スパイとは、敵対勢力の情報を得るために違法・合法問わずに敵対勢力の機密情報を入手したり、諜報活動を行う者の総称。「間諜」「密偵」とも言う。
スパイ≒暗殺者も成り立つ。
概要
スパロボシリーズや参戦作品においても数多くのスパイが物語中に活躍しており、中には潜入先で出会った人物に心酔、もしくは心惹かれて所属していた組織を裏切るスパイも少なくはない。また、敵味方両方に所属した上で危ない橋を渡るという職業柄故か、劇中における死亡フラグに直結し易い職業でもある。
本項ではスパロボシリーズに登場したスパイに関するデータを取り扱う。
スパロボシリーズに登場したスパイ
ガンダムシリーズ
- ミハル・ラトキエ(機動戦士ガンダム)
- 家族を養うためジオン軍の現地スパイを行っていた。
- カラス(機動戦士クロスボーン・ガンダム)
- 木星帝国の腕利きスパイ。諜報、破壊工作、隠微な人材育成など活動は多岐に渡り、「クラックス・ドゥガチの"影"の右腕」とキゾ中将にも呼ばれている。
- 運命の皮肉と言うべきか、スパイ活動中に教え子となったトビア・アロナクスには信条を受け入れられず敵対するも、後年にはそのトビアも素性を偽った人生を選び、木星ハト派の特殊部隊兼諜報機関である「蛇の足(セルピエンテ・タコーン)」に属した。
- ラウ・ル・クルーゼ
- ザフト特務隊隊長で、地球連合の情報を手に入れていたが二重スパイの裏の顔を持つ。彼の謀略(事実上の失敗続き)でプラントを危機に陥れたことで立場が危うくなり、最後は戦場で死亡。その情報網は友人のギルバート・デュランダルが活用することとなる。
- ジュリ・ウー・ニェン(機動戦士ガンダムSEED)
- レッドフレームのデータを入手するため、「マリーン」という偽名を使ってジャンク屋組合に潜り込んだ。
- ライル・ディランディ(機動戦士ガンダム00)
- カタロン幹部クラウスがカタロンとソレスタルビーイングとの共闘を実現させる為に、「ジーン1」ことライルをソレスタルビーイングのガンダムマイスターとして潜入させている。
- スパイには珍しく、潜入先の組織の破壊工作を目的としたものではないパターン。結果的に、ライルは両組織の橋渡しの役割を果たすこととなった。
- アニュー・リターナー(機動戦士ガンダム00)
- リボンズがソレスタルビーイングに差し向けた情報収集型のイノベイドだが、彼女には自分自身がスパイだという自覚は無かった。
- シャナルア・マレン(機動戦士ガンダムAGE)
- 難病である妹の治療費を稼ぐために、敵軍であるヴェイガンに自らが所属する地球連邦軍の情報を流していた。
リアル系
- 狩谷由紀恵(蒼穹のファフナー)
- 一騎達が通う中学校の教師だが、正体は新国連がアルヴィスの情報を入手するために送り込んだスパイ。
- …もっとも、公蔵や史彦には、由紀恵の正体がスパイであることを知った上で泳がされていたのだが。
- ダレ・コチャック(装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ)
- ウォッカムがバーコフ分隊を監視するために送り込んだスパイで、自身もウォッカムの観察対象。
- 星名透(宇宙戦艦ヤマト2199)
- 藤堂平九郎の命を受け、ヤマトに乗り込んだイズモ計画派の動きを探っていた。先述のライルと同様潜入先の破壊工作を目的としていないパターン。
- リィザ・ランドッグ(クロスアンジュ 天使と竜の輪舞)
- 大巫女の命を受け、始祖アウラ奪還のためにミスルギ皇国に潜り込んだアウラの民のスパイ。
- その名前は偽名で、本名は「リザーディア」。
スーパー系
- エリカ(マジンガーZ)
- 兜甲児に保護された記憶喪失症を患う少女だが、その正体はスパイ用サイボーグ「エスピオナージR1」。最期は人間としての情愛に目覚めDr.ヘル一派を裏切った事で、鉄十字軍団に粛清される。
- 早乙女ミユキ(ゲッターロボ)
- 5年間失踪していた早乙女博士の養女だが、その正体はゲッターQの設計図を奪う為に恐竜帝国から送り込まれた帝王ゴールの愛娘「ゴーラ王女」だった。
- 加持リョウジ(新世紀エヴァンゲリオン)
- NERV、日本政府内務省調査部、ゼーレの三重スパイ。最後はゼーレに背く行動をとったため、暗殺される。
- エンジェル(THE ビッグオー)
- パラダイム社のエージェントとして活動し、後には社長アレックス・ローズウォーターの秘書を務める。しかし、パラダイムシティの"外"からその覇権を窺う「ユニオン」の工作員と判明。だが、その真の正体は…。
