ガードは特殊技能(特殊スキル)のひとつ。
概要編集
気力130以上で発動し、自機の最終被ダメージを80%にまで軽減する。前線で耐えるスーパーロボット向きの技能。底力など、他の被ダメージ軽減効果とも重複するため、併用することでより防御力を高められる。初出は『第2次スーパーロボット大戦α』。
ダメージが表示されるものであれば最終ダメージを2割軽減できるという地味ながら強力な効果。特にZシリーズでは底力が強化された事により、ガードと底力(と「鉄壁」に盾持ちならブロッキング)を持ち合わせたパイロットは正に鉄壁となる。また、バリア持ちとの相性は非常に良い。
精神コマンド「直撃」の効果対象外であるため、解除させるには「脱力」などで気力を130未満にする必要がある。
通常技能レベルは存在しないが、『スーパーロボット大戦V』『スーパーロボット大戦X』ではLv3までレベルが存在し、Lv1では90%(表記上は0.9倍)、以降はlv+1ごとに5%軽減量が増え、Lv3で従来と同様の80%(0.8倍)になる。『スーパーロボット大戦T』『スーパーロボット大戦30』ではそれに加えてVer.1.04のアップデートで最上位となるEXスキルが追加され、70%(0.7倍)に軽減となる。
多くの採用作品においてパイロット養成で取得可能。『スーパーロボット大戦K』以降の携帯機シリーズではスキルパーツ(アイテム)使用で、VXT三部作ではTacP消費のスキルプログラムによりそれぞれ取得可能。
OGシリーズでは攻撃力のインフレが起きている為、貴重な技能枠を1つ潰してまで養成で取得させるメリットは低い。速攻に比重が置かれているゲームバランスのαシリーズや、難易度が低く敵の攻撃がそれほど苛烈ではない『MX』も、取得の優先順位は低いと言えるだろう。
他方、敵の攻撃が厳しいZシリーズやVXT三部作では、スーパー系に取得させるメリットが大きい。特に搭乗機の装甲値が低いスーパー系のパイロットは取得推奨と言える。底力を持たないスーパー系のパイロットがPPを節約しつつ防御力を高める際にも使え、「気迫」を覚えるサブパイロットがいる場合も、有効に使えるだろう。
『スーパーロボット大戦NEO』『スーパーロボット大戦Operation Extend』では仕様が異なり、Lv9まで技能レベルが存在しそれに準じた確率と割合でダメージを軽減するという、旧来のシールド防御に近いものになっている。なお、両作では「撃墜エース:防御」が他シリーズにおけるガードとほぼ同じ効果になっている(ただし気力条件は必要ない)。
パイロット養成編集
作品名 | 消費PP |
---|---|
第2次α・第3次α・第2次Z | 150 |
OG2・OGS・OG外伝 | 85 |
MX / MXP | 40 |
Z / ZSPD | 700 |
第3次Z | 250 |
スキルパーツ(アイテム)編集
作品名 | パーツ売却額 |
---|---|
スーパーロボット大戦 | 30000 |
L / UX / BX | 売却不可 |
スキルプログラム編集
消費TacP(ファクトリーの項を参照)はスキルプログラム1つ毎のもので、1つ使用するごとにLv+1される(『T』『30』ではL3に使用でEXになる)。
作品名 | 消費TacP |
---|---|
V / X / T / 30 | 100 |
主なパイロット編集
味方パイロットは作品ごとにデフォルトで持つキャラが異なり、あまり数も多くない。
『第2次Z再世篇』では前作の一部スキルが削除された関係で壇闘志也、カトル・ラバーバ・ウィナー、ティエリア・アーデ、紅月カレンなど多くのパイロットが新たにデフォルト習得している。
敵パイロットはボス格の所持率がかなり高く、HP減少で撤退するボスに発動されるとかなり厄介。作品によっては、敵雑魚パイロットでも標準で所持する場合がある。
大ボスクラスになると、凶悪な補正値を持つ敵専用スキル「極」(敵によっては見切り)と「ガード」の双方を併せ持つパイロットが非常に多い。その場合気力130以上になると、相乗効果により劇的に戦闘能力が変化してしまうので、敵の気力には常に注意したい。