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== 書物 ==
 
== 書物 ==
 
通常のクトゥルー神話においては重要なのは「記載されている内容」の方で(水神クアタトやルルイエ異本みたいな異様な特性を持つものもあるが)書物自体は「ただの本」に過ぎない。もっとも、常人なら正気を失いかねない「知らないほうが良い知識」について記されているため、並の人間の手に余る危険な品であることに変わりは無いが。
 
通常のクトゥルー神話においては重要なのは「記載されている内容」の方で(水神クアタトやルルイエ異本みたいな異様な特性を持つものもあるが)書物自体は「ただの本」に過ぎない。もっとも、常人なら正気を失いかねない「知らないほうが良い知識」について記されているため、並の人間の手に余る危険な品であることに変わりは無いが。
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詳細は「[[魔導書]]」を参照。
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*『[[機神咆吼デモンベイン]]』ではこれらの書物を強力なマジックアイテム[[魔導書]]として扱っている。
 
*『[[機神咆吼デモンベイン]]』ではこれらの書物を強力なマジックアイテム[[魔導書]]として扱っている。
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;ネクロノミコン(Necronomicon)
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:架空の魔導書。複雑多岐にわたる魔導の奥義が記され、それ故にこの魔導書自体に邪悪な生命が宿ることもある。狂える詩人アブドル・アルハズラット(「アブドゥル・アルハザード」とも)により、730年にダマスカスにおいて書かれた「'''アル・アジフ(Al Azif)'''」が原典であり、テオドラス・フィレタスによってギリシャ語に翻訳されて表題も「ネクロノミコン」となった。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[アル・アジフ]]が登場。
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;ナコト写本(Pnakotic Manuscript)
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:クトゥルフ神話で言及される書物の中でも最も古い書物。人類の誕生するおよそ5000年前に当時の地球を支配していた種族が残したもので、氷河期以前に北極圏に存在したロマールの民が人間の言語に翻訳した。「写本」とついてはいるがれっきとした原典。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』ではナコト写本の精霊[[エセルドレーダ]]が登場。
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:;エルトダウン・シャーズ(Eltdown Shards)
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::「エルトダウン陶片」とも。
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::三億年前に書かれたとされる二十三枚の粘土板。ナコト写本の原典と言われている。
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;妖蛆の秘密(Mysteries of the Worm)
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:ラテン語の魔導書。表紙は鉄製で、黒く分厚い。内容は中東地域の異端的信仰に詳しいものである。錬金術師、降霊術師、魔術師であるルートウィヒ・プリンにより1542年にケルンで出版され、その原題は『デ・ウェルミス・ミステリイス』(De Vermis Mysteriis)。しかしこの本が出版された直後に教会から出版禁止処分を受けた。
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;水神クタアト(Cthat Aquadingen)
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:四百年以上前にこの魔導書が書かれていたが、誰が著者なのかは不明である。人間の皮膚で装丁されているためか、雨が降る前に湿り気をおびることも。
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;セラエノ断章(The Celaeno Fragments)
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:ラバン・シュリュズベリィ博士がセラエノでまとめた魔導書。後に復活したクトゥルフの封印に使われた。
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;エイボンの書(The Book of Eibon)
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:真理を探究した魔術師エイボンの知恵を、彼が土星に逃れたのちに弟子たちが編纂した書。
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;屍食教典儀(Les Cultes del Ghoules)
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:フランス人貴族・ダレット伯爵によって著された、食人行為、死姦をはじめとする背徳的行為を記した魔導書。ミスカトニックに保管されている数冊を除き、すべて発行禁止処分を受けている。
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;無銘祭祀書(Unaussprechlichen Kulten)
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:ドイツ人神秘学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ユンツトによって著された、狂人の夢とされるうわごとのような記述で埋め尽くされた魔導書。その真意は、魔術の秘儀に通ずる者でなければ読み取ることができない。実は[[続編]]が存在するが、この筆者は考えられない状況で無残な死を遂げたうえ、復元した友人は内容を一読したのち原稿を焼却して自殺したという経緯がある。
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;ルルイエ異本(R’lyeh Text/螺湮城本傳、螺湮城教本)
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:アーカムの研究家エイモス・タトルがアジア内陸部で10万ドルで購入した写本。漢文で書かれ、人皮で装丁されている。内容は大いなる九頭龍(クトゥルフ)を主に、その眷属と海の関わり、異界のものを召喚する呪文、崑崙大陸(ムー)と螺湮城(ルルイエ)の沈没について記述されている。
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:*『[[機神咆吼デモンベイン]]』では[[魔導書]]の精霊[[ルルイエ異本]]が登場。
      
== 地名 ==
 
== 地名 ==