アーバイン
アーバインは『ゾイド -ZOIDS-』の登場人物。
アーバイン | |
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登場作品 | |
声優 |
藤原啓治 山本泰輔(幼少期) |
デザイン |
上山道郎(原案) 坂崎忠(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Operation Extend |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 惑星Zi人 |
性別 | 男 |
職業 | 賞金稼ぎ |
所属 | 民間人 |
概要編集
黒い専用カラーのコマンドウルフを駆るゾイド乗り。ターレットスコープ付きの眼帯がトレードマークの賞金稼ぎで、悪ぶった態度や人相とは裏腹に自身のゾイドに強い愛情を注いでいる。
当初はバン・フライハイトがオーガノイド・ジークを連れている事を知り、ジークを奪おうと画策して彼に接近したが、その後紆余曲折を経てと共に旅する仲間となった。
面倒見がよくバンのことを気に入ってからは良き兄貴分として振る舞っており、時として暴走気味なバンの抑え役に回る事も多い。また幼少期に妹を熱病で喪った過去を持ち、立ち寄った村で病に苦しむ子供たちを救う為に奮闘する事もあった。
第2部・ガーディアンフォース編では「スリーパー」と称される無人ゾイドを回収する「ゾイド狩り」の一味の賞金狙いで仲間のフリをして潜入、その際にガーディアンフォース入りしたバンと再会し彼らの背後に黒幕の存在がある事を教えている。その後は一旦別れるもレイヴンの復活に伴い、バンの訓練相手を買って出た後、再び同行する。
登場作品と役柄編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初登場作品。
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
特殊スキル編集
エースボーナス編集
- 回避
- 『OE』で採用。回避+20%。
人間関係編集
- バン・フライハイト
- 当初はジークを狙っていたため、彼から敵視されていた。さまざまな戦いを経て仲間となり、バンとはお互いに信頼関係を構築していった。
- フィーネ・エレシーヌ・リネ
- 旅の仲間。
- ジーク
- 最初の頃は捕獲しようと狙っていた。
- ムンベイ
- 旧知の仲。お互いに軽口を言い合うくらいには信頼関係にある。
- エレナ
- 妹。幼い頃熱病にかかり死去しており、その頃の経験がアーバインの心に影を落としていた。
- レベッカ
- 原作版に登場する妹、アニメ版とは違いこちらは存命。
- クルーガー
- 15話において、ゴジュラスの格納庫へと忍び込んだ際にアーバインに「ゾイドは戦いの道具ではない」と助言を送る。
- キャロル
- 55話にて、ゾイド用の強化パーツの横流し犯と疑われた事で一時同行。彼女が戦争で家族を失った境遇を知ってからは気にかけている。
- おふくろさん
- アーバイン含めた賞金稼ぎたちが頼りにしている情報屋。
名台詞編集
- 「今度もメチャクチャ動きまくるぞ?」
- 次回予告のシメ、今度もめちゃくちゃ動きまくるぜ!のアーバインVer。
- 「おい、まさか…」
「ふざけるな!いきなり基地の中でキャノン砲ぶっ放すか!?普通!!」 - 第6話「とべ!ジーク」より、レッドリバー基地から脱出しようとしたアーバインの目の前に現れたオコーネル(SRW未登場)のゴルドスが砲撃してきた際のセリフ。
- オコーネルは威嚇のつもりで撃ったようだが、重要な設備などがある基地内でキャノン砲を撃つのはいかがなものか…アーバインのツッコミも至極全うである。
- 「くっそぉ…このくたばり損ないがぁ!!」
