄也 (OVA)|別世界の剣鉄也]]と共演を果たす。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
:;D ver.
 +
::2018年7月イベント「光の先に」から[[マジンエンペラーG]]に乗って参戦。「'''剣鉄也(D ver.)'''」名義で、出典は「ダイナミック企画オリジナル」となっている
 +
::本作ではアニメ版『真マジンガー』は未参戦だが、キャラグラフィックや性格付けは『V』や『X』と同様にアニメ版に準じたものとなっている。
 +
::2020年1月のアップデートにより、既存パイロットパーツに粟野氏のボイスが追加実装された。
 +
:;ZERO ver.
 +
::2020年9月のイベント「廻ル廻ル廻ル世界」からは「'''剣鉄也(ZERO ver.)'''」名義で、[[グレートマジンカイザー]]に乗って登場。『ZERO』出典となり、グラフィックや性格付けも漫画版準拠の荒ぶる勇者となっている。
 +
::D ver.とZERO ver.は別人扱いのため、同時編成が可能。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
真マジンガー版でも戦闘のプロは伊達ではないようで、[[スーパー系]]屈指の[[技量]]をはじめ[[回避]]以外は全体的に高水準。
+
『真マジンガー』設定でも戦闘のプロは伊達ではないようで、[[スーパー系]]屈指の[[技量]]をはじめ[[回避]]以外は全体的に高水準。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
+
;[[スーパーロボット大戦V|V]]、[[スーパーロボット大戦X|X]]
 
:'''[[努力]]、[[不屈]]、[[直感]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]([[魂]])、[[気迫]]'''
 
:'''[[努力]]、[[不屈]]、[[直感]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]([[魂]])、[[気迫]]'''
 
:申し分なしのラインナップ。防御系、攻撃系ともに均一。
 
:申し分なしのラインナップ。防御系、攻撃系ともに均一。
 +
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 +
:;ダイナミック企画オリジナル
 +
::'''[[加速]]、[[不屈]]、[[魂]]'''
 +
:;ダイナミック企画オリジナル(パイロットパーツ装備時)
 +
::'''[[直感]]、[[気迫]]、[[激闘]]'''
 +
:;ZERO vs 暗黒大将軍
 +
::'''[[ド根性]]、[[必中]]、[[熱血]]'''
 +
:;ZERO vs 暗黒大将軍(パイロットパーツ装備時)
 +
::'''[[不屈]]、[[気迫]]、[[激闘]]'''
   −
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
+
=== [[特殊スキル]] ===
 +
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 +
:'''[[底力]]L6、[[見切り]]L2、[[ガード]]L1'''
 +
;[[スーパーロボット大戦X|X]]
 +
:'''[[底力]]L6、[[見切り]]L2、[[ガード]]L1、[[サイズ差補正無視]]L1'''
   −
=== 固有[[エースボーナス]] ===
+
=== [[エースボーナス]] ===
 
;精神コマンド「熱血」が、精神コマンド「魂」に変化する
 
;精神コマンド「熱血」が、精神コマンド「魂」に変化する
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』にて採用。乗り換えた後で本領発揮。ただでさえ高いエンペラーの火力を更に底上げし、高い能力も相成って凄まじい攻撃力を発揮する。
+
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』、『[[スーパーロボット大戦X|X]]』にて採用。乗り換えた後で本領発揮。ただでさえ高いエンペラーの火力を更に底上げし、高い能力も相成って凄まじい攻撃力を発揮する。というよりも、甲児のエースボーナスを考慮すると、これでようやく最大与ダメージが対等になる。
 +
:精神コマンド抜きのダメージ倍率を上げる甲児と比べると見劣りするボーナスなのは間違いないが、『気力に左右されずに大きくダメージ倍率を上げられる』という利点もあるため、一概に『甲児の完全下位互換となるエースボーナス』とは言い切れない。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 +
=== 真マジンガー 衝撃! Z編 ===
 
;[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]]
 
;[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]]
 
:叔父と甥の間柄だが、生きて対面する場面は無い。
 
:叔父と甥の間柄だが、生きて対面する場面は無い。
:『[[V]]』では共闘することになり、彼に「マジンガー乗り」の覚悟を示し、時には彼の前に立ちはだかりながらその成長を見守っていき、良き師弟関係を築いていく。自分が叔父であることと、自身の目的については最悪の事態になるのを恐れてか話すことが出来なかったが、一連の騒動後は一気に氷解。可愛い甥っ子として面倒を見る。甲児にとってはとってもカッコイイ叔父さんであり、頼れる兄貴分である。
+
:『[[V]]』では共闘することになり、彼に「[[マジンガー]]乗り」の覚悟を示し、時には彼の前に立ちはだかりながらその成長を見守っていき、良き師弟関係を築いていく。自分が叔父であることと、自身の目的については最悪の事態になるのを恐れてか話すことが出来なかったが、一連の騒動後は一気に氷解。可愛い甥っ子として面倒を見る。甲児にとってはとってもカッコイイ叔父さんであり、頼れる兄貴分である。
 
