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== 分身 / 特殊回避 ==
   
読んで字の如く、身体が分かれる、あるいはそう見えること。古くから動きが素早いことの表現として用いられてきた。類似の表現に『残像』があり、残像を残しつつ高速で移動することを分身と言う事が多く、本当に実体が複数あることは少ない。また敵機のセンサーに誤情報を送ることで実際には存在するのにそこに居ないように見せかける物もここに含まれる。
 
読んで字の如く、身体が分かれる、あるいはそう見えること。古くから動きが素早いことの表現として用いられてきた。類似の表現に『残像』があり、残像を残しつつ高速で移動することを分身と言う事が多く、本当に実体が複数あることは少ない。また敵機のセンサーに誤情報を送ることで実際には存在するのにそこに居ないように見せかける物もここに含まれる。
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スパロボではユニットの[[特殊能力]]、或いはパイロットの[[特殊技能]](特殊スキル)の一つ。[[気力]]130以上で発動条件が満たされ、確率で全ての攻撃を回避する。発生確率は50%固定の場合が多いが、『[[スーパーロボット大戦J]]』以降の任天堂携帯機シリーズでは自分と敵の[[技量]]差に依存など、発生確率が異なる場合もある。
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== 概要 ==
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ユニットの[[特殊能力]]、或いはパイロットの[[特殊技能]](特殊スキル)のひとつ。
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[[気力]]が一定値以上になることで発動条件が満たされ、確率で全ての攻撃を回避する。発生確率は50%で固定の場合が多いが、『[[スーパーロボット大戦J]]』以降の任天堂携帯機シリーズでは自分と敵の[[技量]]差に依存するなど、発生確率が異なる場合もある。
    
通常の[[回避]]とは別に判定が行われるため、例え表示上の敵の[[命中]]率が100%でも発動する(作品によっては内部的な命中率が200%を超えていた場合、分身が発動しないようになっていることもある)。逆に十分に運動性や回避が高く通常通り回避できる場合ほとんど意味がないが、[[連続ターゲット補正]]が累積した状況では発動を期待できる。また同系統の完全回避能力(同じ分身系の他「[[切り払い]]」「[[撃ち落とし]]」なども含む)が複数ある場合は、それぞれ別個に成否判定が行われるため、実質的な完全回避率はより高まる。さらに精神コマンド「[[ひらめき]]」使用中に発動した場合、「ひらめき」を消費せず保持したままになるタイトルもある。必要気力の条件は重いが、高確率でEN消費もなく発動する、かなり強力な能力である。
 
通常の[[回避]]とは別に判定が行われるため、例え表示上の敵の[[命中]]率が100%でも発動する(作品によっては内部的な命中率が200%を超えていた場合、分身が発動しないようになっていることもある)。逆に十分に運動性や回避が高く通常通り回避できる場合ほとんど意味がないが、[[連続ターゲット補正]]が累積した状況では発動を期待できる。また同系統の完全回避能力(同じ分身系の他「[[切り払い]]」「[[撃ち落とし]]」なども含む)が複数ある場合は、それぞれ別個に成否判定が行われるため、実質的な完全回避率はより高まる。さらに精神コマンド「[[ひらめき]]」使用中に発動した場合、「ひらめき」を消費せず保持したままになるタイトルもある。必要気力の条件は重いが、高確率でEN消費もなく発動する、かなり強力な能力である。
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また、敵がこの能力を所持している場合も同様で、発動するとどんなに命中率が高くてもこちらの攻撃を回避されてしまうので、非常に厄介(あるいは鬱陶しい)な事になることもしばしばある。特にボスクラスの敵がこの能力を所持していると思うようにダメージを与えられず、無駄な消耗を強いられる可能性もあるため、[[精神コマンド]]の「[[必中]]」や「[[直撃]]」を使うか、「[[脱力]]」で敵の[[気力]]を能力が発動出来ない数値まで下げてから戦うのが好ましい。
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敵が所持している際も同様であり、発動するとどんなに命中率が高くてもこちらの攻撃を回避されてしまうため、その場合は非常に厄介な能力であるといえる。特にボスクラスの敵がこの能力を所持していると思うようにダメージを与えられず、無駄な消耗を強いられる可能性もあるため、[[精神コマンド]]の「[[必中]]」や「[[直撃]]」を使うか、「[[脱力]]」で敵の[[気力]]を能力が発動出来ない数値まで下げてから戦うのが望ましい。
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スパロボでは分身と同系統の能力が多数存在するため、それらの総称として扱われることもある。『[[スーパーロボット大戦W|W]]』からは「分身」という名称を使わず各作品ごとの固有の名称で表現されるようになり、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』以降の任天堂携帯機シリーズでは「特殊回避」と総称されている。
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スパロボでは分身と同系統の能力が多数存在するため、それらの総称として扱われることもある。『[[スーパーロボット大戦W|W]]』からは「分身」という名称を使わず各作品ごとの固有の名称で表現されるようになり、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』以降の任天堂携帯機シリーズでは「'''特殊回避'''」と総称されている。
    
=== 分身系能力の弱点 ===
 
=== 分身系能力の弱点 ===
基本的に全て[[精神コマンド]]の「[[必中]]」「[[直撃]]」で無効化される他、一部の作品では上記の通り、[[命中]]率が200%以上を超えると発動しなくなる。「[[感応]]」を使えるパイロットがいれば、誰でも分身を破ることが可能。
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基本的に全て[[精神コマンド]]の「[[必中]]([[感応]])」「[[直撃]]」で無効化される他、一部の作品では上記の通り、[[命中]]率が200%以上を超えると発動しなくなる。また、[[技量]]差に準じた確率で発動する場合は[[パイロット養成]]等で技量を上回らせることでも発動を抑える事が出来る。
 
