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| *外国語表記:[[外国語表記::Ahmed Hammoudi]] | | *外国語表記:[[外国語表記::Ahmed Hammoudi]] |
− | *[[登場作品]]:[[魔装機神シリーズ]]([[バンプレストオリジナル]]) | + | *[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]] |
− | **[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] | + | **[[魔装機神シリーズ]](初登場:{{登場作品 (人物)|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}) |
− | **[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]] | + | **{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}} |
− | **[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE|魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]] | + | **{{登場作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}} |
− | **[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]] | + | **{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ダークプリズン}} |
− | **[[スーパーロボット大戦EX]]
| + | *[[声優]]:{{声優|玄田哲章}} |
− | **[[第2次スーパーロボット大戦OG]] | + | *種族:[[種族::地球人]](パレスチナ出身) |
− | **[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
| + | *性別:[[性別::男]] |
− | *[[声優]]:玄田哲章 | |
− | *種族:地球人(パレスチナ出身)
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− | *性別:男
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| *年齢:不詳(30代) | | *年齢:不詳(30代) |
− | <!-- *身長:---cm -->
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− | <!-- *体重:---kg -->
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| *所属:[[アンティラス隊]]を離脱して以降、同隊の補佐を目的とする支援組織を結成 | | *所属:[[アンティラス隊]]を離脱して以降、同隊の補佐を目的とする支援組織を結成 |
− | **[[神聖ラングラン王国]]カークス軍(EX/OG2nd) | + | **{{所属 (人物)|神聖ラングラン王国}}カークス軍(EX/第2次OG) |
− | **アンティラス隊情報部(POJ) | + | **アンティラス隊情報部(魔装機神III) |
| *階級:[[魔装機]]操者 | | *階級:[[魔装機]]操者 |
− | *キャラクターデザイン:河野さち子(リファイン) | + | *キャラクターデザイン:{{キャラクターデザイン|河野さち子}}(リファイン) |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
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| ラ・ギアスに召喚された今でもイスラム教を信仰しており、厳格に戒律を守っているため、酒は飲まず豚肉も食べない。祈りの時間にメッカの方向がわからないのが悩みであるらしい。 | | ラ・ギアスに召喚された今でもイスラム教を信仰しており、厳格に戒律を守っているため、酒は飲まず豚肉も食べない。祈りの時間にメッカの方向がわからないのが悩みであるらしい。 |