;[[錦織つばさ]]
 
;[[錦織つばさ]]
 
:姉。
 
:姉。
80行目: 121行目:  
;勇者ブレード
 
;勇者ブレード
 
:第1話・最終話で存在が示唆されている謎の人物。甲児のピンチに駆けつけようとしていることはわかるが、結局どうなったかわからないまま物語は終わる。
 
:第1話・最終話で存在が示唆されている謎の人物。甲児のピンチに駆けつけようとしていることはわかるが、結局どうなったかわからないまま物語は終わる。
:鉄也に酷似したシルエットで、[[グレートマジンガー]]らしき機体に乗っているらしい節もあるため鉄也との関連性が取りざたされているが、続編の制作が不透明なため真相は藪の中。
+
:鉄也に酷似したシルエットで、グレートマジンガーらしき機体に乗っているらしい節もあるため鉄也との関連性が取りざたされているが、続編の制作が不透明なため真相は藪の中。
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で名前のみ登場。『V』では鉄也が[[暗黒寺闇太郎]]から「ブレード」と呼ばれる場面がある他、暗黒大将軍からも特殊台詞でブレードと呼ばれている。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で名前のみ登場。『V』では鉄也が[[暗黒寺闇太郎]]や暗黒大将軍から「ブレード」と呼ばれる場面がある。
 +
 
 +
=== 真マジンガーZEROシリーズ ===
 +
;[[兜甲児 (真マジンガーZERO)|兜甲児]]
 +
:戦友。彼に不幸自慢をしたり時には[[マジンガーZ]]を見下す言動をとるなど大人げない態度を見せる事もあるが、彼の実力を認めており、最後には必ず共に並び立つ相棒である。
 +
;[[兜剣造]]
 +
:上司。第16話以降の舞台となる差異次元では自身の「オリジナル」である。
 +
;[[炎ジュン]]
 +
:パートナー。鉄也に好意を寄せると共に、クローン人間である為半ば兵器同然の扱いを受ける鉄也の境遇に心を痛めている。
 +
;[[科学要塞研究所]]所員
 +
:第16話以降の舞台となる差異次元では、一部の所員が自身のプロトタイプクローンである。
 +
;[[デューク・フリード]]
 +
:地球に襲来した円盤の大軍勢を迎え撃とうとした彼の眼前で、暗黒大将軍と共に円盤の軍勢を撃退した。
 +
:『X-Ω』ではイベントシナリオにて共闘している。
 +
;[[暗黒大将軍]]
 +
:宿敵。地球に謎の円盤の大軍勢が襲来した際には彼と共闘しその撃退に成功している。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
=== ダイナミック作品 ===
+
=== ダイナミック系 ===
 +
;[[剣鉄也]]
 +
:平行世界の同一人物。『[[スーパーロボット大戦T|T]]』のエキスパンション・シナリオではEDにて記憶を取り戻した[[叢雲総司|ソウジ]]、[[如月千歳|チトセ]]、[[ナイン]]達によって、[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]における自身の存在を[[世界観/T|『T』の世界]]の彼に知られる事になる。
 
;[[剣鉄也 (OVA)]]
 
;[[剣鉄也 (OVA)]]
 
:平行世界の同一人物。『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では[[ケドラ]]の記憶の世界で相まみえる事に。
 
:平行世界の同一人物。『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では[[ケドラ]]の記憶の世界で相まみえる事に。
 
;[[流竜馬 (OVA)|流竜馬]]
 
;[[流竜馬 (OVA)|流竜馬]]
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では若き日の憧れのパイロットであり、序盤に彼と同じ様に[[世界観/V#新正暦世界|新正暦世界]]の[[土星|エンケラドゥス]]へ転移し、共にヤマトに乗船することになる。
+
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では若き日の憧れのパイロットであり、序盤に彼と同じ様に[[世界観/V#新正暦世界|新正暦世界]]の[[土星|エンケラドゥス]]へ転移し、共に[[ヤマト]]に乗船することになる。
 
:[[真ゲッタードラゴン|ある目的]]を達成するため、彼を[[世界観/V#宇宙世紀世界|自分たちが居た世界]]へ連れ帰る事を当初の最優先目標としていた。宇宙世紀世界への帰還後は一時的にやむを得ず対決する場面もあるが、それまでの関わりの中で互いの間に強い信頼関係も芽生えており、自軍部隊への帰還を信じていた。
 
:[[真ゲッタードラゴン|ある目的]]を達成するため、彼を[[世界観/V#宇宙世紀世界|自分たちが居た世界]]へ連れ帰る事を当初の最優先目標としていた。宇宙世紀世界への帰還後は一時的にやむを得ず対決する場面もあるが、それまでの関わりの中で互いの間に強い信頼関係も芽生えており、自軍部隊への帰還を信じていた。
 +
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』のイベント「未来への選択」においても戦友として共闘している。
 +
;[[海動剣]]、[[真上遼]]
 +
:「地獄」を名乗るマジンガーパイロット。『X-Ω』のイベント「時空を超える歌声」では共闘し、彼らとは先輩と後輩の間柄となっている。
    
