ダイオン
ダイオン(Daion)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 分類:魔装機
- 守護精霊:風系低位・北風「バレスト」
- 開発:ゼンシュウ重工(エリアル王国魔装機開発会社)
- 所属:シュテドニアス連合国
- 主なパイロット:ルビッカ・ハッキネン、カンツォート・ジョグ、ひょっとこ仮面
エリアル王国製の風系魔装機。ライセンス契約(ジンオウ・キョウメイ・ダイオンなどの漢字変換可能な名前を持つ魔装機はエリアル王国製であるという設定がボイス・スパログ第三回にて明かされた)により自国以外で生産、運用されている。機動力に優れ、接近戦用に用意された右腕の大型クロー「パワーヴァイス」を振るっての格闘戦を得意とする。『春秋戦争』の勃発寸前からその姿をラングラン国内で視認されているが、ラ・ギアスにおいてダイオンの本格的な実戦運用が始まるのは新暦4959年の『三國戦争』からとなる。
『スーパーロボット大戦大辞典』ではレンファの発展機とみられていたが、後のムック(電撃スパロボ魂2013秋号)などで前身機の存在を指摘されていない。これはただの推測なのかもしれない。クルセイドのカード欄でも「シュテドニアス連合で運用、生産されている魔装機。右腕にパワーヴァイスと呼ばれる巨大なクローと、リニアレールガンを装備している」と、レンファの存在に関して特に触れていない。
登場作品と操縦者
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第一章の終盤から頻繁に出現するようになる。シュテドニアス連合としてはエリアル側から輸入した魔装機を使用する事で素性を不透明にする目的などがあったのだろう。性能などは高いが風系であるため、第二章はグランヴェールで対抗するとよい。なお、スポット参戦するひょっとこ仮面の機体は全てフル改造なので炎系のジンオウを相手にしても大活躍する。第二章終盤、敵側にもフル改造したダイオンが1機ほど参戦する。そこそこの資金を落とすので(ダイオンに限らず、シュテドニアスの魔装機全般に言えるが)チャンスがあれば「幸運」をかけたMAP兵器で撃墜を狙いたい。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- シュテドニアス南部で新型風系魔装機ローゼルライが登場したが、北部連邦にて現役で稼動中。序盤にリシェルやアクレイドが乗り込んでいる。また、黒いカラーのマルテナ社製のカスタム機も存在する。前作と比べて資金的な旨味は無く、良くも悪くも普通である。武装欄も技を加算された一方で光剣と魔術兵器がオミットされたため、トータルではやはり武器数を減らされている。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 序盤はシュテドニアス連合領内で、終盤はテロ組織「平和連合急進派」が買い付けたダイオン機と戦闘する機会が存在する。武器数を一つ減らされレールガンの火力も落とされ、取り柄といえばHPの高さのみ。耐久力と移動力で本機に劣るとはいえ、最大射程6の主砲を撃ちまくってくるゴリアテとナグロッドの方が強かったと述べるプレイヤーが頻出する有様。アンティラス隊で運用される炎系魔装機の数が増加したのも痛い。まあ前作でダイオンと競合する立場にあったローゼルライも本作ではあまり扱いが良くなかったりするのだが……。
装備・機能
武装・必殺武器
- プラズマソード
- 非実体剣。右手首がパワーヴァイスなので、左手首で使用する。魔装機神シリーズではII以降、使用不可。
- パワーヴァイス
- 右腕の大型クローヴァイス。叩きつけるように使用する。IIIでは使用不可。
- 砂嵐
- 魔術兵器。左掌で描いた風系魔法陣から発生させた竜巻に爪を叩き付けて「砂嵐」を打ち出す。魔装機神シリーズではII以降、使用不可。
- リニアレールガン
- 電磁砲。砲門は右腕の爪の間に存在している。IIIでは移動後使用可。
必殺技
- マスドライバー
- ソルガディの「ジャハンナム」に類似した間接攻撃。まず前方に風系魔法陣を展開。出現した魔法陣は前方の空間に旋風の道を築き、魔法陣を通過したダイオンに更なる加速を与える。風の恩恵を受けたダイオンは、右腕の大型クローを使用した高速突進で敵機を打ち破る。初出はIIから。
特殊能力
- 剣装備
- 「斬り返し」防御可。IIでは爪で切り払う。
- MG回復(小)
- IIIで用意された特殊能力。
移動タイプ
サイズ
- M
- クルセイドで判明。
機体BGM
- 「終わりなき戦い」
- 汎用戦闘曲。