「な、なんであんなスピードが出るんだ!?」 - 第14話「めざめろ!ジーク」。レイヴンとの再度の交戦の際にミサイルポッドの連射で対処し、見事にセイバータイガーの右前脚に直撃。しかし、レイヴンはシャドーを呼び出し合体、破損した前脚を切り離しながらも常時と何ら変わりのない速度を見せた事に驚愕。結局、この戦いでも敗北を喫し照明弾で隙を作り、逃げるしかなかった。
- 「気持ちは解るぜ。俺もコマンドウルフが…」
- 第23話「皇帝の指輪」。拐われたルドルフを救いに向かう中、シールドライガーを失ったバンに向けて。事実、アーバインも相棒が倒れた際は打ちひしがれるしか無かった。
- 「久しぶりに楽しかったぜバン。縁があったらまたな」
- 第40話「ゾイド狩り」ラスト。バンの危機を救った後、同行しないかと持ちかけられるもお守りは真っ平だと一旦断り再び旅に出た。その「また」の機会も程なく訪れる。
- 「パワーじゃかなわないが…瞬発力ならこのコマンドウルフの方が上だぜ!」
- 第47話、目覚めたジェノブレイカーを相手に懐に潜り込んで奇襲をかけようとする。だが直後にジェノブレイカーのエクスブレイカーに挟まれコマンドウルフはゾイドコアごと潰されてしまう。あまりに見くびりすぎた判断だった。
- 「やたらと気性が荒くてなぁ、こいつ。初めのころ、俺も随分と手を焼いたもんだぞ。でもよぉ、似た者同士っつうか、そのうち妙にウマがあってな」
「俺が時々他のゾイドに乗ったりするとよ、しばらくご機嫌斜めでな。分かるだろ?」
「お前にはたんまりと稼がせてもらったぜ。なぁ、相棒・・・。悪いが、こいつと二人っきりにさせてくれ」
「ここに居てやるからな、俺がお前の最期を看取ってやる。俺が…」 - 第48話「黒い稲妻」。コマンドウルフが破壊され、ドッグにて物思いに耽ってるときの台詞。コマンドウルフとの思い出と彼のコマンドウルフへの愛着を独白する。47話の次回予告でもほぼ同じ台詞を独白している。
- 「くっそ…走れ…走れコマンドウルフ…! 俺と一緒に走れぇぇぇぇっ!!!!」
「行くぜ、相棒!!」 - 同話後半でルドルフとルイーズ大統領を救い出すためにこの機体に搭乗した際に叫ぶ。コマンドウルフから移植されたメモリーバンクはライトニングサイクスには当然ながら不適合であり、制御困難に陥り機体が分解するという危機を迎えるも、この叫びによって応えるかのように奇跡的にシンクロを果たす。そこから拘束具をパージするとともにキャノピー部分が本来の緑からコマンドウルフのオレンジに変わる演出がされている。
- このシーンは非常に人気が高く、ゾイドシリーズ屈指の名シーンとして挙げる人も多い。
迷台詞編集
- 「ゴリラ!?」
「ゴリラ…」 - 第24話「遠い呼び声」にて、ムンベイからゴリラ顔呼ばわりされて。結構ショックだったのか少し引き摺った。
- 「あー平和になったな。これでこの番組もおしまいか」
ムンベイ「何言ってるのよ! バンが特殊部隊で極秘指令を受けたそうよ」
「何? じゃゾイドはまだ続くのか!?」
ムンベイ「そうよ!なんでもフィーネと2人だけで新しい冒険に出るらしいわ!」
「ちゃんと俺たちの出番あんだろうな!?」
フィーネ「それはその…」
「はっきりいえはっきり!」
フィーネ「はい…私たちの前に現れた謎の赤いオーガノイド。それはかつてない強敵だったのです。次回ゾイド第35話『極秘指令』。見てくださいね」
「「出番は無いのか〜!?」」 - 第34話(第1部最終話)次回予告。本編の激戦から打って変わって、初っ端から「番組」とメタ発言が飛び交いムンベイ共々出番を心配するなどコミカルさに振り切った内容。次回作の片鱗が見えなくもない。
- なお、実際はきちんと出番が用意されているのでご安心を。
- 「フィーネの奴…しばらく会わないうちに性格悪くなったな…」
- 第45話、待機中に暇だとボヤくがフィーネに軽く受け流された事で。確かに初期と比べてだいぶ性格が変わったが。
- 「おい、いつからお前のになった?」