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− | 『コンプリートボックス』までの作品では事あるごとに前述のイスラム教徒であることが描写され、信仰を理由に行動を制限する場面が見られたが、リメイク版『魔装機神I』を筆頭に近年の作品ではイスラム教を連想させる台詞や描写が軒並み削除されている。ただし「裁きの刃を受けよ」「神の加護があらんことを」といったやや宗教的な台詞を吐いていることもあるほか、『魔装機神II』ではベッキーと精霊について話した際に精霊に興味を持てないことを明かし、ベッキーに信仰の問題かと問われると個人的な信念の問題であると答えている。このように設定そのものは消滅していないものの、信仰ではなくアハマド一個人の考えが行動理念である描写となっている。テロリスト関連の設定については、そもそも触れられているのが『コンプリートボックス』のキャラクター事典のみで、ゲーム本編では取り上げられたことがないため、描写変更の影響は特に受けていない。
| + | 『コンプリートボックス』までの作品では事あるごとに前述のイスラム教徒であることが描写され、信仰を理由に行動を制限する場面が見られたが、リメイク版『魔装機神I』以降の作品ではイスラム教を連想させる台詞や描写が軒並み削除されている。ただし「裁きの刃を受けよ」「神の加護があらんことを」といったやや宗教的な台詞を吐いていることもあるほか、『魔装機神II』ではベッキーと精霊について話した際に精霊に興味を持てないことを明かし、ベッキーに信仰の問題かと問われると個人的な信念の問題であると答えている。このように設定そのものは消滅していないものの、信仰ではなくアハマド一個人の考えが行動理念である描写となっている。テロリスト関連の設定については、そもそも触れられているのが『コンプリートボックス』のキャラクター事典のみで、ゲーム本編では取り上げられたことがないため、描写変更の影響は特に受けていない。 |
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− | 『アンティラス隊』結成に伴い参加するも、事あるごとにシュテドニアス軍と戦闘に陥る羽目になる『アンティラス隊』の現状を憂い、各地でコネを作る目的で離隊。別個の組織を結成して隊の情報部を支援している(一応、魔装機操者をやめたわけではない)。
| + | 「アンティラス隊」結成に伴い参加するも、事あるごとにシュテドニアス軍と戦闘に陥る羽目になる「アンティラス隊」の現状を憂い、各地でコネを作る目的で離隊。別個の組織を結成して隊の情報部を支援している(一応、魔装機操者をやめたわけではない)。 |
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| リメイク版では第二章の合流時に「すき焼きを食べたい」「ソイソース(醤油)が手放せない」と発言しており、意外にも日本かぶれであるらしい。ラングランに日本文化が流入していることも背景にあるのだろう。なお現実の日本で広く流通している醤油はアルコールが含まれているので、イスラム教徒が食べてはいけない調味料である。その為国外用の醤油はアルコールを除いているとか。 | | リメイク版では第二章の合流時に「すき焼きを食べたい」「ソイソース(醤油)が手放せない」と発言しており、意外にも日本かぶれであるらしい。ラングランに日本文化が流入していることも背景にあるのだろう。なお現実の日本で広く流通している醤油はアルコールが含まれているので、イスラム教徒が食べてはいけない調味料である。その為国外用の醤油はアルコールを除いているとか。 |
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| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦EX]] | | ;[[スーパーロボット大戦EX]] |
− | :マサキの章でもリューネの章でも、簒奪者カークスに組する悪役として登場。シュウの章では[[隠し要素/EX|隠し要素]]で、敗残の身だったアハマドにシュウが声をかけ、共に[[ヴォルクルス]]と戦った。第4次では共に行動していないことから、その後シュウ達とは別れた模様(「強者と戦う」という目的を果たしたのと、地上に未練がないためと思われる)。 | + | :マサキの章でもリューネの章でも、簒奪者カークスに組する悪役として登場。シュウの章では[[隠し要素/EX|隠し要素]]で、敗残の身だったアハマドにシュウが声をかけ、共に[[ヴォルクルス]]と戦った。『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』では共に行動していないことから、その後シュウ達とは別れた模様(「強者と戦う」という目的を果たしたのと、地上に未練がないためと思われる)。 |
| :リメイク版では具体的にシュウとの別れの理由が描写された他、別れた後に傭兵稼業とデモンゴーレム狩りに励んでいたことが判明した。 | | :リメイク版では具体的にシュウとの別れの理由が描写された他、別れた後に傭兵稼業とデモンゴーレム狩りに励んでいたことが判明した。 |
