15行目: |
15行目: |
| 『[[機動戦士ガンダム 0083 スターダストメモリー]]』の[[主人公]]。 | | 『[[機動戦士ガンダム 0083 スターダストメモリー]]』の[[主人公]]。 |
| | | |
− | [[ナイメーヘン士官学校]]卒の[[モビルスーツ]]マニア。オーストラリアの[[トリントン基地]]に所属し、MSのテストパイロットをしていた。登場時の階級は少尉。ニンジンが嫌いという子供っぽい一面を持つ。 | + | [[ナイメーヘン士官学校]]卒の[[モビルスーツ]]マニア。オーストラリアの[[トリントン基地]]に所属し、MSのテストパイロットをしていた。登場時の階級は少尉。「ニンジンが嫌い」という子供っぽい一面を持つ。また、お坊ちゃんが多い事で有名なナイメーヘン士官学校でも奥手な方だったらしい(実際、ニナとの付き合いも彼女に終始リードされていた)。 |
| | | |
| + | === 経緯 === |
| 新開発の[[ガンダム試作2号機]](GP02A)が[[ジオン軍]]残党([[デラーズ・フリート]])の[[アナベル・ガトー]]少佐に奪われた際に、[[ガンダム試作1号機]](GP01)の近くに居た為に咄嗟に乗り込み、追撃する。初陣では実戦に不慣れな事をガトーに見抜かれ、苦汁を舐めさせられる。 | | 新開発の[[ガンダム試作2号機]](GP02A)が[[ジオン軍]]残党([[デラーズ・フリート]])の[[アナベル・ガトー]]少佐に奪われた際に、[[ガンダム試作1号機]](GP01)の近くに居た為に咄嗟に乗り込み、追撃する。初陣では実戦に不慣れな事をガトーに見抜かれ、苦汁を舐めさせられる。 |
| | | |
− | MSに関する造詣に深く、GP02Aが[[核ミサイル|核]]を装備しているのを一目で看破し、[[ニナ・パープルトン]]を驚かせた。しかし、度が過ぎた造詣の深さと慢心から、シーマ艦隊の攻撃で窮地に陥った[[アルビオン]]を救うため、宇宙でも支障が無い[[サウス・バニング]]の[[ジム・カスタム]]では無く、地上戦装備のGP01を自前のセッティングで(搭乗前にシステムエンジニアのニナが設定したセッティングのデータディスクを渡されたが、それを払いのけ)出撃。結局機体は満足に動かず、[[シーマ・ガラハウ]]の[[ゲルググM]]に半壊に追い込まれ、[[ベルナルド・モンシア]]に罵られる。その事から軍人を続けていくべきか迷うが、[[ケリィ・レズナー]]との出会いと戦いによって、軍人・パイロットとして成長する。 | + | MSに関する造詣に深く、GP02Aが[[核ミサイル|核]]を装備しているのを一目で看破し、[[ニナ・パープルトン]]を驚かせた。しかし、度が過ぎた造詣の深さと慢心から、シーマ艦隊の攻撃で窮地に陥った[[アルビオン]]を救うため、宇宙でも支障が無い[[サウス・バニング]]の[[ジム・カスタム]]では無く、地上戦装備のGP01を自前のセッティングで(搭乗前にシステムエンジニアのニナが設定したセッティングのデータディスクを渡されたが、それを払いのけ)出撃。結局機体は満足に動かず、[[シーマ・ガラハウ]]の[[ゲルググM]]に半壊に追い込まれ、[[ベルナルド・モンシア]]に罵られる。その事から軍人を続けていくべきか迷うが、[[ケリィ・レズナー]]との出会いと戦いによって、軍人・[[パイロット]]として成長する。 |
| | | |
− | GP02Aの一連の奪還作戦、及び[[星の屑作戦]]におけるデラーズ・フリートの[[エース]]であるガトーとの交戦により、パイロットとしても人間的にも飛躍的に成長していくが、結局ガトーとの決着は付く事が無かったという、『'''[[ライバル]]キャラを倒し損ねた'''』人物。ドラマ面でも最後まで彼の存在感に押されていた。
| + | GP02Aの一連の奪還作戦および[[星の屑作戦]]におけるデラーズ・フリートの[[エース]]であるガトーとの交戦によって、コウはパイロットとしても人間的にも飛躍的に成長していくが、結局ガトーとの決着は付く事が無かった。 |
| | | |
− | お坊ちゃんが多い事で有名なナイメーヘン士官学校でも奥手な方だったらしく、ニナとの付き合いも彼女に終始リードされていた。