- 第61話、ウルトラザウルス起動以降、度々「あたしのウルトラザウルス」と自分のモノ扱いするムンベイに対しての逐一のツッコミ。
スパロボシリーズの名台詞編集
搭乗機体編集
- コマンドウルフ アーバイン仕様
- 捨てられていたコマンドウルフを修理・回収した機体。相棒として大事にしている。
- ステルスバイパー
- 原作漫画における搭乗機。
- ステルスドラゴン
- 原作漫画における最終搭乗機。大破したステルスバイパーのゾイドコアを移植しており、ウィングユニットを装着することにより飛行が可能。
- ライトニングサイクス
- ジェノブレイカーとの戦いで大破した相棒のメモリーバンクを移植した機体。通常のライトニングサイクスとはキャノピーの色が異なる。
- ゴジュラス・ジ・オーガ
- バトルストーリーにおける最終搭乗機。もともと誰にも乗りこなせず自動操縦で運用されていたのだが、アーバインが自機を盾にして守ったことにより彼を自らの搭乗者として認め受け入れた。
- ゴジュラス(黒)
- 34話「帝都炎上」にてハーマンがデスザウラーの足止めをするために貸し出したゾイド。黒いカラーリングだがアーバイン専用ではない…のだが、一部ゲームでは「ゴジュラスIRVIN」と表記されていることがある。
- プテラス
- 40話「ゾイド狩り」にて、墜落するホエールキングからバンとフィーネを救う際に搭乗。
- ハンマーヘッド
- 62話「重力砲」にて、ウルトラザウルスの護衛として搭乗。
余談編集
- 漫画版『機獣新世紀ZOIDS』における設定では、「左目は義眼」「年齢は18歳」「フルネームはアーバイン・キャバリエーレ」となっている。
- 続編『ZOIDS新世紀/ZERO』ではジャック・シスコというキャラがライトニングサイクスを愛機としているのだが、このキャラの声も藤原氏が担当している。
- コマンドウルフとライトニングサイクスの交代劇は後に同社が作成したアニメ『ロックマンEXE』のキャラクター・火野ケンイチが相棒ネットナビであるファイアマンのデータをヒートマンに移植する際にオマージュされている。こちらでは藤原氏が演じる名人が後継機を渡す側となっている。
- バトストでは西方大陸出身の傭兵で、ヘリック共和国に雇われている。共和国の依頼に応じたのは「負けそうだから」と言う理由であり、共和国の政治思想に共感したわけではない。実際「西方大陸の人間から見たら、共和国も帝国も同じ侵略者」と言い切っている。
- バトストでも当初はアニメと同じ独自仕様のコマンドウルフに乗っており、それの大破後は気性難で乗り手の居なかったゴジュラス・ジ・オーガに認められたこともあり乗り換えている。
- 共和国がネオゼネバス帝国の侵攻を受け滅亡し、主戦場が西方大陸から中央大陸(旧共和国本土)へ移っても共和国の傭兵を続けていた。新兵器(ゴジュラス・ギガ)の製造を行っていた秘密基地の守備任務にあたっていたが、鉄竜騎兵団の襲撃に対し新兵器起動までの時間稼ぎを行うが、流石に相手(デススティンガーの改造機)が悪くゴジュラス・ジ・オーガはコアを損傷し破壊されてしまった(時間稼ぎには成功しゴジュラス・ギガは起動する)。尚、生死は不明である。
- 西方大陸が狙われたのは、中央大陸と暗黒大陸の丁度迂回路にあった為である。共和国への侵攻が目的の帝国は擁護のしようがないが、共和国も共和国で帝国の西方大陸進出を知ると祖国防衛の為、緩衝地帯を得る為と尤もらしい理屈(大国のエゴ)を並べ侵攻した。更に大戦中期にトライアングルダラス(航行不能地域)内に安全航路が発見され、西方大陸の重要性が失われても共和国は西方大陸の占領を続け、ネオゼネバス帝国の侵攻を受け滅亡すると、西方大陸に遷都名目で亡命政権を樹立し居座り続けている。西方大陸の住民からしたらいい迷惑であろう。
- バトストでも当初はアニメと同じ独自仕様のコマンドウルフに乗っており、それの大破後は気性難で乗り手の居なかったゴジュラス・ジ・オーガに認められたこともあり乗り換えている。