| ;[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]] | | ;[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]] |
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| === [[OGシリーズ]] === | | === [[OGシリーズ]] === |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦OG]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG]] |
− | :マサキと対決している。出番はマサキルート「テリウス出奔」の一度のみ。しかも確実に倒す必要がなかったりするという……。本番はやはりDPである。 | + | :マサキと対決している。出番はマサキルート「テリウス出奔」の一度のみ。しかも確実に倒す必要はない。本番はやはり『DP』である。 |
| ;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]] | | ;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]] |
| :「メモリアル・デイ」でシュウに帯同することが既に明かされているので特筆する事はあまりないが、公式サイトにあるソルガディ紹介画像で味方側からヴォルクルス(上)を「ジャハンナム」で攻撃する彼の勇姿を確認出来る。 | | :「メモリアル・デイ」でシュウに帯同することが既に明かされているので特筆する事はあまりないが、公式サイトにあるソルガディ紹介画像で味方側からヴォルクルス(上)を「ジャハンナム」で攻撃する彼の勇姿を確認出来る。 |
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| ;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]] | | ;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]] |
| :'''[[必中]]、[[加速]]、[[偵察]]、[[手加減]]、[[熱血]]、自由選択''' | | :'''[[必中]]、[[加速]]、[[偵察]]、[[手加減]]、[[熱血]]、自由選択''' |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG|OG2nd]] | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]] |
| :'''[[ド根性]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[闘志]](ツイン)''' | | :'''[[ド根性]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[闘志]](ツイン)''' |
| ;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]] | | ;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]] |
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| ;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] | | ;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] |
| :'''[[気配察知]]、[[再攻撃]]、[[分身]]、[[斬り返し]]、[[2回行動]]''' | | :'''[[気配察知]]、[[再攻撃]]、[[分身]]、[[斬り返し]]、[[2回行動]]''' |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG|OG2nd]] | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]] |
− | :'''[[援護攻撃|援護攻撃L2]]、[[カウンター|カウンターL6]]、[[戦意高揚]]''' | + | :'''[[援護攻撃]]L2、[[カウンター]]L6、[[戦意高揚]]''' |