=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
100行目: 161行目:  
;[[旋風寺舞人]]
 
;[[旋風寺舞人]]
 
:『V』では[[破嵐万丈|万丈]]と共に[[ガイン|マイトガイン]]の操縦訓練を手伝った縁から、彼の師匠になる。自軍部隊離脱時も師匠として彼のことを気にかけるなど、厚い信頼関係を結ぶ。
 
:『V』では[[破嵐万丈|万丈]]と共に[[ガイン|マイトガイン]]の操縦訓練を手伝った縁から、彼の師匠になる。自軍部隊離脱時も師匠として彼のことを気にかけるなど、厚い信頼関係を結ぶ。
 +
;[[獅子王凱]]
 +
:自身と同じく「勇者」を冠する二つ名を持つ漢。『X-Ω』のイベントシナリオにて共闘している。
 +
;[[楯剣人]]
 +
:『X-Ω』のイベント「光の先に」にて、別の差異次元から現れた彼と共闘する。
    
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
:『V』では[[世界観/V#西暦世界|西暦世界]]の[[火星]]に向かう途上、彼に[[マジンガーZ]]について尋ねられるもすっ呆けるが、その際の僅かに見せた反応が[[ナイン]]に記憶喪失が詐称であることを見抜かれるきっかけとなる。甲児がマジンガーZEROに取り込まれた後、鉄也が記憶喪失を装い掴んでいたいくつもの事実を敢えて黙っていたと知った時には、彼から非難の言葉をぶつけられている。
+
:『V』では[[世界観/V#西暦世界|西暦世界]]の[[火星]]に向かう途上、彼に[[マジンガーZ]]について尋ねられるもすっ呆けるが、その際の僅かに見せた反応が[[ナイン]]に記憶喪失が詐称であることを見抜かれるきっかけとなる。甲児が[[マジンガーZERO]]に取り込まれた後、鉄也が記憶喪失を装い掴んでいたいくつもの事実を敢えて黙っていたと知った時には、彼から非難の言葉をぶつけられている。
 +
;[[バナージ・リンクス]]、[[フル・フロンタル]]
 +
:『X-Ω』のイベント「光の先に」にて、別の差異次元から現れた彼らと共闘する。
 
;[[キンケドゥ・ナウ]]、[[トビア・アロナクス]]
 
;[[キンケドゥ・ナウ]]、[[トビア・アロナクス]]
 
:『V』ではヤマト乗船時より共に戦う付き合いの長い戦友。
 
:『V』ではヤマト乗船時より共に戦う付き合いの長い戦友。
110行目: 177行目:     
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 +
;[[アンジュ]]
 +
:『V』では一時的に敵対する際に、[[戦闘前会話]]で彼女を自身や竜馬と同類とみなす。
 +
;[[シェリル・ノーム]]、[[美雲・ギンヌメール]]
 +
:『X-Ω』のイベント「時空を超える歌声」ではライブ出演に際して「ゲスト参戦するロボットとパイロットはグレートと自分だけで十分」と豪語する鉄也の過剰なまでの自信に興味を示す。シェリルと美雲の性格を良く知る[[早乙女アルト|アルト]]と[[ハヤテ・インメルマン|ハヤテ]]からはそれぞれ、「自意識過剰という意味ではシェリルと美雲も鉄也と似たり寄ったり」と評され、「その二人にここまで言わせるのか」と驚嘆される。
 +
 +
=== その他の版権作品 ===
 
;[[新見薫]]
 
;[[新見薫]]
 
:『V』ではカウンセラーとしての経験故、鉄也の記憶喪失が嘘であると早期から疑っていた。
 
:『V』ではカウンセラーとしての経験故、鉄也の記憶喪失が嘘であると早期から疑っていた。
122行目: 195行目:  
;[[ナイン]]
 
;[[ナイン]]
 
:『V』では序盤からヤマトで共に戦っていた戦友でもあり、早々と鉄也の記憶喪失が嘘であることを見抜いた一人である。鉄也が自軍部隊を離脱した際は「仲間の気持ちを裏切った」と彼女から怒りを抱かれ、後に和解するが、ナインが鉄也に抱いた怒りは[[ネバンリンナ]]に継承されることに。
 
:『V』では序盤からヤマトで共に戦っていた戦友でもあり、早々と鉄也の記憶喪失が嘘であることを見抜いた一人である。鉄也が自軍部隊を離脱した際は「仲間の気持ちを裏切った」と彼女から怒りを抱かれ、後に和解するが、ナインが鉄也に抱いた怒りは[[ネバンリンナ]]に継承されることに。
 +
:『T』のエキスパンション・シナリオのEDでは『T』の世界の鉄也に彼の存在と彼が幸せを掴んだ事を『V』の宇宙世紀世界の鉄也に伝えると約束している。
 
;[[ホープス]]
 