| + | 戦後は[[ガンダム試作3号機]]の無断使用により軍事裁判にかけられて懲役一年を求刑されたが、後に罪状の根拠であるGPシリーズの存在が抹消されたことにより釈放され、オークリー基地所属となった。なお、コウには「[[ティターンズ]]の台頭後に[[エゥーゴ]]に参加した」という説もあるが、定かではない。 |
| | | |
− | 戦後は[[ガンダム試作3号機]]の無断使用により軍事裁判にかけられて懲役一年を求刑されたが、後に罪状の根拠であるGPシリーズの存在が抹消されたことにより釈放され、オークリー基地所属となった。
| + | === キャラクターの総評 === |
− | | + | コウは'''「[[ライバル]]キャラを倒し損ねた[[主人公]]」'''で、ドラマ面でも最後までガトーの存在感に押されていた。しかしながら、コウは(最終的には状況・乗機に恵まれた感もあるが)短期間による戦果を見れば申し分なく優れたエース級の人物であり、更に「乗機が記録より抹消されたエピソードから伝説のパイロット視されるようになった」という設定もある。 |
− | 最終的には状況・乗機に恵まれた感もあるが、短期間による戦果を見れば申し分なく優れたエース級であり、更に乗機が記録より抹消されたエピソードから伝説のパイロット視されるようになったという設定もある。
| |
− | | |
− | その後は[[エゥーゴ]]に参加したという説もあるが、定かではない。
| |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− | スパロボでは[[オールドタイプ]]であるが故に初期作品では非[[エース]]というイメージが強かった。
| + | SRWでは[[オールドタイプ]]であるが故に初期作品では非[[エース]]というイメージが強かった。 |
| | | |
− | 初期作品では作中の描写から命中率を補正する[[精神コマンド]]を習得しなかったが、α以降の作品からはオールドタイプ全般の能力値が見直され、ニュータイプの能力の差が縮まった。中でもコウは「[[必中]]」を習得する為、作品と場合によっては[[ニュータイプ]]のパイロットよりも役に立つ局面もある。オールドタイプである[[宇宙世紀]]のガンダムパイロットの中では上位まで登り詰めた。 | + | 初期作品では作中の描写から命中率を補正する[[精神コマンド]]を習得しなかったが、『α』以降の作品からはオールドタイプ全般の能力値が見直され、ニュータイプの能力の差が縮まった。中でもコウは「[[必中]]」を習得する為、作品と場合によっては[[ニュータイプ]]のパイロットよりも役に立つ局面もある。オールドタイプである[[宇宙世紀]]のガンダムパイロットの中では上位まで登り詰めた。 |
| | | |
− | が、スパロボ世界での最大の役どころは[[MS]]オタクである。また、ニンジンが嫌いという設定も度々イベントで存在する。音声付きの事も。
| + | もっとも、SRW世界におけるコウの最大の役どころは[[MS]]オタクという点にある。また、ニンジンが嫌いという設定も度々イベントで存在する。音声付きの事も。 |
| | | |
| 原作では、新米だった彼が[[エース]]である[[アナベル・ガトー|ガトー]]と対等に戦えるまでに急成長を遂げた(第一話のトリントン襲撃から最終話のアイランド・イーズ戦までは劇中時間で一ヶ月)からか、努力家という面がキャラクター像が[[精神コマンド]]や[[小隊長能力]]で色付けされている。 | | 原作では、新米だった彼が[[エース]]である[[アナベル・ガトー|ガトー]]と対等に戦えるまでに急成長を遂げた(第一話のトリントン襲撃から最終話のアイランド・イーズ戦までは劇中時間で一ヶ月)からか、努力家という面がキャラクター像が[[精神コマンド]]や[[小隊長能力]]で色付けされている。 |
205行目: |
203行目: |
