加山雄一
加山雄一は『サクラ大戦』のサブキャラクター。 初登場は『サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~』。
加山雄一 | |
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読み | かやま ゆういち |
外国語表記 | Yuichi Kayama[1] |
登場作品 | サクラ大戦 |
声優 | 子安武人 |
デザイン |
藤島康介(原案)[2] 松原秀典 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | サポートユニット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 1902年11月11日 |
年齢 |
22歳(『2』) 23歳(『3』) 24歳(『4』) 25歳(『V』) |
出身 | 日本・和歌山県 |
身長 | 172 cm |
体重 | 66 kg |
髪色 | 茶色 |
瞳の色 | 黒色 |
血液型 | O型 |
所属 |
帝国海軍 帝国華撃団 |
役職 | 帝国華撃団・月組隊長 |
概要編集
帝国華撃団の隠密行動部隊・月組の隊長。加山の家系は江戸幕府において将軍の身辺警護や情報収集を任されていた「お庭番」を務めており、加山も忍びの術に優れている。霊的素質はなく諜報活動が主な任務だが、いざという時は愛刀・妖刀苦肉で魔と対峙する。
大神一郎とは江田島の海軍士官学校からの付き合いであり、主席を争った仲。そして彼の無二の親友である。月組の隊長である事は当初秘密にしており、大神の部屋に屋根や窓から突然現れては、ことわざを引用して様々な助言を与えてきた。なお、正体を明かした後も大神の部屋に突然現れる行いは変わっていない。
世界中の華撃団のバックアップも担当しており、大神が巴里華撃団・花組隊長として活躍していた頃にはスイス旅行と称して彼の元を訪れ、極秘に巴里華撃団の運営データの回収と帝都花組のメンバーを巴里に送る手はずを整えていた。大神が帝撃の総司令になった後は紐育に長期滞在、ミッドタウンに日本雑貨店「ROMANDO」を構え、大神の甥であり紐育華撃団・星組隊長の大河新次郎をサポートしている。
大神と同じ様に正義に燃える熱血漢なのだが、任務の為に変人を装う事が多く、表向きの性格は飄々としており捕らえどころが無い。白いスーツに白いギター、真っ赤なYシャツに牛柄のネクタイと、およそ諜報機関の隊長に似つかわしくない珍妙な格好が彼のトレードマークである。
登場作品と役柄編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2017年3月のイベント「流れよ我が涙」期間限定参戦。
ステータス編集
サポートアビリティ編集
- 帝国華撃団・月組隊長
- SR。敵を倒すごとにクリティカル率アップ。
人間関係編集
- 大神一郎
- 海軍時代からの友人。士官学校では共に主席を争った仲。時には親友として大神に厳しい指摘をする事も。部隊の性質上、任務の内容は大神にも秘密にしているものが多い。
- 大河新次郎
- 大神の甥。紐育華撃団・星組隊長。お目付け役として新次郎に助言を与え、彼の成長を見守るのが紐育での任務の1つ。
- 大河双葉
- 大神の姉であり、新次郎の母親。帝撃入隊以前、大神と共に剣の手ほどきを受けていた。縁あって紐育で再び出会う事となる。SRW未登場。
- 真宮寺さくら
- 加山と最初に面識を得た花組隊員。出先で偶然出会ってしまい、正体を明かす事も出来ず珍しく素で慌てふためいてしまった。
- 米田一基
- 上司。劇場の支配人室で極秘の任務を受け、その報告を行っている。TV版では屋台の職人や靴磨きに変装して、劇場外でも米田に会っている。
- 藤枝かえで
- 上司。米田から任務を受けるのが基本的だが、副司令のかえでから直接任務を頼まれる場合もある。
- 宍戸光星
- 部下。とんでもない量の仕事を毎回加山に押し付けられており、それに毎度のように愚痴をこぼしている。SRW未登場。
- フライ
- 紐育華撃団・月組隊員。加山が帝撃から紐育華撃団に所属を変えたわけではないのだが、紐育における事実上の部下にあたる。SRW未登場。
他作品との人間関係編集