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| === [[エースボーナス]] === | | === [[エースボーナス]] === |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[マサキ・アンドー]] | | ;[[マサキ・アンドー]] |
− | :『春秋戦争』ではお互い敵となって舌戦と格闘戦を繰り広げたが、『LOE』第一章の頃はデモンゴーレム狩りの際に仲が良い様子を見せている。テロリストを憎悪するマサキが[[旧シリーズ]]にてアハマドの過去をどう思っていたのかは不明。諸処の戦闘台詞を拝見するに、アハマドがこの日本人の少年に抱いていた悪感情は、ラングランの王都で行われた「御前試合」でマサキに敗北したことに起因するのではないかと思われる。あの敗戦で戦士としての誇りを幾分傷つけられたのか、「ダークプリズン」では「甘い正義感で方々に首を突っ込んでいるのだろう?」とやや手厳しいマサキ評をジェルバの面々に送っている。しかし、ROEでアンティラス隊を脱退するときにはマサキを激励しており、わだかまりも解消したようである。 | + | :「春秋戦争」ではお互い敵となって舌戦と格闘戦を繰り広げたが、『魔装機神』第一章の頃はデモンゴーレム狩りの際に仲が良い様子を見せている。テロリストを憎悪するマサキが[[旧シリーズ]]にてアハマドの過去をどう思っていたのかは不明。諸処の戦闘台詞を拝見するに、アハマドがこの日本人の少年に抱いていた悪感情は、ラングランの王都で行われた「御前試合」でマサキに敗北したことに起因するのではないかと思われる。あの敗戦で戦士としての誇りを幾分傷つけられたのか、「ダークプリズン」では「甘い正義感で方々に首を突っ込んでいるのだろう?」とやや手厳しいマサキ評をジェルバの面々に送っている。しかし、『魔装機神II』でアンティラス隊を脱退するときにはマサキを激励しており、わだかまりも解消したようである。 |
| ;[[シュウ・シラカワ]] | | ;[[シュウ・シラカワ]] |
− | :強敵と認める男。シュウの章(EX)で、「命をかけるにふさわしい相手と戦いたくはないか」と勧誘された際、アハマドは「カークスへの義理は果たした」としてシュウに力を貸す道を選んだ。いくら「力こそ全て」「強者こそが正義」というアハマドでも戦争そのものの拡大と継続は望んでいないうえ、世界の破壊を目論むヴォルクルス教団に手を貸すことが正義と判断するとは思えないため、シュウの本質を見抜いた上で仲間になった可能性が高い(加えてシュウがヴォルクルスを倒すと発言した際も大して驚いた様子も無かった)。ちなみに、OGDPでは'''次の行動を聞いただけで即座に自分の戦うべき相手、即ちシュウの目的を察している(後述)'''。 | + | :強敵と認める男。シュウの章(EX)で、「命をかけるにふさわしい相手と戦いたくはないか」と勧誘された際、アハマドは「カークスへの義理は果たした」としてシュウに力を貸す道を選んだ。いくら「力こそ全て」「強者こそが正義」というアハマドでも戦争そのものの拡大と継続は望んでいないうえ、世界の破壊を目論むヴォルクルス教団に手を貸すことが正義と判断するとは思えないため、シュウの本質を見抜いた上で仲間になった可能性が高い(加えてシュウがヴォルクルスを倒すと発言した際も大して驚いた様子も無かった)。ちなみに、『OGDP』では'''次の行動を聞いただけで即座に自分の戦うべき相手、即ちシュウの目的を察している(後述)'''。 |
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| === [[神聖ラングラン王国]] === | | === [[神聖ラングラン王国]] === |
| ;[[カークス・ザン・ヴァルハレビア]] | | ;[[カークス・ザン・ヴァルハレビア]] |
− | :『春秋戦争』の最中、力を貸すに値すると見込んだラングランの武人。ちなみに声優は同じである。 | + | :「春秋戦争」の最中、力を貸すに値すると見込んだラングランの武人。ちなみに声優が同じである。 |
| ;[[ラテル・アクロス]] | | ;[[ラテル・アクロス]] |
| :カークス軍の同士。穏便に済ませようとして彼を制止、マサキたちと対立する。ただし、アハマドなりに戦争終結への考えがあり、ただ単に戦いたかったからと制止した訳ではない。 | | :カークス軍の同士。穏便に済ませようとして彼を制止、マサキたちと対立する。ただし、アハマドなりに戦争終結への考えがあり、ただ単に戦いたかったからと制止した訳ではない。 |
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| :アハマド曰く'''「到底善人とは思えない」'''とのこと。その後の展開を考えれば、必ずしも的外れではなかったのかもしれない。 | | :アハマド曰く'''「到底善人とは思えない」'''とのこと。その後の展開を考えれば、必ずしも的外れではなかったのかもしれない。 |