| :本来の[[宇宙世紀]]の歴史では同年代であるが、スパロボの設定上アムロの年下の部下となり、強く尊敬している。無論、アムロが伝説を作ったRX-78-2[[ガンダム]]にも詳しい。 | | :本来の[[宇宙世紀]]の歴史では同年代であるが、スパロボの設定上アムロの年下の部下となり、強く尊敬している。無論、アムロが伝説を作ったRX-78-2[[ガンダム]]にも詳しい。 |
| ;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]]) | | ;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]]) |
− | :クワトロとしては多くのシリーズで共闘するが、『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』終盤及び『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[ネオ・ジオン]]の総帥となった彼と敵対する事に。 | + | :クワトロとしては多くのシリーズで共闘するが、『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』終盤および『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[ネオ・ジオン]]の総帥となった彼と敵対する事に。 |
| ;[[ブライト・ノア]] | | ;[[ブライト・ノア]] |
| :シナプスが登場しない作品も多い為、その場合は彼が直属の上官になる。 | | :シナプスが登場しない作品も多い為、その場合は彼が直属の上官になる。 |
269行目: |
267行目: |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;「は、はいっ」 | | ;「は、はいっ」 |
− | :敵であるガトーに「君も将校なら大局的に物を見ろ」と言われた際、ついこう返事してしまい、ガトーから「私は敵だぞ!」と呆れられた。 | + | :敵である[[アナベル・ガトー|ガトー]]に「君も将校なら大局的に物を見ろ」と言われた際、ついこう返事してしまい、ガトーから「私は敵だぞ!」と呆れられた。 |
− | :小説版ではこの場面でのコウの心理が「歴史上の偉人が目の前に現れて、さらに自分に説教を始めたようなもの」とされている。そう考えるとコウの反応もそれほどおかしな物とは言えないかもしれない。 | + | :なお、[[小説|小説版]]ではこの場面でのコウの心理が'''「歴史上の偉人が目の前に現れて、さらに自分に説教を始めたようなもの」'''とされている。そう考えると、コウの反応もそれほどおかしな物とは言えないかもしれない。 |
| ;「モンシア中尉、オムツ持参でお供します!」 | | ;「モンシア中尉、オムツ持参でお供します!」 |
− | :第4話でコウとキースを連れて出撃する事に不満を持って二人を小便小僧と揶揄するモンシアへの返答。 | + | :第4話でコウと[[チャック・キース|キース]]を連れて出撃する事に不満を持って二人を「小便小僧」と揶揄する[[ベルナルド・モンシア|モンシア]]への返答。 |
| ;「ウラキ少尉、吶喊(とっかん)します!」 | | ;「ウラキ少尉、吶喊(とっかん)します!」 |
− | :スパロボでは「吶喊」が「突貫」と表記されている。小説版では「吶喊します'''?'''」と[[誤記|誤植]]されており、緊迫感漂うシーンが台無しになってしまっている。この台詞の後に3機の敵機を撃墜している。 | + | :この台詞の後に3機の敵機を撃墜している。SRWでは「吶喊」が「突貫」と表記されている。 |
| + | :なお、小説版ではあろうことか、「吶喊します'''?'''」と[[誤字|誤植]]されており、緊迫感漂うシーンが台無しになってしまっている。 |
| ;「この海は…地獄だ!」 | | ;「この海は…地獄だ!」 |
| :[[ソロモン]]のことを指しており、何故「地獄」と指したかはガトーの存在を肌に感じていたと思われる。 | | :[[ソロモン]]のことを指しており、何故「地獄」と指したかはガトーの存在を肌に感じていたと思われる。 |
