ブルーワンは『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』の登場メカ。
ブルーワン | |
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外国語表記 | BLUE ONE[1] |
登場作品 | |
デザイン | 谷裕司 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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開発秘匿名称 | 88式多用途戦術戦闘兵器A型「アクィラ」[2] |
分類 | AHSMB FORWARD type(アッシュ 汎用全戦域対応型) |
型式番号 | AHSMB-001 |
全長 | 14.0 m |
動力 |
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光学装置 | 88式超深度三次元複式立体探査測距機 |
主計算機 | J-M87ZZ |
MMI | JURIA-SYSTEM |
開発 | MJP機関 |
所属 | MJP機関 |
パイロット | アサギ・トシカズ |
概要編集
ハイモブとして開発されていたプロトタイプ、ライノスを元に、コアモジュール構造やより強力な動力と伝達系を搭載することでアッシュの基本型となった機体。
JURIA-SYSTEMにアサギ・トシカズの遺伝子を組み込んだ専用機。単体行動可能な人型のコアモジュールが、外部装甲であるアサルトイェーガーとリンケージすることで大幅に出力をアップする。 開発の経緯から様々なテストにも使用され、自機の専用武装以外にもレッドファイブやライノス等のハイモブ機が持つ『固定装備以外の武装』も使用出来るよう共通化が図られている。
基本セッティングはアサギの好みに合わせた近・中距離戦闘型だが、武装を交換する事で遠距離にも対応する事が可能。
前半では目立つ場面が少なかったが、レッドファイブが別動や出動不可能な事態が起こった後半では前衛としての重要性が増し、アサギの覚悟と相まって八面六臂の活躍を見せるようになる。また、アサギの操縦技術の高さを表しているのか、被弾描写が極端に少ない。
登場作品と役柄編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2018年11月のイベント「目覚めよ、ヒーロー!」期間限定参戦。SSRディフェンダー。限界突破を2段階行う事で大器型を取得することが出来る。
- スーパーロボット大戦30
- 最速参戦は宇宙ルート第2話「目指せ、ヒーロー」、もしくは第3話「チームラビッツ出撃」。地上ルートはキーミッション「MJPの子供たち」で参戦する。初出撃時にはゴディニオンのピット艦から5機のアッシュが出撃する場面が原作アニメで再現される。
- 機体性能や有効射程はレッドファイブとほぼ同一だが、武装はレッドファイブの方が攻撃力が高く、ブルーワンの方が燃費が良い。
- 名義はTV版だが、全ての武装で戦闘アニメ冒頭の演出が劇場版で敵を纏めて一網打尽にしたシーンを再現する七色の爆発をバックに決めポーズを行うものだった。このことから劇場版参戦フラグではないかという推測がされており、後のDLC『エキスパンションパック』にて劇場版が参戦。これに合わせて本機には新武装「フルバーストモード」が追加された他、イズルの機体をレッドファイブプラスに換装する事でラビッツ・フォーメーションが劇場版仕様となる。ホワイトゼロが未登場の為、アサギは最後まで本機のまま。
- 余談だが、機体のカラーリングや造形が似ているためか、イカルガと本機を見間違えるユーザーが続出した。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
標準武装編集
- 89式肩部衝撃砲
- ISキャノンとも。肩の膨らみ部分を展開して繰り出す機銃。この部分は別の装備に換装する事も可能。
- 『30』で採用。低威力だが移動後に使える弾数制射撃武器。
- 気力を貯めないうちはこれが唯一の移動後使用可能武器であるが、これで初動を間に合わせるよりは気力を上げる手段を確保してアサルトブレードを主力にしたい。
- 88式可変斧槍銃ガンハルバート
- ビーム銃とハルバートの機能を持つ遠近両対応の複合装備。
- 『30』で採用。2つの機能は1つの武装に統合されており、ビーム銃を撃ちつつ接近し、ハルバートで切り裂く。演出とアサギの性能から勘違いしやすいが弾数制の中射程射撃武器。
- 88式突撃刀アサルトブレード
- ブルーワンの標準装備。日本刀型の白兵武装。
- 『X-Ω』では通常攻撃に使用。
- 『30』では初期状態における最強武器。序盤はEN消費がこの武器のみなので積極的に使っていける。
- 気力が105必要だが加入時に手に入る原作再現強化パーツ「西園寺製薬の胃薬」を使えばパイロット育成や共通エースボーナスを得る前でも即使用可能。
- 87式高機動誘導弾マジックワンド