| ;[[リカルド・シルベイラ]] | | ;[[リカルド・シルベイラ]] |
− | :大地の魔装機神ザムジードの初代操者。『御前試合』の観客席でマサキとアハマドの両者を比較したとき、'''「格が違う(アハマドではマサキの相手にならない)」'''と、かなり情け容赦のない評価を下してる。 | + | :大地の魔装機神ザムジードの初代操者。「御前試合」の観客席でマサキとアハマドの両者を比較したとき、'''「格が違う(アハマドではマサキの相手にならない)」'''と、かなり情け容赦のない評価を下してる。 |
| ;[[ザシュフォード・ザン・ヴァルハレビア]] | | ;[[ザシュフォード・ザン・ヴァルハレビア]] |
− | :EXではともにヤンロンの追撃任務についたが、彼が裏切ると容赦なく殺そうとする。 | + | :『EX』ではともにヤンロンの追撃任務についたが、彼が裏切ると容赦なく殺そうとする。 |
| ;[[デメクサ・シーエ]] | | ;[[デメクサ・シーエ]] |
− | :POJで彼とゲンナジーと偶然再会し、自分たちの身の上を語り合う。 | + | :『魔装機神III』で彼とゲンナジーと偶然再会し、自分たちの身の上を語り合う。 |
| ;[[テリウス・グラン・ビルセイア]] | | ;[[テリウス・グラン・ビルセイア]] |
− | :OGDPで仲間になった際「戦場で頼れるのは自分だけ」という言葉をかけられた際に「ついさっきまで敵だった人に言われても」という愚痴を漏らした。ただしアハマドはセニアにもほぼ同じことを言っているため、アハマドなりに王族の人間が戦場に立つことへの警告ともとれる。 | + | :『OGDP』で仲間になった際「戦場で頼れるのは自分だけ」という言葉をかけられた際に「ついさっきまで敵だった人に言われても」という愚痴を漏らした。ただしアハマドはセニアにもほぼ同じことを言っているため、アハマドなりに王族の人間が戦場に立つことへの警告ともとれる。 |
| | | |
| === [[アンティラス隊]] === | | === [[アンティラス隊]] === |
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| :ソルガディの後任操者。 | | :ソルガディの後任操者。 |
| ;[[セニア・グラニア・ビルセイア]] | | ;[[セニア・グラニア・ビルセイア]] |
− | :彼女がデモンゴーレム狩りに無理矢理付いてこようとして「あたし一人守れないっていうの?」と文句を言った際に、「戦場において最後に信用できるのは自分だけ。自分の身は自分で守るべきである」と説教している。『シュテドニアス南北戦争』以降、支援組織を結成して情報面と外交面で彼女を補佐する。 | + | :彼女がデモンゴーレム狩りに無理矢理付いてこようとして「あたし一人守れないっていうの?」と文句を言った際に、「戦場において最後に信用できるのは自分だけ。自分の身は自分で守るべきである」と説教している。「シュテドニアス南北戦争」以降、支援組織を結成して情報面と外交面で彼女を補佐する。 |
| ;[[レミア・ザニア・ヴァルハレヴィア]] | | ;[[レミア・ザニア・ヴァルハレヴィア]] |
| :カークスの娘。そのため彼女のことを気にかけている。 | | :カークスの娘。そのため彼女のことを気にかけている。 |
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| === 戦闘台詞 === | | === 戦闘台詞 === |
| ;「アッラーフアクバル!」 | | ;「アッラーフアクバル!」 |
− | :リメイク以降、削除されてしまった戦闘台詞。[[旧シリーズ]]およびSFC版LOEでのみ確認可。意味は「アッラー(神)は偉大なり」。確かに今のご時世ではヤバイ。 | + | :リメイク以降、削除されてしまった戦闘台詞。[[旧シリーズ]]およびSFC版『魔装機神』でのみ確認可。意味は「アッラー(神)は偉大なり」。確かに今のご時世ではヤバイ。 |
| | | |
| === [[スーパーロボット大戦EX]] === | | === [[スーパーロボット大戦EX]] === |
| ;「それが悪い事だというのか、マサキ? 力のあるものが、より正当な地位を望む。これは当然の権利だと思うが?」 | | ;「それが悪い事だというのか、マサキ? 力のあるものが、より正当な地位を望む。これは当然の権利だと思うが?」 |
− | :マサキの章(EX/OG2nd)にて。カークスが政権を簒奪しようとしているとマサキに非難された際の台詞。 | + | :マサキの章(EX/第2次OG)にて。カークスが政権を簒奪しようとしているとマサキに非難された際の台詞。 |