280行目: |
279行目: |
| :ソロモンへ向かうガトーを追いかけるが、間に合わなかった。常にガトーを追うコウ…。 | | :ソロモンへ向かうガトーを追いかけるが、間に合わなかった。常にガトーを追うコウ…。 |
| ;「ガトー! 俺は決着をつけるまで、お前を追い続ける!」 | | ;「ガトー! 俺は決着をつけるまで、お前を追い続ける!」 |
− | :GP-02によるアトミックバズーカにより連邦軍の観艦式を潰した。しかし、コウはあくまでガトーとの決着に拘る辺り、当のガトーからは「怨恨」と言われた。 | + | :[[ガンダム試作2号機|GP-02]]による[[核ミサイル|アトミックバズーカ]]の一撃によって[[地球連邦軍]]の観艦式を潰した。 |
| + | :しかし、コウはあくまでガトーとの決着に拘る辺り、当のガトーからは「怨恨」と言われた(もっとも、ガトーこそ[[地球連邦政府]]への怨恨で決起しているのだが)。 |
| ;「貴様らがぁッ!」 | | ;「貴様らがぁッ!」 |
− | :連邦軍に寝返るシーマ艦隊が許せず、軍人として命令無視してまで彼らを攻撃する。 | + | :連邦軍に寝返る[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]艦隊が許せず、軍人として命令無視してまで彼女等を攻撃する。 |
| ;「ニンジン、いらないよ」 | | ;「ニンジン、いらないよ」 |
| :食堂での一言。この後、お盆にニンジンがどっさり乗せられた。大概の場合一言モードに収録されている。 | | :食堂での一言。この後、お盆にニンジンがどっさり乗せられた。大概の場合一言モードに収録されている。 |
| ;「待っていたのか、俺の為に」 | | ;「待っていたのか、俺の為に」 |
− | :終盤、コロニーから脱出した際にガトー搭乗のノイエ・ジールが待ち受けていたのを見た際の台詞。 | + | :終盤、[[スペースコロニー]]から脱出した際にガトー搭乗の[[ノイエ・ジール]]が待ち受けていたのを見た際の台詞。 |
| ;「ガトー…」 | | ;「ガトー…」 |
| :オークリー基地着任の際、枯れた小麦を見ての台詞。 | | :オークリー基地着任の際、枯れた小麦を見ての台詞。 |
− | ;「すべての悲劇はお前達が始めたんだ! 目的が手段を正当化する事などない」 | + | ;「すべての悲劇はお前達が始めたんだ! ''目的が手段を正当化する事などない''」 |
− | :松浦まさふみの漫画版より。終盤にガトー搭乗のノイエ・ジールと対峙した際の台詞で、原作と比べるとガトーの行動をより明確に批難する場面が目立ち、どちらかといえばスパロボに近い。 | + | :松浦まさふみ氏の[[漫画|漫画版]]より。終盤にガトー搭乗のノイエ・ジールと対峙した際の台詞。 |
| + | :原作と比較すると、コウがガトーの[[テロリスト|行動]]をより明確に非難する場面が目立っており、松浦版のコウはどちらかといえばSRWにおけるコウに近いと言える。 |
| | | |
| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
299行目: |
300行目: |
| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
| ;「…ニンジンはパイロットの能力に関係ないと思うけど…」 | | ;「…ニンジンはパイロットの能力に関係ないと思うけど…」 |
− | :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』第17話「GR対GR2」にて、シャクティとクリスの作ったキャロットケーキを食べられず、クリスと忍にニンジン嫌いという事がパイロットとして情けないと言われた時の言い訳。忍の言うとおりに体力勝負の面はあるとはいえ、別にパイロットとして大きな支障が出る訳ではないのだが、結局は押し切られる羽目になり、パイロットとして成長した『第2次α』においても克服できず、また似たような状況に陥る。 | + | :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』第17話「GR対GR2」にて、[[シャクティ・カリン|シャクティ]]と[[クリスチーナ・マッケンジー|クリス]]の作ったキャロットケーキを食べられず、クリスと[[藤原忍|忍]]から「ニンジン嫌いという事が[[パイロット]]として情けない」と言われた時の言い訳。 |
