アンチクロス
アンチクロス(逆十字)とは、『機神咆吼デモンベイン』に登場する集団。
概要
秘密結社ブラックロッジの中でも、幹部6名に、例外的存在であるネロを加えた7名を指す。
ネロを含め全員がローマ皇帝の名を名乗っている魔術師であり、それぞれが専用の鬼械神を所持している。人の道を外れ外道に堕ちた存在達。大導師マスターテリオンの元で暗躍を重ねてきたが、C計画の進行中、クトゥルー召喚後の隙を突いて6名揃ってマスターテリオンを裏切り抹殺、以降はブラックロッジの首脳としてC計画完遂のため行動する。
しかし、元々利害の一致した大導師抹殺以外はバラバラな存在だった上に、アウグストゥスとウェスパシアヌスに至っては互いに出し抜き合う関係だったため、ルート毎に差異はあるものの、結局クトゥルー内部の決戦にて全滅する。
アニメ版ではアルルートに近い顛末が描かれている。
人物
登場作品
- スーパーロボット大戦UX
- アニメ版設定で、ほぼそれに準じた役回り。ネームレス・ワン以外はオールキャンセラーを持たず、ほぼ中ボス扱い。
- 本作では原作要素を取り込んだ結果、クトゥルーにおける決戦後生き延びたティトゥスの最後の見せ場が描かれるため、シナリオ上最後に決着がつくアンチクロスは意外にもティトゥスとなる。
余談
- アンチクロス(逆十字)とは、ラテン十字を天地逆にした「聖ペトロ十字」の別名。キリスト教のカトリック教会では、皇帝ネロから迫害を受けた聖ペトロは、頭を下にして十字架への磔刑に処せられたというエピソードに由来する、正式な十字の一種である。
- だが、逆十字はしばしば悪魔崇拝とも関連づけられている。デモンベインにおける主な元ネタはこちらの方だと思われる。
- 構成員の名前の由来はローマ皇帝だが、これは聖書に登場する七頭十角の獣(マスターテリオン)の7つの頭に対応するとされる皇帝に由来する。