冴島十三
冴島十三は『勇者警察ジェイデッカー』の登場人物。
冴島十三 | |
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読み | さえじま じゅうぞう |
登場作品 | 勇者警察ジェイデッカー |
声優 | 大友龍三郎 |
デザイン | 石田敦子 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 45歳 |
所属 | 警視庁 |
警察階級 | 警視総監 |
概要
45歳にして警視総監に就任した警視庁始まって以来の天才。科学技術の発達に伴うロボット犯罪や特殊災害の増加に対応するため、ブレイブポリス計画を立ち上げた張本人。
人並外れた直感と発想の持ち主で、後述の名台詞に代表されるような発言・提案を行う少年の心を忘れない大人。ブレイブポリスのネーミングやデザインに対しても彼の意向が大きく反映されているが、そういった性格が災いしてか、45歳にして独り身である。
若い頃はブレイブポリス以前の巨大ロボット警察隊に所属していたと思われることが昔の写真で確認できる。
友永勇太によってデッカードが心に目覚めたことを非常に重要視しており、勇太を少年刑事に採用してブレイブポリスのボスに就任させる異例の人事を行った。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。最速登場は地上ルート「ブレイブアップ」。流石に立場上、自軍に同行はせず『ジェイデッカー』関係のシナリオで登場するのみに留まる。ミッション「炎の合体」では突如通信を入れて、ファイヤージェイデッカーの由来を解説してくれる。
- 単純な出番の少なさによる描写不足もあるが、その少ない出番においてもビルドタイガーの胸の虎の理由をシンプルに「カッコいいから」ではなくある人物へのリスペクトとするなど、原作の破天荒な部分はかなり鳴りを潜めている。
人間関係
警視庁
- 藤堂俊助
- ブレイブポリスの開発主任。彼とは旧知の仲。
- 東一門
- 副総監。奔放なところのある冴島のストッパー役であり、彼の正論でブレイブポリスに待機命令を出さざるを得なくなったこともある。タイプの異なる二人が揃っていることでバランスが取れており、冴島も彼の存在に感謝している。
ブレイブポリス
その他
- キングカイザー、ゴッドボンバー、ウルトラダイバー
- 冴島家の家事を担うお手伝いロボット。名前は冴島によるもの。
- どのロボットの名も過去の勇者シリーズから取られている[1]。
他作品との人間関係
名(迷)台詞
- 「そうです、ブレイブポリスには勇太君が必要だと直感しました。私は勇太君のためなら警察官採用基準を変更してもかまわないと思っています」
- 第1話より。勇太の姉たちへの説明。勇太の存在を重要視し、大胆な決定をした。
- 勇太「よーし、ジェイデッカーに合体するんだ!」
冴島「いやいやそうじゃない、合体指令は……ブレェェイブアップ! ジェイデッカー!! …だ!」 - 第2話より。大仰に見えを切りながらポーズを指導し、勇太を恥ずかしがらせていた。
- 「余計な事を言うなぁっ!」
- 同上。事件解決後、ジェイデッカーの初合体の自分の目で見れなかった事に拗ねてしまい、それを藤堂に茶化されての一言。直後、勇太に「子供みたい」と言われ、ジェイデッカーにも同意される。
- シリーズ構成の川崎ヒロユキ氏によれば、当初冴島の「キレた人」と言う設定は小出しにしていく予定だったが、これらの行動・言動で「もろくもフッとんでしまいました」とのこと[2]。後に高松監督はブレイブポリス計画のすべては冴島総監によって発案、実行されているとしたため、冴島のキャラクターを「すっげえ奴にする必要があった」と話している[3]。
- 「東君。庁舎でツルツルカツラを持ってないのは君だけらしいな……」
東「は、はあ…」
「それでは部下に示しがつかないだろう。持っていきたまえ、東君!」
