メギロート

メギロート(Megillot)

ゼ・バルマリィ帝国(以下、バルマー)が運用する偵察用兵器。完全無人機で、昆虫のような姿をしている。バルマーは通常、この兵器のみを使い惑星の偵察及び制圧を行っている。先述に述べられた制圧という言葉通り、その能力もありパーソナルトルーパークラスとも互角に戦える。

通常は旗艦艦隊ヘルモーズ級などで制御されている。さらに、自立金属ズフィルード・クリスタルが埋め込まれており、偵察した兵器のデータを旗艦艦隊に送り込む。さらに、ヘルモーズ級となると、中枢機関であるバルマーの最終兵器「ズフィルード」に送り込まれて自己進化を果たすこともできる。

このタイプは様々なバリエーションがあり、水中、空戦、陸戦、強化版など様々なで、バルマーにおけるザクのような存在である。地球側のコードネームは「AGX-01 バグス」。

バリエーション機

メギロート・アフ

  • 全長:10.4m
  • 重量:3.9t

メギロートの強化版で、色は黄緑。

メギロート・ベン

メギロートの強化版で、色は赤・青・緑のカラーバリエーションがある。また、その攻撃手段も異なる。その為か、重量が4.7tに増量している。なお、「ベン」は息子や孫の意味。

メギロート改

インスペクターが、接収したメギロートを複製した機体。彼らの手により、独自の改良が加えられている。バルマーの兵器としては使われていない。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボットスピリッツ
初出演作品。オープニングに登場する。本作では、惑星ゾラの防衛用兵器をバルマー帝国が侵略破壊兵器として使用したという設定。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ゼ・バルマリィ帝国の偵察機として本格的に参戦する。雑魚ではあるのだが、HP回復持ち。ズフィルード・クリスタルによるものと思われる。
第3次スーパーロボット大戦α
初期はヨエラが偵察していたため、バルマーと気付くのは少し遅くなる。この頃のバルマーの衰退を反映しているのか、HP回復能力が消滅し、武装の数も減少している。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
リュウセイ編では第1話から、エルザム・V・ブランシュタインの敵として登場。雑魚敵には違いないが、初期の頃は此方の戦力が整ってないこともあり、苦戦傾向。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
インスペクターが、メギロート改として使用する。基本性能は低く簡単に倒せるが、突撃の威力だけは高く、改造段階によっては5000近くかそれ以上の攻撃力になっていることも。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
リメイク作品。雑魚敵に変わりないが、ツインユニットを組むため厄介な面は増大した。またゾヴォーグ(インスペクター)が関わる場面では、GBA版でメギロート系機体が登場していた所がガロイカ系機体に変更されている。

装備・機能

武装・必殺武器

バルカン砲
バルマーメカ共通の装備。第3次αではバルマーの衰退に伴い、オミットされている。
ミサイル
第3次αではバルカンと同様の理由によりオミット。
サークル・レーザー
メギロートの主兵器。第3次αでは名称変更されているが、中身はそのまま。
突撃
その名の通り相手に突撃する。ヘルモーズのメギロート・ミサイルでは大量のメギロートが一斉に突撃する。

メギロート・ベン

アゴル・オウル
口部からレーザー砲を発射する。武装名こそ変更されているが、サークル・レーザーそのもの。
メギロート・ヒカー
機体で体当たりをする。これも突撃。
ハッド・シェン
ズフィルード・クリスタルの破片を飛ばしてくる。「赤」は命中ダウン、「緑」は運動性、「青」は装甲をダウンさせる特殊効果を持つ。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

S

関連機体

ヨエラ
海中用の偵察機。魚型の形状をしている。
イルメヤ
陸上用の偵察機。蜘蛛型の形状をしている。
ミシュレイ
飛行能力を強化した偵察機。鳥形の形状をしている。
ゼカリア
メギロートでは対応できない侵攻対象が出現した時、投入される汎用人型機動兵器。