;[[ホープス]]
 +
:『X』では、因果の彼方に甲児と共に飛ばされた二人を救出すべく助言する場面がある。
 +
:それ以上に重要なのは、ホープスの担当声優が野田圭一氏=先代の[[剣鉄也]]に他ならないことであろう。困難ルートのラスボスとなった[[魔獣ホープス|彼]]との決戦では、新旧・戦闘のプロがあたかも継承の儀式であるかの如く対決する。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 +
;「さぁて覚悟しろ[[ミケーネ帝国|ミケーネ]] 全滅タイムだ」
 +
:『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』にて。[[マジンガーZ]]の[[超合金Z]]を無効化した[[戦闘獣]]の小細工を逆に無効化し、グレートブーメランの一閃で飛行可能な戦闘獣を切り落とした直後に。
 +
:SRWでは、対ミケーネの[[特殊戦闘台詞]]にこれを元にしたものが採用されている。
 +
;「見たか! これがマジンガーZを越えるグレートな力だッ!!!」
 +
:その後、イグアナスとタラントス(共にSRW未登場)をネーブルミサイル、ブレストバーンで消し炭にした直後に。この一言が、[[マジンガーZERO|ZERO]]を覚醒させてしまう事に…。
 
;「この世界は終わる!だが、終わり方ってもんがあるだろう!!」
 
;「この世界は終わる!だが、終わり方ってもんがあるだろう!!」
:『マジンガーZEROvs暗黒大将軍』にて。全てを諦めようとしていた[[ミネルバX]]に、こう叫んで駆けつける。
+
:『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』にて。全てを諦めようとしていた[[ミネルバX (真マジンガーZERO)|ミネルバX]]に、こう叫んで駆けつける。
;「無様だぁ?死だぁ?リスクが怖くて戦えるかっ!」<br>「グレートと俺は、受けた仕事はしっかりやりきる!どんなにボロボロになろうが、死ぬ寸前だろうが、最後は必ず勝利をつかむ!」<br>「プロ勇者なめんなぁ!!」
+
;「こんな状況だぜ それに」(中略)<br/>「出撃の時 命はとうに懸けてきた!」
:『マジンガーZEROvs暗黒大将軍』にて。因果を紡いだマジンガーZEROのブレストファイアーの零距離放射を受け、グレートマジンカイザーは下半身が粉々に消し飛ぶ無様な姿に……。だが次の瞬間、グレートマジンカイザーの腕がZEROを掴む。鉄也は、そしてグレートは、偉大なる勇者たちはまだ勝利を諦めていなかったのだ!そしてこの叫びとともに、グレートマジンカイザーの頭突きがZEROの頭部に炸裂し、そのキャノピーをたたき割る。ミネルバの光子ルストハリケーンが甲児に届き、リセットに成功。勇者は仕事をやり遂げたのだった。
+
:フォトンコネクトにより、ZEROに取り込まれた甲児とやり取りを行ったミネルバ、さやかが目覚めた際に「私たちに…あなたの命を頂戴!」と問われて、「いいぜ!」と即答した直後に。
 +
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で追加された強敵との戦闘開始時台詞で、二行目の台詞を元にしたものが採用されている。
 +
;「無様だぁ?死だぁ?リスクが怖くて戦えるかっ!」<br>「グレートと俺は、受けた仕事はしっかりやりきる!どんなにボロボロになろうが、死ぬ寸前だろうが、最後は必ず勝利を掴む!」<br>「プロ勇者なめんなぁあっ」<br>「俺達の勝利だ!!!」
 +
:『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』にて。因果を紡いだマジンガーZEROのブレストファイアーの零距離放射を受け、グレートマジンカイザーは下半身が粉々に消し飛ぶ無様な姿に……。だが次の瞬間、グレートマジンカイザーの腕がZEROを掴む。鉄也は、そしてグレートは、偉大なる勇者たちはまだ勝利を諦めていなかったのだ!そしてこの叫びとともに、グレートマジンカイザーの頭突きがZEROの頭部に炸裂し、そのキャノピーをたたき割る。
 +
;鉄也「よう 兜 どうだ?」<br>甲児「さすがだ 鉄也さん それに凄いロボットだ」<br>鉄也「ああ正にグレートだろう マジンガーZの兄弟さ」<br>「果てしなき戦いを終わらせろ 兜」<br>甲児「任せてくれ みんなのために未来を開く!」
 +
:そして甲児とその世界での最後の会話。三行目の時点でグレートマジンカイザーの腕が力を無くし、マグマの中に落ち行くも四行目に続く。その後ミネルバの光子ルストハリケーンが甲児に届き、リセットに成功。勇者は仕事をやり遂げたのだった。
 +
;甲児「ハァ ハァ なんで逃げるんだ!」<br>鉄也「……… デリートされるからな だが もう遅いようだ」<br>甲児「………あ… あんたは…… ………誰だ?」<br>鉄也「俺が分からないのか…」<br>甲児「え!? 分からない…… …でも 何故か分からないが あんたがここにいては いけない存在だということは分かる」<br>鉄也「フ… ああ ここはマジンガーZ最強の世界だからな この世界はそう選択されたんだ」<br>「世界はいくつもの可能性を持って分岐するはずだった 本当はこうもできた 本当はこうあるべきだった 本当はこうしたかった 世界は多種多様な可能性を持てたはずが 今はもう 完全に失われたのだ…」<br>甲児「失われた…」<br>鉄也「俺はマジンガーZが最強のためには不必要な消された人間なんだ マジンガーに出ていないキャラクター だからこの世界にいるわけないんだ グウッ この世界に存在してはいけない…」<br>「この夢の世界に 俺の存在がイレギュラーとして 出現する度 デリートされてきた! 思い出せ あんここここここここここ」<br>甲児「あんこ?」<br>鉄也「あんこくくくくくくくくくくくく」<br>甲児「あんこをくう!?」<br>鉄也「あんこくだ」
 +
:『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』第32話「甲児があんこを食べた時」より。マジンガーZ以外のマジンガーの仮面を被った不審者を追った甲児の前で仮面を外して。終盤はデリートされつつ必死に叫んでいる。
 +
;甲児「止まらないっ どんどん湧き出てくる!」<br>鉄也「そう 止められない!」<br>甲児「あ…あんたは …そうだ 剣鉄也!!! なぜ さっき消えたのに」<br>鉄也「お前が思い出したから復活したのさ ……兜甲児 お前の思いは この世界を統べる神より強い!」
 +
:同話の終わり、混乱した甲児が購入していたアンパンを口にし「あんこを食う」を繰り返し言葉に出して思い出した'''暗黒大将軍'''、そしてマジンガーZが敗北するイメージが湧き上がった際に現れながら。
 +
;鉄也「兜っ 兜っ」<br>甲児「え… …あんたは… …誰だ?」<br>鉄也「兜 忘れるなっ 思い出すんだ」<br>甲児「ダメだ 意識が 集中できない」<br>鉄也「くそう ハッ …そうだ! なら 創造しろ」<br>甲児「創造?」<br>鉄也「俺たちの創造力を広げるんだ 俺達は今までどうだった?」<br>甲児「俺たちは… 対立する… いつも… そう思える」<br>鉄也「そうだ なんでかかち合っちまう だが必ず最後に俺たちは…」<br>甲児「…Zとグレートはともに並び立ち [[ミケーネ帝国|巨大な敵]]に立ち向かう…!」<br>鉄也「ああ そうして敵をぶっ倒すのさ その後だ!」<br>甲児「敵…闇の帝王を倒し 世界に平和が訪れる しかし また[[ベガ星連合軍|新たなる強大な敵]]が…」<br>鉄也「どこから攻めてくる?」<br>甲児「…どこから…… [[UFOロボ グレンダイザー|宇宙から!!!]]」
 +
:第33話「創造力」より。ZEROの世界から脱出し、無数のマジンガーZと自身の囚われたZEROの中で目覚めた甲児。しかし再びZEROの世界に囚われ、鉄也も再びデリートされる状況で発想の転換を行う。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
145行目: 237行目:  
:マジンエンペラーGに乗り換えるとこちらになる。
 
