レッドファイブは『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』の登場メカ。
レッドファイブ | |
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外国語表記 | RED FIVE |
登場作品 | 銀河機攻隊 マジェスティックプリンス |
デザイン | 谷裕司 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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開発秘匿名称 | 88式多用途戦術戦闘兵器E型「エゴリウス」[1] |
分類 | AHSMB FORWARD LEADER type(アッシュ 指揮汎用型) |
型式番号 | AHSMB-005 |
全長 | 14.0 m |
動力 |
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光学装置 | 90式超深度三次元複式立体探査測距機 |
主計算機 | J-MX88E |
MMI | JURIA-SYSTEM |
開発 | MJP機関 |
所属 | MJP機関 |
パイロット | ヒタチ・イズル |
概要
指揮汎用型としてブルーワンをベースに開発され、指揮機能を強化された機体。
JURIA-SYSTEMにヒタチ・イズルの遺伝子を組み込んだ、彼の専用機。単体行動可能な人型のコアモジュールが、外部装甲であるアサルトイェーガーとリンケージすることで大幅に出力をアップする。 ベースであるブルーワンとは対照的に、主に中距離射撃戦をイメージして武装が装備されているが、ウルガルの第二皇子「ジアート」の駆る機体と対等に渡り合うため近距離格闘戦を行う事が多い。
JURIA-SYSTEMとの相性が良かったイズルのお蔭もあり、他の機体より活躍する場面が早い。
アニメではコアモジュールのみでの任務・戦闘があったが、各種媒体ではアサルトイェーガー装着状態が基本として扱われている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2016年11月のイベント「僕らのヒーロー」にて登場。SSRアタッカー。
- イベント中のΩクリスタル30個による確定ガシャの他、10月ログインボーナスのEXチケットと引き替えで入手できる「レッドチケット」でも入手可能であった。チケットは最大で21枚貰えたので、2機が確定入手できる。例によって最終アビリティ解放には2回の限界突破(=3機)が必要。
- 「味方戦艦のHP4/5以上」という緩い条件でチーム全体にバフを付与するアビリティ「超ポジティブ」が目立つ。イズルの精神も総じてバランスよくまとまっているので扱いやすい。
- 2018年11月のイベント「目覚めよ、ヒーロー!」にてΩスキル搭載大器型ファイターが登場。
- 基本的にはアタッカー版の上位互換的性能で、デメリット付きのアビリティ「ザンネンリーダー」が外れ、原作の終盤を再現した必殺スキル「完全覚醒」や「HP3/4以下」という緩い条件、かつ一度発動すれば戦闘終了まで持続する強力な自己バフ「自己防衛本能」を獲得。移動速度バフアビリティを2種持つため、育てきると原作さながらのスピードで戦場を飛び回ってくれる。
- アリーナでは、チームメンバーの精神スキル発動に応じて自己バフがかかる、同時期に実装されたチームラビッツ共通のアビリティを持つ。Pアビリティ「乱打」と合わせると、「完全覚醒」を撃つ度にバフ+コア獲得という凄まじい恩恵を得られる。
- スーパーロボット大戦30
- 最速参戦は宇宙ルート第2話「目指せ、ヒーロー」、もしくは第3話「チームラビッツ出撃」。地上ルートはキーミッション「MJPの子供たち」で参戦する。
- 初出撃時にはゴディニオンのピット艦から5機のアッシュが出撃する場面が原作アニメで再現される。
- 本体性能はブルーワンとほぼ同一の性能だが、武装傾向は原作とは逆にこちらが格闘寄りの調整になっている。燃費は悪いが追加武装やカスタムボーナスの恩恵もありメンバー中でも攻撃力は際立って高い。
- ただ複数のミッションにまたがって武装追加が段階的に行われる関係で、火力不足を感じる時期が頻繁にやってくるのが困りもの。
- パープルツーが居る為か、指揮官設定の機能はパイロットスキル共々再現されてない。
- 2021年11月17日アップデートを適用すると機体選択画面にレッドファイブが表示されない不具合が発生する。
- この不具合が発生した場合、パイロット一覧でイズルのステータス確認を経由しないと、機体改造や強化パーツのつけ外し[2]が不可能になる。次の1マップに限り艦内ミッションでなければ任意出撃できるが、出撃しても左上の戦力ゲージの味方戦力に数えられることがなく、敵勢力はレッドファイブに対し反撃以外の行動を取らなくなる。そして出撃の有無にかかわらず2マップ以降は任意出撃が不可能になる他、戦略フェイズではパイロット一覧でイズルのステータス確認を経由での機体改造や強化パーツ装備[3]ができなくなり、出撃準備画面でパイロット一覧でイズルのステータスを確認するとエラーで強制終了する。更に1マップ目でレッドファイブが撃墜された場合、2マップ以降も全アッシュにてラビッツ・フォーメーションが選択できなくなる。