- ゴールドフォーも使用するミサイルで、ブルーワンは手持ち用ミサイルランチャーを搭載した。
- SRW未採用。
- 87式機動剣盾アームブレイカー
- 両腕に仕込まれたビーム拡散シールド。伸ばして鞭のように使う事も出来る。
- SRW未採用。
選択装備編集
- 90式重電磁加速砲イレイザー
- ケレス大戦で使用した大型レールガン。
- 『30』ではキーミッション「ケレス大戦」で追加される最強装備。撃ち抜いた後にイレイザーを持ち上げ、弾道を真上にずらしつつ敵機を斬り裂く。レールガンなので射撃武器に思えるが、最後の斬り裂きの表現か格闘武器となっている。
特筆機能編集
- ジュリア・システム
- アッシュに搭載されたシステム。搭乗者のDNAを組み込んだAIシステムによって、機体とパイロットをリンクさせ、性能を引き出す。
- 実はテオーリアによってもたらされたウルガルのテクノロジーが使われており、アッシュが最大級の機密とされる原因の一つ。
必殺技編集
- 近接乱舞
- 『X-Ω』での必殺スキル。アサルトブレードとガンハルバートを使用した連続攻撃。
- フルバーストモード
- JURIA-SYSTEMが完全稼働した、文字通り全力を発揮した形態。およびその状態で攻撃を行う。
- TV版ではレッドファイブのみが使用したが、劇場版『覚醒する遺伝子』において本機も使用。頭部や手足からオレンジの光の帯をまるで羽衣のように纏う他、空中に敷いたその上をまるで駆けるかのようにウルガルの精鋭兵を圧倒した。
- なお、本編ではこの直後にディオルナとの戦闘に入りブルーワンは撃墜されてしまう為、文字通り最後の活躍となってしまった。
- 『30』本編ではTV版の範囲のみの為未採用だったが、DLC「エキスパンションパック」にて追加武装として実装される。
合体攻撃編集
- ラビッツ・フォーメーション
- チームラビッツのアッシュ6機によるフォーメーション攻撃。
- 『30』ではキーミッション「アッシュの影」で追加。〆の突撃とカットインは後期OPの再現。
- 歴代スパロボで見てもラインバレル mode-Cのファイナルフェイズに並ぶ6機ものユニット数を要求される。「30」では未出撃または非隣接状態でも使用可能だが、最大火力を出すには全機フル改造+全機隣接という、高い運用ハードルがある。
- 『30』では各種アッシュで射程やP属性が変化しており、ブルーワンの場合は移動後攻撃可能で射程1~3の格闘武器。強化パーツで少し射程を伸ばしてやると使いやすい。またカスタムボーナスにより、数値上は最も高威力。ただし実数値はダメージ増加ボーナスを持つレッドファイブやゴールドフォー始動の方が上。
- ラビッツ・フォーメーションプラス
- DLC「エキスパンションパック」にて追加。劇場版仕様の合体攻撃。
- 劇場版で各アッシュが覚醒し、フルバーストモードを発動させたシーンの再現。ブルーワンは劇中ではホワイトゼロと置き換わっていたが、本作ではブルーワンのフルバーストモードで攻撃するオリジナル描写となっている。
- パープルツーがデータを処理・リンクし、ローズスリーを足場にしてゴールドフォーが狙撃。レッドファイブプラス、ブルーワン、ブラックシックスが追撃し、トドメにローズスリーから巨大ビームをゴールドフォーとパープルツーで制御しながら放つ。離脱しようとした敵をブラックシックスが押し留めるシーンも再現されている。
特殊能力編集
- 防御シールド
- バリア。ENを消費し、2000以下の射撃武器のダメージを無効化する。ジュリア・システムによって効果が増加する。
- ジュリア・システム
- HP30%以下で発動し、運動性が増加。気力上昇に応じて、与ダメージ・クリティカル率・防御シールドの効果が上昇する。
- ハーモニック・レベル
- 戦闘結果に応じてハーモニック・レベルが変動。一定の数値ごとに技量・回避・命中に補正がかかる。ハーモニック・レベルが高いほど効果も高くなる。
移動タイプ編集
サイズ編集
- M
カスタムボーナス編集
- 全ての武器の攻撃力+200。移動力+1、運動性+15。
- 『30』で採用。攻防両面を浅く広く高める。
- レッドファイブが気力が必要だが最大性能をより引き出す方向性なのに対し、こちらは気力不要で機体の地力を上げる方向性になっている。
機体BGM編集
- 「私は想像する」
- 前期OP曲。『30』で採用。DLC適用時は原曲となる。
- 「消えない宙」
- 劇場版主題歌。『30』で採用。「フルバーストモード」と「ラビッツ・フォーメーションプラス」使用時のBGM。
関連機体編集
余談編集
- ピット艦のクルーであるアンナからは「ブルーいち」と呼ばれている。これは、アンナ役の日高里菜氏の読み間違いがそのまま採用されたことによる呼び方である。
- 本編開始一年前に、専用パイロットのアサギがテストパイロットを務めていたという裏設定が存在する。一人だけ年齢が上なのはそのテストに極秘で参加した結果留年したせいなのだが、本人はテストパイロット時代の記憶を消去されたため、いつの間にか留年していたという結果だけが残り、本人の劣等感を増す一因になっている。