- 森次玲二(鉄のラインバレル)
- TVアニメ版では加藤機関のスパイ。石神社長を射殺後に加藤機関に戻るが、その目的はラインバレルを「マキナ殺し」として覚醒させるためであった。
- ユリアンヌ・フェイスフル(鉄のラインバレル (原作漫画版))
- 石神社長が加藤機関に送り込んだスパイ。
- ミヅキ・立花(超重神グラヴィオンZwei)
- グランナイツの一員だが、その正体は政府軍のスパイ。後に、政府軍のやり方に疑問を抱きグランナイツに戻っている。
- 紅アヤカ(超重神グラヴィオンZwei)
- 政府軍のスパイとしてサンジェルマン城に潜入するが、そこで出会ったサンドマンを愛し、仮面の人物「レイヴン」として彼のサポートを行っている。
- ジン・ムソウ(アクエリオンEVOL)
- ネオ・ディーバの女性エレメントをアルテア軍に連れ去るために聖天使学園へ転校生として潜入するが、ユノハとの出会いと交流がきっかけでアルテア軍のやり方に疑問を抱き離反する。
- 船長(巨神ゴーグ)
- その名前の通り、表向きは貨物船の船長だが、その正体はオウストラル島の調査の為にCIAから送り込まれたスパイ。
- 胡蝶(勇者特急マイトガイン)
- 影の軍団の間者として、内藤ルンナという偽名を使い旋風寺コンツェルンの青戸工場に潜入するが、舞人の親友である浜田満彦に一目惚れしてしまい、彼を傷つけたくない一心で影の軍団を離反した。
- 加山雄一(サクラ大戦)
- 大神一郎の士官学校時代からの友人で、帝国華撃団の隠密行動部隊・月組の隊長。部隊の性質上、初登場の『2』では大神にもその身分を隠して活動していた。
- フォルテ(ロックマン)
- 自身の素性を偽りロックマンとの信頼関係を築き、戦闘で負ったダメージを修理するという名目でライト博士の基地に潜入、スーパーロックマンの設計図を強奪した。
- 渡部クラマ(魔神英雄伝ワタル)
- ドアクダーによって、故郷の村人達と共に鳥の姿に変えられてしまい、元の姿に戻して貰うことを条件にワタル一行の動向を探るスパイとして活動していた。
バンプレストオリジナル
- イングラム・プリスケン
- αシリーズとOGシリーズではSRXチームの教官だったが、正体はエアロゲイターのスパイ。
- ヴィレッタ・バディム
- αシリーズとOGシリーズでは地球とエアロゲイターの二重スパイ。後に追加されたBGMも「WOMAN THE COOL SPY」という徹底ぶり。
- アクセル・アルマー/ラミア・ラヴレス
- 『A』では「こちら側」のロンド・ベル隊に潜入する……のだが、「あちら側」から転移してきた際の衝撃によってアクセルは記憶喪失になってしまい(それと同時に性格も変わってしまった)、ラミアは言語機能に異常をきたしてしまった。
- OGシリーズではラミアのみが「こちら側」のキョウスケに接触する。
- クォヴレー・ゴードン
- 元はゴラー・ゴレム隊が送り込んだスパイであったがクロスゲート近海で起きた事故が原因で記憶を失い、αナンバーズの一員として戦っていくことに。
- セレーナ・レシタール
- 潜入工作とスタンビュート(電磁鞭)を用いての格闘戦を得意とする女スパイ。
- ホリス・ホライアン
- 元はOZの一級特尉で古代太陽系文明の遺産の調査を行うためにヴァルストークファミリーに潜入するが、キャプテン・ブレスの人柄と実力に心酔してOZが瓦解した後もファミリーに留まっている。
- レーベン・ゲネラール
- ZEUTHを共倒れさせるためにエーデル・ベルナルが送り込んだスパイ。一見、女性恐怖症の好青年だが、その本性は女性を極度に憎悪する残忍な男であった。
- シュバル・レプテール
- 生き残った聖インサラウム王国の同胞達にガイオウの情報を渡すためにガイオウに対して従順な犬を演じていた。
- ギド・ゼーホーファー
- 元諜報員という経歴を持つ魔装機・ディンフレイルの操者で、魔装機神IIでのディンフレイルの必殺技の名前もスパイ映画007シリーズのサブタイトルから取られている。
- ヨン・ジェバナ
- メキボスがウォルガにいた頃からの補佐官で、本名は「ガヤットーバ・スチェッカ」。
- ゼゼーナンを失脚させるために必要な情報を持つとされるシュウと接触するために連邦軍兵士のフリをしていた。
- こちらもライルや星名と同様、潜入先の組織の破壊工作を目的としたものではないパターンで、結果的にシュウとメキボスの間の橋渡しをする事になった。