東「お、おおおおおおぉ~そ、総監!」 - 第6話より。「トレンドの素素」の効果により、七曲市でつるつるカツラが流行。カツラをかぶった冴島はカツラをかぶっていない東を咎めるが、彼のために予備のカツラを渡す。
- 「離したまえ! 東君!」
東「離してください! これだけは、これだけはぁ~!」
「私のだ!」
東「いえ、これは私のです!」 - 同上。「トレンドの素素」の効力が強まり、七曲市で全身タイツが流行。全身タイツが品薄のため、東とピンクの全身タイツを取り合う。なおこの後、争奪戦に勝利したのかそれとも東が妥協したのか、デッカードから通信を受けた際、全身タイツを着ていた。
- 藤堂「やったな、あいつら!」
冴島「うむ。見事だビルドタイガー」
東「なぜ、胸に虎の顔があるのだ!?」
冴島「それは…カッコイイからだ!」 - 第8話より。ようやく合体を成功させたビルドタイガーを見ながら東の問いに答える。ある意味ではデザインの装飾性についての究極の回答ともいえる。
- 冴島の代名詞とも言える台詞ではあるものの、初参戦の『30』では胸がライオンの先駆者がいるためか、下記の「スパロボシリーズの名台詞」にもある通り別の台詞へと置き換えられた。
- 冴島「東君、いつも心配をかけてスマンな」
東「総監…」
冴島「副総監の君からすれば歯痒いかもしれんが、しかし私は決して後悔していない。ブレイブポリスに心を与えてよかったと思っている。彼らは未熟だ。だが、人間もまた未熟なのだ。だから人間を救うことができる」 - 第11話より。カゲロウの超AIが盗まれたことでブレイブポリス計画の見直しが意見された会議のあと、微動だにしなかった東に声をかける。冴島の真摯な言葉に東は掴んでいたが政治的な状況のため握りつぶしかけた情報を開示することを決めた。
- 「かわいい…」
- 第18話より。某国にて実験中の事故で誕生した巨大パンダが市街地を闊歩する様を見ての感想。この後もパンダがコンビナート地区に向かうと聞いて、ガスタンクが爆発する深刻な想像をする東に対して冴島はパンダがガスタンクで戯れる様を想像するなど、完全に虜になっている。
- 「フフン…藤堂から借りた設計図を実寸大に拡大したのだ…これこそジェイデッカーの最終パワーアップ形態、究極のブレイブポリス! その名も!! ……まだ決まっとらん…」
「そうだ、その名も『グレートジェイデッカー』! ……というのはよくある名前だしな……没」
「『ジェイデッカー』…思えば我ながら素晴らしいネーミングだ。日本の警視庁を表す「J」の文字に刑事を意味する「デカ」を合体させた、何とも力強くカッコイイ名前ではないか。これを上回る名前を何としても考えねばならん! これは難題だぞ!」 - 第24話より。メタ台詞全開でジェイデッカーのグレート合体後の名前を丸々1話使って考える。この回は総集編だが、なかなかに斬新な演出である。高松監督によれば冴島の発言はすべて実話を基にしているとのこと[3]。
- 「この頃は私も若かった…今の勇太君やデッカードと同じだ。人々の平和を守るという使命に若い情熱を燃やしていた……ン!? そうだ! ブレイブポリスに共通するもの…それは燃えるような熱いハートだ! デッカード達は熱いハートを持って、ボスである勇太君と共に平和のために戦っている。そんな炎のような情熱がブレイブポリス達に共通しているのだ!」
「熱いハート! 燃えるような情熱! 炎ぉぉおお!! 閃いたぞ究極の合体メカの名前が!! その名はぁぁぁぁぁああああ…まだ秘密」 - その後、ブレイブポリス達の活躍を回想し、若かった頃のことを思い出してついに閃く。が、ここではまだ名前は発表せず視聴者をズッコケさせるのであった。
- しかし、この直後ブレイブポリスには新たな試練が降りかかり、合体と名前がお披露目されるのは先のことになる。
- 「うむ、私も子供の頃、台風の日に誰もいない学校に忍び込んだことがあってなぁ」
- 第32話より。武器密輸グループにより盗まれた気象コントロールマシン「ウェザード」に暴走により七曲市全体が磁器嵐に見舞われて通信機器が使えなくなる中、「台風の目を捕まえる」ために小学校に行き孤立した勇太達と合流した際の台詞。