グレートマジンガー (試作型)

グレートマジンガー (試作型)は『マジンガーシリーズ』の登場メカ。

グレートマジンガー
(試作型)
外国語表記 Great Mazinger
登場作品

マジンガーシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦GC
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 マジンガー
全長 20.5 m
動力 光子力エンジン
エネルギー 光子力エネルギー
装甲材質 超合金Z
内蔵機体 ブレーンコンドル
開発 光子力研究所
所属 光子力研究所
パイロット 剣鉄也
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概要編集

設計図から光子力研究所で建造されたプロトタイプと呼ばれるレプリカ機(「旧グレート」というと、こちらを指す)。

TV版グレートマジンガー、もしくはオリジナル機との相違点は

  • 手足の色が青ではなく黒
  • TV版より小型
  • 装甲材質が超合金Z

などがある。

その為、TV版程マジンガーZとの性能差は無く、第1話の序盤こそ活躍するものの、マジンガーZ共々機械獣に圧され、その後も損傷が響き十分な補給及び修理が受けられず出力不足な事が多く、サンダーブレークで機械獣を撃破できない事が度々見受けられた。いわゆる、マジンカイザーの圧倒的な力を強調するための前座的役割であった。

マジンガーZやマジンカイザーと同じく兜十蔵が開発したオリジナルのグレートマジンガー(通称「真グレート」)が存在する。そちらはグレートマジンガーの項目を参照。

登場作品と操縦者編集

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦J
携帯機では初参戦。第29話で破壊され、次の第30話で新バージョンが手に入る。新バージョンになると能力が全体的に上昇し、改造も引継がれるが、破壊された際にこの機体が付けていた強化パーツは新バージョンに引継がれず消滅してしまうという重大なバグが存在する。第29話インターミッションでは必ずグレートの強化パーツを外しておく事。
スーパーロボット大戦W
今回、旧グレートはスポット参戦なので2回しか使えない。何気に旧グレートは破壊されたわけでもないのに第2部未登場という不遇な扱いである(マジンガーZは第2部にも出てくるのに…)。
スーパーロボット大戦L
試作型の時点でマジンガーZと同等でかなり頑丈(というか、武器HP、空適応、ボーナス以外はマジンガーZと全く同じ性能である)。『W』までとの大きな違いがグレートブースターの扱いでP属性が無くなった代わりに弾数が4発になり射程は3-8となった。このためマジンガーZとは逆に遠距離戦を得意とするユニットと相性が良い。
今作では真グレートの参戦後も旧グレートは残るので、2体のグレートで出撃可能となる。ただし、Zとの合体攻撃はあるものの、真グレートとは特に合体攻撃が用意されているわけではない。
言うまでもなく性能は真グレートのほぼ下位互換であり、さらに旧グレートは宇宙Bである。おまけにマジンガーZ&マジンカイザーと同様、旧グレートの改造は真グレートに引き継がれない。もっとも、真グレートの参戦が遅いため、旧を改造して引き続き前線に立たせるのも手ではある。

単独作品編集

スーパーロボット大戦GC
初登場作品。序盤はスポット参戦マジンガーZ合体攻撃が出来るが、マジンカイザーとの合体攻撃は中盤特定のサブシナリオを通ってオリジナル機にならないと使えない。
オリジナル機になっても名称とマップ上のアイコンは変わらないが、手足の色が青色になる他、前述の合体攻撃に加えてアトミックパンチがドリルプレッシャーパンチになる。
機体改造段階はオリジナル機に引き継がれるが、マジンガーZと同様に機体改造ができるのがオリジナル機になっているか、もしくはサブシナリオを通らず以降も試作型のままの状態になっている場合にのみ。
そのためオリジナル機に引き継ぐのは二周目以降にしか得られない恩恵で、むしろ一周目のオリジナル機または試作型の改造を一時的に引き継ぐ、といった方が正しい。
なお、本作ではファイナルダイナミックスペシャルが実装されているものの参加できない。
スーパーロボット大戦XO
ファイナルダイナミックスペシャルの攻撃内容が変わり、オリジナル機の場合にのみ攻撃に参加できるようになった。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
「グレートマジンガー[試作型]」名義。
スーパーロボット大戦DD
1章Part3第25話にてユニットアイコンのみ登場。小さくて分かり辛いかもしれないが、カラーリングはちゃんと試作型のものになっている。
自軍部隊が並行世界に行っている間に開発され、戦っていた設定。そのため本編登場時には既にボロボロで、自軍合流時にそのまま大破してしまう。
試作型のブレーンコンドルはその後、真グレートの奪還に使用され、以後もそのまま操縦に使っている。試作型グレートと真グレートは大きさが違うはずなのだが……(後者は図鑑での全長、重量の記載なし)。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