:マジンエンペラーGに乗り換えるとこちらになる。
 
;「チリ一つ残さず消滅させてやる!」
 
;「チリ一つ残さず消滅させてやる!」
:グレートブラスターでの戦闘台詞。その言い回しから『[[冥王計画ゼオライマー]]』の[[木原マサキ]]を彷彿とさせるという声多数。<ref>ちなみに『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY]]』では、マサキ役の関俊彦氏が鉄也の声を担当する。</ref>
+
:グレートブラスターでの戦闘台詞。その言い回しから『[[冥王計画ゼオライマー]]』の[[木原マサキ]]を彷彿とさせるという声多数<ref>ちなみに『[[劇場版 マジンガーZ INFINITY]]』では、マサキ役の関俊彦氏が鉄也の声を担当する。</ref>
;「この剣に断てぬ物はない!」
+
;「この剣(つるぎ)に断てぬ物はない!」
:エンペラーソードのトドメ演出での台詞。こちらは[[ゼンガー・ゾンボルト|かの親分]]を思わせる台詞。
+
:エンペラーソードのトドメ演出での台詞。こちらは[[ゼンガー・ゾンボルト|かの親分]]を思わせる台詞と同時に、自身の名字とかけている台詞でもある。
;「覚悟しろ、[[ミケーネ帝国|ミケーネ]]! 全滅タイムの始まりだ!」
  −
:対ミケーネの[[特殊戦闘台詞]]。こちらは『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』由来の台詞。
   
;「戦闘のプログラムと戦闘のプロの勝負だ!」
 
;「戦闘のプログラムと戦闘のプロの勝負だ!」
:『X』にて追加収録された、対人工頭脳(ケドラも含む)の特殊戦闘台詞。
+
:『X』にて追加収録された、対人工頭脳(ケドラも含む)の特殊戦闘台詞。
 