- シュバルツ・ブルーダー
- 『X-Ω』のイベント「流れよ我が涙」では、影の黒子として共にH.I.A.W.Dや花組を助けた。イベント「サクラ大戦 帝都遙かなり」でも極秘裏に協力関係を結んでいる。
名(迷)台詞編集
- 「海はいいなぁ……書き割りだけど」
- 『2』にて、初登場時の台詞。
- 全く脈絡のない場面でギターを奏でながら舞台の書き割りを背にしていきなり登場し、プレイヤーを唖然とさせた。
- 加山にとっては挨拶がわりみたいなもので、様々な変化パターンが存在する。
- ちなみに、DSソフト『君あるがため』では隠しキャラとして仲間にでき、必殺技では「海はいいなぁー!」の一言でダンジョンの敵と床に落ちたアイテムを洗い流す。
- 「しあわせだなぁ……」
- 加山の口癖。『2』での初登場時はこの台詞と共に大神との久しぶりの再会を喜び、部外者立ち入り禁止であるはずの帝劇の舞台裏にいる理由と自身の正体をはぐらかしている。
- やはりこの台詞も挨拶がわりみたいなもので、事ある毎に「俺は〇〇するのが一番しあわせなんだ……」と発言する為、その全てを真に受けていいのかは怪しい所。
- 加山にとって本当の一番のしあわせが何なのかは、『2』の第11話で彼の口から直接聞く事になる。
- 「それより、大神。まさに『好事魔多し』だな。」
「女の子とチャラチャラしてるといつか痛い目に遭うぞ。」 - 同じく『2』での初登場時、大神に対する忠告。
- 初回にしてかなり手厳しい台詞だが、それも友人を思うが故。これ以降、「古人曰く……」の一言に続いて格言を引用し、様々な局面で大神に的確な助言をしてくれる。
- 「沈黙は金」という格言を「沈黙はフラン」と言い換えたり、彼なりのアレンジを加えて用いる場合もある。また、格言を引用しつつ「自分はそうは思わない」という使い方をした事も。
- 「ボンジュール!ミーの名前はユーイチ・加山。日本で貿易商をやってるザンス!」
「大神とは学生時代からの古いつきあいザンス!どうぞ、よろしくザンス!」 - 『3』にて、巴里華撃団隊員との初対面において。任務上、自身の正体を隠す必要があった為に使った挨拶。
- この頃には加山の立ち振る舞いに慣れてきた大神だが、これには流石に「そのしゃべり方はないだろう……」とドン引きせざるを得なかった。
- 「なんなんなんなんなんだ、あのエリカって子は?なんともつかみどころがないな。」
- エリカ・フォンティーヌとコクリコに上記の挨拶をした後、話の掴みとして2人の容姿を褒めたにも関わらず、エリカに取り付く島もない対応をされた末、そそくさとその場を後にされた際の台詞。
- 加山のつかみどころがない性格はあくまで演技なのに対しエリカの場合は素がそれであり、エリカより幼いコクリコが大人な対応だった事もあって、本気でビックリしている。
- なお、加山のこの台詞に大神は「……エリカくんは、ああいう子なんだよ。」と返している。
- 「何だったら、大神……お前も俺に抱きついていいんだぜ。」
- パズルゲーム『花組対戦コラムス2』の李紅蘭のストーリーモードにて。
- 紅蘭が作った人格を入れ替える発明品、「いれかえくん」の被験者にされた挙句実験が失敗、さくらの体に人格が乗り移ってしまった際の台詞。大神が花組隊長として自制が出来るかを試す発言であり、実際に抱きつこうとしたら当然加山に怒られるので注意。
- 今作はナンバリングタイトルと違ってフルボイスなのだが、体はさくらなのでこの台詞を演じるのは横山智佐氏。この後、加山の人格は次々に花組隊員と入れ替わっていき、子安武人氏が演じる「加山の体に人格が乗り移った花組隊員」の台詞も1名だけだが聞くことが出来る。正直、かなり気色悪い。
余談編集
- 加山の愛刀の妖刀苦肉についてだが、当初は名前が決められておらず、元々はさくらの霊剣・荒鷹(霊験あらたか)や米田の神刀滅却(心頭滅却)の例に倣い、羊頭狗肉の四字熟語からファンが独自に考えたものだった。その後、『サクラ大戦V EPISODE 0』でこの設定が正式に採用され、妖刀苦肉が隠し武器の1つとして登場している。
- 白いギターを奏でる陽気な人物として描かれる加山。スピンオフタイトルではかくし芸として大神とデュエットを組んだ事もあるのだが、実は『歌謡ショウ』及びライブへの出演は1度も無く、数百はある『サクラ』の歌曲でも彼の持ち歌はただの1つも存在しない。