| ;「いいか?俺はパレスチナの出身だ。戦争がどういうものかいやと言うほど知っている」<br>「戦争は起こってしまった以上は、一刻も早く終わらせるのが一番なのだ。そのためには力のあるものを応援する」 | | ;「いいか?俺はパレスチナの出身だ。戦争がどういうものかいやと言うほど知っている」<br>「戦争は起こってしまった以上は、一刻も早く終わらせるのが一番なのだ。そのためには力のあるものを応援する」 |
| :上の台詞に続いて。簒奪者カークスに協力した彼なりの理由。賛否はどうあれ戦争地帯の出身者が持つ思想としては完全に間違っているわけでもない。同じバトルマニアとして一見[[ヴィンデル・マウザー]]あたりと話の合いそうなアハマドだが、彼は台詞の通り、方法はどうあれ戦争終結を第一に考えているのに対し、ヴィンデルは戦争の継続と拡大そのものが目的なので、方向性は全く逆である。 | | :上の台詞に続いて。簒奪者カークスに協力した彼なりの理由。賛否はどうあれ戦争地帯の出身者が持つ思想としては完全に間違っているわけでもない。同じバトルマニアとして一見[[ヴィンデル・マウザー]]あたりと話の合いそうなアハマドだが、彼は台詞の通り、方法はどうあれ戦争終結を第一に考えているのに対し、ヴィンデルは戦争の継続と拡大そのものが目的なので、方向性は全く逆である。 |
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| === OGシリーズ === | | === OGシリーズ === |
| ;(……カークスの大義は理解できるが、もうあの男の末路は見えている……) | | ;(……カークスの大義は理解できるが、もうあの男の末路は見えている……) |
− | :シュウとの戦いを前に。戦いに迷いのなかったEXと異なり思うところがあるらしい。この後、カークスがヴォルクルス教団と手を組んだ事を知り、「それくらいの気概がなければラ・ギアス統一など不可能」と評するが、ラテル達に真相を確認するよう促すなどそれを全て認めたわけではなさそうである。 | + | :シュウとの戦いを前に。戦いに迷いのなかった『EX』と異なり思うところがあるらしい。この後、カークスがヴォルクルス教団と手を組んだ事を知り、「それくらいの気概がなければラ・ギアス統一など不可能」と評するが、ラテル達に真相を確認するよう促すなどそれを全て認めたわけではなさそうである。 |
| ;[[オレグ・ナザロフ|オレグ]]「貴様は反連邦主義者ではないのか」<br />アハマド「連邦の支配を良しとしないもの全てが、DCに好意的だと思わぬことだ」 | | ;[[オレグ・ナザロフ|オレグ]]「貴様は反連邦主義者ではないのか」<br />アハマド「連邦の支配を良しとしないもの全てが、DCに好意的だと思わぬことだ」 |
| :DCの再興に興味がないと語った後の、オレグからの質問とその回答。地上世界時代のアハマドの思想の一部が垣間見える。 | | :DCの再興に興味がないと語った後の、オレグからの質問とその回答。地上世界時代のアハマドの思想の一部が垣間見える。 |
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| :シュウがアハマドを誘った理由である「命を懸けるに相応しい強敵と戦わせる」という意味を察してのモノローグ。この時アハマドは全てを悟ったかのような余裕の笑みを浮かべており、この短時間のやり取りだけで既にこの地点でシュウが何を企んでいるのか、そして自分が戦うであろう'''「[[サーヴァ・ヴォルクルス|命を懸けるに相応しい強敵]]」'''が何なのかを悟っていたのだろう。なによりこのときのシュウは「ヴォルクルスを復活させる」とは言ったが'''「ラ・ギアスを破壊する」とは言っていない'''のである。 | | :シュウがアハマドを誘った理由である「命を懸けるに相応しい強敵と戦わせる」という意味を察してのモノローグ。この時アハマドは全てを悟ったかのような余裕の笑みを浮かべており、この短時間のやり取りだけで既にこの地点でシュウが何を企んでいるのか、そして自分が戦うであろう'''「[[サーヴァ・ヴォルクルス|命を懸けるに相応しい強敵]]」'''が何なのかを悟っていたのだろう。なによりこのときのシュウは「ヴォルクルスを復活させる」とは言ったが'''「ラ・ギアスを破壊する」とは言っていない'''のである。 |
| ;アハマド「奴のことだ。甘い正義感で方々に首を突っ込んでいると見える」<br>アルバーダ「マサキとは反りが合わないようだな」<br>アハマド「俺は俺の信じた道を歩んでいるだけだ」 | | ;アハマド「奴のことだ。甘い正義感で方々に首を突っ込んでいると見える」<br>アルバーダ「マサキとは反りが合わないようだな」<br>アハマド「俺は俺の信じた道を歩んでいるだけだ」 |