:[[剣鉄也|別世界の]][[剣鉄也 (OVA)|自分]]と同じく戦闘のプロを自称している台詞だが、彼らと違いダジャレを織り交ぜる遊び心を見せている。
 
:[[剣鉄也|別世界の]][[剣鉄也 (OVA)|自分]]と同じく戦闘のプロを自称している台詞だが、彼らと違いダジャレを織り交ぜる遊び心を見せている。
    
=== シナリオ中 ===
 
=== シナリオ中 ===
;「一昔前の涙も流さないロボットやマシンとは全然違うんだな、ナインは……」
+
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
:『V』のエーストークにて。これも「おれはグレートマジンガー」の歌詞から。[[ナイン]]からは「だけど燃える友情もわかります」と返される。
+
:
;「あの悪党も頭部に乗っているのか…!」
+
:;「一昔前の涙も流さないロボットやマシンとは全然違うんだな、ナインは……」
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』シークレットシナリオ「黒い勇者特急」にて、[[ブラックガイン]]を操った[[ホイ・コウ・ロウ]]のマシンが[[ブラックマイトガイン]]の頭部に合体するのを見た際の台詞。
+
::エーストークにて。これも「おれはグレートマジンガー」の歌詞から。[[ナイン]]からは「だけど燃える友情もわかります」と返される。
:残念ながら[[ホバーパイルダー|元ネタとなった]][[マジンガーZ (真マジンガー)|ロボット]]の[[兜甲児 (真マジンガー)|パイロット]]は未登場の時期なのだが、同様の合体機構を持つグレートの乗り手だけに反応してくれる。
+
:;「あの悪党も頭部に乗っているのか…!」
;「Dr.ヘル五大軍団、[[ピグマン子爵]]…。死亡確認」
+
::シークレットシナリオ「黒い勇者特急」にて、[[ブラックガイン]]を操った[[ホイ・コウ・ロウ]]のマシンが[[ブラックマイトガイン]]の頭部に合体するのを見た際の台詞。
:『V』地上ルート第37話「Dr.ヘル、最後の賭け」にて、ピグマンに(SEから察するに剣で)引導を渡して。元ネタは漫画『魁!!男塾』であろう(同作では「死亡確認」と言われたキャラは逆に後々再登場するパターンが多いが、流石にそうはならない)。
+
::残念ながら[[ホバーパイルダー|元ネタとなった]][[マジンガーZ (真マジンガー)|ロボット]]の[[兜甲児 (真マジンガー)|パイロット]]は未登場の時期なのだが、同様の合体機構を持つグレートの乗り手だけに反応してくれる。
;「要するに素直じゃないんだろう」
+
:;「Dr.ヘル五大軍団、[[ピグマン子爵]]…。死亡確認」
:『V』地上ルート第38話「地獄の門」にて、[[雷張ジョー|ジョー]]がなんともテンプレ的な台詞で増援として現れた際に。…が、鉄也自身真意を隠して敵味方を転々としていた時期のため、竜馬から「お前の言う台詞かよ」と突っ込まれる事に。
+
::地上ルート第37話「Dr.ヘル、最後の賭け」にて、ピグマンに(SEから察するに剣で)引導を渡して。元ネタは漫画『魁!!男塾』であろう(同作では「死亡確認」と言われたキャラは逆に後々再登場するパターンが多いが、流石にそうはならない)。
;「そうだ!人の手によって生み出された魔神…!」<br/>「これが…!これこそが、偉大なる魔神皇帝!その名も…![[マジンエンペラーG]]だ!!」
+
:;「要するに素直じゃないんだろう」
:『V』第39話「終焉への目覚め」でグレートマジンガーを[[自爆]]させた物の、[[マジンガーZERO]]を滅ぼすことが出来無かったが起動することに成功し届けられた機体に乗り込んだ際の名乗り。二行目は[[DVE]]。
+
::地上ルート第38話「地獄の門」にて、[[雷張ジョー|ジョー]]がなんともテンプレ的な台詞で増援として現れた際に。…が、鉄也自身真意を隠して敵味方を転々としていた時期のため、竜馬から「お前の言う台詞かよ」と突っ込まれる事に。
;「マジンエンペラーGとマジンガーZERO!今こそ二つの魔神が手を取り合う時だ!」<br/>甲児「行こう、鉄也さん!マジンガーの光子力は、未来を照らす光だ!!」
+
:;「そうだ!人の手によって生み出された魔神…!」<br/>「これが…!これこそが、偉大なる魔神皇帝!その名も…![[マジンエンペラーG]]だ!!」
:そしてZEROとの対話を経て制御に成功した甲児と共に[[超文明ガーディム|ガーディム]]との戦闘を行う際の台詞。DVEであり、原作では有り得なかったZEROとグレートの系譜のタッグで戦いに挑む。
+
::第39話「終焉への目覚め」でグレートマジンガーを[[自爆]]させた物の、[[マジンガーZERO]]を滅ぼすことが出来無かったが起動することに成功し届けられた機体に乗り込んだ際の名乗り。二行目は[[DVE]]。
;「その力、決意、覚悟…。お前は将軍を名乗るに相応しい男だった」<br />「だが、決意と覚悟なら俺達も負けない。それがこの結果を生んだ」
+
:;「マジンエンペラーGとマジンガーZERO!今こそ二つの魔神が手を取り合う時だ!」<br/>甲児「行こう、鉄也さん!マジンガーの光子力は、未来を照らす光だ!!」
:『V』ナデシコルート第45話「暗黒の使徒」にて、暗黒大将軍を打ち倒した直後、彼を一人の武人として讃えると共に送った言葉。暗黒大将軍も鉄也の言葉に頷くと共に、まだ名前を聞いていなかった鉄也に、その名を尋ねる。
+
::そしてZEROとの対話を経て制御に成功した甲児と共に[[超文明ガーディム|ガーディム]]との戦闘を行う際の台詞。DVEであり、原作では有り得なかったZEROとグレートの系譜のタッグで戦いに挑む。
