GNドライヴ
GNドライヴ(Gundam Nucleus Drive)
『機動戦士ガンダム00』及び『劇場版』の世界観の中枢の一端を担う特殊機関。その名は「ガンダムの中核の機関」を表す。「太陽炉」という通称でも呼ばれる。
天才科学者イオリア・シュヘンベルグが基礎理論を提唱し、設計された機関。莫大なエネルギーとGN粒子を半永久的に生み出し、ガンダムに圧倒的な力を与えている。その絶大な出力の割には小型であり、排熱が殆ど発生しない事から隠密性にも優れている。オリジナルのGNドライヴは常に稼働しているため停止できないと勘違いされやすいが,ファーストシーズンやアザディスタンの戦闘などでセカンドシーズン1話において「リポーズ解除」という台詞を発しており,任意で稼働を停止し、粒子生産をストップさせたり,再稼働させることは可能。 GN粒子放出時には独特の駆動音を発する。発生するGN粒子はやや青みがかった白色をしている。
製造には木星などの高重力環境が必須であり、劇中では西暦2110年頃に行なわれた木星探査計画を隠れ蓑にする形で遂行された。小説版では移動時間を含めて40年を費やしたとされている。中枢部に「TDブランケット」(トポロジカルディフェクト:位相欠陥)と呼ばれる部品が使用されており、これがないものはGNドライヴ[Τ](通称:疑似太陽炉)と呼ばれ区別される。疑似太陽炉は稼働時間に限界があり、GN粒子が赤色であるなど違いがある。
作中でも最高のテクノロジーであり、長期間にわたって稼働し続けているにも関わらずなんら問題を起こさないなど、信頼性もずば抜けている。『1st』開発時点では5基しか存在せず、内4基はソレスタルビーイングが、もう1基は下部組織フェレシュテが保有し、ガンダムの動力源として使用されている。それぞれに微細な「個性」があるらしい。 制御システムのブラックボックス内に「トランザムシステム」を秘匿している。 GNドライヴがソレスタルビーイングが世界と渡り合える戦力の要であり、秘匿されてはいたが最終目的と密接にかかわっているため、GNドライヴの保護はガンダムマイスターの生命よりも優先されるべき最優先事項である。そのため、1stシーズン終盤でソレスタルビーイングが壊滅状態に陥った時もマイスターよりもGNドライヴの確保が優先された。
搭載機
- 0ガンダム
- 一番最初に作られたGNドライヴ搭載MS。この機体のGNドライヴは後にフェレシュテで運用される。
- ガンダムエクシア
- 第三世代型のソレスタルビーイング製ガンダム。
- ガンダムデュナメス
- 第三世代型のソレスタルビーイング製ガンダム。
- ガンダムキュリオス
- 第三世代型のソレスタルビーイング製ガンダム。
- ガンダムヴァーチェ(ガンダムナドレ)
- 第三世代型のソレスタルビーイング製ガンダム。
- ダブルオーガンダム(ダブルオーライザー)
- エクシアと0ガンダムの両機のGNドライヴを受け継ぎ、ツインドライヴシステムで駆動する。
- ケルディムガンダム
- デュナメスのGNドライヴを引き継いでいる。
- アリオスガンダム
- キュリオスのGNドライヴを引き継いでいる。
- セラヴィーガンダム(セラフィムガンダム)
- ヴァーチェのGNドライヴを引き継いでいる。
- ダブルオークアンタ
- 完全新造のGNドライヴ2基を搭載。ダブルオーガンダム(ダブルオーライザー)と同じく、ツインドライヴシステムで駆動する。第3次Z時獄篇ではダブルオーガンダム(ダブルオーライザー)のGNドライヴ2基を流用している。
- ガンダムサバーニャ
- ケルディムのGNドライヴを引き継いでいる。
- ガンダムハルート
- アリオスのGNドライヴを引き継いでいる。
GNドライヴ(特殊能力)
第2次ZではEN回復(小)として再現された。UXで初めて固有の特殊能力として実装された。
関連用語
- ソレスタルビーイング
- GNドライヴを動力源とする機動兵器・ガンダムを有している私設武装組織。創設者はイオリア・シュヘンベルグ。
- GN粒子
- GNドライヴから生成・放出される光の粒子。ガンダムの持つ武器の威力を高め、GNフィールドというバリアを張れる。
- GNドライヴ[Τ]
- 通称「擬似太陽炉」。ガンダムスローネ、GN-Xなどに搭載されている。
- ツインドライヴシステム
- 二基のGNドライヴを同調させることによって、莫大なGN粒子量と出力を得る。それによって、人類を変革させることも可能である。
- トランザム
- GNドライヴのブラックボックス内に秘匿されていたオーバーブーストシステムの一種。ただし、時間制限があり最後の切り札である。