− | ;「…任務だからじゃない!大義の名の下に人の命が奪われる事を俺は許せないんだ」 | + | :忍の言うとおりに体力勝負の面はあるとはいえ、別にパイロットとして大きな支障が出る訳ではないのだが、結局は押し切られる羽目になり、パイロットとして成長した『第2次α』においても克服できず、また似たような状況に陥る。 |
− | :『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』第38話「星の屑、再び」でシャアと対峙した際、コウを命令に従うだけの軍人と切り捨てるシャアに対する反論。ボス格との戦闘前の会話イベントでは軍人としての職務を問われるような事が多いが、この台詞のように自分なりの軍人としての信念を貫く台詞が多い。 | + | ;「…任務だからじゃない! 大義の名の下に人の命が奪われる事を俺は許せないんだ」 |
− | ;「理想や信念に殉じるのは勝手だ!だが、お前達が勝利したって戦いは終わりはしないんだぞ!」<br />「負けた側が勝った側を憎み、戦いは永遠に続く…。力で人を押さえてもそれは新たな戦いを生むだけだ!」 | + | :『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』第38話「星の屑、再び」で[[シャア・アズナブル|シャア]]と対峙した際、コウを「命令に従うだけの軍人と切り捨てる」シャアに対する反論。 |
| + | :ボス格との戦闘前の会話イベントでは軍人としての職務を問われるような事が多いが、この台詞のようにコウには自分なりの軍人としての信念を貫く台詞が多い。 |
| + | ;「理想や信念に殉じるのは勝手だ! だが、お前達が勝利したって戦いは終わりはしないんだぞ!」<br />「負けた側が勝った側を憎み、戦いは永遠に続く…。力で人を押さえてもそれは新たな戦いを生むだけだ!」 |
| :『第2次α』でガトーと対峙した際、あくまで連邦政府の打倒という信念を貫くガトーに対しての台詞。この発言にガトーは[[スペースノイド]]の境遇を嘆く反論を取るが…。 | | :『第2次α』でガトーと対峙した際、あくまで連邦政府の打倒という信念を貫くガトーに対しての台詞。この発言にガトーは[[スペースノイド]]の境遇を嘆く反論を取るが…。 |
− | ;「そうじゃない!連邦の人間全てが地球至上主義者ではない!事実、政府の改革は進んでいる!その結果を待つ事が出来ないのか!?それほどまでに人間が信用出来ないのか!」 | + | ;「そうじゃない! 連邦の人間全てが地球至上主義者ではない! 事実、政府の改革は進んでいる! その結果を待つ事が出来ないのか!? それほどまでに人間が信用出来ないのか!」 |
− | :上記の台詞の後、ガトーの「スペースノイドにアースノイドの犬になれといのか!?」と反論されての返答。このコウの発言に、ガトーも「成長した」と脱帽する。尤も、コウが信じた政府の改革は[[ブルーコスモス]]によって歪められる事になるのだが…。 | + | :上記の台詞の後、ガトーの「スペースノイドに[[アースノイド]]の犬になれといのか!?」と反論されての返答。このコウの発言に、ガトーも「成長した」と脱帽する。 |
− | ;「ガトー…お前と…お前の戦い…俺は忘れないぞ…お前の殉じた理想は別の形で俺達が引き受ける…だから…安らかに眠れ…、アナベル・ガトー…」 | + | :もっとも、コウが信じた政府の改革は[[ブルーコスモス]]によって歪められる事になるのだが…。 |
| + | ;「ガトー…お前と…お前の戦い…俺は忘れないぞ…お前の殉じた[[理想]]は別の形で俺達が引き受ける…だから…安らかに眠れ…、アナベル・ガトー…」 |