- なお、この現象が発生した場合には「目指せ、ヒーロー」、「チームラビッツ出撃」、「ケレス大戦」、「アッシュの影」、「ねらわれた都市学園」、「オペレーション・ヘヴンズゲート」のいずれか(レッドファイブが強化されるミッション)をクリアすることで復帰することが公式より発表されている。
- 2021年11月26日に配信されたver.1.11にてバグは修正されたが、今度は消失していた状態のデータでのレッドファイブのパーツスロットがAOSアップデート(ハンガー・補給設備の8段階)のボーナスを受けていても2つになってしまう不具合が生じてしまった(それ以外のデータなら問題はない)。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 88式ビームキャノン
- あらゆる任務で使用した威力・連射性にバランスが良いビームガン。二挺装備して使用する機会もあった。コアモジュール形態でも使用している。
- 『30』では『ビームキャノン』名義。弾数性・移動後使用不可の射撃武装。主に「ロングボウ」追加前での反撃用。
- 88式格闘用護剣ソードカウンター
- 腕部に直接装備する折りたたみ式の短剣。88式軽粒子銃アームガンとは選択式。
- 主に射撃戦を想定しているレッドファイブに於いては護身用レベルのサブウェポンであったが、レガトゥス専用機の尋常じゃないスピードに付いていくためこの武器で戦い抜く事が多く、実質上のメインウェポンとなった。
- OPでポーズを取りながら両手で展開してる映像が印象深い。
- 『X-Ω』では必殺スキルとして採用。前方に突撃し、連続斬りを行う。
- 『30』では『ソードカウンター』名義。OP再現カットインと構え→ケレス大戦時のカットインを経て敵を乱斬りにする。その関係で右手はHEPキャノンを持って動作を行う。
- 片手乱斬りはオペレーション・ゴライアスにてvsジアート機(オーバーロードモード)に行ったモーションの再現だが、原作では全て捌かれた太刀筋がゲームの都合でヒットしている。
- 90式遠距離多目的複合砲ロングボウ
- オペレーション・サンダーボルトで配備された肩部ビームキャノン。二門を一つに纏め大出力のビームキャノンとしても使用可能。
- 『30』では『ロングボウ』名義。キーミッション「ケレス大戦」開始時に追加される。
- 弾数制かつ射程2~6で気力不要と反撃に使いやすい射撃武器。ただし威力はソードカウンター以上HEPキャノン以下のポジション。
- 89式B型荷電粒子砲(HEPビームキャノン)
- あらゆる戦況に対応する複合兵器。機雷散布・ビームライフル・高威力レールガン・近接用のビームチェーンソーを搭載。ビームキャノンやソードカウンターとの二刀流で扱う事が多い。
- 『X-Ω』では通常攻撃に採用。
- 『30』では『HEPキャノン』名義。機雷を散布してからビームライフルを撃ちつつ敵の背後を取り、レールガンを放ち、トドメにビームチェーンソーで追撃。
- 気力制限がある、初期状態での単独最強武器枠となっている。上記の通り演出の大半は射撃武装だがゲーム中では格闘攻撃。
SRW未使用装備
- 88式機動鉈剣ヘビーマチェーテ
- 全長と同じ程の両刃実体剣。数少ないレッドファイブの格闘武器だが、ジアート機の動きに剣の重さが付いていけず活躍の機会に恵まれない。オペレーショ・サンダーゲート、ヘブンズゲートで使用。
- 88式内殻式連射銃ニーブロック
- 腰部可動ユニットに装備されている内臓銃。威力が低いが連射が効く。グランツェーレ都市学園防衛戦で使用が確認できる。
- 88式軽粒子銃アームガン
- 腕部に直接装備するビーム銃。威力はそれほど高くないが、その真価は前方に展開する事でビームシールドを発生させる機能であり、これでローズスリーの危機を救った。腕に装備してない場合腿部に装備している。
- 90式重多目的複合砲HMランチャー / マルチランチャー
- エレキガン・ショットガン・ライフル・グレネードランチャー等の機能を備えた複合兵器。アニメに於いては主にライフルとしての使用が目立った。意表を突くため敵に投げつけ弾薬の誘爆を狙った事も。
本編未使用装備
- 脚部追加ソード
- 対艦用の大型ブレード。機動力を損なわないためスラスターも装備されている。
- 90式近距離複合戦闘装備チェーンレールキャノン1
- 肩部に装備する連装ビームキャノン。
- 90式近距離複合戦闘装備チェーンレールキャノン2
- クローアームやさらに増やした16門ビームキャノン、スラスター等を増設した上記キャノンの強化版。
- 90式重多目的複合砲HMランチャー / 重マルチランチャー
- マルチランチャーの強化版。八種類の弾薬を装備出来る。
必殺技
- フルバーストモード
- JURIA-SYSTEMを完全稼働させた状態、およびその状態で攻撃を行う。この状態になると頭部・背中・腰部が展開する。
- 強敵であるジアートとの戦闘で主に使用され、発動した際は圧倒的不利な状況から互角以上の戦いが可能になるほど。しかしその代償として機体各部とパイロットのイズルに多大な負担をかけている。
- 『30』ではキーミッション「アッシュの影」で追加。HEPキャノンによる連続攻撃を仕掛け、回し蹴りからソードカウンターで一閃する。
