オーガン (地球製)

2013年12月5日 (木) 17:30時点における202.162.143.89 (トーク)による版

オーガン(Orgun Earth)

  • 登場作品:デトネイター・オーガン
  • 分類:ソリッドアーマー
  • 全高:2.5m
  • 動力:反物質溶鉱炉
  • 装甲材質:オーバリウム808・マグカーボンの複合積層(但し出来うる限界レベルの再現物である)
  • 開発者:EDF技術陣・万能工作機ビルヴェルビント(アーキタイプが送り続けたデータを復元したレプリカ)
  • 主なパイロット:真道トモル

デトネイター・オーガン』に登場するメカ。
オーガンは事実上リンクした真道トモルである為、性質はメカというより強化アーマーに近いとも言える。

イバリューダーに所属していたオーガンが、逃亡中死の間際まで地球に送り続けた自身のソリッドアーマーとしてのデータを、それとは知らず万能工作機ビルヴェルビントが三ヶ月の期間をかけて作り上げた所謂レプリカ。性能や外見は送られてきたデータの主であるアーキタイプ・オーガン自身にほぼ準じているが、地球側のテクノロジーの限界で、推進機能力が恒星間巡航可能な物から惑星空域を戦闘機動できる程度の物にデチューンされていたり、エネルギーの不足による稼動限界時間(おそらく動力源の反物質溶鉱炉自体も不完全な再現物である為)を有するなど完全に再現出来なかった部分もある。
自律行動し単体でトモルの下に現れるなど、オーガン自身の意思も複製されたとも取れる描写がある。

地球人の生身の肉体を持つトモルがオーガンにリンクするためには、一度体を素粒子レベルにまで分解し、オーガンの中で融合する必要があるが何度もリンクをすると命に関わると神埼未知は解析した結果を語っている(この仕様自体が元のイバリューダーにも無いイレギュラーな物である事が理由として推察出来るが)。事実、最終話のラストでは、トモルは35歳でその生涯を終えたと判明している。

登場作品と搭乗者

スーパーロボット大戦W
第二部の途中から地球製のオーガンが参戦。
第二部のオーガンの能力は群を抜いており、また搭乗者のトモルの格闘値は全キャラ中トップ、射撃値も上位に入る強さである。ただし、第二部でオーガンを改造すると次の周回での第一部のアーキタイプ・オーガンに反映されてしまい、経験値と資金を根こそぎ持っていってしまうことも。

装備・機能

ライトニードル
拳部手甲の発射口から連射するビームガン。本来は針状のビーム弾体が装甲に刺さって突き立つ(このためイバリューダーの装甲に有効な火器の一つであると小説版では説明されている)のだがスパロボのムービー内では未再現。
反物質弾射出機
2013年7月発売の可動フィギュアのオーガンに付属する原作者考案の武器。当然今現在のスパロボには登場してないがこれからの作品で装備される可能性もある。
オーガン・カッター
手首に収納されている刃物。オーガン・ハンドカッターとも表記する。
オーガン・ランサー
液体金属を噴出し、一瞬で硬化させて成形される大型の槍。原作では腰部に収納してる状態で起動させゾアに対し不意打ちを行った。
オーガン・ランサー突撃
オーガン・ランサーを回転(スパロボではランサーのみ回転、原作では超電磁スピンのごとく体ごと回転)させ、エネルギーの奔流となって突撃し真っ二つに切り裂く。Wではテッカマンブレードのクラッシュイントルードにあたる性能だが、クラッシュイントルードとは違い、攻撃力が高く、コンボに使用できない。また、使用に気力が必要である(後述)。
P.E.Cキャノン
ペクサーキャノン。額部装甲を展開して発射される大口径のビーム砲。精神力(厳密には精神の高揚)をエネルギービームに変換して発射し、物質で出来ているものなら破壊出来ないものは無い。反面精神力をエネルギー源にする為読心能力等感情が分かる相手にはその使用を覚られ易い弱点もある。テッカマンチームのボルテッカに相当する技(この作品自体が初代”宇宙の騎士テッカマン”のオマージュゆえ、初代テッカマンのボルテッカのオマージュとも取れる)で、ボルテッカとの違いは設定的には前述の通り精神の変換である為本体のエネルギーを気にせず撃てる事(逆にボルテッカは体内に生成貯蓄されたフェルミオンを一回の発射で消費しきってしまう。)でこのためエネルギーの不足による可動限界時間のある地球製オーガンの切り札でもある。
ゲーム的にはエネルギーを消費する事やサイズ補正無視がない(さらにWはバグで技能版が機能しない)事で、オーガンがテッカマンに見劣りする一因となっている。オーガン・ランサー突撃に気力が必要であるにも関わらず、こちらは気力が不要。この事からオーガン・ランサー突撃と気力の設定が逆になっている可能性がある。
グランドクルスアタック
アーキタイプ・オーガンが使う「アンク・アタック」同様、胸部装甲を展開し内部の重力ジェネレーターで重力レンズを最大出力で形成することによって太陽光エネルギーを一点に集中させ放つ必殺技。原理的にはソーラ・システムと同じだがこちらは物理的な鏡ではなく重力レンズを用いる為前者とは比較にならないエネルギー効率と焦点収束力を持ち、地球を壊滅させるほどの力を持つ反物質砲を相殺し、さらに戦闘惑星ゾーマ本体(の4分の1程の大きさ)を破壊したことから、どうやら地球を壊滅させて有り余るほどの破壊力があるらしい。Wにおいてはオーガン念願のサイズ補正無視武器だが、ラスト2話でしか使えないのが悩みどころ。その性質上、太陽ないしはそれに相当する恒星が見えないと使えないのだが、原作では久見・ジェファーソン太陽が出てくるまでの時間を切り取って太陽を出現させたとの事。
ちなみにアーキタイプの「アンク・アタック」との違いはアーキタイプが肩部反物質推進翼ユニットを備えている為それも変形して完全な十字を模った形態になるが地球製は推進翼ユニットが無い為それを欠いた形での十字になる事。

対決

vsラング
最初こそ読心能力を知らぬ為、打つ手が全て仇になる様な一方的な様相を呈していたが、リーブの助言から心と身体の行動を切り離す(オーガンとトモルの二人分の思考が存在する為可能になったという説もある)事で互角の状況まで持ち込むが、消耗が激しく止めに放ったP.E.C.キャノンで相手を半壊にまで追い込むに留まった。
vsゾア
一方的に攻撃され格の違いを見せつけられる。起死回生で放ったP.E.C.キャノンも受け止められ逆に額部のP.E.C.発射機を捥ぎ取られる(この時切り札を奪われた事によりショックを受けていた)反物質溶鉱炉を抉り出され潰されて、一時機能停止に陥るも久美のテレパス的な呼びかけに応じ再起、それに気付き止めを刺そうとしたゾアの隙を突きランサーを起動し反撃、さらにライトニードルを体内に撃ち込み最後は合体させたランサーで横薙ぎに一閃し斬り倒した。

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