;「暗黒大将軍…。敵ながら天晴れだったぜ」<br />「お前という男に勝った事を誇りに思う」<br />(その誇りを胸に俺達は進む…。マジンガー乗りの覚悟と共に)
+
:;「その力、決意、覚悟…。お前は将軍を名乗るに相応しい男だった」<br />「だが、決意と覚悟なら俺達も負けない。それがこの結果を生んだ」
:同上。宇宙に散った暗黒大将軍への手向けの言葉。
+
::ナデシコルート第45話「暗黒の使徒」にて、暗黒大将軍を打ち倒した直後、彼を一人の武人として讃えると共に送った言葉。暗黒大将軍も鉄也の言葉に頷くと共に、まだ名前を聞いていなかった鉄也に、その名を尋ねる。
;「勝手に俺の生き方を決めるなよ。俺だって戦いが終われば、可愛い彼女を見つけるかもしれないぜ」
+
:;「暗黒大将軍…。敵ながら天晴れだったぜ」<br />「お前という男に勝った事を誇りに思う」<br />(その誇りを胸に俺達は進む…。マジンガー乗りの覚悟と共に)
:『V』最終話での[[ネバンリンナ]]との戦闘前会話にて。ここに来てようやく気づいたユーザーもいるかもしれないが、今作は鉄也はいるのに彼女は未登場。果たして、この世界の鉄也は[[炎ジュン|可愛い彼女]]に出会えるのだろうか…?
+
::同上。宇宙に散った暗黒大将軍への手向けの言葉。
;甲児「強い…。そのマジンガーは何て言うんだ?」<br />鉄也「グレートマジンガー」<br />甲児「グレートマジンガー…」<br />鉄也「マジンガーZの兄弟だ」<br />甲児「兄弟…」<br />鉄也「そうだ。マジンガーZと共に戦うために造られた偉大な勇者だ」<br />鉄也「俺の名は剣鉄也。甲児…お前を助けるために来た」<br />甲児「剣…鉄也…!」
+
:;「勝手に俺の生き方を決めるなよ。俺だって戦いが終われば、可愛い彼女を見つけるかもしれないぜ」
:[[スーパーロボット大戦X|X]]』での初登場シーン。甲児のセリフも含めて、全行DVE。
+
::最終話での[[ネバンリンナ]]との戦闘前会話にて。ここに来てようやく気づいたユーザーもいるかもしれないが、今作は鉄也はいるのに[[炎ジュン|彼女]]は登場しない。果たして、この世界の鉄也は可愛い彼女に出会えるのだろうか…?
:会話の内容は、東映版の映画『対暗黒大将軍』のラストシーンをアレンジしたものになっている。
+
::なお、ナインは[[スーパーロボット大戦T|後々]]、[[剣鉄也|幸せを掴んだ鉄也]]に出会うこととなり、こちらの世界の鉄也にその事実を伝えるつもりのようだが、果たしてそれを聞かされた鉄也は何を想うのか…。
 +
:
 +
;[[スーパーロボット大戦X|X]]
 +
:
 +
:;甲児「強い…。そのマジンガーは何て言うんだ?」<br />鉄也「グレートマジンガー」<br />甲児「グレートマジンガー…」<br />鉄也「マジンガーZの兄弟だ」<br />甲児「兄弟…」<br />鉄也「そうだ。マジンガーZと共に戦うために造られた偉大な勇者だ」<br />鉄也「俺の名は剣鉄也。甲児…お前を助けるために来た」<br />甲児「剣…鉄也…!」
 +
::初登場シーン。甲児のセリフも含めて、全行DVE。
 +
::会話の内容は、東映版の[[映画]]『対暗黒大将軍』のラストシーンをアレンジしたものになっている。
 +
:;「で、どこまで行った?」<br />甲児「ど、どこまでって…!いくら鉄也さんが、俺の叔父さんでもプライバシーってものが…!」<br />「何の話をしている?」<br />「俺はカイザーの力をどこまで引き出せるようになったかを聞いているんだぞ」
 +
::シークレットシナリオ「最凶VS最強」より。甲児の傍には何時も[[弓さやか|さやか]]がいるという話題に続いて。ちなみに4行目の台詞は物凄いニヤけ顔であり、戦闘台詞での「戦闘のプログラム」発言といいずいぶんとお茶目な叔父さんである。
 +
:;「覚悟しとけよ。だいたい神話なんてものは神様に都合がよくて、人間にはロクでもないのが相場だ…」
 +
::第29話後の分岐シナリオ後のIMにて。
 +
:;「悪党同士の連携など、もろいものだな」
 +
::第42話「正義の名の下に」より。[[吉永サリー|サリー]]のイノセントウェーブの影響で魔のオーラが無力化され、大いに取り乱す[[パープル]]に不敵な笑みを浮かべながら。別で[[ガーゴイル|互いに見下し]][[エンブリヲ|合っている]][[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|悪党]][[ショット・ウェポン|達]]がいるため実に的確といえる。
 +
:;鉄也「待っていたぜ、ZERO! この時が来るのを!」<br/>甲児「お前に光の魔神の力を 俺達の可能性を見せてやる!」<br/>鉄也「やるぞ、甲児!」<br/>甲児「いつでもいいぜ、鉄也さん!」
 +
::第48話「暗黒の王、光の勇者」より。[[闇の帝王]]が切り札として[[マジンガーZERO]]を呼び出した際に。
 +
:;闇の帝王「この光は…!」<br/>甲児「俺達が引き出した魔神皇帝の力…!」<br/>鉄也「マジンガーの可能性だ!」<br/>甲児「ZERO!お前にそれをぶつけてやるぜ!!」
 +
::そして二体の魔神皇帝が光を放つ、それは二人が引き出した可能性の光、新たなる光の魔神の力である。そしてその力をぶつけられ、ZEROは爆散し闇の帝王は窮地に陥る事になる。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[エネルガーZ]]
 
