スターガオガイガー(Star Gaogaigar)
- 登場作品:勇者王ガオガイガー
- 分類:重機動スーパーメカノイド
- 全高:38.5m
- 重量:716t
- 動力:ウルテク統一結合Gドライブ
- 最大出力:3800000000kw(5095000000馬力以上)
- 最高走行速度:172km/h
- 最高飛行速度:M3.0
- 構成機体:ガイガー【コア】、ドリルガオー【脚部】、ライナーガオー【上腕部】、ステルスガオーII【背部、頭部、前腕部】
- 装甲材質:レーザーコーティングスーパーG装甲
- 開発者:獅子王麗雄
- 主なパイロット:獅子王凱
ブースターポッドを追加したステルスガオーIIとファイナルフュージョンしたガオガイガー。
これにより長時間の宙間戦闘が可能になる。また、ブロウクンマグナム・プロテクトシェードをブロウクンファントム・プロテクトウォールに強化するファントムリング・ウォールリングを搭載した。
加えて、ウルテクエンジンの出力も大幅に向上した。これにより、後半ではゴルディオンハンマーとガトリングドライバーの両装備を携帯する姿も見られた。
なお、ステルスガオーIIの追加パーツにはステルスガオー本来のものとは別のコクピットがあり、浄解能力を持つ護と共に行動する事もある。但し、地上では追加したブースターの推力よりも重量の方が上回るのか、最終決戦を除き地上戦闘ではブースターポッドは外されガオガイガーに換装されていた(これについて劇中でも資料集でも大した説明はない)。
最終回では、ライナーガオーに氷竜と炎竜、ドリルガオーに風龍と雷龍、ステルスガオーIIにボルフォッグの超AIが搭載された。これは、機界新種の影響で、各勇者ロボの本体ボディ及び各ガオーマシンのCPUが機能停止したためである。
機界新種戦後は護と共にギャレオンが宇宙に去り、パーツであるガオーマシンは各方面の実験機や試験機として運用されていた。しかし、突如帰還した護少年と白いギャレオンによって再びその威容を現すことになる…。
企画初期はガオガイガーと新メカ「スターガオー」とのグレート合体で誕生するはずだったという……しかし「1号ロボを大切にしたい」というスタッフの愛がバージョンアップに留められ、このような形になった。ただ、そのためにスターガオガイガーはDX玩具ではなく食玩でのみ発売されたという、ある意味不遇な主役ロボになってしまう。
余談だが、タカラの勇者シリーズによるSRW的お祭りゲー「ブレイブサーガ2」において主人公機の解説文に「主人公は自分は勇者ではないと言っている。確かに主人公機は2号ロボもいなければ下駄(足裏に接続される合体パーツをこう呼ぶ)もはかないなど勇者のお約束から外れているため、勇者じゃないと言うのはあながち間違ってはいない(意訳)」的な一文がある。察しのとおり、ガオガイガーは同条件を完璧に満たしてしまっている。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 隠し機体。極めて難解なフラグ(隠し要素/第2次α参照)を立てればストーリー的な時系列を無視して、換装扱いで使用可能になる。ヘルアンドへヴンが使えなくなる代わりに、念願の全体攻撃であるガトリングドライバーが追加されることが最大の特徴。それ以外では移動力や宇宙適応は向上するが、武装が軒並み陸Bになってしまう点に注意。合体攻撃の威力、強化された広範囲バリアは相変わらず頼りになる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 普通にパワーアップで手に入る。機界新種との戦いでは、風龍と雷龍が登場していないのでドリルガオーにはゴルディーマーグとマイク・サウンダース13世の超AIが搭載された。ヘルアンドへヴンもちゃんと使える。
- 純地球製と破壊神にパワーアップ前提のためか、若干性能が下方修正されているため、前作の感覚で突出させると簡単に落とされるので運用には細心の注意を。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- こちらも普通にパワーアップで手に入る。マップ兵器版もあり気力制限も緩いガトリングドライバーが追加されるため、武装が少ない上に偏っていたガオガイガーよりかなり使いやすい。イベントでペイ・ラ・カインが搭乗する場面がある。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- プラズマホールド
