メリオルエッセ
2012年12月30日 (日) 12:10時点における202.148.250.93 (トーク)による版
メリオルエッセ(Melior Esse)
ルイーナの『破滅の王』ペルフェクティオが生み出した人造人間。それぞれが人の記憶から読み取った「恐怖を想起させる性質」を有している。ペルフェクティオの意思によって「負の感情」を集めるため世界各地の街を襲撃し、滅ぼしている。使い捨ての生体兵器という位置づけで、崩壊因子が組み込まれており、老化を抑制する遺伝子がないために寿命は約3年しかない。
メリオルエッセには、ペルフェクティオが目的を果たす上で不都合な感情は一切組み込まれていない。その結果、人間から感情の一部が丸ごと抜け落ちたような印象を与えている。最たる例は『死への恐怖』を一切感じないこと。だが自身の経験に伴う感情の発達までは完全に抑止されないようで、メリオルエッセのうちの何名かは徐々に人間らしい感情を獲得していく。
メリオルエッセ同士の個の繋がりは基本的に考慮されていないが、例外的にグラキエースとイグニスは同時に生み出された。
名前はラテン語で「上位の存在」という意味。
主なメリオルエッセ
メリオルエッセの搭乗機は、全てマップ兵器とコンボ対応武器を標準装備している。
- グラキエース
- 『氷』のメリオルエッセ。冷徹で無慈悲な性格を持ち、淡々と自らの役割を果たしていた。だが機体のシステムを通じ、ジョッシュと意識を共有するようになってから次第に変化していき、自らを「壊れた存在」と考えるようになる。搭乗機はファービュラリス。ジョッシュが主人公の場合のみ、味方になる可能性がある。彼女の司る恐怖の性質は、「文明の喪失」もしくはラドクリフ教授由来の「南極そのもの」と思われる。
- ウェントス
- 『風』のメリオルエッセ。最初に生み出された存在だが、ルイーナにとっては欠陥品とされていた。ただ自らの滅びを望んでいたが、機体のシステムを通じてリムと意識を共有するようになってから変化していく。搭乗機はストゥディウム。『D』では、メリオルエッセの中では、唯一敵として交戦することがない。リムが主人公の場合のみ、味方になる可能性がある(ただし『第2次OG』のPVでは、リムと戦っているため、敵として交戦する可能性が高い)。彼の司る恐怖の性質は単純に風だけでなく、人が神の所業として畏怖し続けた「天候」も含むと思われる。
- イグニス
- 『火』のメリオルエッセ。殺戮と破壊により人間が恐怖と絶望に陥る様を楽しむ残虐な性格で、最もルイーナの目的と本質を体現したメリオルエッセと言える。同時に生み出されたグラキエースと仲が良く『ラキ』と呼んでいる。彼女がブルー・スウェアに加入した場合、最期にグラキエースを奪ったジョッシュに対する憎しみを『人間らしい感情』として教えられる。搭乗機はインペトゥス。
- アクイラ
- 『鷹』のメリオルエッセ。闘争本能が極めて強い。自らに待ち受ける滅びの運命を受け入れ、戦うことのみに己の存在意義を見出しており、彼もまた感情が芽生えた存在であった。搭乗機はフォルティス・アーラ。彼が司るべき恐怖の性質は、「捕食者」と思われる。
- コンターギオ
- 『疫病(伝染病)』のメリオルエッセであり、ルイーナの兵器開発・生産部門担当者。ペルフェクティオの影響を最も強く受けているとされる。性格は極めて悪辣で、挑発的な言動が目立つ。口癖は「ククククッ」。人間離れした風貌が特徴で、ハチュウ人類などと言われても違和感がない。自らの搭乗機はウィオラーケウム。
- ウンブラ
- 『影(闇)』のメリオルエッセ。感情の抑揚に乏しいが、血を見たり他人の断末魔の叫びを聴くのが好み。顔はフードの中に隠れており見えないが、戦闘時の台詞遣いと攻略本の記述から女性と推測されている。副主人公と南極で交戦して負傷させた。搭乗機はプリスクス・ノクス。
関連する用語
メモ
余談
「寿命が3年」という点で、スパロボ関連作品の『リアルロボットレジメント』に登場する人造人間であるイデアラントと共通している。なお2作品は『第2次OG』がOGシリーズ初参戦である。