− | :OGDPでマサキを評した際の台詞。手厳しい評価を下しているがマサキが見識の違いと述べていたように、アハマドも遠まわしではあるが「各々の信じる道」とコメントしているあたり、完全に嫌っているという訳でもないのかもしれない。 | + | :『OGDP』でマサキを評した際の台詞。手厳しい評価を下しているがマサキが見識の違いと述べていたように、アハマドも遠まわしではあるが「各々の信じる道」とコメントしているあたり、完全に嫌っているという訳でもないのかもしれない。 |
| ;(この男、もしや…)<br>(この男が時折シュウに向ける眼差し、間違い無いな) | | ;(この男、もしや…)<br>(この男が時折シュウに向ける眼差し、間違い無いな) |
| :アルバーダのシュウヘの感情を読み取った際のモノローグ。 | | :アルバーダのシュウヘの感情を読み取った際のモノローグ。 |
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| :デモンゴーレム退治におけるマサキとのやり取り。リメイク版では「アッラーフアクバル」の一言が削除された。 | | :デモンゴーレム退治におけるマサキとのやり取り。リメイク版では「アッラーフアクバル」の一言が削除された。 |
| ;「アッラーの意志に背く者共!裁きの刃、受けるがいい!」 | | ;「アッラーの意志に背く者共!裁きの刃、受けるがいい!」 |
− | :『魔装機神の名にかけて』において出撃した際の台詞。アハマドにとっては地底世界においてもアッラーの意志が存在しているものと捉えているようである。リメイク版では前半のセリフが削られ「裁きの刃、受けるがいい!」となっている。 | + | :「魔装機神の名にかけて」において出撃した際の台詞。アハマドにとっては地底世界においてもアッラーの意志が存在しているものと捉えているようである。リメイク版では前半のセリフが削られ「裁きの刃、受けるがいい!」となっている。 |
| ;アハマド「豚肉は入っておらんだろうな?」<br>マサキ「文句言うなら食うな!」 | | ;アハマド「豚肉は入っておらんだろうな?」<br>マサキ「文句言うなら食うな!」 |
| :すき焼きパーティでの1コマ。イスラム教徒であるアハマドにとって豚を食うことはタブーであるためである。 | | :すき焼きパーティでの1コマ。イスラム教徒であるアハマドにとって豚を食うことはタブーであるためである。 |
| :リメイク版ではこのやり取りが削除されたため、黙々と食べていた模様。またコーラン(イスラム教の聖典)には、他人から食すことを迫られた、空腹で餓死寸前であった、豚肉とは知らなかった等のやむを得なかった場合、若しくは本人の意図しない形で食べてしまった場合は問題視されないという記述があるため、アハマド自身も「(もし豚肉が入っていたとしても)知らずに食べたのなら問題視されない」と捉えていたのかもしれない。 | | :リメイク版ではこのやり取りが削除されたため、黙々と食べていた模様。またコーラン(イスラム教の聖典)には、他人から食すことを迫られた、空腹で餓死寸前であった、豚肉とは知らなかった等のやむを得なかった場合、若しくは本人の意図しない形で食べてしまった場合は問題視されないという記述があるため、アハマド自身も「(もし豚肉が入っていたとしても)知らずに食べたのなら問題視されない」と捉えていたのかもしれない。 |
− | ;「すべてはアラーの思し召し。インシャラー…」<br>「俺は全力を尽くすだけだ。あとは神のみぞ知る、だな」 | + | ;「すべてはアラーの思し召し。インシャラー…」/「俺は全力を尽くすだけだ。あとは神のみぞ知る、だな」 |
− | :LOEにおける御前試合での台詞。典型的なイスラム教徒の言葉である。リメイク版では後者の台詞に差し替えられたが、どちらもバトルマニアの彼にしては珍しく謙虚な台詞である。一応アハマドなりに「御前試合」という儀式の意味を重んじているのだろう。 | + | :御前試合での台詞。典型的なイスラム教徒の言葉である。リメイク版では後者の台詞に差し替えられたが、どちらもバトルマニアの彼にしては珍しく謙虚な台詞である。一応アハマドなりに「御前試合」という儀式の意味を重んじているのだろう。 |
| ;「どうやらオレは、戦いがないと生きていけんようでな」<br>「ここで出会えたのも、アッラーの思し召しだろう。手伝ってやるぞ、マサキ」 | | ;「どうやらオレは、戦いがないと生きていけんようでな」<br>「ここで出会えたのも、アッラーの思し召しだろう。手伝ってやるぞ、マサキ」 |
− | :LOE第2章にて合流した際のセリフ。まさに絵に描いたような戦闘狂のムスリムで、マサキも「難儀な体質だな」と突っ込んでいた。リメイク版では「アッラーの思し召し」が「何かの縁」へ差し替えられた。 | + | :第2章にて合流した際のセリフ。まさに絵に描いたような戦闘狂のムスリムで、マサキも「難儀な体質だな」と突っ込んでいた。リメイク版では「アッラーの思し召し」が「何かの縁」へ差し替えられた。 |