| :『第2次α』第54話休戦ルート「逆襲のシャア」or第55話ハマーン拒絶ルート「忌まわしい記憶と共に」に於けるガトー撃墜時の台詞。 | | :『第2次α』第54話休戦ルート「逆襲のシャア」or第55話ハマーン拒絶ルート「忌まわしい記憶と共に」に於けるガトー撃墜時の台詞。 |
− | ;「人類を縛るのはやめてくれ!俺達は自分達の力で生きていく!例え、それが愚かな行為の繰り返しでも…未来を信じて生きて行くんだ!」 | + | ;「人類を縛るのはやめてくれ! 俺達は自分達の力で生きていく! 例え、それが愚かな行為の繰り返しでも…未来を信じて生きて行くんだ!」 |
| :『第2次α』最終話での[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]への説得。 | | :『第2次α』最終話での[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]への説得。 |
− | ;「逃げるな、キラ! 虎を否定するなら、自分の答えを出せ! それが出来ないのなら、ここを去れ!」 | + | ;「逃げるな、キラ! 虎を否定するなら、自分の答えを出せ! それが出来ないのなら、ここを去れ!」 |
− | :『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』第22話地球降下ルート「砂塵の果て」より。砂漠の虎バルトフェルドを撃つことに躊躇うキラに言った言葉。後輩キャラがいなかった原作及びスパロボ全体でも珍しいコウの目下に対する厳しい台詞であるが、数作のαシリーズを経て、歴戦の勇士に成長したコウだからこそ言える台詞といえる。 | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』第22話地球降下ルート「砂塵の果て」より。「砂漠の虎」こと[[アンドリュー・バルトフェルド]]を撃つことに躊躇う[[キラ・ヤマト|キラ]]に言った言葉。 |
| + | :後輩キャラがいなかった原作およびSRW全体でも珍しいコウの目下に対する厳しい台詞であるが、数作のαシリーズを経て、歴戦の勇士に成長したコウだからこそ言える台詞といえる。 |
| ;「俺は前の大戦で奴を倒した時、その志の一端は理解出来た…」<br />「そして、奴が生きていたならばきっと今の状況を憂えていただろう」<br />「だから俺は、奴の意志も共に戦わせてやりたいんだ」 | | ;「俺は前の大戦で奴を倒した時、その志の一端は理解出来た…」<br />「そして、奴が生きていたならばきっと今の状況を憂えていただろう」<br />「だから俺は、奴の意志も共に戦わせてやりたいんだ」 |
| :『第3次α』宇宙ルートで、[[イカロス基地]]に納入される機体が[[ノイエ・ジール]]だった場合に発生する会話。散々苦汁を飲まされ続けてきた相手の愛機という事でモンシア達3人が揃って拒否反応を示す中、ノイエ・ジールをガトーの分身に見立て、共に戦う決意を固める。 | | :『第3次α』宇宙ルートで、[[イカロス基地]]に納入される機体が[[ノイエ・ジール]]だった場合に発生する会話。散々苦汁を飲まされ続けてきた相手の愛機という事でモンシア達3人が揃って拒否反応を示す中、ノイエ・ジールをガトーの分身に見立て、共に戦う決意を固める。 |
318行目: |
323行目: |
| ;「じゃあ俺たちは[[トリントン基地]]からずっと、おとりの部隊を追っていたって事か?」 | | ;「じゃあ俺たちは[[トリントン基地]]からずっと、おとりの部隊を追っていたって事か?」 |
| :『[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])』第11話(「アーガマにとどまるを選んだ」ルート)より。「星の屑作戦」の真の狙いが[[ガンダム試作2号機]]による核攻撃ではなく、[[コロニー落とし]]にあると知った際に。 | | :『[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])』第11話(「アーガマにとどまるを選んだ」ルート)より。「星の屑作戦」の真の狙いが[[ガンダム試作2号機]]による核攻撃ではなく、[[コロニー落とし]]にあると知った際に。 |