- 完全覚醒/超フルバーストモード
- 第24話でのジアート戦における、真の覚醒シーンの再現。この状態では通常のフルバーストモードに加え、背中から翼状の青い光が放たれる。
- 『X-Ω』では『完全覚醒』名義。[Ω]ファイター版での必殺スキル。フルバーストモードを発動し、ソードカウンターで連続攻撃を行う。
- 『30』では『超フルバーストモード』名義。キーミッション「オペレーション・ヘヴンズゲート」で追加。
- 翼での攻撃からソードカウンター二刀流による近接攻撃を行い、最後に分離してコアモジュールで貫手を繰り出す。最後の一撃は最終決戦の再現
- トドメ演出ではアサルトイェーガーとのリンケージを行う。こちらは劇中で度々行われたシーンの再現。
- フルバーストモード移行中にチームラビッツ四人から総ツッコミが入るが、こちらも原作と同じ流れの再現。
合体攻撃
- ラビッツ・フォーメーション
- チームラビッツのアッシュ6機によるフォーメーション攻撃。
- 『30』ではキーミッション「アッシュの影」で追加。〆の突撃とカットインは後期OPの再現。
- 歴代スパロボで見てもラインバレル mode-Cのファイナルフェイズに並ぶ6機ものユニット数を要求される。「30」では未出撃または非隣接状態でも使用可能だが、それでも最大火力を出すには全機フル改造を要求されるなど運用ハードルはかなり高い。
- 初期状態かつ全員を隣接させている場合はフルバーストモードよりも高威力・良燃費だが、味方が離れていると威力は下回る。全てのアッシュをフル改造・隣接させた状態なら超フルバーストモードを上回る威力となる。
- 各種アッシュで射程やP属性が変化しており、レッドファイブの場合移動後攻撃可能で射程2~4の格闘武器。
特殊能力
- 防御シールド
- バリア。ENを消費し、2000以下の射撃武器のダメージを無効化する。ジュリア・システムによって効果が増加する。
- ジュリアシステム
- アッシュに搭載されたシステム。搭乗者のDNAを組み込んだAIシステムによって、機体とパイロットをリンクさせ、性能を引き出す。
- 実はテオーリアによってもたらされたウルガルのテクノロジーが使われており、アッシュが最大級の機密とされる原因の一つ。
- 『30』では2種類の効果が1つの能力枠に集約されている。
- 1つ目の効果はHP30%以下で発動し、運動性が30増加する。
- 2つ目の効果は気力上昇に応じて、与ダメージ・クリティカル率・防御シールドの効果が上昇する。
- ハーモニック・レベル
- 戦闘結果に応じてハーモニック・レベルが変動。一定の数値ごとに技量・回避・命中に補正がかかる。ハーモニック・レベルが高いほど効果も高くなる。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
機体BGM
- 「私は想像する」
- 前期OP曲。『30』で採用。DLC適用時は原曲となる。
関連機体
- ブルーワン、パープルツー、ローズスリー、ゴールドフォー
- 兄弟機。
- ブラックシックス
- 後継機。
- レッドファイブプラス
- 『劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子』に登場するレッドファイブの改修機。オペレーション・ヘブンズゲートで大破したアサルトイェーガーを改修したもの。可変機能を搭載している。
- オレンジセブン、シルバーエイト、グリーンナイン、マゼンタテン
- 『劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子』に登場する後継機。
- ファヌエル
- 漫画『マジェスティックプリンス』に登場する機体。「アッシュもどき」と称され、量産型アッシュ(=ブラックシックス)を参考にしたと思われる装備やコクピット内装だが、その外観は明らかにレッドファイブに酷似している。もう一人のイズル「ヒタチ・O・イズル」の専用機。
余談
- 放映当時、人間サイズのレッドファイブの像が制作され、イベント『コミックマーケット』で販売されたことがある。325万円と高額だったので買い手がつかず、後に劇場版公開の際、上映館の一つであるTOHOシネマズ新宿前に展示された。アニメ公式Twitterで「かつてコミケで325万円で限定発売されるも売れなかったその勇姿を見逃すな!」と言われている。その後もマジェスティックプリンスのイベントがある度にステージに配置されている。
- メカデザイナーの谷裕司氏はレッドファイブの初期稿で「どうせ没になるだろう」と機能やディティールを限界まで盛った本機デザインを提出した結果、気に入られそのまま採用された為に、後続の各アッシュの見た目もてんこ盛り方向に決まってしまったという逸話が残っている。
- 腰の可動ユニットや背中の翼などは、本来カット・簡略化しようと考えていたパーツである。
- 『30』における消失バグ発生時、原因となったアップデートでギリアムが参戦した他に、一部ハードではV2アサルトバスターガンダムのグラフィックの修正が行われた。
- そのため、一部ユーザーはこのバグを原作の出撃禁止の再現という解釈の他にギリアムからヒーロー戦記の話を聞いたイズルがヒーロー戦記の世界へ旅立ったために消失した、アサルトバスターの腰部アサルトパーツにされたとネタにする声も上がった。
脚注
商品情報