概要
作品としては『勇者王ガオガイガーFINAL』が初出だが、時系列系では『ベターマン』が先なので、『ベターマン』のパピヨンから記載する。
人物
有色人種で、蝶型フレーム眼鏡を着用。性格は温和で優しい女性である。
アマゾン流域の出身で、精神感応によって自身に関わる過去・現在・未来の事象を脳内で観測できる能力「センシング・マインド」の持ち主。自身の能力を解明することをライフワークとしており、オフの日にはセンシング・マインドを利用した占い師をしている。
名前のパピヨンとはフランス語で「蝶」、ノワールは「黒、暗」などを指す。
ベターマンのパピヨン
母であるロリエ・ノワールが物質「リンカージェル」の実験中に死亡。母の後を継ぐべく科学者としての道へと進み、大学へ進学する。GGG発足前は有人木星探査船ジュピロス・ファイヴの乗員として、探査船の候補生のカクタス・プリックルと出会う。科学者としてキノコの研究をする内にアマゾン奥地で「欲の袋」と接触し、「センシング・マインド」を身に付けた。
- 『CD夜話2 欲-nozomi-』より
本編でのパピヨン
GGGフランス技研に所属する生体医工学者で、後にスワンの後任としてGGG研究開発部に転入。ルネ・カーディフ・獅子王とは親友であり、心の拠り所。GGGの猿頭寺耕助とは恋人同士であり、彼の洗わない髪を整える姿はGGGの隊員には「不思議」と捉えられている。機動部隊のオペレーターではないが、命がバイオネットに拉致された際、一度だけ代わりにFFプログラムドライブを行っている。
オービットベースで勤務中、突如訪れた護に生命の息吹が感じられない事に気付き、「Qパーツ」の保管場所に赴くが、護がQパーツを強奪する際の攻撃で命を落とす。
生前からの彼女の希望により、亡骸は「魂のふるさと」であるアマゾン川を望む高台に安らかに葬られた。
キノコの研究をしていたせいもあってか、プライベートでもキノコ料理をよく作っていたようである。ただし、小説版でのルネの心中の呟きからして、味は彼女の舌に合わなかった様子。単にルネの趣味に合わなかっただけか、パピヨン自身が刺激物に対する耐性が強いために味覚が一般人と異なるのかは不明。
レプリジンとしてのパピヨン
命を落とした彼女であったが、「Qパーツ」の集合体「パスキューマシーン」の影響でレプリ地球と共に彼女のレプリジンが誕生してしまう。不完全な地球複製によってレプリ地球の人類は彼女を除いて全て消滅しているが、何故か彼女だけは存在し続け、レプリ地球に来訪したGGGの隊員達の前に姿を現す。色素が落ちているのを除けば記憶や性格、能力に至るまで生前そのものであり、隊員達を喜ばせた。だが、彼女の能力はソール11遊星主の脅威になるため、命を狙われるところを本物の護によって助け出される。そしてGGGの隊員と協力して遊星主の弱点を探り、ピサ・ソールの物質復元装置が消滅したことで、レプリジンの彼女もまた消滅する。消滅寸前に耕助との辛い別れを告げて…。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 概ね原作通りの扱いで、レプリ地球では後々に到着した司馬宙と熱気バサラに事情を伝える。バサラの歌との相乗効果でパレッス粒子のワクチンを開発する。宇宙全体の存在を感じているのか、アポカリュプシスの危機も察知していた。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- レプリ地球が登場しないのでレプリジンのパピヨンは神先未知と共にオービットベースにいた。消える前にカズマ・アーディガンにアドバイスを残していった。
人間関係
他作品との人間関係
名台詞
- 「いいえ、耕助。あなたの元へ…永遠に…」
- オリジンはアマゾンの精霊の下で眠っているが、レプリジンは愛する人の心に眠ることを誓い、消えた。
ノベライズではオリジンの死の折りに「精霊の下へ」と言ったことで耕助を置き去りにしたことを悔やみ、「ずっと耕助と共にいる」と言い直すために、本来すぐに消滅してしまうはずのレプリジンである自分に神様がひとときの猶予を与えてくれたのだと解釈されている。