− | :ちなみにあくまでも結果論ではあるが、本作におけるトリントン基地でのガンダム試作2号機強奪から始まる「星の屑作戦」関連の一連の騒動の原因の一端は[[三輪防人|三輪長官]]のせいである。 | + | :ちなみにあくまでも結果論ではあるが、本作におけるトリントン基地でのガンダム試作2号機強奪から始まる「星の屑作戦」関連の一連の騒動の原因の一端は[[三輪防人|三輪長官]]の所為である。 |
− | ;「俺は奴と約束した!これからの戦士のために…貴様を必ず倒す!」<br />ヴィンデル「フフフ…戦争は人を強くすると言うがやはりそれは真実のようだな。新兵だったお前がジオンのエースと渡り合うまでに成長したのが、まさにそれを体現している」<br />「…だとしたら、俺は奴に感謝する!貴様を倒す力を与えてくれたんだからな!」<br />ヴィンデル「私を倒せばお前の成長も止まるぞ?それでいいのか?考えるまでもあるまい!」<br />「貴様に話す舌など持っていないっ!約束は果たすぞ、ガトーォォッ!」 | + | ;「俺は奴と約束した! これからの戦士のために…貴様を必ず倒す!」<br />ヴィンデル「フフフ…戦争は人を強くすると言うがやはりそれは真実のようだな。新兵だったお前がジオンのエースと渡り合うまでに成長したのが、まさにそれを体現している」<br />「…だとしたら、俺は奴に感謝する! 貴様を倒す力を与えてくれたんだからな!」<br />ヴィンデル「私を倒せばお前の成長も止まるぞ? それでいいのか? 考えるまでもあるまい!」<br />「貴様に話す舌など持っていないっ! 約束は果たすぞ、ガトーォォッ!」 |
− | :『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』最終話「極めて近く、限りなく遠い世界」にで追加された[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]との[[戦闘前会話]]。各主人公級キャラに会話が用意されているにも関わらずリメイク前はなぜか彼にのみ会話が存在していなかった。ちなみに約束というのは、ガトーが死に際にシャドウミラーの打倒をコウに託した事。さらに、「貴様に話す舌は持っていない」とかつて自身がガトーに叩きつけられた台詞を引用しているのも印象深い。 | + | :『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』最終話「極めて近く、限りなく遠い世界」にで追加された[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]との[[戦闘前会話]]。 |
| + | :各主人公級キャラに会話が用意されているにも関わらず、リメイク前は何故かコウにのみ会話が存在していなかった。 |
| + | :ちなみに「約束」というのは、「ガトーが死に際にシャドウミラーの打倒をコウに託した」事。さらに、「貴様に話す舌は持っていない」とかつて自身がガトーに叩きつけられた台詞を引用しているのも印象深い。 |
| | | |
| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
326行目: |
333行目: |
| :コウが元々搭乗していた連邦仕様のザク。 | | :コウが元々搭乗していた連邦仕様のザク。 |
| ;[[ガンダム試作1号機]] | | ;[[ガンダム試作1号機]] |
− | :試作二号機追撃の際にこの機体に乗る事になり、以後は正規パイロットとなる。地上戦では活躍できたが宇宙戦には対応できずに窮地に陥る。 | + | :試作二号機追撃の際にこの機体に乗る事になり、以後は正規パイロットとなる。地上戦では活躍できたが、宇宙戦には対応できずに窮地に陥る。 |
| :;[[ガンダム試作1号機Fb]] | | :;[[ガンダム試作1号機Fb]] |
| ::試作1号機を宇宙戦向けにした機体。 | | ::試作1号機を宇宙戦向けにした機体。 |