武装編集

アトミックパンチ
回転するロケットパンチ。OVA版ではレプリカ機が使用。
W』ではマルチコンボ対応武器になっている。
グレートブーメラン
胸部の高熱板を投げ付ける。
ブレストバーン
胸部の赤い高熱版から発射される5万度の高熱放射。OVAではサンダーブレーク以上に決め技として多用されている。
サンダーブレーク
耳の突起部分から300万ボルトの放電で雷を起こし、秒速30万アンペアの電流を発射する。人差し指か、マジンガーブレードから発射する。1話の初登場シーンでは機械獣を撃破するが、その後の戦闘では出力不足で押し切られてしまった。
『W』では運動性ダウン効果のある特殊武器。『L』では真グレートと旧グレートで何気に演出が違う。
マジンガーブレード
両腰に収納されたブロードソード。グレートを象徴する武器。OVA本編では相手に使う前に吹き飛ばされてしまうなどして扱いが悪い。

追加ブースター編集

グレートブースター
グレートマジンガー最大の武器である大型の追加ブースター。OVA版では巨大なサイズになっており、グレートマジンガーが上に乗って突撃する。劇中では支援機的な扱いもされ、1話ではグレートの他、アフロダイAボスボロットの離脱にも使われている。6話ではグレート不在のまま妖機械獣軍団の攻撃で破壊されてしまった(このため劇中での真グレートは本武器未使用)。

合体攻撃編集

マジンガーZマジンカイザーとの連携攻撃。後者の場合カイザースクランダーが付くと本機とは合体攻撃できなくなるので注意。

ダブルマジンガーパンチ / ダブルロケットパンチ
アトミックパンチとロケットパンチかターボスマッシャーパンチの同時攻撃。
ダブルバーニングファイヤー
ブレストバーンとブレストファイヤーかファイヤーブラスターの同時攻撃。

特殊能力編集

剣装備
マジンガーブレードで切り払いを行うことができる。
マジンパワー
気力130以上(『GC』など一部作では120以上)で、攻撃の最終ダメージがアップする。

移動タイプ編集

スクランブルダッシュによりデフォルトで飛行可能。

サイズ編集

M

機体ボーナス編集

初期:装甲値+150 照準値+5
5段階:装甲値+200 照準値+15
10段階:装甲値+250 照準値+25 HP+500
L』。真グレートとほぼ同じだが、10段階改造でHPにボーナスが付くためボーナスだけなら上位互換。ただしHPが+500されても真グレートよりHPは低い。

機体BGM編集

「FIRE WARS」

対決・名場面編集

魔神降臨
OVA1話と2話より。光子力研究所を襲撃しに来たあしゅらマジンガー。以前の戦闘で両腕を失うほど大きく損傷したため修理がまだまだであったが、人類の守り神として勇敢にも戦いに出たグレートマジンガー。
しかしその損傷が残る機体では十分にパワーを発揮できず、機械獣相手に苦戦を強いられ、あしゅらマジンガーに痛めつけられて遂にトドメを刺されそうになる。
だがそこで現れたのは未知のロボットであるマジンカイザーであり、マジンカイザーはあしゅらマジンガーの武器をものともせず、武器らしい攻撃でもない素手の攻撃でいとも簡単にあしゅらマジンガーを退けた。
これで一件落着かと思われたが、マジンカイザーは研究所に向けてターボスマッシャーパンチを繰り出してしまう。グレートマジンガーは立つのも覚束ない状態だが、研究所の前に立つ。
グレートマジンガーは試作型な上にかなり損傷した状態。それに対してカイザーは未知数の強さを誇る上に無傷。その強さの差は歴然のものでグレートも敵わない。
だが周りの制止の声もものともせず暴走するカイザーを止められる望みが少しでもあるのは、グレート以外に存在しない。
遂に必殺技のファイヤーブラスターを繰り出そうと構えたカイザーに対し、グレートが取った行動とは…!?
必殺!! 超高速グレート・ブースター!!
同じくOVA2話より。あしゅら男爵アフロダイA弓さやかを人質にされ手が出せない甲児達。無人となったマジンカイザーは鎖で縛られ、奪い去られそうになったその時、炎ジュンの遠隔操作するグレートブースターが鎖を引きちぎる。そのままパイルダー・オンし逆襲に移るカイザー。グレートはブースターに飛び乗るとアフロダイを捕らえたジェノサイダーF9に勢いのまま渾身のパンチを叩き込み、ブレストバーンでトドメを刺す。
しかし直後に別の機械獣の攻撃からマジンカイザーを庇ったことで試作型グレートは大破、鉄也も重傷を負い戦線離脱することになってしまった。

関連機体編集

グレートマジンガー
オリジナル機。
マジンガーZ
兄弟機。
ビューナスA(ジュン機)
パートナー機。