;[[エネルガーZ]]
 
:かつてパイロットを務めた。
 
:かつてパイロットを務めた。
;[[グレートマジンガー]][[マジンエンペラーG]]
+
;[[グレートマジンガー]]
:[[スーパーロボット大戦V]]』『[[スーパーロボット大戦X]]』での搭乗機。原作側の完全監修により参戦。
+
:『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』での搭乗機体。
 +
:SRWシリーズでは『衝撃!Z編』設定で搭乗。
 +
:;[[グレートマジンカイザー]]
 +
::『vs 暗黒大将軍』でグレートブースターと合体し、魔神パワーをフルバーストする事で誕生した魔神皇帝。
 +
 
 +
=== SRWでの搭乗機体 ===
 +
;[[マジンエンペラーG]]
 +
:SRWオリジナル機体。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*担当声優である粟野史浩氏は『真マジンガー 衝撃!Z編』の2年前に公開された今川泰宏監督のアニメ映画『鉄人28号 白昼の残月』(SRW未参戦)にて映画独自の主要キャラクターであるショウタロウを演じている。
 
*担当声優である粟野史浩氏は『真マジンガー 衝撃!Z編』の2年前に公開された今川泰宏監督のアニメ映画『鉄人28号 白昼の残月』(SRW未参戦)にて映画独自の主要キャラクターであるショウタロウを演じている。
 
**ショウタロウは「[[グレートマジンガー|強敵に苦戦する正太郎の前に颯爽と現れ、鉄人の操縦を交代し敵を粉砕する]]」「[[兜剣造|鉄人の製作者であり主人公の父親である金田博士の養子として育てられた]]」「[[戦闘のプロ|鉄人28号の正規操縦者としての訓練を受けている]]」「[[剣鉄也 (OVA)|正太郎の兄貴分として良好な関係を築く]]」「[[剣鉄也|その一方、博士の実子であり鉄人28号の現操縦者でもある正太郎に対しては強いコンプレックスを抱いている]]」など各種メディアでの剣鉄也を髣髴とさせるキャラクター設定がなされていた。
 
**ショウタロウは「[[グレートマジンガー|強敵に苦戦する正太郎の前に颯爽と現れ、鉄人の操縦を交代し敵を粉砕する]]」「[[兜剣造|鉄人の製作者であり主人公の父親である金田博士の養子として育てられた]]」「[[戦闘のプロ|鉄人28号の正規操縦者としての訓練を受けている]]」「[[剣鉄也 (OVA)|正太郎の兄貴分として良好な関係を築く]]」「[[剣鉄也|その一方、博士の実子であり鉄人28号の現操縦者でもある正太郎に対しては強いコンプレックスを抱いている]]」など各種メディアでの剣鉄也を髣髴とさせるキャラクター設定がなされていた。
 +
*『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』劇中で使われていた鉄也のクローンプラントは、作画を担当した余湖 裕輝氏と脚本を担当した田畑由秋氏が嘗て連載していた『アクメツ』で使用されていたクローンプラントのデザインを再利用した物になっている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
5,015

回編集