ガウ=ラ・フューリア(Gau la furia)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:不明
- 全高:不明
- 重量:不明
- 動力:オルゴンエクストラクター
- 所属:フューリー
フューリーの母艦にして拠点となる船。主に「ガウ=ラ」と呼称される。本編中では長らくどこにあるかが不明であったが、終盤にて月そのものであったことが判明している。
元々ガウ=ラはフューリーのうち、「内乱」に敗れた一派が逃走に用いた船の一隻で、当時は他にも船が存在していたようである。しかし、現在の地球圏に辿り着いたのはこのガウ・ラただ一隻のみであり、原始地球の衛星軌道に停泊したまま、フューリーたちを船内のステイシス・ベッドにて眠らせ続けていた。
そして45億年という永い時間が経ち、降り積もった塵芥や衝突した小惑星や隕石の欠片が堆積したことで地球を巡る衛星となった。これが現在の月である。
最終的に特務分艦隊をシャナ=ミアが迎え入れたことで事実上陥落。グ=ランドンはガウ=ラを再起動させ、外殻となっている大地の破片を浮上の勢いで粉砕、地球に降り注がせて滅亡させようとしていたが、ズィー=ガディンの破壊により停止。主人公とアル=ヴァンにより、推進動力のオルゴンエクストラクターを破壊された。これにより、ガウ=ラは船としての機能を永遠に失い、新世代のフューリーの居住地として存在することになった。
船としての外見はグラン・ガランを思わせる、ブリッジを中心にブレード状の区画が放射状に広がったもの。
登場作品と扱われ方
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 最終決戦となる「冷たい世界」の前後編の舞台となる。前編では通路、後編では中枢部でフューリーと戦うことになる。つまり(100万人以上を収容する船なのだからそのくらいの大きさがあって当然なのかもしれないが)戦艦2隻が支障なく移動できるほど内部は広い。船としての全景は不明。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG、スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- 未登場だが、ナシム・ガンエデンによる砲撃が月面の何もないところに着弾している。『ダークプリズン』ではさらに、専用のムービーまで用意して着弾の様子が描かれ、さらにアルバーダも「外れたのか、当たったところに意味があるのか」と述べていることから、OG世界の月にもこの巨大戦艦が眠っている可能性が浮上している。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- フューリー周りの設定変更に伴い、月の地下に隠匿されていただけになっている。第44話「白光のゲートキーパー」クリア時に転移で現れ、ラブルパイラを砲撃で粉砕するという派手な登場を飾る。このシーンで外見や機能が初公開となった。
内部機能
- 軍団の門/ガウ=ラの門
- フューリーの機体が出入りする空間の通り道。シャナ=ミアもここから分艦隊と接触した。機動兵器がワープアウトしている点から見て一種の転移装置のもよう。
- 発進の鍵
- 船としての機能を蘇らせるセーフティロックシステム。フューリーの保持するラフトクランズがそれぞれ鍵となっている。ジュア=ム機が「舳先の鍵」、フー=ルー機が「艫の鍵」、アル=ヴァン機が「碇の鍵」に対応。Jのみの設定。
- ステイシス・ベッド
- フューリーの民達が眠る装置。時間停止により老化・風化することなく長い時を眠り続けている。
- 刻旅の杜(こくりょのもり)
- OGMDで登場した人工冬眠施設。ステイシス・ベッドと違いただの冷凍睡眠であるためか、事故で死亡した者も少なからずいる模様。
- オルゴ転送基
- OGMDで登場したフューリーの使用する空間転移装置。
- オルゴ=ラ・テドラブル砲
- OGMDで登場したガウ=ラ・フューリアの主砲。小さな星程度なら粉々にしてしまうほどの威力を誇り、その威力を以てガディソードの要塞ラブルパイラを破壊し、ガディソード人を絶滅に追い込んだ。
関連機体
- ズィー=ガディン
- オルゴンエクストラクター(ユニット)