エンネア(Ennea)
- 登場作品:機神咆吼デモンベイン
- 声優:成瀬未亜(アニメ&ゲーム)、柚原有里(スーパーロボット大戦UX)
- 種族:???
- 性別:女
- 年齢:不明(外見年齢12歳程度)
- 所属:???
- キャラクターデザイン:Niθ(原案)、橋本秀樹、桜井正明
九郎が路地裏で保護した記憶喪失の少女。オレンジ色の髪に猫耳のような癖毛が特徴。保護した直後は呆然としたままだったが、その後本来の快活な性格を取り戻し、そのまま九郎の部屋に住み着き始める。
家事全般が得意らしく、特に料理の腕前はプロ並とさえ言われるが、食材の買出しの際に必要経費と称して九郎の所持金を勝手に使う等、お調子者としての一面も併せ持つ。
九郎やアルと共に家族として溶け込んでいく一方、九郎が戦う者であることを見抜いたり、アルからその目的を問われた際に答えをはぐらかす等どこかミステリアスな部分を秘めている。
数日の共同生活を送った後、突如として出現したアンチクロスの鬼械神とそれを迎え撃つデモンベインの街中での戦いに巻き込まれ、崩れ落ちる瓦礫の中に姿を消してしまう。
終盤、再び九郎達の前に姿を現すと同時に、その正体を明かすことになる。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。インスマウスでの戦闘後に九郎が保護し、そのままUXに転がり込んでくる。原作どおり九郎に最初から懐く一方でアルを何度も挑発している。他作品のメンバーとは非常に仲良くしており、竜宮島では灯篭流しの手伝いもしていた様子。やがてザ・ブームとの戦闘中、外を出歩いていたところをグラサンの機体の墜落に巻き込まれてしまい、九郎とUXのメンバーに癒えぬ傷を与えることとなるが、終盤、暴君ネロとしての顔を表す。ループに気付きながら、自分の運命は変わらないと諦観している節が見受けられるが九郎に檄を入れられ、未来への可能性を託すが……。原作や今作でもかなり変わった立ち位置に属し、どこかの世界では旧神と邪神が繰り広げる永遠の戦いという御伽噺の紡ぎ手を務めている。
人間関係
他作品との人間関係
名台詞
- 「もしもね。未来を知ることができて、それでどんなに必死に戦ったって、誰も救えない、救われない。全部無駄なことだって分かったらどうする? ――それでもまだ戦える?」
- 九郎に対する問い。その時は深く考えずに返答する九郎だったが…。
- PC版の発売前PVでも引用されている台詞であり、UXにおいては物語にも深く関わっている重要な意味合いを含んでいる。
迷台詞
- 「orz(アカン)」
- 続編『機神飛翔デモンベイン』の特殊EDで、あまりの超展開に彼女がぶっ倒れる間際の言葉。キョドっているようにも見える。
スパロボシリーズの名台詞
- 「へー、ミシェルってそういう人なんだね。エンネアも口説かれないように気をつけないと」
- アルトやミシェル達のやりとりに対し。九郎に対しては積極的だが、その他の男に対してはそこそこガードが固いらしい。彼女の発言に対し、珍しくミシェルが慌てる。
- 「ねぇ、みんなはなんで戦おうとするの?」
「戦うことになれば、いっぱいいっぱい痛い思いもするんでしょ」
「それなのに、どうしてみんなはそうやって戦えるの?」 - 戦場に出るUXの面々への疑問。九朗達はそれぞれの言葉で戦う理由を答えるが……
- 「もし、全部無駄だとしたら…」
「「もしもね、未来を知ることができて、戦っても誰も救えない、救われない…」
「全部無駄なことだってわかったら、どうする?」
「それでもまだ…戦える?」 - まるで先を見通しているような疑問。だが九朗は「何もしないで我慢できるのか…俺には無理」と答える。
- 「九郎、エンネアはね…」
- この言葉と共に、彼女は墜落する機体の爆発に巻き込まれてしまう。しかし…?
余談
- UXにおいて彼女の声を務めるのは柚原有里氏だが、これは成瀬未亜氏の別名義であるとされている(現在成瀬未亜氏は声優業を休止しており、嘗て演じたキャラクターに関わる仕事でなければ引き受けることはないとのこと)。
- 成瀬未亜氏は声優業の他にも原画家としても活動しており、書籍「機神咆吼デモンベイン 公式魔導書」では氏の描いたエンネアのイラストが掲載された。