| ;「ああ、忘れる所だった。少しばかり資金を稼いできた。役に立つ様だったら使ってくれ」 | | ;「ああ、忘れる所だった。少しばかり資金を稼いできた。役に立つ様だったら使ってくれ」 |
| :リメイク版におけるシモーヌとべッキーがいる時にアハマドが仲間になった場合の台詞。その額はなんと'''500万'''クレジットである。…少しどころではない。 | | :リメイク版におけるシモーヌとべッキーがいる時にアハマドが仲間になった場合の台詞。その額はなんと'''500万'''クレジットである。…少しどころではない。 |
| :まあ、[[マサキ・アンドー|'''7億クレジットを知らずに手に入れた'''人]]もいたが、それでもアハマドがくれた金はゲームバランスを崩壊させるには十分な額である…。 | | :まあ、[[マサキ・アンドー|'''7億クレジットを知らずに手に入れた'''人]]もいたが、それでもアハマドがくれた金はゲームバランスを崩壊させるには十分な額である…。 |
− | :「少しばかり」は、時系列にしてDP20話でシュウのもとを離脱してから、第二章「ウェンディの悲劇」でマサキ達に合流するまでの間に稼いだ資金と考えられる。おそらく1ヶ月以上は過ぎているので、500万クレジットはそこまで達成不可能な額ということもない……のだろう、多分。 | + | :「少しばかり」は、時系列にして『OGDP』第20話でシュウのもとを離脱してから、第二章「ウェンディの悲劇」でマサキ達に合流するまでの間に稼いだ資金と考えられる。おそらく1ヶ月以上は過ぎているので、500万クレジットはそこまで達成不可能な額ということもない……のだろう、多分。 |
| :なお、シュウと別れる際に「10日間はラングランに顔を出さない」と言っているので勘違いされがちだが、アハマドは「メモリアル・デイ」でラングランに顔を出して、その後「ウェンディの悲劇」で正式合流なので'''10日間で稼いだわけではない'''。そもそもマサキ達の動向を考えると「メモリアル・デイ」までの間が10日間であるかも疑わしく、マサキが「アハマドはシュウと共闘していた」と知っている事からもその前に一度ラングランに戻ってきてある程度の事情を報告したと考えるのが妥当であろう。 | | :なお、シュウと別れる際に「10日間はラングランに顔を出さない」と言っているので勘違いされがちだが、アハマドは「メモリアル・デイ」でラングランに顔を出して、その後「ウェンディの悲劇」で正式合流なので'''10日間で稼いだわけではない'''。そもそもマサキ達の動向を考えると「メモリアル・デイ」までの間が10日間であるかも疑わしく、マサキが「アハマドはシュウと共闘していた」と知っている事からもその前に一度ラングランに戻ってきてある程度の事情を報告したと考えるのが妥当であろう。 |
| ;「気にするな。どうせ俺には使い道のない金だ」 | | ;「気にするな。どうせ俺には使い道のない金だ」 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *『戦争狂のムスリム』というイメージは、イスラム圏やムスリム(イスラム教徒)に対して欧米社会が抱いているステレオタイプの一つであり、アハマド・ハムディのキャラ造形にもそうした認識が影響を及ぼしている感がある。 | + | *「戦争狂のムスリム」というイメージは、イスラム圏やムスリム(イスラム教徒)に対して欧米社会が抱いているステレオタイプの一つであり、アハマド・ハムディのキャラ造形にもそうした認識が影響を及ぼしている感がある。 |
− | **しかし、近年の世界情勢および実在する(過激派とは無関係な)ムスリムへの配慮等から、アハマドのキャラクター設定の変更が行われたものと思われる。 | + | **しかし、現実の世界情勢および実在する(過激派とは無関係な)ムスリムへの配慮等から、アハマドのキャラクター設定の変更が行われたものと思われる。 |
− | **EXにてアハマドが仲間になるシナリオである「ジハード」はアラビア語で「聖戦」を意味するのだが、これについてもOGDPではタイトルの変更が行われている・・・のだが、日本語で普通に「聖戦」と使われている他、シナリオ中でも「聖戦」という用語が用いられている。最も、アハマドはそれを皮肉っている立場になっているのだが。 | + | **『EX』にてアハマドが仲間になるシナリオである「ジハード」はアラビア語で「聖戦」を意味するのだが、これについても『OGDP』ではタイトルの変更が行われている……のだが、日本語で普通に「聖戦」と使われている他、シナリオ中でも「聖戦」という用語が用いられている。もっとも、アハマドはそれを皮肉っている立場になっているのだが。 |
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| {{魔装機神シリーズ}} | | {{魔装機神シリーズ}} |