敗北条件

作戦目的の一つ。各マップにおいて「勝利条件」と共に設定されている。

概要編集

戦闘マップにおいて敗北条件を満たすと、例外を除いてゲームオーバーになり、「GAME OVER」画面の表示後にインターミッションまたはタイトルに戻る。一部の作品では間にゲームオーバー台詞が入る。

敗北条件を満たさないと見られないイベント台詞も少なからず存在する。

マップによっては実質的に敗北条件が存在しない場合もある。詳細は「#??? / 不明」を参照。

ゲームオーバー時の注意点編集

  • 経験値と資金・経過ターン数は引き継ぎ、撃墜数と強化パーツ・スキルパーツ・新規加入・スポット参戦キャラの経験値は作品によって引き継がれない事もある。これを利用して自軍強化のため、あえて敗北するプレイヤーもいる。
  • ゲームオーバー後のプレイでは熟練度系を獲得できないことが多い。
  • 2部構成のマップの後半で条件を満たすとやりなおせない、または前半からやり直しになることがある。

主な敗北条件編集

味方戦艦の破壊・撃沈・撃墜編集

初期の作品を除き、基本敗北条件。戦艦がいるマップでは必ずある。

ただし「#(いずれかの)味方機の撃墜」がある場合は表示されない作品もある。

味方の全滅編集

初期の作品、および母艦が登場しない魔装機神シリーズDDの基本敗北条件。

母艦が登場する作品でも

がない場合はこれになる。当然、全滅前に他条件を満たす上記の項目と同時には表示されない。

<特定のユニット>の破壊・撃墜(味方)編集

主にステージ中にイベント戦闘やイベント合体などがある場合の敗北条件。作品によって「<パイロット名>機」表記の場合と「<機体名>」表記の場合がある。

(いずれかの)味方機の撃墜編集

母艦と別行動中に表示されることが多い敗北条件。「#<特定のユニット>の破壊・撃墜(味方)」と違いイベントのない機体が含まれることもある。味方増援を見据えて1機しかいなくても「いずれかの」と表示されることもある。

指定ターンの経過 / 指定ターン以内に勝利条件を満たせなかった場合編集

主に時限爆弾や隕石の降下、戦略兵器のチャージなどタイムリミット系のイベント時の敗北条件。

原則として、指定されたターンの次のターンのプレイヤーフェイズ(PP)開始時にゲームオーバーになる。多くの場合、各PP開始時にカウントダウン台詞が入る。

<特定のユニット>への攻撃・撃墜(敵)編集

自爆や放射能汚染などの周辺への被害や、人質・パイロット間の事情(やむなく対立)などにより発生する敗北条件。後者は「○○機のHPを○%以下にする」という勝利条件とセットである場合が多い。

<特定のユニット>がマップの外に出る / <特定のユニット>がマップの指定ポイント・マップ端に到達する編集

状況は様々で、主に研究所など重要施設への侵攻を阻止するマップで発生する敗北条件。

核ミサイルが登場するシナリオでは「#<特定のユニット>への攻撃・撃墜(敵)」と複合する場合がある。

<特定のユニット>の破壊・撃墜(輸送機系NPC)編集

主に民間人や補給物資の護衛任務時の敗北条件。他と比べ、登場例は少ない。

輸送機が撃墜されても補給物資が減るだけのこともある。

特殊な敗北条件編集

タケル機・イデオンの撃墜編集

タケルが反陽子爆弾付きゴッドマーズ(ガイヤー)搭乗時に出撃すると追加される。反陽子爆弾が取り除かれるイベントがある場合は、以降条件として消滅する。敗北条件として設定されてはいるものの作戦目的にこの項目が表記されていない作品も多い。

第3次α』のイデオンについても同様の条件が追加される。

降魔弾の発動編集

LOE』の「魔装機神の名にかけて」の敗北条件。正確にはルジャノール改を3機同時に撃墜できなかった場合。

マップ兵器または精神コマンド(報復)を使用しないとクリアできないというシリーズでも珍しいイベントである。

マップ兵器の使用編集

α外伝』で登場する珍しい敗北条件。

の電力供給源でもあるマイクロウェーブ送信施設付近での戦闘の際に、「マップ兵器ではそちらにも損傷を与えてしまう」として、使用と同時にゲームオーバーになる。

このマップは非常に敵の数が多く、獲得資金が高いユニットも多く出るため、この敗北条件は厄介。しかし、ゲームオーバーになるのはマップ兵器で資金・経験値を獲得した後であるため、全滅プレイをするには非常に有効なマップでもある。

おそらくはバグであるが、唯一ヴァル・ヴァロのプラズマ・リーダーのみ対象外となっている。

ガルファ皇帝ベクターゼロを同一ターンに撃墜出来なかった場合編集

MX』のガルファとの最終決戦の敗北条件。原作再現で同時に倒さないと復活するため。

同様のイベントがある『R』では、ターン変更時に復活するだけで敗北にはならない。

X』にも、ドアクダー闇の帝王を同一ターン内に倒さなければならないという似たような敗北条件が存在する。

イクサー1の撃墜 / イクサー1以外の味方機がイクサー2に攻撃する編集

共に『L』のシナリオ「永遠のソルジャー」の敗北条件。

同ステージのイクサー1はイクサー2撃墜まで撃墜時に無条件で無限復活するため、一時的にではあるがシリーズでは珍しく死に条件。後者は条件が満たし易い上、無限増援のため全滅プレイスポットとして利用される。

??? / 不明編集

実質的に「敗北条件なし」を示す場合が多い。ただし例外もある。

敗北条件なし編集

LOE』の「御前試合」「背教者」の敗北条件
イベント色が強く、勝敗に関係なくストーリーが進む。
L』の「空が落ちる日」の初期敗北条件
敵機が存在せずターン制限もないため敗北できない。
BX』の「時の扉」の初期敗北条件
ジョジョガリアンランベルザウエルの一騎討ちイベント。撃墜されても敗北にはならないが、生存ないしザウエルを撃墜すればハイの加入フラグを一部立てられる。

敗北条件が隠されている編集

COMPACT2』および『IMPACT』の「メビウスの宇宙を越えて」の敗北条件
上記と異なり敗北条件が隠されているだけで、敗北条件自体は存在する上、3つもある。その敗北条件は以下の通り。

一定数以上敵を撃墜する編集

上記の「メビウスの宇宙を越えて」の実質的な敗北条件の一つであるが、条件として表示されない。

条件を満たしてしまうと、シャアから「戦闘を終わらせるなら自分だけを狙ってくればいいのに、これでは虐殺と変わらない」(意訳)と批判を受ける。それに味方首脳陣が共感してしまい、ゲームオーバーとなる。なお、シャアがマップ兵器を使って条件を満たした場合でも同じ展開となる。

F完結編』にも類似した条件のシナリオがある(そのシナリオでティターンズを全滅させた場合、反逆者扱いとなりゲームオーバーとなる)。

ナナイを撃墜する編集

2つ目の敗北条件であり、ナナイを撃墜すると上記と同じように批判をするが、最後の部分が「虐殺」ではなく「ナナイを倒すことに何か意味があるのか!?」に変わる。

アムロがやられる編集

3つ目の敗北条件。シャアが「私の勝ちだ!アムロ」と満足そうに宣言し、ゲームオーバーとなる。シャアの面倒くささが勝敗条件にまで影響した典型的例と言ってもいい。

関連用語編集

勝利条件
敗北条件の対義語。各マップにおいて敗北条件と共に設定されている。
全滅プレイ
敗北条件を利用したプレイスタイル。