- プロテクトシェードの反発エネルギーを敵に照射する捕獲用の武装。
- ドリルニー
- 膝に装備されたドリル。膝を曲げて突き出した状態で敵に突っ込んで叩き込む。
- ブロウクンファントム
- ステルスガオーIIから射出されるファントムリングをブロウクンマグナムに重ねて放つ。Wではバリア貫通能力が追加されている。
- 第2次αではブロウクンマグナムのアニメーション流用であったが、第3次αでは新規にアニメーションが描き起こされている。前者はレプリジン版に流用された。
- 格闘
- 稼動範囲が狭いという構造上、動きが制限される為、基本的にパンチとかかと落としと上記のドリルニーしかしない。ただし、稼動範囲の制限の中で、器用に腕ひしぎ十字固めをかけた事もある。
- ヘルアンドヘヴン
- ガオガイガーの代名詞とも呼べる必殺技。両掌のエネルギーを融合させ、EMトルネード(ファイナルフュージョンの際に敵の妨害を防ぐ為、ガイガーの腰部より噴出される竜巻)で拘束した敵に突撃。目標の核(コックピット)を摘出すると同時に掌に集中させた融合エネルギーを目標機体内で解放、目標を内部から完全に破壊する。すでにゴルディオンハンマーがある為、ヘルアンドヘヴンは使用することはなかった(ゾヌーダ戦で使用した際はステルスガオーIIの追加パーツを排除したあとなのでガオガイガーである)。先述の通り第2次αでは使用不可。第3次αでは凱のカットイン演出が追加。
ハイパーツール
- ガトリングドライバー
- ディバイディングドライバーを発展させ、空間湾曲によって対象物を空間に「縫い止める」道具。具体的には隕石や国連軍を空間ごと捻じ曲げて動きを止めるなどに使用された。重力レンズを作り複数のソリタリーウェーブを1つに収束させる事もあった。原作では足留めに使っていた武装なのだが、スパロボではなぜか武器扱いとなっている。αシリーズでは、ガオガイガーには無かった待望の全体攻撃。燃費も割といい。Wでも通常版以外にMAP兵器版が存在する。
- ハンマーヘルアンドヘヴン
- 正式名称グラヴィティショックウェーブジェネレイティングツール(重力衝撃波発生装置)のゴルディオンハンマーを使った必殺技。
マーグハンドから取り出した釘をゾンダーに打ち付け(「ハンマーヘル」)、釘抜きの要領でコアを摘出(「ハンマーヘヴン」)してから「光になれ!」の掛け声と共にゴルディオンハンマーを叩きつけて標的を光に分解、消滅させる。
ゴルディオンハンマーの威力は絶大で、初使用時にはガオガイガーの右半身を犠牲とせねばならなかったが、ゴルディーマーグ登場によりガオガイガー自身への影響を緩和できるようになった。
余談だが、ゾンダー以外には「ハンマーヘヴン」が省略されるため、パイロットは無事ではないはずだが、それでも脱出できるスパロボのメカは偉大である。
また、Wではゴルディーマーグがユニットとして加入しない(イベントでユニットアイコンのみ出現する)為、合体攻撃ではなくなっている。
特殊能力
- プロテクト・ウォール
- ステルスガオーIIから射出されるウォールリングをプロテクト・シェードに重ねることで防御力も上がっている。
- EN回復(中)
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 「勇者王誕生!」
- デフォルトBGM。
- 「ヘル&ヘブン」
- ヘルアンドヘヴン使用時のBGM。
- 「ゴルディオンハンマー」
- ハンマーヘルアンドヘヴン使用時のBGM。
名場面
- いつか星の海で
- ゾンダーの脅威を払った安堵もつかの間、命の変貌した機界新種が地球へ降下。物質昇華によって機能を停止したガオガイガーだったが、健在だったギャレオンと凱、AIを移植された勇者ロボ達によって再臨。最後の一撃となるヘルアンドヘヴンで命を掴み出したものの、物質昇華によってギャレオン以外の部分が停止。しかし、Gストーンの導きは一つの奇跡を起こしていた。
- 勇者王対勇者王
- 各地で発見されたQパーツが、突如姿を現した護によって強奪された。パピヨン・ノワールが犠牲になった事件を引き金に、ガオファイガーが出撃。凱の目の前で、護は白きギャレオン、ガオーマシンと一つとなり、スターガオガイガー (レプリジン)がその姿を現す。雨の降り続く京都でガオファイガーと激突を繰り広げた末、偽りの勇者は真の勇者が放ったヘルアンドヘヴンの前に砕け散る……。
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