パワードスーツとは、衣服のように身体に着用して動かす電動装置。

概要

元々はロバート・A・ハインラインが手掛けたSF小説『宇宙の戦士』に登場する架空の兵器「機動歩兵」を指す言葉だったが、技術の進歩により現実世界においても労働の手助けになるように研究が進められるようになった。

現在の国内外でも「パワーアシストスーツ」という名称で医療福祉など産業目的での研究が進められているが、人間の関節部の構造が複雑で合わせづらいためか、創作などでよく見られる「強化外骨格」と呼ばれるような外見のものはあまり見られず、動力を搭載しない他、腕や足首を機器で覆わないサポーターのような軽装タイプも見られている。

SRWシリーズでの扱い

そもそもスパロボ自体があくまでも乗り込むタイプのロボットを扱う作品のため、パワードスーツを扱う作品の参戦についてはあまり考えられていなかった。 『宇宙の騎士テッカマンブレード』の参戦を皮切りに、次第にパワードスーツを主軸とした作品の参戦が増加するようになっていった。

未参戦作品/一覧の項目も参照。

パワードスーツが登場する作品

生身ユニットの項目も参照。

スーパー戦隊シリーズ
そもそもシリーズ作品における変身機構が強化服という形をとっているため、パワードスーツの一種ともとれる(例外はシリーズ第2作でメンバーがサイボーグである『ジャッカー電撃隊』)[1]
宇宙刑事ギャバン
戦闘用の強化服「コンバットスーツ」が該当。
マシンロボ クロノスの大逆襲
パワーライザーが該当。また、マシンロボは機械生命体の種族でありパワードスーツではないが、SRWではブルー・ジェットロッド・ドリルが強化スーツを着た人間と誤解されたシーンもあった。
デトネイター・オーガン
バードマンEDFソリッドアーマーが該当。
宇宙の騎士テッカマンブレード
ラダムの生体兵器「テッカマン」を模したパワードスーツ「ソルテッカマン」が登場。
サクラ大戦
霊子甲冑が該当。
フルメタル・パニック! シリーズ
相良宗介が独自に開発したパワードスーツ(?)「ボン太くん」が登場。量産型も登場する。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
モビルスーツ普及以前に運用されたパワードスーツ「グティ」が登場する。
ケロロ軍曹
日向夏美がパワードスーツを着用し「パワード夏美」となる。
マクロスF
特殊耐Gスーツ「EXギア」が該当。VF-25 メサイアの安全な操縦に必要となる。
宇宙をかける少女
Qテクターが該当。
アクティヴレイド -機動強襲室第八係-
ウィルウェアが該当。
サン娘 Girl's Battle Bootlog
「SUN-DRIVE」が該当。様々なサンライズロボット作品に登場するロボットの形を模している。
ナイツ&マジック
エルが開発したパワードスーツ「幻晶甲冑(シルエットギア)」が登場する。
ULTRAMAN
M78星雲出身の異星人である「ウルトラマン」の姿を模したスーツ「ULTRAMAN SUIT」が該当する。

余談

脚注

  1. これらの他、特撮作品の変身ヒーローには強化服着用タイプも多く、平成以降の「仮面ライダーシリーズ」も大半は強化服系統である。