キシリア・ザビ
2013年9月23日 (月) 12:44時点における210.146.47.65 (トーク)による版
キシリア・ザビ(Kycilia Zabi)
ジオン公王デギン・ソド・ザビの長女で、ジオン公国軍少将。突撃機動軍司令官として、地球からの資源調達と地上制圧の為の突撃機動軍を統括する。戦場の空気を嫌い、常にマスクをしている。
ニュータイプの能力に目をつけ、研究・開発を行うためのフラナガン機関を設立したり、ニュータイプ部隊を組織したりと、公国軍の中で最もニュータイプの研究を進めていた。
ガルマを守れなかったとドズルに左遷されたシャア・アズナブルをジオン・ズム・ダイクンの遺児と知りつつ、懐刀として使う。
兄ギレンとは政治的に対立する間柄で、父デギンが兄に謀殺されたと知り、ア・バオア・クー攻防戦のさなかに兄を射殺する。しかし戦場の把握が遅れ、ジオン敗北の原因となった。 ア・バオア・クーを放棄して、戦場の脱出を図ろうとしたところをシャアにバズーカで首を吹き飛ばされ、24歳にて没した。
なお、彼女の年齢に関しては幾つかの説があり、ドズルより年上の説がある。
24歳の設定は富野監督の執筆した小説版『機動戦士ガンダム』から来ている。
登場作品と役柄
- 第3次スーパーロボット大戦
- DCに所属。今作のDCはギレンが総帥である為、彼女も主要幹部の一人。バスクらティターンズの面々を部下にして毒ガス攻撃やインスペクターと盟約を結ぶなどのDCの暗部を担い、原作同様にギレンと対立する。
- スーパーロボット大戦F完結編
- クローンとして復活する。今回もDCの汚れ仕事を引き受けており、ガトーの怒りを買う。ギレン暗殺イベントもある。ザビ家復活はゲストの計画の一端だが、ギレンのクローンは我が強く、その為の抑止力として復活させられたらしい。今回、ギレンとは一枚岩とも言い難いが殺し合うような理由もなかったため、ギレン暗殺を企てるプログラムとキシリア自身との間に葛藤が生じる場面があり、そのせいか死に際には自我が崩れ始めているかのようなセリフを遺した。何かを悟ったギレン、最期の瞬間には父としていられたドズルに比べると哀れでもある。
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 名前のみ登場。本編前までジオン軍の高官を務めていたが、本編前半にて兄・ギレン共々、何者かに暗殺される。
- スーパーロボット大戦α
- ジオン軍所属のグワジン艦長。場合によってはギレンを暗殺しSDFと和平を結ぶ。その際クワトロとの会話イベントがある。和平を無視すればクワトロで原作通り引導を渡すことも可能(戦闘前会話も原作の台詞になっている)。第2次αでの会話から見ると、キシリアとの間にSDFは和平を結べているはずなのだが、α外伝から第2次αの間に地球連邦とジオン残党で何らかの戦闘があったらしく、これ以降のシリーズには登場しない。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- ジオン軍所属。ソロモン戦で戦闘した後、原作通りソーラ・レイにデギンを巻き込んだギレンを討とうとア・バオア・クーに直行しようとするが、護衛する振りをして接近してきたシャアに討たれてしまう。カレン・ジョシュワのついで録りか、台詞が新規収録されている。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 3章まではシナリオデモのみ登場する。表向きは敵のままで真意もまた明かされてないが、裏では情報提供などの方法でコネクト・フォースを支援をするなど、ジオン側の協力者として登場。ミューカスなどの脅威が迫る中戦争を続けている場合ではないとして和平工作を目的とする特務隊『オルトロス隊』を立ち上げ、配下のシャアをクワトロ・バジーナとして連邦軍に潜入させるなど、精力的に活動している。
人間関係
- デギン・ソド・ザビ
- 父親。
- ギレン・ザビ
- 兄。政治的に対立している。ア・バオア・クー攻防戦の最中に射殺する。
- ドズル・ザビ
- 次兄。彼の軍とは折り合いがあわなかった。
- ガルマ・ザビ
- 弟。部下であり、地球降下作戦に任命する。『ギレンの野望』では、気を使う一面もあった。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- 姪。
- マ・クベ
- 腹心の部下。漫画版ではゾック(SRW未登場)を与えた。
- シャア・アズナブル
- 左遷されていたのを引き取って部下にする。敗戦後脱出しようとしているところで彼に殺された。SRWではクワトロ時代のシャアと対面する事もある。
- ジョニー・ライデン
- MSV出身のキャラで、キシリアの命令でキマイラ隊に配属された。SRW未登場。
他作品との人間関係
名台詞
スパロボシリーズの名台詞
- 「またしても志半ばで…またしても? では私は一度死んだ? いや、私は私。キシリア・ザビ。ザビ家の…」
- F完結編における断末魔。死に際に自我が崩壊するという、三兄弟の中では最も哀れな最期となってしまった。
余談
最終回でシャアにバズーカで首を吹き飛ばされたシーンでは演出を担当した板野一郎氏により、リアリティを出すために首だけではなく内臓も飛び散る描写がされたが、富野監督に「やりすぎだ!」と怒られてしまい、本放送では画面が点滅する描写に差し替えられている。
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