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また、[[技量]]差に準じた確率で発動する場合は[[パイロット養成]]等で技量を上回らせることでも発動を抑える事が出来る。
      
なお、『[[スーパーロボット大戦MX]]』のみ、分身系能力を無効化する[[武器属性]]「拡散」がある。
 
なお、『[[スーパーロボット大戦MX]]』のみ、分身系能力を無効化する[[武器属性]]「拡散」がある。
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意外な弱点として、回避判定なので回避で気力が稼げないキャラとの相性が悪いという面も多少ながらある(特にOG系の作品)。
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意外な弱点として、回避判定なので回避で気力が稼げないキャラとの相性が悪いという面も多少ながらある。
    
== 分身・特殊回避系の特殊能力 ==
 
== 分身・特殊回避系の特殊能力 ==
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*一般シリーズ:気力130以上で発動。50%の確率で全ての攻撃を回避。
 
*一般シリーズ:気力130以上で発動。50%の確率で全ての攻撃を回避。
 
*『MX』:敵の分身系能力は発生率30%。
 
*『MX』:敵の分身系能力は発生率30%。
*『J』・『W』・『K』:気力130以上で発動。自分と敵の技量差で発生確率が変動。
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*『J』『W』『K』:気力130以上で発動。自分と敵の技量差で発生確率が変動。
*『L』・『UX』・『BX』:『K』までと同様だが、最大発生率が能力ごとに異なる。
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*『L』『UX』『BX』:『K』までと同様だが、最大発生率が能力ごとに異なる。
 
*『NEO』:気力130以上で発動。発生率25%。
 
*『NEO』:気力130以上で発動。発生率25%。
 
*『OE』:必要気力・発生率は特殊能力レベルにより変動(基本Lv1では気力130以上で発動・発生率20%)。レベル上昇で必要気力が下がり、発生率が高まる。
 
*『OE』:必要気力・発生率は特殊能力レベルにより変動(基本Lv1では気力130以上で発動・発生率20%)。レベル上昇で必要気力が下がり、発生率が高まる。
145行目: 145行目:  
:[[交響詩篇エウレカセブン|エウレカセブン]]系のパイロットや一部艦長が持つ。[[気力]]は無関係で、技能Lvが高くなるほど発生率が高くなる。命中・回避にも補正が入るので高Lv時の回避率はとんでもない事になる。持ってさえすれば戦艦ですら分身可能。サブパイロットが持っていても意味はない。
 
:[[交響詩篇エウレカセブン|エウレカセブン]]系のパイロットや一部艦長が持つ。[[気力]]は無関係で、技能Lvが高くなるほど発生率が高くなる。命中・回避にも補正が入るので高Lv時の回避率はとんでもない事になる。持ってさえすれば戦艦ですら分身可能。サブパイロットが持っていても意味はない。
 
;[[ギアス|ギアスの呪い]]、[[異能生存体]]
 
;[[ギアス|ギアスの呪い]]、[[異能生存体]]
:『OE』では確率で発動する完全回避の効果を含んでいる。これも[[気力]]は無関係で、技能Lvが高くなるほど発生率が高くなる。HPが条件になっている後者はともかく、前者は常時発動する上に命中率を高いほど発動しやすく、更に無効化する手段が無いという敵対時には非常に厄介な事に。
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:『OE』では確率で発動する完全回避の効果を含んでいる。これも[[気力]]は無関係で、技能Lvが高くなるほど発生率が高くなる。HPが条件になっている後者はともかく、前者は常時発動する上に命中率を高いほど発動しやすく更に無効化する手段が無いという、敵対時には非常に厄介な事に。
 
;[[エレメント能力|光学透過]]
 
;[[エレメント能力|光学透過]]
 
:[[ユノハ・スルール]]専用技能で、気力130以上で[[アクエリオンスパーダ|搭乗機]]の特殊能力に分身が追加される。エースボーナスによりタッグ僚機にも同様の効果を与えることが可能。
 
:[[ユノハ・スルール]]専用技能で、気力130以上で[[アクエリオンスパーダ|搭乗機]]の特殊能力に分身が追加される。エースボーナスによりタッグ僚機にも同様の効果を与えることが可能。
155行目: 155行目:  
:『UX』・『BX』におけるこれらの技能は所持パイロットの乗機が持っている特殊回避能力(量子ジャンプ、ハイパーブースト)の発動率にボーナスを得る効果を持つ(これにより、本来の最大発動率以上の確率を出しうる)。特殊回避(分身)能力を与えるわけではないが便宜的にここに記載。
 
:『UX』・『BX』におけるこれらの技能は所持パイロットの乗機が持っている特殊回避能力(量子ジャンプ、ハイパーブースト)の発動率にボーナスを得る効果を持つ(これにより、本来の最大発動率以上の確率を出しうる)。特殊回避(分身)能力を与えるわけではないが便宜的にここに記載。
 
;[[早乙女アルト]]のエースボーナス
 
;[[早乙女アルト]]のエースボーナス
:『[[再世篇]]』以降のZシリーズではエースボーナスで分身能力を得られる。特殊技能ではないが便宜的にここへ記載。
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:『[[再世篇]]』以降のZシリーズではエースボーナスで分身能力を得られる。特殊技能ではないが便宜的にこちらへ記載。
    
== 登場作品におけるトピック ==
 
== 登場作品におけるトピック ==